小泉里子、同世代が憧れるライフスタイルの裏側明かす プライベート空間を公開<インタビュー>(C)モデルプレス

小泉里子、同世代が憧れるライフスタイルの裏側明かす プライベート空間を公開<インタビュー>

2019.07.25 12:00

15歳のデビューから様々なファッション雑誌で表紙モデルを務め、現在も第一線で活躍しているモデルの小泉里子。ナチュラルながらも洗練されたファッションやライフスタイルは、多くの同世代からお手本とされている。そんな小泉がプライベートでこだわっていることとは。デビュー3年後の18歳から続けているという“好き”なことについても語ってくれた。

小泉里子、プライベート空間を公開

小泉里子(C)モデルプレス
― Instagramでのおしゃれなファッションはもちろん、洗練されたお部屋の写真もアップされている小泉さん。プライベートでこだわっていることなどはありますか?

小泉:お部屋のインテリアは空気が流れるのを意識して、物はいっぱい置かないようにしています。空気が滞っているとリラックスできない気がして。でも、昔はすごく物が多くありました。テーブルコーディネートが好きだから食器類をたくさん持っていて。片付けるのが面倒になっちゃったので、思い切って物を減らしスッキリさせました(笑)。

― スッキリさせたのは何かキッカケがあって?

小泉:引っ越しをキッカケに荷物を減らしました。断捨離する良い機会だなと思って。やっぱり住んでいると年々物は増えていきますが、今も割とシンプルです。あとは光にも気を配っていますね。

― 光?

小泉:はい。お昼は自然光の入り方だったり、夜は照明に気を配っています。特に夜はリラックスできるように光量を抑えめにして、自然と眠りにつける環境を作っています。

― シンプルなのに洗練されてる秘密は光にもあったんですね!今回、車内のお写真も特別に撮っていただきましたが、すごくシンプルに感じました。これにもこだわりが?

小泉:特にこだわってるわけではなくて。いつもはサングラスとか置いてあるんですけど、実はすごい片付けました(笑)。でも、車のアクセサリとかは昔から特に置いたりはしないですね。普段この車も乗るのは自分とペットくらいなので。

― 後部座席に少し見えるのはワンちゃんのゲージですか?

小泉:はい。後部座席の二席くらい使って置いています。2匹入れるくらいの大きさがあるので、いつもゲージに入れてお外に出かけています。たまに家族でお出かけする時もあるんですけど、そういう時はゲージを畳んで後ろの空いているスペースに置いているので、不便さはありませんね。

運転席の様子(撮影/小泉里子)
3列目の座席は倒して広々(撮影/小泉里子)

小泉里子、意外な素顔明かす「18歳からずっと」

― 小泉さんは普段もよく運転はされますか?

小泉:そうですね。免許を取得した18歳からずっと運転しています。運転すること自体が好きなんです。都内を走る時は「急ブレーキをしないように」とかを意識していますね。

― すごい…!気にしたことありませんでした。

小泉:エンジンの回転数やタイヤを傷めない運転ばかり考えているんです(笑)。最近、東京大阪間を車で行き来していたんですけど、運転が楽しくてあっという間でした。

運転が好きだという小泉里子(C)モデルプレス
― 東京から大阪だと結構な長距離ですね。

小泉:長距離だと運転を交代しながらも多いんですけど、この前は1人で運転して帰ったので9時間くらいかかりました。多めに休憩を入れながら運転したのでそんなに疲れもなかったし、運転に集中していたので帰りはあっという間でした。その時もいかに効率よく運転できるかを意識していましたね。

― 小泉さんが今の車を選んだポイントはどこでしたか?

小泉:荷物がたくさん入るのがポイントでした。前の車は後ろのバックドアが斜めになっていたから荷物を高く積めなくて。テーブルコーディネートを外でする時は荷物を大量に持っていく必要があるので、たくさん載せられる車にしました。後ろから荷物を見えないようにするカバーもありましたが、荷物をいっぱい載せられるように取っちゃいました。今の私の生活スタイルに合った車がいいなと思って。

― ライフスタイルが変われば車選びも変わりそうですね。

小泉:そうですね。きっと子供ができれば安全に乗り降りできる車が一番だと思うし、その時々のスタイルに合わせるのがベストかなって。この間、ハワイでミニバンをレンタルして使ったんですけど、すごく使いやすくて!心惹かれましたが、「生活スタイルが変わってからでいいかな」って思い直しました。

小泉里子(C)モデルプレス
― この車にはどれくらい乗ってらっしゃるんですか?

