Dream Shizukaソロデビューシングル「4 FEELS.」インタビュー 「人生で一番緊張した」瞬間とは?“新たな一歩”語る「もがくのが好きなんだと思う」
2019.05.22 22:00
5月22にソロデビューシングル「4 FEELS.」をリリースしたDream Shizukaが、モデルプレスのインタビューに応じた。
Dream Shizuka、ソロデビューシングル「4 FEELS.」リリース
Shizuka は、2002年dreamに新加入しデビュー。2011年からは、E-girlsの中心メンバーとして活動し、2017年7月、E-girlsが『E.G.family』という新たなガールズ・エンタテインメント・プロジェクトへ進化してからは、E.G.familyの一員としてDANCE EARTH PARTYの活動に専念してきた。そして、2019年、ソロアーティストとして新たな一歩を踏み出した。「4 FEELS.」には、2月に配信リリースした「かなしみから始まる物語」、新曲「Woman We Are」「Paper Dream」「Just keep on dreaming」の全4曲を収録。ソロとしてShizukaが表現したいものとは――
Dream Shizuka、ツアー初日は「人生で1番緊張した」
― 2月にソロ曲「かなしみから始まる物語」を配信リリースされましたが、今回リリースした「4 FEELS.」がソロデビューシングルとなります。「かなしみから始まる物語」を含む4曲が収録され、4曲それぞれに打ち出す異なる感情をテーマに制作されたということですが、まずは各曲のポイントを教えてください。Shizuka:「かなしみから始まる物語」はE.G.familyとして初のツアーとなった「E.G.POWER 2019 ~POWER to the DOME~」に向けて制作したんですけど、リアルな思いを届けたくて、これまで出してこなかった弱い部分も表現しています。今回のシングル「4 FEELS.」では、「かなしみから始まる物語」で自分の感情を表現したので、ほかの3曲でも感情を表現して「喜怒哀楽」のように「4つの感情」や「4つの思い」を表現しました。それを具現化させたのが、今回収録されている「Woman We Are」「Paper Dream」「Just keep on dreaming」です。
「Woman We Are」はクールさの中にある芯の強さのようなものを表現しています。1曲目にもなっているので、登場感だったり自分がこれからソロとして突き進んでいく上で大切にしてきた強い意思みたいなものを出せたらなと思って制作しました。
「Paper Dream」には、DANCE EARTH PARTYのときに表現していたような、“皆と一緒に楽しみたい”って思いが込められています。楽曲を選ぶときには、ライブで歌っている姿が想像できるかというのも大切な基準にしているんですけど、自分がチャレンジしてみたかったロックテイストも取り入れて、DANCE EARTH PARTYで一度ご一緒したSHOCK EYEさんとコラボレーションさせていただきました。
「Just keep on dreaming」は、作詞をさせていただいたんですけど、ソロとして一歩踏み出した喜びを表現したいと思って書いています。でも、自分だけが分かる感情や世界というよりは、新たな一歩を踏み出した先に誰もが感じられる感情を前向きな気持ちと、その後ろにある不安な気持ちを表現したくて、日常生活にあるワードも取り入れました。4曲を通して、違う色を楽しんでもらえる作品になったのかなと思います。
― 4曲ぞれぞれ全く違う印象を受け、とても聴きごたえのある作品でした。お話しにも出てきた「E.G.POWER 2019 ~POWER to the DOME~」では、E.G.familyとして出演し、ソロとして初のステージも披露されましたね。
Shizuka:ツアーの初日が大阪公演だったんですけど、めちゃくちゃ緊張しました。人生で1番緊張したと思います。本番が始まるまでは意外と平気かな?って思っていて、自分の出番が来る前は落ち着いていたんですけど、皆さんの前に立った瞬間、一気に緊張がきて…「こんなに緊張することある?」ってくらいでした(笑)。
― これまで様々なステージに立ってきたShizukaさんでも…
Shizuka:それは初めての経験でしたね。イントロが流れた瞬間にぶわーってなって、マイクを持つが手が震えて。そのあとは、本当に無我夢中でした。
― その緊張はいつ解けましたか?
Shizuka:終わるまで解けなくて、舞台袖にはける瞬間まで緊張しっぱなしでした。
― ラストにはE.G.family全員でのステージもあり、以前、E-girlsとして活動していたメンバーでのパフォーマンスになったかと思いますが、どのような感覚でしたか?
