看護師インスタグラマーが#NPJ結成!仕事もプライベートも全力な素顔をインタビュー
2020.06.12 19:30
世界中に未知のウイルスが広がる中、懸命に立ち向かう医療従事者の活躍は、胸を熱くさせるものがありました。感謝をいくら伝えても伝えきれないほど、その存在の大きさを痛感した人も多かったのではないでしょうか。大きなプレッシャーや緊張感の中、自分以上に相手を思いやる医療の現場は、人手不足も重なり、心身ともに負担が大きいのが現状。少しでも働きやすくなればと願わずにはいられません。
モデルプレスでは、看護師をサポ―トするために結成されたプロジェクト「#NPJ(ハッシュタグエヌピージェー)」を1月に取材。現役看護師としても働く彼女たちは、何を思い、何を励みに仕事と向き合っているのか。
今回集まっていただいたのは、さくらさん、じゅりあさん、あかりさん、あおいさん、ゆきさん、さゆりさん。皆で揃うのは初というフレッシュな#NPJメンバー6人に、お話をうかがいました。
あかり:患者さんの診察や治療をサポートするだけでなく、情報収集や技術の取得など日々学ばないといけないことも多いので、忙しいですね。1人で完結する仕事ではないですし、周りの仕事を手伝って残業することもある。ただ、患者さんに感謝してもらえたり、難しい患者さんが信頼してくれたり、「看護師やっててよかった」と思う機会も多くて。私は患者さんがお礼にくれた似顔絵などを大切にとっておき、しんどくなった時に見て頑張ってました。
さゆり:私は以前、新生児の救命救急をやっていたんですけど、1分1秒も目が離せない状況でした。家でも患者さんの容態をずっと同期と連絡を取り合っていたし、病院の寮だったので夜中でもサイレンの音が聞こえると何があったんだろうって気になるし、1日中緊張していて仕事モード。当時のプライベートの記憶は1個もないけど(笑)、看護師はやりがいの大きい仕事ですよね。
― 記憶がないとは…!使命感とやりがいがあるからこそ、頑張れるんですね。
あかり:そうですね。忙しさ以上にやりがいがある仕事だ思います。DMやコメントで「看護師になりたい」という声をいただくと嬉しいです。ハードな現場で働く、若手看護師さんの心の叫びを見てきたので、医療従事者にも優しい社会になってほしい…!
あおい:私も病棟勤務のときは忙しくて心が折れそうでした。休日は1日中寝てしまって、プライベートの時間が全然取れなくて1人前になったら病棟看護師は辞めてやる!って思ってました(笑)。でも、それが逆にモチベーションになって頑張れた気がします。
じゅりあ:病棟勤務は看護師の多くが通る道だけど、ハードな毎日に折れてしまって辞めてしまうコもいますもんね。大変なことも多いと思いますが、仲間がいると思えるだけでも強くなれる。働き方もいろいろと選択肢が増えているので、視野を広げてみてほしいですね。
さゆり:総合病院やクリニック、常勤や非常勤、今は看護師のスタイルも様々。私たちが発信していくことで、看護師を目指そう!という人が増えたり、看護師の皆がワークライフバランスを考えるきっかけになれたら嬉しいです。
さゆり:そうなんです。美容やオシャレも楽しんでいるし、SNSを見た方からは「看護師ってそんなことできるの?」って声をもらうことが多くて。少しずつ看護師のスタイルも変わってきたんですよ。
さくら:驚かれるよね(笑)。私は総合病院の常勤として、月9日休みのシフト制で働いています。病棟看護師なので月5~6回は夜勤がありますが、夜勤明けは朝からフリーの時間。夜勤があると月に14~15日は休みのような感覚です。
あかり:私は夜勤明けに「今から遊びに行こう!」って朝から楽しむタイプ。土日は勉強会があったりするので、夜勤明けに活動するんです。合間に休憩を取っているから、意外と元気なんですよ。
さくら:そうそう!うまく活用するといろんな時間に当てられるんですよ。逆に日勤ばかりだと、私はしんどいかもしれない。
ゆき:仕事では常に段取りを考えて動いているので、時間の上手な使い方も身につくよね。忙しい分、1日に予定をつめこんだり(笑)。
― すごい!皆さんすごくタフなんですね。
さくら:最近は“看護師=癒し系”よりも、気が強いイメージを持たれることも多いです(笑)。
一同:確かに…!
