<城田優インタビュー>コロナ禍で「正直何度も考えた」複雑な思い&ファンから届いた温かいメッセージとは
緊急事態宣言下でおうち時間が続く中、様々なプロジェクトに参加し、ファンに前向きなメッセージを届けていた、俳優で歌手の城田優(34)がモデルプレスのインタビューに応じた。
城田優「改めてエンタメの価値や必要性は正直何度も考えた」
城田と言えば、緊急事態宣言下のおうち時間を使ってGLAYのTERU&HISASHIと楽曲「それでも」をコラボしたり、ミュージカル俳優が集結し「レ・ミゼラブル」のナンバー「民衆の歌」を歌った動画に参加したり、宮本亞門が立ち上げた「上を向いて~SING FOR HOPE プロジェクト」に参加したりと、さまざまなプロジェクトに携わり、多くの人たちに向けて音楽でメッセージを届けていた。「改めてエンタメの価値や必要性は正直何度も考えました」という城田が、自粛期間に考えていたこととは?― 様々なプロジェクトに参加し、ファンの方からどのような反響が届いていますか?
城田:「この曲に救われました」「勇気をもらいました」「元気になりました」など、ポジティブなエネルギーをお届けできたんだなと実感できる言葉をたくさんいただきました。日本のみならず海外からも英語やスペイン語でたくさんの温かいメッセージをいただけたことを嬉しく思っています。
― これまでの生活に戻るためには、まだまだ時間がかかりそうですが、心掛けていることはありますか?
城田:やはり緊急事態宣言が解除されても特に何かが変わったわけではなく、気をつけなければいけないことは変わらないので、日々の手洗いやうがい、人と接するときの最低限のマナーに気をつけています。
― おうち時間はどのように過ごしていましたか?
城田:基本的には、ダラダラのんびりと過ごしている日もあれば、1日忙しなく曲やYouTubeの動画を作っている日もありました。自分の中で試行錯誤して、インスタライブとかでいろいろな方とコラボしたり、オンライン上でゲームをしたり、できるときはたくさんの方と交流するようにしていました。それでも気が滅入ってしまって、どうにもならないときは、一人でただただ凹んでいました。そんなとき、やっぱり音楽とか映画とかドラマとか、エンターテインメントは自分のメンタルを少しでも前向きにしてくれる大事な要素でした。
― このような状況下だからこそ、エンタメの価値を考えたんですね。
城田:改めてエンタメの価値や必要性は正直何度も考えました。ミュージカルやコンサートにおいては、開催することで命に危険が及ぶ、リスクが増えるということで今でも開催するべきか、(コロナが)終息するまでやめるべきか。これは自分が関わる作品だけではなく、現在進行中の企画や稽古が始まっているプロジェクトにおいても考えなくてはならないことです。エンタメに限らずですが、経済的にストップしてしまうと、コロナという理由だけではなく、ほかの理由で人生が破滅してしまったり、死に追いやられてしまうような辛い状況になりかねないので、やはりバランスを見ながら考えていかなくてはなりません。本当に難しく、正直言葉にはできない複雑な思いがあって、答えはまだ出ていないので、みんなで一生懸命考えながら答えを導き出していきたいと思います。
城田優「even if」への長年の想い
5月13日にJ-POPカバーアルバム「Mariage」をリリースする予定だったが、新型コロナウイルスの影響により延期に。それでも、同アルバムに収録されている「even if」だけは、6月19日に先行配信リリースすることが決定した。城田は「even if」という曲への長年の想いも語った。― 平井堅さんの曲をカバーした「even if」が先行配信されますが、なぜこの曲だけ配信をしようと思ったのでしょうか?
城田:実はまだこの曲しかレコーディングできていないのです(笑)
― カバーしてみた感想を教えてください。
城田:この曲は、僕が15歳の頃に初めて聴きました。当時は大人の歌詞を理解することができなかったのですが、そんな中でも滲み出る切なさや曲の素敵な部分を15歳ながら魅力的だなと思いながら歌っていたと同時に、同級生の友達から「優、素敵だね!似合っているね」と言葉をかけてもらったことで調子に乗って(笑)、持ち歌として歌っていました。大人になってから改めて深く歌詞を読みながら歌ってみると、それまでは見えなかった、10代の頃には気づけなかった「even if」の魅力を見つけることができ、よりこの曲が好きになりました。今でもよくカラオケで歌わせていただいていて、カバーアルバム制作が決まったとき、絶対に入れたい曲の1曲でした。
― 楽しみにしているファンのみなさまに向けてどんなカバーアルバムになっているのかも教えてください。
城田:「Mariage」というアルバムタイトルから、結婚というイメージをもたれる方が多くいらっしゃるかと思います。もちろんその意味もありますが、タイトルの「Mariage」という言葉は、フランス料理に例えると、料理とワインの相性が良い場合等に用いられている言葉で、今回この作品に当てはめた時に、既存の、みなさんが一度は聞いたことがあるであろう曲や、意外と知られていない隠れた名曲を、城田優×〇〇(カバーさせて頂いた歌手の方)、城田優×「even if」(カバーした曲名)といった、僕、そしてクリエイターの方たちと共に、2020年だからこそできる新しいアレンジや、原曲とは違ったアプローチで魅力を伝えることができたらなという思いがあり、現在絶賛制作中です。いろいろなジャンルの曲が完成しつつあるので、是非、楽しみに待っていてほしいです。王道な楽曲の中にも、想像の範囲内に留まることがないような、意外性のある新しいアルバムにしたいと思っています。
城田優から元気になれるメッセージ
― 最後にファンのみなさまに向けて、元気になれるメッセージをお願いします。城田:えー元気があれば何でもできる!いくぞー1・2・3・ダー!!!
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
城田優(しろたゆう)プロフィール
1985年12月26日生まれ、東京都出身。2003年の俳優デビュー以降、ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍。主な作品は、ドラマ『ROOKIES』『天地人』『SPEC』『GTO』『純と愛』『表参道高校合唱部!』など、映画『今度は愛妻家』『荒川アンダーザブリッジ』など。
また、アーティストとしての活躍も目覚ましく、2020年2月には初の4大都市ホールツアー『城田優 Concert Tour 2020~Mariage~』東京公演を開催。大阪・福岡・愛知公演は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期となった。
昨年は、ブロードウェイミュージカル「ピピン」日本語版に主演、ミュージカル「ファントム」で演出・主演を務め話題に。今年11月にはミュージカル「NINE」に出演が決定している。
ディズニー&ピクサー映画最新作『2分の1の魔法』が8月21日に公開予定(吹き替えキャスト出演)。映画「新解釈・三國志」が12月11日に公開予定。
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