三谷紬アナ、ダイエット企画に矢部浩之ら周りの反応は?地上波&ネットの両立語る「悩んだことはありました」<「ABEMA NEWS×モデルプレス」アナウンサー連載Vol.1>
2020.11.04 18:00
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モデルプレスでは、テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」で24時間365日ニュースを専門に配信する「ABEMA NEWSチャンネル」で活躍する若手女性アナウンサーのインタビュー連載をスタート。第1回はテレビ朝日の三谷紬(みたに・つむぎ)アナウンサーが登場。担当番組でのエピソードや地上波と「ABEMA」の違い、テレビ朝日公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」で話題を呼んでいるダイエット企画について話を聞いた。
ABEMA NEWS×モデルプレス連載
平均年齢26歳(※1)、1年目から6年目の多くの若手キャスターがエース級の活躍をする「ABEMA NEWSチャンネル」。独自の切り口やテーマ性、番組尺、視聴者とのコミュニケーションなど、インターネット配信ならではの地上波とは違う環境に身を置くキャスター陣が感じた担当番組の強みや、同年代にオススメしたい魅力、さらに「ABEMA」だからこそ発見できた自身の強みや居場所など…キャスター自身の人となりにもフォーカスしながら、探っていく。
(※1)「ABEMA NEWSチャンネル」の帯番組を担当する女性キャスターの平均年齢
テレビ朝日 三谷紬アナウンサー
2017年にテレビ朝日に入社した三谷アナは、2018年10月から「ABEMA的ニュースショー」(日曜ひる12時~)のサブMC、2019年10月から「アベマ倍速ニュース」(平日よる7時~月・水)を担当。2018年10月から今年9月の放送終了まで「やべっちF.C.~日本サッカー応援宣言!~」の進行・取材キャスターを務め、今年3月から同局公式YouTubeチャンネルで「10kg減量プロジェクト」と題し、公開ダイエットに挑戦。再生回数が累計500万回を超えるほどの反響を呼び、「週刊ヤングマガジン」の表紙を飾るなど、注目を集めている。
三谷紬アナ「報道ステーション」と「ABEMA的ニュースショー」の両立に悩んだ時期も
― 地上波とネット配信では大きな違いがあると思うんですが、両軸でやられてきていかがですか?三谷:「ABEMA的ニュースショー」が始まった頃、「報道ステーション」(2017年3月から2019年3月まで金曜気象情報キャスター担当)と同時進行で担当する時期がありました。アナウンサーとして今もまだまだなんですけど、当時はもっとひどかったので「報道ステーション」に出ている私と「ABEMA的ニュースショー」に出ている私の差別化がうまくできなくて、悩んだことはありました。「ABEMA的ニュースショー」は「地上波ではできないことを中心にやる」のがコンセプトなのに対して、「報道ステーション」はテレビ朝日でも最も報道に力を入れている格式高い番組ということもあって、そこのギャップを感じながらアナウンサーとしてどう適応してどうあるべきなのか悩みました。
― その悩みはどうやって乗り越えましたか?
三谷:たまたま「ABEMA的ニュースショー」は当時のプロデューサーが「スーパーJチャンネル」などテレビ朝日の報道に携わっていた人だったので、その人と一緒に「報道ステーション」に支障をきたさない程度に、「ABEMA」で見せるべき姿をちょうど良い塩梅で見せられるように考えながらやることができました。
― 今はどうですか?
三谷:私もアナウンサーとしては4年目になって経験を積んだので「これはやって良い、やったら良くない」とか「伝え方はこの方が良い」など、自分の尺度で色々と考えられるようになってきました。(「ABEMA的ニュースショー」を)2年もやるとスタッフとも仲良くなって関係性もできているので言いやすくなって、当時1人で悩んでいたようなことはなくなりましたね。結構自分の意見を言いますし、「このニュースはこの切り口でやりたい」など制作的な部分も含めて前のめりに参加させてもらっています。
三谷紬アナ、自身の意見を言うことに最初は不安も
― やはり、ABEMAでは自分の意見が求められる場面も多いでしょうか。三谷:「ABEMA的ニュースショー」はゲストが割と年上の方が多いので、若者の女性代表として私がどういう意見を持っているのかはたまに聞かれます。ただどちらかと言うと「アベマ倍速ニュース」の方が意見を多く求められますね。アナウンサーって本来は進行に徹してゲストや出演者の方のお話を深堀りして聞いていくことが多いと思うんですけど、「倍速ニュース」はワンオペだからコメントも拾わなくちゃいけないしラジオDJみたいな仕事をするので、自分がニュースを読みながら思ったことを言葉にするのは初めてでした。最初は自分が言っていることは世間に共感を得られるのか、乖離がないんだろうかとすごく不安でした。私がもし突拍子もないことを言ってしまうと番組のイメージダウンになってしまうと思い、スタッフに「こういう風に思うんですけど、間違ってないでしょうか?」とかなり聞いていましたね。
あとはコメント欄が流れているんですけど、コメントを書いて下さっている視聴者の方は一般的な視点を持っている方がほとんどなので、自分もなるべく同じ視点から進行ができたら良いなと心がけています。
― コメントを拾うことには慣れましたか?