じゅりあ:実際に気が強い人が多いからかな(笑)。
さくら:皆、働きながらタフになっていきますよね。ママさんなら夜勤は月に1回だけ、とか病院ごとに決まりがあるので、出産後も病棟看護師として続けている人も。あまり夜勤入りたくないって人、稼ぎたいという人、うまくバランスとれているんじゃないかな。
あかり:女性が多い職場ですが、最近は男性も増えてきました。患者さんを介助するのは力がいるので、いないと困る存在です。雰囲気も和やかになりましたね。
あおい:私は病棟看護師から美容クリニックの看護師になったんですが、土日は基本的に働いて、週休2日のシフト制。残業もないし、絶対に19時で終わる自信があるので、インフルエンサーやモデルのお仕事も、調整して時々やらせてもらっています。
ゆき:私は大学病院で3年間、内科クリニックで1年間働いて、今年から美容クリニックに転職しました。11時~22時と勤務時間はロングですが、週4~5のシフト制。事前に予定が決まっていたら早上がりもできるんですよ。
さゆり:私は、美容クリニックに勤務しながら、モデルのお仕事もさせてもらってて。美容が好きだったし、自分の経験が役立つことも多くて、救命救急の時とは、また別のやりがいを感じています。
あかり:全然違うものですね。仕事内容はどうですか?
あおい:楽しいですね。仕事は全然別物で、今は美容のプロに徹しています。緊迫した現場からは遠ざかったので、病棟で働いている方を尊敬しちゃいます。
ゆき:自分が看護師として今後どうなっていきたいのか、プランニングが大切ですよね。どう成長していきたいかによって、道がいろいろと分かれてくるので。
あおい:自分が何を優先するか…。ある意味、贅沢な悩みなのかもしれないですね。
じゅりあ:看護師としてのキャリアを突き詰めることもできるし、定時で帰れる仕事や非常勤で、プライベートを優先することもできる。資格さえあれば、勤務形態を選べて職に困らないですよね。1回休職して、リフレッシュすることもできるし。
あかり:それ私だ(笑)!基本的にブランクがあっても働けるのは、看護師の強み。#NPJとして活動することにしたのも、自分らしく働ける看護師を増やしたいというのが理由です。
さゆり:#NPJは“Nurse Project Japan”という意味で、看護師として働く女性で結成したプロジェクトです。#NPJでメンバーと共に、看護師をサポートしたり、看護師さんが輝ける場所をもっと増やしていければと思っています。
― 具体的に、#NPJではどんな活動をされるのですか?
ゆき:#NPJ公式HPやInstagramを通して、現役看護師だけでなく、看護学生や看護師を目指している人にも情報を発信していきたい。前向きになれるようなメッセージを届けていく予定です。
あおい:看護師としての知識を活かしたスキンケアやコスメを開発していきたいですね。他にも働くのが楽しくなるようなナースグッツ開発も視野に入れていて、看護師全体を盛り上げていけるような存在を目指しています。
あおい:私は月1美容デーを決めて、クリニックで全部やっちゃいます。だから逆に日ごろのスキンケアは基礎だけ。保湿をしっかりする、顔に刺激を与えない、UVケアをしっかりする、その3点だけをきっちり!
あかり:私の周りで多かったのは、夜勤明けでエステに行って、癒してもらって爆睡してまたお出かけするっていう。
ゆき:看護師の方って、1日美容デーを作る人も多いですよね。美容室、まつエク、エステとか、1日に予定を詰めがち(笑)。
さゆり:何度もエステに通う時間がないとか、トータルのコストを考えたら私も美容クリニックになっちゃう。
さくら:ニキビ1つでも皮膚科に駆け込むこともあるし、病院が身近なのはありがたいよね。上手く医療を活用するのも大切だなって思います。
さゆり:病棟勤務のときは、メイクすると目立つしすっぴんが基本でしたね。
あかり:私もすっぴんでした。病院が厳しくて、髪は8トーン以下とか、爪、靴下の色とか全部決まってたな。髪の毛もちょっと肩についたら「結びなさい」って。MRI室はカラコンもNGだし、化粧はまつエクだけ。
さくら:マスクがあるので、目元だけどうにかなってればって感じはあるよね。逆に私は病棟勤務だけどノーメイクが禁止。顔色悪く見えちゃうし、整えてるくらいがいいんじゃないかって。病院によって変わってきますが、前よりも自由になってきた気がする。
ゆき:病院によって、本当に違うんですね。
さくら:制服は白衣とカラーが何種類も選べて、カラフルです。看護部長も女性ですし、どうやってみんなが楽しく働けるかを意識してるみたい。
ゆき:いいな~!女性は着るものが変わるとモチベーションも変わるもんね。
じゅりあ:私はモチベーションを上げるために、フルメイク。忙しくて顔もズタボロだとかわいそうだから(笑)、「せめて顔だけはきれいに!」と思ってます。今は大学病院で働いていますが、目立たないピアスやネックレスならOK。仕事ができれば特に言ってくる人もいないですし、思ってるほど堅くないんですよ。「その髪色とばっちりメイクで大丈夫なの?」っていつも驚かれます(笑)。
ゆき:確かに学生時代のほうが厳しくて、黒髪じゃないと実習にいけなかった。働いてみたらそこまで制限はなかったです。
さくら:病院とかクリニックとか、どこでも看護師募集してますよね。看護師が働き方を選べる時代なのかなって思います。
― 看護師へのイメージががらりと変わりました!#NPJ座談会を終えていかがですか?