Shizuka:今までE-girlsとしてステージに立っていたときとはやっぱり違って、「E.G.familyとして今ここに立っている」という感覚が強かったです。それは自分でも不思議でした。懐かしさもありましたし、E-girlsの頃の曲を歌ってるんだけど、また違う自分がいるんです。「Dream Shizuka」になったという思いが強かったです。
ソロとして今、感じること…Shizuka「大きく変わった点」明かす
― 前回、E.G.familyとしてインタビューさせていただいたとき、「ソロに対して不安な気持ちもある」とおっしゃっていましたが、本格的にソロ活動がスタートした今、感じることはありますか?Shizuka:全部自分次第というのはもちろん大変ですが、逆にそこが楽しいなと感じました。自分の意見も気軽に言えるし、スタッフさんと相談しながらコミュニケーションをとって進めていくというのは、大きく変わった点だなと思います。もちろん自分がやりたいことに対して、まだ自分が至らないこともいっぱいあるんですけど、ソロとして歩き始めてるんだなって思えたり、自分の思いを伝えることをあまりやってこなかった分、伝えることの難しさを実感したり、初めて知る悔しさとか色んな感情があって新鮮です。今このタイミングで初めての感覚を体験できるというのは、楽しいです。
― これまでの経験があってこそでしょうか。新しい環境を楽しめるというのは素敵なことですよね。
Shizuka:自分の年齢もそうですけど、色んな経験をしてきたからこそ、新しいものってどんどん少なくなっていくんですよね。だから、出来ないことを見つけたときに嬉しくなれるというか。昔だったら出来ないと「嫌だな」と思ってたんですけど、その苦労すら楽しめるようになってきました。スムーズに進んでいくよりも、考えたり悩んだりすることが意外と好きなんだなという発見もあって(笑)。もがくのが好きなんだと思います。でもそれって、その先に結果がついてくることや、形になることの嬉しさを知っているからなんですよね。
― 先程、「大きく変わった点」として皆さんとコミュニケーションをとることを挙げていましたが、詳しくお聞かせください。
Shizuka:グループにいたときと比べて、よく相談するようになったんです。昔は疑問や悩みがあっても、自分の中で解決しようとしてたのですが、ネガティブな感情も包み隠さず伝えるようになりました。グループのときは自分だけの問題を誰かに相談しても、グループのプラスにはならないと勝手に思っちゃってたんです。例えば、ボーカルに関しての問題をパフォーマーに相談することはなくて、それはボーカルとしての役割をいただいた自分で解決しようという考え方で。Dreamのメンバーには相談することもありましたけど、自分で抱えていたことでいっぱい悩みましたし、行き詰まったこともありました。
でも、ソロになって自然と“言ってみよう”って思えて、そこから変わっていきました。自分でモヤモヤしても、結局表現するのも自分だから、溜め込むのはやめようって。スタッフさんとチームでやっていくので、コミュニケーションをとらないと伝わらないし、言った方が良い方に進むのかなと思っています。
― 活動の形が変わっていく中で、自分の届けたいものや思いに変化はありますか?
Shizuka:そこはずっと変わってないです。自分の歌や作品を受け取ってくださった方が喜んでくれたり、涙を流してくれたり、大事な日に聴いてくれたり、誰かの力になりたいという思いがずっと軸にあります。色んなグループで歌わせていただきましたけど、それは変わらずいつもあったことかなと思います。
― ファンの方の反応などはチェックするタイプですか?
Shizuka:チェックしてます(笑)。特にソロになると決断したときはすごくドキドキしてました。応援してくださっている声をたくさん見つけて、ソロになったことに説得力が持てるようにもっともっと頑張らなくちゃなと思いました。
― チェックは、「E.G.POWER 2019 ~POWER to the DOME~」でのステージ後にも?
Shizuka:しました。まず「かなしみから始まる物語」を配信したときに、ソロとしての1曲目がバラードなんだということや、タイトルに驚かれている方が多かったです。皆さんアッパーな強めの楽曲でくると思っていたようで、ファンの皆さんだけじゃなくて、E.G.familyのメンバーもびっくりしていました。私の中では「意外です」って意見が意外だったんですけど、ステージで披露してからは「スタートにこの曲を選んだ理由が分かりました」とか「前を向いてハッピーに向かっていきたいって思いが伝わりました」とか、曲に込めた思いが届いたみたいで。私にとっては1番嬉しいことです。
― その声は大きな力になりそうですね。
Shizuka:今回はホールツアーだったので、皆さん1人1人の顔を見ることができて、中には涙を流してくださっている方もいて、一言一言を真剣に受け止めてくださっているんだなとすごく感じました。皆さんの表情が見えるからこそ、どの席に方にもしっかり届けられるようパフォーマンスしなきゃなと改めて思いました。
― ソロとしての“夢”は何でしょうか?
Shizuka:今回シングルをリリースして、パッケージがCDショップに並ぶのを見たり、皆さんの反応を聞いたりして、やっとソロとしてスタートしたんだって実感が湧くと思うんです。それも楽しみですし、Dream Shizukaというアーティストをこれから成長させていくことも楽しみですし、その先には大きな夢としてアルバムを制作したい、ワンマンライブをしたいという思いがあります。
― その“夢”のために今、意識して取り組んでいることがあれば教えてください。
Shizuka:言霊ってあると思うので、まずは周りの人にその思いを知ってもらうことからかなと思います。あと、1人でライブをするとなったら今までとは違うことだらけで大変だと思いますし、全部自分で作り上げていかなくちゃいけないので誰にも頼れないし、「じゃあ自分にはどんなことができるんだろう」ってリアルに考えるようになりました。勉強のために、ソロで活躍されているアーティストの方のライブ映像を観るようにしていますし、今は観て、考えて、色んなものを吸収する期間かなと思います。
― では、最後にソロとして新たな扉を開いたShizukaさんから、モデルプレス読者にメッセージをお願いします。
Shizuka:「4 FEELS.」は、1つのカテゴリに絞るのではなく、自分の中にある要素を出し惜しみせず存分に出し切った1枚になったと思っています。Dream、E-girls、DANCE EARTH PARTYの活動で培ってきたものを、しっかり詰め込んでいるので、ぜひ聴いて、受け取ってくださったら嬉しいです。
(modelpress編集部)
Dream Shizuka(ドリーム・シズカ)プロフィール
誕生日:1988年3月6日出身地:大阪府
血液型:0
2002年dreamに新加入しデビュー。2011年からは、E-girlsの中心メンバーとして活動を開始され、2017年7月、E-girlsが『E.G.family』という新たなガールズ・エンタテインメント・プロジェクトへ進化してからは、E.G.familyの一員としてDANCE EARTH PARTYの活動に専念してきた。2019年、ソロアーティストとして本格的に活動をスタートさせた。
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