<町田啓太「ギルティ」インタビュー>人生初ブレザー姿披露に不安「大丈夫か、これ?」 恋愛観も明かす
2020.03.31 18:00
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4月2日スタートの読売テレビ・日本テレビ系木曜ドラマF「ギルティ~この恋は罪ですか?~」(毎週木曜よる11時59分~)に出演する俳優の町田啓太(29)が、モデルプレスのインタビューに応じた。インタビューでは、“ドロキュン”ラブストーリーである今作にちなみ町田の恋愛観、また意外な“初挑戦”についてなど、たっぷりと語ってもらった。
町田啓太「ギルティ~この恋は罪ですか?~」インタビュー
今作は、累計発行部数150万部を突破したコミック「ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」をドラマ化。身近な人々から数々の裏切りにあって幸せを奪われ、許されない純愛に揺れる、女性ファッション誌の編集者・荻野爽(おぎの・さやか/主演・新川優愛)が主人公。彼女を取り巻くドロドロの人間関係とキュンキュンする恋愛模様が交錯する物語を描く。町田が演じるのは、爽の運命を翻弄する男性の一人、秋山慶一(あきやま・けいいち)。爽の高校時代の元恋人で、現在は別の女性と結婚し、シェフとしてレストランを営んでいる。陽気で口が悪く一見ぶっきらぼうだが、本当は優しく面倒見の良い性格。妻を愛してはいるものの、心の底では爽への秘めた思いをずっと抱え、爽に対しても打ち明けられない「ある秘密」を隠している…という役どころとなる。
町田啓太、人生初のブレザー姿披露で不安「大丈夫か、これ?」
― 今回演じる秋山は“胸キュン必至”のシーンもあるとお伺いしました。「PRINCE OF LEGEND」シリーズや「女子高生の無駄づかい」(テレビ朝日系)など、少し変わった先生の役が続いていましたが、また違った魅力が見られそうです。町田:言われてみるとそうですね(笑)。今回はまた毛色の違う役柄に挑戦させていただきますし、最近コメディよりのものが続いていたので新鮮な気持ちです。
― 髪型は秋山仕様ですか?
町田:前のドラマで3ヶ月間1度も切らなかったので伸びました。イメージ的に今の長さの方が近かったみたいで、監督からは「伸びてよかった」と言われました。マンガの絵力があるので、できる限り寄せつつも監督たちと話をさせていただきながら進めています。
― 原作を読んだ感想は?
町田:ずっとびっくりしていました(笑)。読む前は恋愛系のお話だと思っていたんですけど、サスペンスの部分もあって…。ラブとサスペンスが両立している作品はなかなか見たことがなかったので衝撃を受けました。
― それぞれの関係性が…まさに衝撃でした。
町田:いやー…本当に(笑)。数ページ進んでびっくり、また進んでびっくり…の繰り返し。飽きずに読み進めることができるストーリー展開がすごいです。
― 秋山にはどのような印象を持ちましたか?
町田:「もうちょっと勇気出せよ!」と思いました(笑)。高校時代に秋山がもっとちゃんと(爽に)言葉にして伝えていれば、状況が変わったのかなと考えさせられる部分もありますし、それができなかった秋山の弱さを感じて少し寂しいやつだなと思う部分もありました。
― 現代パートから13年前、新川さん演じる爽との高校時代のシーンも描かれると思いますが、そのシーンは別のキャストの方でしょうか?
町田:と思うじゃないですか!?僕がやるんですよ(笑)。
― ということは、町田さんの制服姿が見られると。
町田:そうですね(笑)。王道の学園ドラマをやったことがないので、物語の主軸になってくるシーンで制服を着るのは初めてです。
― いつもは戦っているから?
町田:戦っているか、グレているか…(笑)。
― 今回、制服姿は見どころのひとつですね!
町田:高校時代の回想も大事になってくるので、僕も最初に「大丈夫ですか!?」って相談したんですけど、「大丈夫です。いきましょう!」と監督をはじめプロデューサーの皆さんに背中を押してもらいました。マネージャー陣が一番心配していましたけど(笑)、これも一つの挑戦と思っています。
― ブレザーですか?学ランですか?
町田:どっちでしょう?………(ためた後)ブレザーです(ニヤリ)。
― お似合いになりそうです。
町田:僕が学ランを着ると、昭和っぽさというか時代感が出るんですよね。中学は学ランで高校も変わった制服だったので、ブレザーを着るのは今回が初めてです。
― 貴重な初ブレザー!
町田:ここにきて(笑)。不安要素はたくさんありますけど、着慣れるように頑張ります。高校時代の若々しさ初々しさっていうのは特別だと思いますし、当時を思い返しながら現代パートと演じ分けができればいいなと思います。
― もう衣装合わせ済ですか?
町田:はい。
― ご自身でブレザー姿を見た印象は?