さゆり:まだ#NPJプロジェクトは始まったばかりですが、看護師として同じ試練を乗り越えてきただけあって、すぐに意気投合しました(笑)。共感する部分もたくさんあったり、病院によって事情が様々だから情報交換できたり、集まると話題が尽きない…!
あかり:私は仕事がしんどかった時はSNSを見れなかったのに、ひと休みしたら仕事もプライベートも楽しめるようになったんです。そこに気づかないと負のスパイラルに入ってしまうから、こういう看護師もいるよって届くといいな。
あおい:そうですね。情報を知っておくだけでも選択肢は広がると思うし、看護師さんのQOL向上のきっかけの一つになれるようなプロジェクトを目指していきたいですね。
さゆり:まずは#NPJプロジェクトのメンバーを増やしていきたいよね。看護師資格があればSNS登録有無や年齢は問わないので、共感してくれる方、お待ちしてます!
― これからの活動楽しみにしています!ありがとうございました。
#NPJへの応募条件は「看護師免許を持っていること」、ただひとつ。
公式サイトの「JOIN US」から応募できるので、「看護師として発信できる場所を増やしていきたい」「看護師としてもっている知識を活用したい」など、プロジェクトに共感した方はチェックしてみてくださいね。
仕事に全力で向き合うために、自分なりのバランスを見つけた彼女たち。仕事の話に及ぶと熱量も高まり、看護師としての自信が溢れ出ていたのが印象的でした。
看護師の夢を叶えた人たちが、いつまでも輝けるように。彼女たちの活躍に期待していきたいですね。
最後にすべての医療従事者に感謝を込めて。最前線で社会を支えてくれる人々にとって、エールが少しでも力となりますように。(modelpress編集部)[PR]提供元:日本レーザー治療協会
「美容クリニックに勤めて、美容皮膚科のプロとして自信をもってやってるので、看護師と美容の知識を踏まえて、みなさんに美容のアドバイスをできたらいいなと思ってます」
さゆり(@sayuri__offi)/美容クリニック勤務
「看護師は全国でかなりの人数がいると思うので、もっと働きやすい人が増えていくように、いろんな働き方や副業など、看護師のいろんなカタチを発信していきたいです」
じゅりあ(@juria96210)/総合病院勤務
「看護師は結構多忙なイメージがあると思うんですけど、旅行に行ったり、好きなことを追求することができる。看護師でもこんなに楽しめるんだよっていうのを#NPJで伝えられたらいいなと思います」
ゆき(@nakamuraam)/美容クリニック勤務
「看護師をやりながら副業だったり、看護師でモデルさんだったり、増えてきてるので、看護師をやりながらでもプライベートを充実できるっていうモデルを発信できたらいいなと思います」
あかり(@akari030201)/小児科看護師
「潜在看護師って、一昨年の段階で約70万人もいるんです。現場がしんどくて疲れちゃった人とか、QOLが下がって辞めちゃった人が多いと思うので、自分がやりたいことを見つけつつ、QOLを維持できる働き方があることを#NPJで発信していきたいです」
さくら(@sakuuuuu_ra)/総合病院勤務
「Instagramをやっていると、『総合病院の常勤で働きながら、どうやってキラキラした生活を送ってるんですか』って聞かれることが多かったんです。看護師も自分らしく働けることを伝えていきたいし、皆で盛り上げていけたらいいですね」
今回集まっていただいたのは、さくらさん、じゅりあさん、あかりさん、あおいさん、ゆきさん、さゆりさん。皆で揃うのは初というフレッシュな#NPJメンバー6人に、お話をうかがいました。
目次
看護の仕事への想い
― 看護師というと、やはり大変な仕事というイメージが強くあります。実際はいかがですか?あかり:患者さんの診察や治療をサポートするだけでなく、情報収集や技術の取得など日々学ばないといけないことも多いので、忙しいですね。1人で完結する仕事ではないですし、周りの仕事を手伝って残業することもある。ただ、患者さんに感謝してもらえたり、難しい患者さんが信頼してくれたり、「看護師やっててよかった」と思う機会も多くて。私は患者さんがお礼にくれた似顔絵などを大切にとっておき、しんどくなった時に見て頑張ってました。
