<FANTASTICS 1stアルバム「FANTASTIC 9」インタビュー>先輩のアドバイス受け成長実感 中島颯太&木村慧人の20歳誕生日秘話も
2020.02.12 19:00
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12日にファーストアルバム「FANTASTIC 9」をリリースしたFANTASTICS from EXILE TRIBE。モデルプレスではボーカルの八木勇征・中島颯太、パフォーマーの澤本夏輝・瀬口黎弥・堀夏喜・木村慧人にインタビューを実施し、アルバム制作やツアー裏話、さらには新成人の中島・木村にまつわるエピソードなどたっぷりと語ってもらった。
FANTASTICS、1stアルバム「FANTASTIC 9」インタビュー
リーダーをEXILEの世界・佐藤大樹が務めるFANTASTICSは、2018年12月5日にシングル「OVER DRIVE」でメジャーデビュー。これまでに4枚のシングルをリリースし、2019年には単独ホールツアー「FANTASTICS SOUND DRAMA 2019 FANTASTIC NINE」を開催したほか、Jr.EXILE世代と呼ばれるGENERATIONS、THE RAMPAGE、BALLISTIK BOYZとともに、新総合エンタテインメント・プロジェクト「BATTLE OF TOKYO」(=BOT)を始動させ、アルバムをリリース、“総当りコラボバトル”という形式の新感覚ライブ「BATTLE OF TOKYO ~ENTER THE Jr.EXILE~」を4日間連続で行った。
そして、「LDH PERFECT YEAR 2020」となる2020年。3月からはファーストアルバムを引っさげ、初のアリーナツアー「FANTASTICS LIVE TOUR 2020 “FNT”」をスタートさせる。デビュー2年目の彼らの今に迫る。
デビュー2年目のFANTASTICS、先輩のアドバイス受け成長実感
中島:デビューシングルから4枚目のシングルまですべて収録されていて、FANTASTICSの名刺代わりになるような1枚です。違った色の曲ばかりなので、面白いアルバムになっていると思いますし、新曲の「FANTASTIC 9」はバラードで僕たちのメッセージも込められています。9人の思いを乗せている曲なっているので、ぜひ聞いていただきたいです。
― アルバムのリリースというのはひとつの目標でもあったかと思いますが、リリースが決定したときの心境はいかがでしたか?
八木:率直に嬉しかったです。アルバムをリリースできるくらい、僕たちの曲ができたんだなという実感にも繋がりました。
中島:「FANTASTIC 9」のラストサビでは、パフォーマーも一緒に歌っていて新しい試みにもチャレンジできました。
― それは皆さんのアイデアですか?
中島:作曲をしてくださった春川(仁志)さんから、「壮大な曲だし思い入れも深いしラストサビは全員の声が乗ってもいいかもね」とご提案をいただきました。僕たちも「いいですね」となって、合唱という形でラストサビは全員で歌っています。
木村:レコーディングでは、終始緊張していました。「FANTASTIC 9」に込めた思いを感じながら歌うことができました。自分は4回5回くらいしか歌っていないのに声が枯れてしまったので、ボーカルのすごさを実感しました。この曲を聴いた皆さんに笑顔になっていただきたいので、ライブでは一緒に歌ってほしいです。
堀:春川さんからは「あまり準備をしなくていい、気負わなくていい、譜割りさえ覚えてくれればいい」と言われたので自然体でいるようにはしましたが、とても恥ずかしかったです…
― ラストサビのレコーディングは全員一緒に?
中島:はい、皆でブースに入って録りました。
堀:ブースに入る前に軽く練習する時間があったんです。その空気が1番嫌でした(笑)。
メンバー:(笑)
瀬口:僕は合唱コンクールみたいで楽しかったですね。
中島:黎弥くんはノリノリでした。
澤本:歌うのが超苦手なので、皆より3歩くらい下がって歌っていました。
中島:確かに下がってた(笑)!
澤本:でも気持ちはしっかりと乗せて!
― カラオケなどでもあまり歌わないタイプですか?
澤本:歌わないですね。
瀬口:逆に歌うタイプです。だから楽しかったのかも。
中島:大樹くんも歌うタイプですよね。
― 今作の注目ポイントですね。新しい試みといえば、2019年に開催された初のホールツアーでは、SOUND DRAMA(※ライブ本編前の芝居パート)を披露されました。とても見応えのある演出でしたが、セットリストに盛り込むことが決定するまでの経緯を教えて下さい。
堀:グループを結成した当初から、実現するしない別に演劇をやってみたいという話をしたことがありました。そんな中で、昨年初めてホールツアーをやるにあたって、HIROさんから「SOUND DRAMAはどうか?」とご提案がありまして、自分たちのやりたいことのひとつとでもあったので「ぜひやりたいです」と、原案、脚本を鈴木おさむさんに依頼して実現しました。ただ、きっちりした脚本というよりは、鈴木おさむさんとお会いして、自分たちのやりたいことを伝え、それをまとめていただいた形なので自分たち発信の部分が多いものに仕上がったなと思っています。
瀬口:本番までお客さんがどういうリアクションをするのか予測できなかったので、とにかく初日を迎えるまで分からない部分が多かったです。「ここでレスポンスがあるんだ」とか、実際に予想外の反響が返ってくるところもありましたし、ツアーを回りながらお客さんと一緒に作り上げていく感覚がありました。
― 初日と最終公演では違いました?
