<清原翔「アライブ」インタビュー>話題作への出演続くも「僕はまだまだ」 意外な素顔&2020年の目標とは?
2020.01.04 08:00
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1月9日スタートのフジテレビ系木曜劇場「アライブ がん専門医のカルテ」(毎週木曜22時)に出演する雑誌「MEN'S NON-NO」専属モデルで俳優の清原翔(26)が、モデルプレスのインタビューに応じた。
清原翔「アライブ がん専門医のカルテ」インタビュー
今作は“がん”に立ち向かうべくタッグを組んだ内科医・恩田心(主演・松下奈緒)と外科医・梶山薫(木村佳乃)が、内科の中でも腫瘍内科「メディカル・オンコロジー」というがんに特化した診療科を舞台に、今の医療現場に最も求められているがんのスペシャリストたちの戦いを描く“メディカル・ヒューマン・ストーリー”。清原は、心とともに腫瘍内科で働く“チーム・オンコロ”の一員で、2年目の研修医・結城涼役。医師家系のエリートで外科医志望。2019年、NHK連続テレビ小説「なつぞら」(NHK)、映画『うちの執事が言うことには』で注目を浴びた清原が、本格医療ドラマで初めて医師役を演じる。
今回のインタビューでは、ドラマへの意気込みはもちろん、2019年を振り返ってもらうとともに2020年の目標などを聞いた。そこから見えた意外な素顔とは…?
清原翔、ミステリアスに見えて…実は“ふわふわ”?
― まずは、今回演じる役どころについて教えてください。清原:結城は基本的にクールに見えるし、人に対して自分をあまり出さないタイプです。生い立ちにコンプレックスがあって、言葉数も少ないですけど、中には熱いものを持っているので、そこを表現できればいいなと思います。研修医を演じるのは2度目なんですけど今回が本格的な医療ドラマは初めてで、患者さんを処置するシーンにも挑戦しています。
― 役に共感する部分はありますか?
清原:言葉にするのが下手で人に伝えることを諦めている部分とか(笑)。一見クールに見えるけど、熱いものを持っている部分も近いかなと思います。
― 周りの方々からはクールに見られることが多いですか?
清原:話すと「ふわふわしてるね」って言われることが多いかもしれないです。あと、「変だね」か「普通だね」か。僕としては特殊なところは何もないので、「普通」という評価が妥当だと思っています(笑)。
― (笑)。ミステリアスなイメージもあります。
清原:「話しかけづらいな」とか思われると悲しいですけど、そのイメージに助けられることもあります。今のところ良い方に転がっています。考えているようであまり考えていないタイプなんです(笑)。
― 何でも吸収できる状態とも言えますよね。あまり自己評価を高く持たないようにしているということでしょうか?
清原:それもあるかもしれないです。あまり自分を出さないようにしているというか、パーソナルな部分をあまり知られたくないというか…恥ずかしさもあるんだと思います(笑)。
清原翔「ブレイクという言葉はしっくりこない」
― 2019年は「なつぞら」の“照男兄ちゃん”など反響の大きな役柄を演じることが多かったかと思いますが、ブレイクの実感は?清原:ブレイクという言葉はしっくりこないです。色々な作品に出演させていただいた年ではありましたけど、僕が思うブレイクとは違うなと思います。ブレイクって誰が見ても顔と名前が一致して、面白い作品に主要キャストとして出続けるってことだと思っているので僕はまだまだ。
― 「警視庁いきもの係」(フジテレビ系、2017年)出演時にインタビューをさせていただいた際、現場で「緊張している」とおっしゃっていたのが印象的でしたが、今回のドラマ現場ではいかがでしょうか?
清原:いつまで経っても慣れないです(苦笑)。話しかけてもらえたら話せるんですけど、自分から話しかけるのは勇気が…「迷惑だな」と思われても嫌だし。役に入っているときは良いんですけど、個人としているときは今も緊張してしまいます。
― モデルとしてランウェイ経験も豊富かと思いますが、そのいった場面でも?
清原:“モデル”という立場なら緊張しません。でも、映画とかドラマの企画で“清原翔”としてランウェイを歩くときは緊張します。手を振るのとか特に!
― 意外です!
清原:そういうことは普段しないタイプなので、やっぱり恥ずかしさがあるんです。素がキラキラしていない分、キラキラしているように見られることに違和感があるんだと思います。素もキラキラしていらっしゃる方っているじゃないですか?僕はそういう人を見て、“すごいなー”って思っているタイプです。
― これまで共演された方で、素もキラキラしていた方は?
清原:(King & Princeの)永瀬廉。(※『うちの執事が言うことには』で共演)
― 即答でしたね。
清原:プロフェッショナルを感じました。あのキラキラさは僕にはないです(笑)。
清原翔、2020年は「演技の賞を目標に」
― 2020年、清原さんの目標を教えてください。清原:知り合いのスピリチュアルな方に「2020年は何か賞をとる」と言われたので、何かしらいただけたら嬉しいです。その方には「小さい賞かもしれないし、何の賞か分からない」と言われたんですけど、演技の賞を目標にしています。助演で賞をとれたらいいなと密かに思っています。
― 主演願望はありますか?
清原:いずれ…と思いますけど、今はまだないです。毎年1年前を越えていければと思いながら色々なことにチャレンジしているので、2020年もその気持ちで頑張りたいです。
― では、最後になりますが、ドラマの放送に向けモデルプレス読者にメッセージをお願いします。
清原:今、がんは年齢関係なく身近なものだと思うので、見て学べることもありますし、患者さん、その周りの人たち、色々な立場から考えさせられる作品になっています。腫瘍内科のことももっと広く知っていただけるきっかけになると思いますので、ぜひ皆さんに観ていただきたいです。
― インタビューは以上になります。ありがとうございました。
(modelpress編集部)
「アライブ がん専門医のカルテ」第1話あらすじ
恩田心(松下奈緒)は横浜みなと総合病院に勤務する腫瘍内科医。様々な症状のがん患者と日々向き合い、忙しい毎日。この日、心は、担当患者・高坂民代(高畑淳子)に再発の告知をしていた。民代にとっては幾度目かの経験で、軽口を叩き去っていく。一息つく間もなく、次は、化学療法室から緊急の連絡。初日の研修医・結城涼(清原翔)と共に駆けつけると、初来院の男性患者が倒れていた。
心たちが適切な処置を施し落ち着きを取り戻すが、紹介状に添えられたカルテを見て、心は違和感を感じる。担当医である消化器外科部長の美川に生検を進言しようとするが、「勝手に人の患者を診るな」と言われてしまう。
仕事を切り上げ、向かったのは別の病院。3ヶ月前に事故に遭い意識不明となっている夫を見舞うためだ。少しの滞在の後、すぐに息子の蓮を迎えに行き帰宅すると、義父・京太郎(北大路欣也)が出迎える。来ることは聞いていない。世話を焼いてくれるのはいいが、気を使う相手。公私共に息つく暇がない…これが、最近の心の日常だった。
清原翔(きよはら・しょう)プロフィール
1993年2月2日生まれ。「MEN'S NON-NO」専属モデル。ドラマ「レンタルの恋」(2016年、TBS系)で連続ドラマデビューを果たし、2017年結婚情報誌「ゼクシィ」の10代目CMガール・佐久間由衣の新郎役に抜てきされ注目を浴びる。その後、数々のドラマや映画に出演し、2019年はNHK連続テレビ小説「なつぞら」、映画『うちの執事が言うことには』などに出演。2020年は、「アライブ がん専門医のカルテ」のほか、1月24日には映画『サヨナラまでの30分』の公開が控える。
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