リモートでインタビューに応じた鈴木絢音(C)モデルプレス

<乃木坂46鈴木絢音「死神遣いの事件帖」インタビュー>初映画で時代劇、参考にした女優は?ファンの質問にも回答

2020.06.13 19:00

乃木坂46鈴木絢音(すずき・あやね/21)がヒロインを務める映画『死神遣いの事件帖 -傀儡夜曲-』が6月12日に公開。モデルプレスはリモート取材でインタビューを行い、撮影エピソードや読者から募集した質問にも答えてもらった。

  

鈴木絢音、美空ひばりの作品で時代劇の役作り

映画と舞台を完全連動させるプロジェクト【東映ムビ×ステ】の第2弾である同作は、探偵業を営む“死神遣い”久坂幻士郎(鈴木拡樹)と死神・十蘭(安井謙太郎)が事件を解決していくという内容。鈴木は吉原遊郭の惣名主の娘・お藤を演じる。

鈴木絢音/映画『死神遣いの事件帖 -傀儡夜曲-』(C)2020 toei-movie-st
― まず作品の内容と役柄について教えて下さい。

鈴木:時代劇がベースにあって探偵だったり死神遣いだったり沢山の要素が組み合わさっているので世代を問わず楽しんで頂ける作品になっていると思います。私が演じるお藤は芯が一本通っているというか、弟がいるのでお姉さんとしての独特の強さを持っている明るいちゃきちゃきとした女性です。

― 江戸時代という設定で、時代劇に出演するにあたって役作りはどのようにされましたか?

鈴木:所作は現場に入って撮影をしながら教えて頂いたんですけど、撮影に入る前に時代劇のDVDをお借りして拝見させて頂いたのでそこから沢山ヒントをもらいました。

― 参考にされた女優さんなどはいらっしゃいますか?

鈴木:2作お借りしてどちらも美空ひばりさんの作品でした。

鈴木絢音、一番大変だった撮影は?

鈴木絢音、鈴木拡樹/映画『死神遣いの事件帖 -傀儡夜曲-』(C)2020 toei-movie-st
― 映画は今回が初出演ということで、ドラマや舞台と違いは感じましたか?

鈴木:時代劇だからこそカツラだったり着物だったり、準備に時間がかかることはすごく新鮮でしたね。でも特に映画だからと意識してはいなかったです。その前にドラマの撮影をしていたので撮影期間が短いとは感じました。

― 振り返って一番大変だったシーンは?

鈴木:1日正座をしていたこと(笑)。正座のシーンが1日ギュッと詰め込まれた撮影日があって、その日の夜は「足の感覚がなくなるとはまさにこのことだなぁ」とびっくりしました。

― 鈴木拡樹さん始め、共演者の方々とは撮影の合間お話をされましたか?

鈴木:女性が1人だったのであんまり喋る機会がなくて…(笑)。経験が長い方々ばかりなので、お芝居を見て学ばせて頂く機会がすごく多かったです。鈴木さんはマイペースな方という印象なんですけど、撮影中はすごく引っ張って下さいました。

鈴木絢音、今後挑戦してみたい役は?

映画『死神遣いの事件帖 -傀儡夜曲-』(C)2020 toei-movie-st
― 映画初出演作というのは、女優のキャリアとしても1つのポイントになると思いますが、今作を経て意識の変化はありましたか?

鈴木:まだ公開していないので何とも言えないんですけど、色々な役をやらせて頂ける機会が増えたので今後も様々な役に取り組んでいきたいなと思いました。

― 今後やってみたい役は?

鈴木:これまで明るい役が多かったので、そうじゃない役をやってみたいです。

― 今回の役は後半につれてシリアスな展開にもなりますが。

鈴木:そこは難しかったです。でも私自身が明るい人間ではないので、自分自身が持っている暗さは自然とにじみ出てしまうと思っていて、明るいシーンの方を努めて明るくするように心がけました。

― 今後の女優としての目標は?