町田:鏡を見た瞬間、「大丈夫か、これ?」って笑いました(笑)。着替えて出ていったら、「ふっ」って噴くような笑い声が聞こえてきて、パって見たらマネージャーでした(笑)。監督やスタッフさんたちは「大丈夫だよ~」って言ってくださったんですけど、どっちの反応が本当なんだろうって…。
一同:(笑)
町田:制服を着る役はもうないと思っていたんですよ。でも、最近になって回想とかでも着る機会が多くなってきて。20歳くらいのときはなかったのに、何で今なのか不思議ですよね。
― 現代パートではシェフ姿も披露されますし、ファンの方にとってはたまらないと思います。
町田:…ハードルを上げてきましたね(笑)?
― いえいえ、楽しみです!ちなみにシェフ姿はご自身的に…
町田:そっちは大丈夫だと思います!やっぱり高校生が…(苦笑)。しっかりお見せしたことがないので、この機会に楽しんでいただいて、「町田まだ(高校生役)いけるかも」って思ってもらえれば。
町田啓太、恋愛観明かす
― 先程、役の印象について「もうちょっと勇気出せよ!」とおっしゃっていましたが、設定上でも“爽の名前も呼ばず、『好き』とも一度も言ったことはない”とありましたね。町田:ストレートに言葉をかけたことがなく、愛情表現が偏っている人物です。
― 共感は?
町田:分かるところもある…という感じです。高校生の頃って、言えばいいのに言えないとか、恥ずかしいとか、逆の行動をとってしまうとか、色々あると思いますし、自分でも思い当たる部分があります。ただ、今の年齢になると「言えばいいのに」と思ってしまいます。
― 思春期の恋愛観ならではと言うか。
町田:ちょっとしたことが気になる年齢ですよね。相手がちょっと不機嫌だと「俺のこと嫌いになったの?」って考えて勝手に被害妄想に陥る、「好きって表現し過ぎると引かれるかな?」とか。それは“怖さ”なんじゃないですかね。
― 町田さんは当時を振り返ってみると、言うタイプでしたか?秋山のように言えないタイプでしたか?
町田:割と言えたタイプだと思います。
― 男らしい!
町田:ただ、愛情表現をしていたからこそ、言って後悔したこととか、引かれただろうなって思うこともありました。
― 恋人に対し言葉にして愛情を伝えてほしいと思うタイプですか?
町田:んん~…言葉にしなくてもしても気持ちが伝わればいいかな。時と場合による(笑)!
― (笑)。大人な恋愛観。
町田:大人になりました(笑)。
― では、最後になりますが、モデルプレス読者に役柄の見どころとメッセージをお願いします!
町田:この流れで見どころと言うと制服…となりますが、それは置いておいて(笑)、秋山というキャラクターは愛情表現が下手で本当に思っていることをずっと閉じ込め、後悔の念を持って生きている男なので、それを丁寧に演じていきたいです。原作に忠実なところもありますけど、原作では描かれていないシーンもあると思うので、より感情の流れを伝えていけるよう頑張ります。
あとは、同じキャラクターの13年前を演じさせていただけることはなかなかないことなので、キャストさんスタッフさんと相談させていただきながらやっていきたいです。僕自身、原作を読んで良い意味で裏切られましたし、観てくださった方もきっと誰かに共有したくなるドラマになると思いますので、「どういう風になるんだろうね?」とか「こんなドラマがあったよ」とSNSでも盛り上がっていただけると嬉しいです。ぜひ、“ぞわぞわ”しながら楽しんで観てください!
― インタビューは以上になります。ありがとうございました!
貴重な初ブレザー姿披露はもちろん、“胸キュン必至”のシーンなど町田演じる秋山の注目ポイントも満載となる今作。そして、登場人物それぞれが抱える「ある秘密」は衝撃の連続となるはず…“ドロキュン”ラブストーリーが、SNSをざわつかせるかもしれない。(modelpress編集部)
「ギルティ~この恋は罪ですか?~」第1話あらすじ
女性誌編集者の爽(新川優愛)は、愛する夫・一真(小池徹平)との仲も良好で、仕事も順調。ある日、爽は取材で訪れたレストランで、オーナーの秋山(町田啓太)と再会する。秋山は高校時代に付き合っていた爽の初恋の人だった。高校時代、喧嘩を繰り返す両親の間で苦しんでいた爽を励ましてくれたのが、同級生の秋山。爽と秋山は惹かれ合い恋人同士になった。――それから13年。偶然の再会で、爽の心に秋山との初恋の日々がよみがえる。爽にとって、秋山は今も忘れられない存在だったのだ。
やがて爽は信頼していた周りの人々から次々に裏切られ、不幸のどん底に叩き落される。傷ついた爽にとって唯一の心の支えになっていく秋山の存在。お互いに既婚者同士で許されないと分かっていても、爽の中でかつて愛した秋山への思いが再燃する。
町田啓太(まちだ・けいた)プロフィール
1990年7月4日生まれ。2010年「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し、同年12月、舞台「ろくでなしBLUES」で俳優デビュー。2014年放送のNHK連続テレビ小説「花子とアン」で注目を浴び、近年の出演作は、大河ドラマ「西郷どん」(NHK、2018年)、ドラマ「中学聖日記」(TBS系、2018年)、「女子高生の無駄づかい」(テレビ朝日系、2020年)、映画「前田建設ファンタジー営業部」(2020年)、「PRINCE OF LEGEND」シリーズ(2018年~2020年)など。
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