瀬口:全く違いました。毎公演反省会をして、どの公演も同じ公演がなかったんじゃないかな?と思います。それくらい模索しながら進めていきましたし、ツアーだからこそ各地での反応の違いも感じることができました。
中島:初日はどういう反応が返ってくるんだろう?と緊張していましたし、お客さんもどう反応していいのか分からなかった部分があると思います。でも思った以上の反応をいただいて、お客さんの歓声で自分たちの声が聞こえないくらいでした。SOUND DRAMAからスタートすることで世界観にしっかりと入っていただくことができたとも思っていますし、そこからライブに繋げられたのは良かったかなと感じています。
― ホールツアーのほかBOTでもライブを開催しましたが、色々な形で経験を経て、お互い変化を実感する部分はありますか?
澤本:それぞれが成長していますが、特にボーカルの立ち振る舞いは夢者修行に比べ成長を感じました。BOTはもちろん、ツアーではボーカルだけのパートもあるので、そこは特に。あと、映像で観たときに歌う姿が大人っぽくなったなと思いました。
中島:デビュー当時は何も分からない状態だったので、そう言ってもらえると嬉しいです。BOTのときには、初日を終えてGENERATIONSの数原(龍友)さんと片寄(涼太)さんから「もっとライブ感を意識してお客さんを巻き込んだパフォーマンスをした方が伸びるよ」とアドバイスをいただきました。そのアドバイスを意識しながら自分なりにホールツアーで挑戦してみました。反応が良かったところ、良くなかったところ色々ありましたけど、とても勉強になりました。
八木:BOTのコラボ曲では、今までFANTASTICSで歌ってこなかった新しい曲調に挑戦もできましたし、ホールツアーでは違う声の出し方や技術的な部分でも成長できたと思います。MCもホールツアーの最後の公演(横浜)では、本当に自分の伝えたいことを言葉にできたと手応えがありました。
中島:インタビューにしてもボキャブラリーが増えてきたと思います。パフォーマーも、ボーカルが歌で表現していることを理解して言葉にしてくれてありがたいです。
― ボーカルのお2人が歌に込めた想いというのは、その都度話し合って伝えていますか?
堀:ボーカル2人が「この曲はこうです」と想いを長文のメッセージで送ってくれます。
中島:デビューシングルのときには上手く伝えられず、世界さん大樹くんが「EXILEではATSUSHIさん、TAKAHIROさんから“こういうメッセージを込めて歌っている”と、想いを伝えていただいているよ」とアドバイスをくれたんです。それを聞いて、2ndシングルから、自分たちもはじめました。
中島颯太&木村慧人、20歳の誕生日は…「皆で乾杯」「買い出し途中で」
― 先程、“ボーカルが大人っぽくなった”というお話が出てきましたが、中島さん(※1999年8月18日生まれ)、木村さん(※1999年8月16日生まれ)が今年度成人式を迎え、メンバー全員が20歳に。お祝いなどはされましたか?木村:誕生日の前日からメンバーと一緒にご飯を食べていたんですけど、12時前はソフトドリンクで、12時を超えてお酒で乾杯しました。メンバー皆で乾杯できたことが嬉しかったです。
中島:僕は慧人の2日後が誕生日なので、それを見ていました(笑)。
木村:(笑)。お酒が飲める年になったんだって、不思議な感覚でした。
― 最初は何を飲みましたか?
木村:レモンサワーです!LDHの公式ドリンクなので!そのあとは白桃サワーを。
中島:何で白桃サワ―!?
木村:大樹くんが「美味しいよ」って言ってたから飲んでみたくて。
― 中島さんは?
中島:缶チューハイでした。大阪で仕事があったときだったので、大阪のホテルでお祝いしてもらったんですけど、コンビニにメンバーと一緒に買い出しに行っている途中で20歳になって…「なってしまいました」と自己申告しました(笑)。
メンバー:(笑)
― お酒が飲めるようになるとご飯の選択肢も増えるかと思いますが、何か変わったことなどはありますか?
瀬口:彼(木村)はめちゃくちゃありますよ!!(強めに)
木村:(笑)
瀬口:週6くらいで一緒にいるんですけど、お酒強いんです!