小泉:もう5年くらいになります。最初カクカクした形に全然慣れなくて。後ろからみると「変な形だなぁー」って感じていました。でも今はすごく愛着が湧いてます。角ばってるのも好きだったみたい(笑)。

― 今の車が小泉さんにとってはベストなんですね。

小泉:そうかもしれません。ただ、足が冷えるのには困っていて…。どの車も同じなのかもしれないんですが、運転していると上半身は熱いのに、足だけが冷えちゃうんですよ。それが解消できればもっと快適に運転できるんじゃないかなとは思っています。

世界シェア1位の企業に潜入

(左から)井上英治氏、小泉里子(C)モデルプレス
― 今回カーエアコンシェア世界1位、自動車部品では世界シェア2位(※1)のデンソー・井上英治さんとの対談が実現いたしました。「サーマルシステム事業」や「エアコンディショニング事業」に携わっているとのことですが、足が冷えない車内での過ごし方などはありますでしょうか?

(※1)デンソー企業情報より。

井上:まずはカーエアコンの設定温度を少し上げて、オートで使ってください。エアコンはオートで使う方が快適で、省エネになります。

小泉:ずっとオートで使っていたけど知りませんでした…。足元の冷風は止めているんですが、太陽の陽があたっている上半身は暑くて、足が寒くなることが多くて。

井上:カーエアコンで足元だけ温風を出すようにすることも、上半身側に涼風、足元にやや暖かい風を出すことも出来ます。エアコン風の吹出口設定で確認してみてください。また今後は、輻射熱で足廻りを個別に温めるなどの技術も検討中です。

小泉:そうなんですね。すぐ試してみます!長時間運転する時に温度変化が気になっていたので、これで運転に集中できそう。

井上英治氏(C)モデルプレス
― 知らない機能はまだまだありそうですね。

小泉:そうですね。もっと快適に過ごす方法があることを今まで知らずに運転していると思うとショックですね…。

井上:今は車を選ぶ際にエアコンを気にされる方は少ないのではと思います。今後は車の電動化、自動運転、コネクティッドカー(※2)などが進むと、その移動時間をいかに自分にとって快適で価値あるものにするかが重要になり、車内環境が注目されてくるのではと考えています。

小泉:私は完全にデザインの好みで選んじゃってます(笑)。

井上:良いと思います。今は私も自分の趣味で車を選んでいますし。将来、車の用途も徐々に変わってくると思うのですが、自動運転やコネクティッドカー(※2)が普及した時に「何を価値、嬉しさとして求めるか」で車選びは変わってくると感じています。今はデザイン性や積載量で選んでいる方がほとんどですが、今後は一人ひとりの好みに合わせて多様化していくはずです。

(※2)インターネットと接続された車。ネットワークに接続することで、目的地へ移動する以上の価値を提供できるようになる。

小泉里子(C)モデルプレス

小泉里子、未来の車に期待

― 対談インタビューの前には、世界で2台しかないという<デンソー快適キャビンコンセプト>のVRを小泉さんに体験していただきました。未来の車はいかがでしたか?


※<デンソー快適キャビンコンセプト>のVRは上記映像の車内空間を実際に体験することができる。

小泉:かなりビックリしました!あんなに進化するのかと、私の想像を遥かに超えていました。特に映像が変わる(0:30あたり)のがすごいですよね。ミニ映画館みたい。移動しなくても車に乗りたくなっちゃいそうです。移動のためというより、自分の部屋という感じでした。

井上:そうですね。サードプレイス(※3)という言葉がありますが、車内空間もそれと同じように価値ある場所にしていければと考えています。

(※3)自宅や職場とは隔離された、心地のよい第3の居場所を指す。カフェなど。

小泉:運転がおまけみたいな感じですよね。車に乗ってるほうが仕事が捗りそうだし、誰にも邪魔されない。

井上:将来も移動する必要はあるので、その時間と空間をいかに価値あるものにしていくかを考え、様々な新技術を開発しています。例えば、VRでも体調を診るシーンがあったと思います。将来的には個人の温熱感、脈波などをセンシング(※4)し、一人ひとりに寄り添った温度、風、香りなど五感に訴えながら車内空間の快適性を向上させたいと考えています。

(※4)さまざまな情報を計測・数値化させること。

小泉:すごい!ぜひ実現してほしいです!足が冷えるのも、自動で解消ですね。

井上:例えば、4席全てを独立にコントロールできるエアコンも世の中には出てきており、乗員それぞれの好みにあった温度環境を作ることも可能です。

井上英治氏(C)モデルプレス
― 「こんな進化をしてほしい!」という小泉さんの希望はありますか?