さゆり:私は以前、新生児の救命救急をやっていたんですけど、1分1秒も目が離せない状況でした。家でも患者さんの容態をずっと同期と連絡を取り合っていたし、病院の寮だったので夜中でもサイレンの音が聞こえると何があったんだろうって気になるし、1日中緊張していて仕事モード。当時のプライベートの記憶は1個もないけど(笑)、看護師はやりがいの大きい仕事ですよね。
― 記憶がないとは…!使命感とやりがいがあるからこそ、頑張れるんですね。
あかり:そうですね。忙しさ以上にやりがいがある仕事だ思います。DMやコメントで「看護師になりたい」という声をいただくと嬉しいです。ハードな現場で働く、若手看護師さんの心の叫びを見てきたので、医療従事者にも優しい社会になってほしい…!
あおい:私も病棟勤務のときは忙しくて心が折れそうでした。休日は1日中寝てしまって、プライベートの時間が全然取れなくて1人前になったら病棟看護師は辞めてやる!って思ってました(笑)。でも、それが逆にモチベーションになって頑張れた気がします。
じゅりあ:病棟勤務は看護師の多くが通る道だけど、ハードな毎日に折れてしまって辞めてしまうコもいますもんね。大変なことも多いと思いますが、仲間がいると思えるだけでも強くなれる。働き方もいろいろと選択肢が増えているので、視野を広げてみてほしいですね。
さゆり:総合病院やクリニック、常勤や非常勤、今は看護師のスタイルも様々。私たちが発信していくことで、看護師を目指そう!という人が増えたり、看護師の皆がワークライフバランスを考えるきっかけになれたら嬉しいです。
仕事もプライベートも!看護師の働き方に変化
― 皆さんのインスタ拝見していると、プライベートの充実ぶりに驚きました。自由に働き方を選べるんですね。さゆり:そうなんです。美容やオシャレも楽しんでいるし、SNSを見た方からは「看護師ってそんなことできるの?」って声をもらうことが多くて。少しずつ看護師のスタイルも変わってきたんですよ。
さくら:驚かれるよね(笑)。私は総合病院の常勤として、月9日休みのシフト制で働いています。病棟看護師なので月5~6回は夜勤がありますが、夜勤明けは朝からフリーの時間。夜勤があると月に14~15日は休みのような感覚です。
あかり:私は夜勤明けに「今から遊びに行こう!」って朝から楽しむタイプ。土日は勉強会があったりするので、夜勤明けに活動するんです。合間に休憩を取っているから、意外と元気なんですよ。
さくら:そうそう!うまく活用するといろんな時間に当てられるんですよ。逆に日勤ばかりだと、私はしんどいかもしれない。
ゆき:仕事では常に段取りを考えて動いているので、時間の上手な使い方も身につくよね。忙しい分、1日に予定をつめこんだり(笑)。
― すごい!皆さんすごくタフなんですね。
さくら:最近は“看護師=癒し系”よりも、気が強いイメージを持たれることも多いです(笑)。
一同:確かに…!
じゅりあ:実際に気が強い人が多いからかな(笑)。
さくら:皆、働きながらタフになっていきますよね。ママさんなら夜勤は月に1回だけ、とか病院ごとに決まりがあるので、出産後も病棟看護師として続けている人も。あまり夜勤入りたくないって人、稼ぎたいという人、うまくバランスとれているんじゃないかな。
あかり:女性が多い職場ですが、最近は男性も増えてきました。患者さんを介助するのは力がいるので、いないと困る存在です。雰囲気も和やかになりましたね。
看護師のキャリアチャンジとは
― では、クリニックの場合はいかがですか?あおい:私は病棟看護師から美容クリニックの看護師になったんですが、土日は基本的に働いて、週休2日のシフト制。残業もないし、絶対に19時で終わる自信があるので、インフルエンサーやモデルのお仕事も、調整して時々やらせてもらっています。
ゆき:私は大学病院で3年間、内科クリニックで1年間働いて、今年から美容クリニックに転職しました。11時~22時と勤務時間はロングですが、週4~5のシフト制。事前に予定が決まっていたら早上がりもできるんですよ。
さゆり:私は、美容クリニックに勤務しながら、モデルのお仕事もさせてもらってて。美容が好きだったし、自分の経験が役立つことも多くて、救命救急の時とは、また別のやりがいを感じています。
あかり:全然違うものですね。仕事内容はどうですか?
