テレ朝住田紗里アナ、自身の就活は「反省点だらけ」アナウンサーを目指す学生に伝えたいこと<「ABEMA NEWS×モデルプレス」アナウンサー連載Vol.5>
2020.12.07 18:00
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テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」で24時間365日ニュースを専門に配信する「ABEMA NEWSチャンネル」で活躍する若手女性アナウンサーのインタビュー連載。第5回はテレビ朝日の住田紗里(すみた・さり)アナウンサーが登場。担当番組でのエピソードや日々の健康法、アナウンサーを目指す学生へのアドバイスなどを聞いた。
ABEMA NEWS×モデルプレス連載
平均年齢26歳(※1)、1年目から6年目の多くの若手キャスターがエース級の活躍をする「ABEMA NEWSチャンネル」。独自の切り口やテーマ性、番組尺、視聴者とのコミュニケーションなど、インターネット配信ならではの地上波とは違う環境に身を置くキャスター陣が感じた担当番組の強みや、同年代にオススメしたい魅力、さらに「ABEMA」だからこそ発見できた自身の強みや居場所など…キャスター自身の人となりにもフォーカスしながら、探っていく。
(※1)「ABEMA NEWSチャンネル」の帯番組を担当する女性キャスターの平均年齢
テレビ朝日 住田紗里アナウンサー
2018年に入社した住田アナは、2019年10月から「アベマ倍速ニュース」(平日よる7時~火・木)、2020年4月から「ABEMA Morning」(平日あさ7時~木)を担当。テレビ朝日では「週刊ニュースリーダー」(土曜あさ6時)に出演している。
住田紗里アナ「アベマ倍速ニュース」「ABEMA Morning」の見どころは?
― 担当番組の見どころは?住田:担当している「アベマ倍速ニュース」「ABEMA Morning」、どちらも共通しているのは、視聴者の皆さまと「コメント募集」という形式で対話することです。伝え手としては、視聴者の皆さまとリアルタイムでつながっている感覚になり、より近くに感じます。
「アベマ倍速ニュース」では、今ホットなニュースについて、記者の方やその道の専門性のある方に、MCが話を聞くだけでなく、視聴者の皆さまからの質問を、インタビュー相手に直接投げかけています。普段、ニュースについて誰かと語る方も、そうでない方も様々な方々の多種多様な考え方を知り、自分も考えるきっかけになるのではないかと感じています。私自身も自分では気付かなかった疑問、考え方にハッとしたり新たな視点に立ったり、毎回大変勉強になります。
「ABEMA Morning」ではコメント募集だけでなく、オリジナル企画も魅力です。アメリカ大統領選挙の鍵を握ったラストベルトで生きる、若者たちの葛藤を描いた作品「行き止まりの世界に生まれて」の監督に取材させていただいたことは特に印象的でした。“若者”が持つ悩み・苦悩・不安などに焦点を当て、住んでいる国は違いますが、同じ世代を生きる者として他人事ではなく考えさせられました。今後の企画も楽しみにしていてください!
住田紗里アナ、心がけている健康法&美容法
― アナウンサーとして、日々心がけている美容法&健康法は?住田:とにかくよく寝ることです!出社する日でも、日によっては10時間以上寝ていることもあります(笑)。しっかり睡眠をとることで、心なしか、発声も口のまわり方もいつもよりは改善されているような気もします(まだまだ技術は不十分なので、日々特訓中ですが)。あとは、余裕のある時は寝る前に開脚や、バレエのポーズをするなどストレッチをして身体が硬くならないように対策しています。
美容法としては、朝と夜の番組を担当しているので不規則な生活リズムのせいか、今年に入り肌荒れや赤みが気になり始めたので、肌のケアを入念に行うようになりました。クレンジングにこだわったり、化粧水の前に導入液のようなものをつけたり、保湿をしっかり行ったりしています。本番に臨む際、私はよく「血色が悪く青白い」と指摘されることが多いので、ベースを何種類か使用する、チークも2種類重ねるなど工夫しています。
住田紗里アナ、アナウンサーを目指す学生へアドバイス「今思い返すと反省点だらけ」
― ご自身の就活事情とアナウンサーを目指す学生へのアドバイスをお願いします。
住田:中学3年生の時からアナウンサーを目指していたので、大学に入ってすぐ、1年生の時からテレビ朝日アスクに通い始めました。大学の先輩方や様々な方々から「今は色々経験しておいたほうが良い」と教えてもらっていたのですが、何をしたらよいのかわからずかなり迷走していたような気がします。今になって思いますが大学の時に挑戦したことは無駄にはならなかったので、学生という時間がたっぷりあって機会も多々あるうちに興味のあることはやりつくしておくといいのかなと感じます。
就職活動を始めたのは大学3年生からです。テレビ局に合格できる自信はなかったので、6月頃から始まる合同説明会などにも足を運びました。ただ、私が就職活動をした年は、夏の各局のインターンシップが他企業のインターンシップと重なっていたこともあり、結局アナウンサーのインターンシップに集中しました。幸いなことに各局のインターンシップに参加させていただきましたが、その時周りの人達がキラキラしていたこと、カメラの前で言葉が出なくなってしまうこと、自分が自分自身のことを全くと言っていいほど理解できていないことを痛感し、非常に焦ったこと、絶望したことを覚えています。
何故もう少し早く準備しておかなかったのか、自己分析や面接練習を積まなかったのか、今思い返すと反省点だらけです。年々、各局のインターンシップが早い時期に行われるようになっていることもあり、アナウンサーを目指している方には、本当に早めの準備をおすすめします!!
そのあと、秋から始まった各局の本採用に向けて、アナウンススクールの就活対策に対応してくれるクラスに通いながら、自分と向き合い本採用に臨みました。普段から自分自身がどんな人間か知ること、どんな時に何を思うのか理解すること、それをわかったうえで、自分の内面を表現できるエピソードトークを作ることなどを行うことが大切だと痛感していますし、もし今声をかけられるのであれば、就活をしている時の自分にもそう言いたいです。
住田紗里アナの“夢を叶える秘訣” 就活を通じて気づかされたこととは
― 夢を叶える秘訣は?ご自身の体験を踏まえて教えて下さい。住田:感謝の気持ちを大切にすること。就職活動を通してこのことに気付かされ今でも私の中で大きなテーマです。
正直、今でも自分がどうしてこの会社にアナウンサーとして入社できたのか理由はわからない私が、「これが夢を叶える秘訣です!」と断言することは難しいです。ただ、テレビ朝日の入社試験を受けた時は「絶対合格したい!」という気持ちもありましたが、それ以上にテレビ朝日の社屋にまた呼んでいただけたこと、私のために時間を作ってくださり、多くの局員の方々が、面接やカメラテストという形で私の話を聞いてくださることに「本当にありがとうございます」という気持ちでした。
泣いたり笑ったり、いつも忙しい私を導いて下さったアナウンススクールの先生方、そばで支えてくれる家族、心配してくれる大学の友人や幼馴染、普段からお世話になっている方々など、私は1人で生きていくことはできなくて、多くの人に助けられながら生活していることに気付き(人としてだいぶ遅い気もしますが)、それから心からの「ありがとう」の気持ちを持つようになりました。
就職活動を通して学んだ今でも大事にしていることです。
★ABEMA NEWS×モデルプレス連載、第6回は渡辺瑠海アナウンサー。
(modelpress編集部)
住田紗里(すみた・さり)プロフィール
入社年月日:2018年4月1日出身地:東京都
出身校:The International School of Brussels/慶應義塾大学法学部政治学科
身長:164cm
星座:しし座
【Not Sponsored 記事】