鈴木:色んな役を演じられる女優さんになりたいですね。あとは乃木坂46を知らない方に知ってもらえるようにお芝居のお仕事を続けていきたいです。

― モデルプレス定番の質問なんですが、鈴木さんの“夢を叶える秘訣”を教えて下さい。ちなみに2018年のインタビューでは「勉強すること」と答えて下さっています。

鈴木:なんか深そうで深くないことを言っていますね(笑)。(悩んで)…そのことを好きになること。好きじゃないと取り組めないので。

鈴木絢音が読者質問に回答!

鈴木絢音、過去か未来…もしタイムスリップするなら?

― 読者質問:「過去、現在、未来、それぞれを演じる上で気を付けていることはありますか?」

出演されていたドラマ『ハイポジ 1986年、二度目の青春。』は80年代の設定、と時代設定が過去の作品が続いているのでこのような質問がありました。

鈴木:未知のことを演じるのは難しいんですけど、過去に関してはその時代に作られた作品を見てヒントを貰って研究することが多いです。火星人役とかはやったことあるんですけど未来はあったかな(笑)?

― 読者質問:「今回の映画は江戸時代が舞台となっていますが、もしタイムスリップするなら過去か未来のどちらに行きたいですか?」

鈴木:過去ですね。撮影中にスタッフさんとお話しているときに「時代劇のフォーマットはあるけど実際にそうだったかは分からないよね」という話になって、そのとき「確かに!」とハッとしたので、それを確かめに江戸時代とかに行きたいです。

― 「未来に行きたい」とは思わないですか?

鈴木:行ってみたくはあるんですけど、そんなに思わないですね。

鈴木絢音、仲良くなった共演者は?

― 読者質問:「最近は乃木坂46の外でのお仕事も増えて、映画・ドラマ・舞台などそれぞれの場所で新しい出会いがあるかと思います。そこで、絢音さんは初対面の人と接するときに気をつけていることなどはありますか?人見知りなので是非参考にしたいです!」

鈴木:えー!私も本当に人見知りなので、私から話しかけたりすることはほとんどなくて…話しかけて下さったときになるべくトンチンカンな返答をしないように常識的な答えを言うように心がけています(笑)。

― 今まで女優のお仕事を通じて一番打ち解けられた方は?

鈴木:『ハイポジ』で一緒だった黒崎レイナちゃんとめがねちゃんさんとは撮影期間も長かったので、自然と仲良くなりました。

鈴木絢音、最近オススメの小説は?

― 読者質問:「誕生日にご両親から広辞苑をプレゼントされたそうですが、好きなページ、言葉はありましたか?」

鈴木:まだ全然見られてないんですよね(笑)。大きい辞典だから開くまでに行かなくてお気に入りの小さめの国語辞典で済ませてしまうことが多いんです。そろそろ開こうとは思っています。

― そうなんですね。では、好きなページができたらファンの方に教えてあげて下さい!

鈴木:ブログの中で書こうと思います(笑)。

― 読者質問:「絢音ちゃんの休日の過ごし方を教えてください!私生活が謎なので知りたいです!」

(※取材時は外出自粛期間だったため)最近の“おうち時間”についてですね。


鈴木:起きて、ご飯を食べて、映画だったりドラマだったり観たり、本を読んだりピアノを弾いてみたり。またご飯を食べて同じことを繰り返している…という感じです(笑)。

― 最近オススメの小説はありますか?

鈴木:今は子ども向けの小説にハマっていてジブリ映画の『ゲド戦記』の原作を読み始めました。シリーズ物なんですけど、とっても面白いです。

(modelpress編集部)

鈴木絢音(すずき・あやね)プロフィール

生年月日:1999年3月5日/出身地:秋田県/血液型:O型/身長:160cm

2期生として2013年春にグループに加入。研究生を経て2015年2月に正規メンバーに昇格。21stシングル『ジコチューで行こう!』で初選抜。2019年に初冠番組『乃木坂46 鈴木絢音の「そら気分~ヒコーキに会いたい!!」』(テレ朝チャンネル)が放送。2020年はドラマ『ハイポジ 1986年、二度目の青春。』(テレビ大阪)で連続ドラマ初レギュラー、『死神遣いの事件帖-傀儡夜曲-』で映画初出演と、女優としても活躍の幅を広げている。


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