あおい:楽しいですね。仕事は全然別物で、今は美容のプロに徹しています。緊迫した現場からは遠ざかったので、病棟で働いている方を尊敬しちゃいます。
ゆき:自分が看護師として今後どうなっていきたいのか、プランニングが大切ですよね。どう成長していきたいかによって、道がいろいろと分かれてくるので。
あおい:自分が何を優先するか…。ある意味、贅沢な悩みなのかもしれないですね。
じゅりあ:看護師としてのキャリアを突き詰めることもできるし、定時で帰れる仕事や非常勤で、プライベートを優先することもできる。資格さえあれば、勤務形態を選べて職に困らないですよね。1回休職して、リフレッシュすることもできるし。
あかり:それ私だ(笑)!基本的にブランクがあっても働けるのは、看護師の強み。#NPJとして活動することにしたのも、自分らしく働ける看護師を増やしたいというのが理由です。
看護師を応援する#NPJを結成
― では、#NPJについて教えてください。さゆり:#NPJは“Nurse Project Japan”という意味で、看護師として働く女性で結成したプロジェクトです。#NPJでメンバーと共に、看護師をサポートしたり、看護師さんが輝ける場所をもっと増やしていければと思っています。
― 具体的に、#NPJではどんな活動をされるのですか?
ゆき:#NPJ公式HPやInstagramを通して、現役看護師だけでなく、看護学生や看護師を目指している人にも情報を発信していきたい。前向きになれるようなメッセージを届けていく予定です。
あおい:看護師としての知識を活かしたスキンケアやコスメを開発していきたいですね。他にも働くのが楽しくなるようなナースグッツ開発も視野に入れていて、看護師全体を盛り上げていけるような存在を目指しています。
#NPJメンバーの“キレイ”の裏側
― #NPJでは美容情報も発信されていくんですよね。皆さんの美容事情も気になります…!あおい:私は月1美容デーを決めて、クリニックで全部やっちゃいます。だから逆に日ごろのスキンケアは基礎だけ。保湿をしっかりする、顔に刺激を与えない、UVケアをしっかりする、その3点だけをきっちり!
あかり:私の周りで多かったのは、夜勤明けでエステに行って、癒してもらって爆睡してまたお出かけするっていう。
ゆき:看護師の方って、1日美容デーを作る人も多いですよね。美容室、まつエク、エステとか、1日に予定を詰めがち(笑)。
さゆり:何度もエステに通う時間がないとか、トータルのコストを考えたら私も美容クリニックになっちゃう。
さくら:ニキビ1つでも皮膚科に駆け込むこともあるし、病院が身近なのはありがたいよね。上手く医療を活用するのも大切だなって思います。
変わっていく、看護師のスタイル
― なるほど…。看護師さんってナチュラルメイクで髪も染められないイメージだったんですが、お会いしてイメージが変わりました。勤務中だと制限はあるのでしょうか?さゆり:病棟勤務のときは、メイクすると目立つしすっぴんが基本でしたね。
あかり:私もすっぴんでした。病院が厳しくて、髪は8トーン以下とか、爪、靴下の色とか全部決まってたな。髪の毛もちょっと肩についたら「結びなさい」って。MRI室はカラコンもNGだし、化粧はまつエクだけ。
さくら:マスクがあるので、目元だけどうにかなってればって感じはあるよね。逆に私は病棟勤務だけどノーメイクが禁止。顔色悪く見えちゃうし、整えてるくらいがいいんじゃないかって。病院によって変わってきますが、前よりも自由になってきた気がする。
ゆき:病院によって、本当に違うんですね。
さくら:制服は白衣とカラーが何種類も選べて、カラフルです。看護部長も女性ですし、どうやってみんなが楽しく働けるかを意識してるみたい。
ゆき:いいな~!女性は着るものが変わるとモチベーションも変わるもんね。
じゅりあ:私はモチベーションを上げるために、フルメイク。忙しくて顔もズタボロだとかわいそうだから(笑)、「せめて顔だけはきれいに!」と思ってます。今は大学病院で働いていますが、目立たないピアスやネックレスならOK。仕事ができれば特に言ってくる人もいないですし、思ってるほど堅くないんですよ。「その髪色とばっちりメイクで大丈夫なの?」っていつも驚かれます(笑)。
ゆき:確かに学生時代のほうが厳しくて、黒髪じゃないと実習にいけなかった。働いてみたらそこまで制限はなかったです。
さくら:病院とかクリニックとか、どこでも看護師募集してますよね。看護師が働き方を選べる時代なのかなって思います。
― 看護師へのイメージががらりと変わりました!#NPJ座談会を終えていかがですか?
