日向坂46小坂菜緒インタビュー 過酷撮影での田中圭らの気遣い…ソロ活動で実感したグループの強さとは<ヒノマルソウル>
映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(近日公開予定)に出演する日向坂46の小坂菜緒(こさか・なお/17)にモデルプレスがインタビュー。昨年映画デビューを飾り、再び大役に挑む彼女が、グループを離れた時に見えたものとは──。
映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」
1998年長野五輪、日本中が歓喜に沸いたスキージャンプ団体、悲願の金メダル。同作は、この栄光を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話をオリジナルストーリーで映画化。俳優の田中圭が主演を務め、土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、古田新太らが共演。小坂は、女子スキージャンプがオリンピック種目になかった当時、テストジャンパーとしてでも長野五輪に参加したいという熱い思いを持った実在の選手・葛西賀子をモデルにしたキャラクターである、唯一の女子高校生テストジャンパー・小林賀子役を演じる。
小坂菜緒「ヒノマルソウル」抜てきの心境
― 2019年の主演映画「恐怖人形」に続いて、大物俳優の方が揃う映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」に抜擢された心境はいかがですか?小坂:こんなに素敵なキャストの方々と一緒に作品に携われるということが、すごく光栄だなと思います。実際に一緒に撮影を進めていって、演技に対しての精神や熱量についてすごく勉強になることが多かったので、自分にとっても良い経験になりました。
― 日向坂46の主演ドラマ「DASADA」を経て、小坂さん自身の演技力もどんどん上がっていると思いますが、ご自身で実感した瞬間はありますか?
小坂:ありがとうございます。まだまだ未熟なので、あまり実感はないです…。でも、初めて演技をした時の頃よりも、演技をすることが好きになりました。
― 演技をすることが好きだなと思えたきっかけがあったのですか?
小坂:「DASADA」で普段の自分とは全く違う役を演じて、ちょっと吹っ切れたような気持ちがあったんです。それから「もっといろんな役に挑戦してみたいな。やってみたいな」という思いが出てきたので、それが演技を好きになってきた理由に繋がるのかなと思います。
― 最初は演じることに必死だったけれど、楽しめるようになってきたのですね。
小坂:そうですね。いろいろと同時並行で考えられるようになったなと思います。
田中圭らと撮影合間に交流
― 今回の映画では、田中圭さん、山田裕貴さん、眞栄田郷敦さんなど、男性の中に女性の小坂さんが1人という状況で、日向坂46で活動している時と真逆の環境でしたね。小坂:そうなんです!最初は楽屋や撮影の合間に演者の方が集まる休憩所にいても、どうしたら良いかわからなくて…。スタンバイの時とかも「どこにいたら良いんだろう…」と迷うこともあったのですが、その時にいつも田中さんが声をかけてくださったり、皆さんとの輪の中に入れてくださったりしたので、本当にすごく助けられました。
― 優しい!泊まり込みのロケも多かったのですよね?一緒にいる時間が長い分、共演者の方との仲も深めることができそうですね。
小坂:最初の時よりお話しができるようになっていたと思います。田中さん、山田さん、眞栄田さんは、私のアイドル活動についての質問をたくさんしてくださって、お話してて「すごく楽しいな」と思える雰囲気を作ってくださったので、そこで距離感が縮まりました。
― そうなのですね!どんなことを質問されたのですか?
小坂:「ライブをしている時はどんな感じなの?」とか「ステージからファンの方々の顔はどれくらい見えているの?」とか、本当に素朴な質問でした(笑)。でも、そうやってコミュニケーションを取る機会を作ってくださって、とても嬉しかったです!
「結構怖かった」大変だったシーン
― 撮影で大変だったことはありますか?田中さんと2人で雪の中外で話すシーンでは、小坂さんの耳が真っ赤で寒そうだなと思いました…。小坂:実は意外と寒さには強いんです!皆さんにも耳が真っ赤だったと言われたのですが、内心そこまで寒いと思っていたわけでもないんです…。大変だったことを挙げるとしたら、ジャンプ台の高さには驚きました。
― ジャンプ台はすごく高いですもんね…。実際に飛ぶ瞬間までは小坂さん自身が演じているのですか?