三谷:以前ABEMAで出演していた「ラストアイドル in AbemaTV」というバラエティでもコメントを拾う役割をやらせてもらっていたので、戸惑いはなかったですね。もちろん批判的な意見が多いのも分かっていたし、逆にすごくポジティブな意見を下さる方もいっぱいいて。今まで地上波では放送後に視聴者の方からの電話やメールからご意見を受け取っていたのに対して、コメント欄ではリアルタイムにやりとりができるのがとても面白いです。例えば、シャインマスカットのニュースがあったとして、コメント欄に「三谷アナ、今年シャインマスカット食べましたか?」と来て、「今年シャインマスカット食べました。シャインマスカットって高いからおいしいけど、もっと安いぶどうってないんですかね?」と聞くとコメント欄でバーっと皆さんが自分のオススメのぶどうの品種を書いてくれたり。そういう風にリアルタイムで視聴者とコンタクトが取れるというのは「ABEMA」の良さだなと思います。
地上波は台本も尺もしっかり決まっていますが、「倍速ニュース」は尺をあまり気にしなくてもよくて台本もほとんどなく、あとは視聴者の皆さんが気になることを聞いていく感じなので、一般的視点を今まで以上に意識するようになりました。
― ABEMA自体の視聴者層が若いので、「ABEMA NEWSチャンネル」自体も若い層により観て欲しいという思いがあると思います。そのためにどういった施策を行っていますか?
三谷:「ABEMA的ニュースショー」では出演者が舛添要一さんや元衆議院議員の宮崎謙介さんなど「一度や二度失敗したけど強く生きています」というような方が多かったんですが、そこにスパイスとしてNGT48の荻野由佳さんやSKE48の須田亜香里さん、TikTokで活躍しているりかりこちゃんといった方をあえて入れることで、以前より若い方も見やすくなっていると思います。
三谷紬アナ、ダイエット企画で得られたこと
― 「動画、はじめてみました」のダイエット企画が始まってから半年以上が経ちましたね。すごい反響だと思います。もうすぐ目標に到達するのでは?
三谷:以前、宇佐美貴史選手が出演して下さったときに、『目標10キロ減はやり過ぎだから、8キロに変えよう』となって。その8キロを目標としたら、あとマイナス2キロで目標達成です。でもダイエットを始めた当初の2キロと今の2キロって全然違って、最初は簡単にするっと落ちたんですけど今はすごく大変で試行錯誤している状況です。
― じゃあ今後の展開によって8キロ減で終わりにするか、10キロ減まで目指すか。
三谷:せっかく宣言したし個人的には10キロまで痩せてやりたいなと思っているんですけど…私の体質では簡単にあと2キロ落ちると思っていたところ、ちょっと計算が違ったようです。今同じ体重をウロウロしていまして、とりあえず2キロ痩せたときに自分の気持ちがどうなっているかで決めたいと思います。
― 辛いときもあったと思うんですけど、これまでのダイエット企画を振り返っていかがですか?
三谷:基本的に自堕落な人間で今まで散々好き放題にやってきたから太っていたと思うんですけど、企画だと周りに“警察官”が沢山いてやらざるを得ない状況が作られているので、やはり自分はそこまで追い込まれないとやらないんだなと気づいたのは大きな収穫でした。企画じゃなかったらここまで痩せられていないですし、今までも何度もダイエットしようとパーソナルトレーニングに通ったりしていたんですけど上手く行かなかったので、周りに応援して監視して下さる方がいないと何もできないタイプなんだなと。でも逆に言えば、追い込まれれば頑張ることができる。自分の中で目標を作ってそれを大々的に言うことによって、色々な人に応援してもらえるということを知ることができたのでありがたい機会でした。
― 企画によってよりキャラクターが知られて、ファンの方も増えたのでは?
三谷:連絡をダイレクトメッセージで下さる方がすごく増えました。
― そうなんですか!どういうメッセージが来るんですか?
三谷:YouTubeを投稿した日は、まず「YouTube見ました」とか「あの話で出ていた~~はこうした方が良いですよ」というアドバイスとか。(実際に携帯を出して確認してくれる三谷アナ)お返事をすることはできないんですが、YouTubeの中でも「皆さんからのメッセージ読んでいます」と言っているので、それを見て送って下さる方も増えました。
― 雑誌のグラビアのオファーもすごく増えたのでは?
