咲妃みゆ、大倉忠義(C)水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会

元タカラジェンヌ・咲妃みゆ、“夫役”関ジャニ∞大倉忠義の印象明かす<「窮鼠はチーズの夢を見る」インタビュー>

2020.09.11 18:01

元宝塚歌劇団雪組トップ娘役として活躍し、現在は女優・歌手として活動する咲妃みゆ(さきひ・みゆ/29)。関ジャニ∞の大倉忠義、俳優の成田凌が出演する話題作「窮鼠はチーズの夢を見る」(9月11日公開)では、映画初出演を果たす。退団から約3年、活躍の幅を広げる咲妃に撮影時のエピソードや、夢を叶える秘訣を聞いた。

  

「窮鼠はチーズの夢を見る」で映画初出演

原作は、人を好きになることの喜びや痛みをどこまでも純粋に描き、圧倒的な共感を呼ぶ心理描写から、多くの女性から支持を得た水城せとな氏の傑作コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」。

受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた大伴恭一(大倉)が、ある日、後輩の今ヶ瀬渉(成田)と7年ぶりに再会。今ヶ瀬から、「昔からずっと好きだった」と突如想いを告げられ、彼からの一途なアプローチに振り回されていくうちに、やがて恭一は胸を締め付けるほどの恋の痛みに翻弄されていく、というストーリー。

咲妃は、大倉演じる主人公・大伴恭一の妻・知佳子を演じている。

咲妃みゆ、“夫役”大倉忠義の印象は?

咲妃みゆ(提供写真)
― 今回演じた知佳子という女性について教えて下さい。

咲妃:本音と建前が日常的に混合する、複雑な女性だと捉えています。寂しさや不安を拭い去る為に選んだ行動が、彼女をより苦しい状況に追い込んでしまっているのでは…と思います。

― 役作りについて苦労した点、こだわった点は?

咲妃:一見平穏な夫婦のやり取りの中に彼への不信感を滲ませる、その塩梅に苦労しました。「本心が読み取りづらい!」と感じて頂けるような感情表現にこだわっています。

― 夫役の大倉さんはどんな方でしたか?

咲妃:大倉さんの研ぎ澄まされた集中力が印象に残っています。それと同時にとても穏和な方だなとも。多くの人を惹き付ける魅力をお持ちなところが、恭一さんと通じるように思います。

― 撮影中、印象に残っているエピソードがあれば教えて下さい。

咲妃:エビチリが…辛かったです。

咲妃みゆの夢を叶える秘訣

― 宝塚退団後、初の映画出演となります。舞台、ドラマと活躍の幅を広げていますが、今後の目標があれば教えて下さい。

咲妃:自分自身の可能性に枠を作ってしまわずに、これからも様々なお仕事に挑戦させて頂けたらと思っています。今は何よりも、心置きなくエンターテインメントをお楽しみ頂ける世の中がまた訪れる事を願っています。

― 夢に向かって頑張っている読者に向けて、「夢を叶える秘訣」を実体験を踏まえて教えて下さい。

咲妃:夢への途上でもしも行き詰まってしまった時は、一人で抱え込み過ぎずに周りの方々に頼ってみる事も大切だと思います。それが出来ていたら…と思うことが私は多々ありますので。ご自分では考えもしなかった道筋が見えてくるかもしれませんよ!

初のスタジオ・レコーディング・アルバムをリリース

咲妃みゆ「MuuSee」初回限定盤(提供写真)
なお、9月9日には初のスタジオ・レコーディング・アルバム「MuuSee(ミュージー)」をリリース。

オリジナルからカバーまで、ジャンルを超え、ヴォーカリストとしての魅力を最大限に表現した優しく柔らかく切なく澄みわたる全12曲が収録されている。(modelpress編集部)

咲妃みゆ(さきひ・みゆ)プロフィール

1991年3月16日生まれ。2010年宝塚歌劇団に入団、月組に所属。2014年より雪組トップ娘役に就任し、様々な作品でヒロインを務める。2017年7月「幕末太陽傳」を最後に退団。以降は女優/歌手として、舞台、映像、音楽と幅広く活躍している。
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