さゆり:まだ#NPJプロジェクトは始まったばかりですが、看護師として同じ試練を乗り越えてきただけあって、すぐに意気投合しました(笑)。共感する部分もたくさんあったり、病院によって事情が様々だから情報交換できたり、集まると話題が尽きない…!
あかり:私は仕事がしんどかった時はSNSを見れなかったのに、ひと休みしたら仕事もプライベートも楽しめるようになったんです。そこに気づかないと負のスパイラルに入ってしまうから、こういう看護師もいるよって届くといいな。
あおい:そうですね。情報を知っておくだけでも選択肢は広がると思うし、看護師さんのQOL向上のきっかけの一つになれるようなプロジェクトを目指していきたいですね。
さゆり:まずは#NPJプロジェクトのメンバーを増やしていきたいよね。看護師資格があればSNS登録有無や年齢は問わないので、共感してくれる方、お待ちしてます!
― これからの活動楽しみにしています!ありがとうございました。
#NPJへの応募条件は「看護師免許を持っていること」、ただひとつ。
公式サイトの「JOIN US」から応募できるので、「看護師として発信できる場所を増やしていきたい」「看護師としてもっている知識を活用したい」など、プロジェクトに共感した方はチェックしてみてくださいね。
仕事に全力で向き合うために、自分なりのバランスを見つけた彼女たち。仕事の話に及ぶと熱量も高まり、看護師としての自信が溢れ出ていたのが印象的でした。
看護師の夢を叶えた人たちが、いつまでも輝けるように。彼女たちの活躍に期待していきたいですね。
最後にすべての医療従事者に感謝を込めて。最前線で社会を支えてくれる人々にとって、エールが少しでも力となりますように。(modelpress編集部)[PR]提供元:日本レーザー治療協会
#NPJプロジェクト概要
日本レーザー治療協会に所属している看護師で結成。看護師として発言できる場所が少ない中で、看護師の働き方やイメージを変えていくために活動していく。今後はスキンケア/コスメ/ナースグッツの開発、公式HPやInstagramを通して看護学生や看護師を目指している人への情報発信を予定。#NPJメンバープロフィール
あおい(@aoioa)/美容クリニック勤務「美容クリニックに勤めて、美容皮膚科のプロとして自信をもってやってるので、看護師と美容の知識を踏まえて、みなさんに美容のアドバイスをできたらいいなと思ってます」
さゆり(@sayuri__offi)/美容クリニック勤務
「看護師は全国でかなりの人数がいると思うので、もっと働きやすい人が増えていくように、いろんな働き方や副業など、看護師のいろんなカタチを発信していきたいです」
じゅりあ(@juria96210)/総合病院勤務
「看護師は結構多忙なイメージがあると思うんですけど、旅行に行ったり、好きなことを追求することができる。看護師でもこんなに楽しめるんだよっていうのを#NPJで伝えられたらいいなと思います」
ゆき(@nakamuraam)/美容クリニック勤務
「看護師をやりながら副業だったり、看護師でモデルさんだったり、増えてきてるので、看護師をやりながらでもプライベートを充実できるっていうモデルを発信できたらいいなと思います」
あかり(@akari030201)/小児科看護師
「潜在看護師って、一昨年の段階で約70万人もいるんです。現場がしんどくて疲れちゃった人とか、QOLが下がって辞めちゃった人が多いと思うので、自分がやりたいことを見つけつつ、QOLを維持できる働き方があることを#NPJで発信していきたいです」
さくら(@sakuuuuu_ra)/総合病院勤務
「Instagramをやっていると、『総合病院の常勤で働きながら、どうやってキラキラした生活を送ってるんですか』って聞かれることが多かったんです。看護師も自分らしく働けることを伝えていきたいし、皆で盛り上げていけたらいいですね」