小泉:VRにも少し出てきましたが(1:40あたり)、お肌を保湿する機能とかも実現しますか?車を運転していると乾燥することがあって。

井上:車の中の湿度はエアコンをつけっぱなしにすると20%~30%(※5)まで下がり、おっしゃる通りすごく乾燥しています。この湿度はだいたい砂漠と同じくらいだと言われています。

(※5)デンソー調べ。

小泉:そうなんだ…。お肌には過酷な環境ですね。

井上:それを改善するため保湿する機能も開発しています。しかしエアコンは車内を冷やすため、また窓の曇りを防ぐためにどうしても除湿する必要があります。特に冬などは加湿すると窓が曇ってしまうケースもあり、運転する上で危険なんですね。

小泉:確かに安全が第一ですもんね。

小泉里子(C)モデルプレス
井上:そこでイオンを付加するなど顔周辺を部分的に保湿するような機能を検討しています。

小泉:女性としてはすごく嬉しい機能です!

井上:今までエアコンの役割は「冷やす」「温める」だけでしたが、より快適な車内空間を作るために様々な技術が進んでいます。シートから直接風を出し背中の蒸れを解消する機能、また空気質ではPM2.5や花粉をカットしたり、イオン付加で除菌・消臭を狙った機能などもあります。

小泉:あまり意識したことなかったけど、確かに昔はなかったかも。知らない間にどんどん進化しているんだ…!

― 車内エアコンといっても、様々な機能があるのを知っている方は少なそうですね。

井上:そうですね。車内環境は「熱い・寒い」などのマイナスからスタートですが、それをやっとゼロにすることができました。今後は車に乗るほどに「健康になる」「リラックスできる」など、車に乗る楽しさ・歓びにつながる価値ある場所にしていくのが目標です。

小泉:いつか車でリラックスするのが当たり前の時代になっているかもしれないですね。

井上:そうですね。それを実現できれば嬉しいです。

あまりの進歩に驚く小泉里子(C)モデルプレス

小泉里子がサーキットで運転?

― 車内環境の進化と同時に、車自体のあり方も変化していきそうでしょうか?

井上:車の自動運転、コネクティッド化が進み、使い方や車内での過ごし方が変わってきます。また車自体も『所有から利用へ』といったように、考え方に大きく変化が出てくると言われています。実際、日本では平均して1日の4~5%の時間しか車が使われていないという結果が出ており、それ以外の時間は駐車場に停まっているということになります。今後、技術の進歩や効率性から見ればシェアリングが益々普及していくと思います。

井上英治氏(C)モデルプレス
― 先程もお話に出ましたが、自動運転などで自分で運転することもなくなる?

井上:そうですね。車の技術や環境の進化に伴い自分でハンドルを握るという機会が減っていくと思います。将来運転したい時はサーキットに行く時代もくるかもしれないですね(笑)。

小泉:運転好きだから、私もサーキットで運転しちゃうかも(笑)。でも、そのほうが安全ですよね。今の子どもたちが大きくなって、「昔は自分でアクセル踏んでいたの?」とか聞かれそう。

あまりの進歩に驚く小泉里子(C)モデルプレス
― 確かにそうですね(笑)。実際にVRを体験してもらい、未来の車に小泉さんは何を感じましたか?

小泉:車がVRのような進化をしたら見た目よりも快適さで選ぶ方は増えてくると思うし、私自身も空間で車を選ぶのはありだなって感じました。これから車は「運転するもの」から「有意義な移動時間」に考え方が変わっていくのかも…と肌で感じることができて楽しかったです。ありがとうございました!

井上:こちらこそ、ありがとうございました。

(左から)井上英治氏、小泉里子(C)モデルプレス
先進的な自動車技術やシステム・製品を提供するグローバルトップシェアの自動車部品メーカー・デンソー。一人ひとりに寄り添った最適な車内環境を実現し、快適で安心安全な車づくりを目指している。35ヵ国・地域に事業展開をするグローバル企業であり、これまでに多数の世界初の技術を生み出してきた。また世界中で活用されている「QRコード」を開発した企業でもある。

自分の“好き”に囲まれ心地よいと感じる空間は、気持ちにゆとりを与えリラックスできる。それは車内においても同じこと。自動車技術はものすごいスピードで進化しており、技術面のサポートにより車のあり方自体も変わってくるかもしれない。そんな未来の車を小泉も目を輝かせながら想像していた。(modelpress編集部)[PR]提供元:株式会社デンソー

小泉里子(こいずみ・さとこ)プロフィール

小泉里子(C)モデルプレス
1981年7月15日生まれ。神奈川県出身。15歳でモデルデビューし、ファッション雑誌の専属モデルを経ていくつもの表紙モデルを務める。シンプルなのにどこかおしゃれな“里子カジュアル”は、同世代女性達の憧れの的となっている。

井上 英治(いのうえ・えいじ)プロフィール

6月24日生まれ。愛知県出身。大学院卒業後、1993年に株式会社デンソーに入社、以来一貫してカーエアコン技術開発に携わる第一人者。2017年に事業部長に就任、2018年より現職(執行職)。趣味はランニングと読書など。好きなブランドはエルメネジルド・ゼニア。

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