三谷:今まではあまりなかったんですけど、近頃はそういったお話を少しずつ頂くようになりました。皆さんが応援して下さっているのでこうやって色々な方からも注目して頂けるのかなと思います。
三谷紬アナ、ダイエット企画に「やべっちFC」共演の矢部浩之の反応は?
― Instagramで同期のアナウンサーの方とオンライン飲み会されているのも拝見しました(日本テレビ佐藤梨那アナ、TBS山本里菜アナ、フジテレビ久慈暁子アナ)。三谷:自粛期間中はオンライン飲み会をして。私がダイエットをしているから皆も一緒にハンドクラップダンスやる、となって座ったままやって「全然意味ないじゃん」とか言って笑っていました(笑)。今日も2、3週間ぶりに久慈アナに会ったんですが、「なんかすごく痩せたね!」と言ってくれて、そうやって周りの仲の良い友達も応援してくれて変化に気づいてくれるととてもやりがいを感じます。
― スタッフさんにも言われますか?
三谷:最近「やっと痩せたね」と言われます。「やべっちF.C.」の矢部さん(ナインティナイン矢部浩之さん)には「もうちょっと太った方が良いんじゃない?」などよく言われていたんですけど(笑)。ぽっちゃりで食べすぎということをずっとイジられていたので「イジれなくなった」と言っていました。矢部さんやスタッフさんには、ダイエット前から逆に「三谷もっと太れー!」「こんなおいしいもんもらったから食えー!」って色んなご飯をもらってずっと餌付けをされていたんですよ(笑)。それがダイエットを始めてから「いや、ダイエット中なんで」と断るようになったので、「三谷つまんなくなったな」と言われるようになりました(笑)。
― 可愛がられていたんですね。
三谷:妹みたいに扱ってもらっていてすごく嬉しかったですね。
三谷紬アナの“夢を叶える秘訣”
― お仕事の面でこれから新しく挑戦したいことや、目標を教えて下さい。三谷:これからも誰からも近い存在でいたいと思っています。視聴者からもそうですし、「やべっちF.C.」に関わってきたのでサッカー選手からも近い存在でいたい。年下の選手だったらお姉ちゃんのような存在で、年上の選手だったら妹のような存在でいたいというのが最終的な目標なんです。スポーツが大好きなのでこれからもスポーツにずっと関わり続けて、選手からもサポーターからもファンからも視聴者からも近い存在でいたいです。
― 最後に三谷アナがこれまで夢を叶えるために大切にしてきたことや座右の銘など、夢を叶える秘訣を教えて下さい。
三谷:座右の銘は「時間は平等、工夫は自由」という言葉。これは、立川の個別学習塾の看板に書いてあって、学生時代にレンタカーに乗ってサッカーの試合か何かを観に行く途中でたまたま見かけた言葉なんです。
― 通っていたとかではなくて?
三谷:はい。見かけただけなんですけど、すごく自分の中でしっくり来たんですよね。確かに人間、24時間同じ時間をもらっているけど、そこでどれだけ工夫できたかが自分の糧になるなと。大学のときに見て以来、ずっと座右の銘にしています。だから私は無駄な時間が苦手で、家で寝ている時間ももったいないと思うくらいなんです。アナウンス部のシフト担当の方にも「『三谷暇ないよね』というくらい詰め詰めに仕事入れてください」と言っていて、ちょっと時間が空いたら他の先輩の映像を見たり、他の局の映像を見たりとか、空いた時間を有効活用しています。
あとは自分が先輩からも色々と注意や指摘をして頂きやすいタイプだと思っていて。先輩方が様々なアドバイスを下さるので、それをどれだけスポンジのように吸収できるか。アナウンサーになったばかりの頃もゼミの先生やゼミの先輩だったテレビ東京のアナウンサーの方から色々とご指導を頂いて、それを自分の中で取捨選択しながらスポンジのように吸収できたから今があると思っています。先輩や先生にはすごく感謝していて、2人がいなかったら今の自分はないと思っているので、自分1人で決めるのではなく、ときには周りの人に頼るのも夢を叶える上では大事なことだと思っています。
「やべっちF.C.」も入社当初から番組に就くのが夢だと口酸っぱく言っていました。だからやはり夢を叶えたいなら声に出して言うことも大事。ダイエット企画も一緒で、「10キロ痩せるんだ!」と声を大にして言うことによって夢に向かってサポートしてくれる人がいたり、応援してくれる人がいたりするんじゃないかなと思います。
― ありがとうございました。
★ABEMA NEWS×モデルプレス連載、第2回は並木万里菜アナウンサー。
(modelpress編集部)
三谷紬(みたに・つむぎ)プロフィール
入社年月日:2017年4月1日出身地:千葉県佐倉市
出身校:共立女子中学高等学校/法政大学 社会学部メディア社会学科
身長:162㎝
星座:牡羊座
【Not Sponsored 記事】