小坂:スタートまでは自分で演じています。ワイヤーはついていたのですが、滑り出せないかもしれないと思うくらい結構怖かったです。でも、共演者の皆さんが「大丈夫!菜緒ちゃんならできるよ!」と言ってくださったので、「頑張ろう!」と思いました。
― 作品と一緒でチームワークを築いていたのですね!
小坂:そうですね!毎日一緒にいたので、自然と皆さんと仲良くなれました。
ソロ活動で改めて実感「日向坂46のパフォーマンスは人を笑顔にできる」
― 日向坂46を離れてソロ活動をする中で、グループを客観的に見て改めて思ったことや、気づいたことはありましたか?小坂:映画の撮影中で出演することができなかったライブがあって、メンバーにフォーメーションの関係などで迷惑をかけちゃったなと思っていたんです…。でも、そのライブが終わった後にスタッフさんにライブの映像を見せてもらったら、普段はステージに立っている側だけど、お客さん目線で見て自然と「元気になるな」と勇気づけられました。日向坂46のパフォーマンスは観る人を笑顔にできるんだ!ということが、ステージを離れて改めて感じることができたので、これからの活動にも活かしていけたらと思っています!
― ファンの方の気持ちも体験できたのですね。
小坂:自然と笑顔になって、ノリノリで楽しんでいました。
― 今回小坂さんが演じた賀子が抱えている葛藤は、小坂さんのアイドル活動をする上での境遇と重なる部分も多いのかなと思いました。以前のインタビューで、センターに立つことに対してプレッシャーや恐怖を感じるとおっしゃっていましたが、現在はいかがですか?
小坂:まだ少しプレッシャーや恐怖を感じる気持ちは残っていると思います。でも、その当時よりもメンバーとの絆や関係性が変わってきていて、メンバーが支えてくれているからこそ、センターに立てているのだなと思うようになりました。不安や恐怖心は拭いきれていませんが、前よりも楽しめているような気がします。
― 今回グループを客観的に見る機会を経たことによって、自信に変わるかもしれませんね。
小坂:そうですね。私たちがファンの方に届けられるものというのは、メンバーが仲良く笑っていて、ファンの方を元気づけることだと思うので、最近パフォーマンス中にメンバー同士で目を合わせることが増えました!メンバーが目を合わせて笑っているのを見て、そのやり取りを見てくださっているファンの方々も笑顔になるという良い連鎖が起きているので、これからも大切にしていきたいです。
小坂菜緒の“モットー”強くなれる理由は?
― 劇中で小坂さん演じる賀子は「ソウルとパッション」とモットーとしていますが、小坂さんが辛い時など、心に決めていることはありますか?小坂:「辛いな」と思った時は「1人じゃない」と思うようにしています。悩んだ時にいつもメンバーたちが側にいてくれるので、1人で抱え込みすぎることは良くない、メンバーに頼ることも大事なんだということを、アイドル活動を通して学びました。なので、悩んでる時は「1人じゃない」と思うようにすることで、乗り越えられそうな気がするんです。
― 劇中でも、賀子たちがそれぞれの逆境を乗り越えた理由が“誰かのため”でしたね。小坂さんにとって“誰かのために強くなる”という存在はメンバーですか?
小坂:メンバーへの信頼感もどんどん大きくなっているので、1人じゃ何もできないけれど、メンバーと一緒にいれば何でもできる気がします。私個人としては、常に「グループのために」と考えていますが、日向坂46としてだったら「ファンの皆さんのために」という思いがあります。
― すごく素敵な考え方です!ありがとうございました。
(modelpress編集部)
小坂菜緒(こさか・なお)プロフィール
生年月日:2002年9月7日/出身:大阪府/身長:161.5cm/星座:おとめ座/血液型:O型/女性ファッション誌「Seventeen」専属モデル。日向坂46のデビューシングル「キュン」から4作連続でセンターに抜てき。2019年に映画「恐怖人形」で映画初出演にして初主演を務め、女優としても活躍を広げている。もっと詳しくみる
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