木村:いやいや…
瀬口:さっきカラオケの話がありましたけど、慧人はお酒が入るとバラードを歌います。
木村:バラード歌いがちですね(照)。普段は恥ずかしいんですけど、お酒が入ると大丈夫です。
― グループで1番強いのが木村さん?
木村:それはないと思います!
中島:慧人はお酒が入ると握力も強くなる。大樹くんに寄って行って、大樹くんがどこか行こうとすると、腕を掴んで離さないとか(笑)。
― 可愛い酔い方ですね(笑)。先輩方と飲む機会は?
木村:(EXILE/GENERATIONSの関口)メンディーさんの家に招いていただいたことがあります。そのとき誕生日プレゼントをもらいました。あと、(GENERATIONSの佐野)玲於さんにもお祝いしていただきました。
― プレゼントは何でしたか?
木村:ピンクの可愛い靴でした。
― メンバーからは?
木村:(澤本・堀から)Tシャツをもらいました。
堀:(中島にも)あげようとしたんですけど、僕も8月が誕生日で「同じ月だから別に(プレゼントなしで)よくないですか?」と言われてしまって…
中島:言いましたね。
堀:振られました…
メンバー:(笑)
中島:気を遣わせたくないって意味だったんですよ!
― そうなると、あげる人あげない人がバラバラに…
中島:バカだったと思います(笑)。
― ぜひ今年は(笑)。プレゼントは個々で渡すことが多いですか?
澤本:最初は一緒にパーティーみたいなこともやっていましたが、スケジュールが合わないこともあるのでそのときそのとき…という感じです。
中島:澤夏くん(=澤本)の誕生日パーティーに澤夏くんが来ないってこともありましたよね。
澤本:急に呼ばれたので、ちょっと予定が…
中島:サプライズしたかったんですよ。本人不在でパーティーしました(笑)。
― 次は早めにスケジュールを抑えて皆さん揃ってパーティーを(笑)。
澤本:よろしくお願いします(笑)!
― グループ内で「こういうときは集まる」など決まりはありますか?
八木:地方に行ったときは、皆でよくご飯を食べに行きます。
― 1番思い出に残っているご飯は?
八木:ホールツアーのときですが、広島の鉄板焼です。
木村:僕は福岡で食べたホルモン。それも鉄板焼でした。ライブ前に食べてパワーアップしました。
中島:美味しかった!黎弥くんが地元なので、紹介してもらって皆で行きました。
瀬口:ホルモンじゃなくてサガリなんですけど(笑)、ニンニクとか入っていてご飯がおかわりできるんですよ。1000円以下で食べられるB級グルメみたいな。皆に食べてほしいなと思って行ったんですけど、その日の公演は胃から上がってきてニンニクの臭いが…(笑)。夏喜が「やばいやばい」って言ってましたね。
堀:(笑)。僕は北海道で食べたスープカレーも印象に残ってます。
瀬口:札幌のお寿司も美味しかったです。夏輝くんと大樹くんと一緒に行きました。普通の回転寿司なんですが、本当に美味しくて、ビントロがとろけるとろける!
中島:僕は福岡で澤夏くんとライブ終わりにラーメン3軒はしごしました。3軒目に慧人と大樹くんと合流して。
澤本:やっぱり福岡のラーメンは美味しいです。
木村:僕と大樹くんは違うところでご飯を食べていたので、合流してラーメンで締めました。
― そういったところもツアーの楽しみのひとつですよね。では、最後にモデルプレス読者にメッセージをお願いします。
八木:僕たちの1stアルバム「FANTASTIC 9」は、FANTASTICSの色々な一面が詰まった1枚になっていると思います。「LDH PERFECT YEAR 2020」の一環として、アリーナツアーも開催しますので、アルバムを聴いてぜひライブに来ていたけたら嬉しいです。
― インタビューは以上になります。ありがとうございました!
(modelpress編集部)
1stアルバム「FANTASTIC 9」
<CD収録曲>1.Time Camera
2.OVER DRIVE
3.WHAT A WONDER
4.Can't Give You Up
5.Believe in Love
6.Dear Destiny
7.ターミナル
8.FANT-A-STEP
9.Tarte Tatin
10.Every moment
11.Flying Fish
12.Shamblez
13.Tumbling Dice
14.Turn Back Time -FANTASTICS Version- (新曲)
15.FANTASTIC 9 (新曲)
FANTASTICS from EXILE TRIBEプロフィール
EXILE TRIBEの新グループとして、EXILEの世界・佐藤大樹をリーダーに、パフォーマー集団として 2016年12月29日に結成。全国18会場50公演、約3万人動員をした武者修行を完遂し、グループとして大きく飛躍し新たなステージに進むため、ボーカルを迎えることを決意。2017年5月から12月にかけて「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5 ~夢を持った若者達へ~」を開催し、約3万名の応募者の中から勝ち上がった八木勇征・中島颯太が加入した。
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