EXILE SHOKICHI(C)モデルプレス

EXILE SHOKICHI、ラブソングは実体験から作る?ソロ活動スタート後変わった部分は?…モデルプレス読者の質問に回答【Vol.1】

2019.04.17 17:00

EXILEEXILE THE SECONDのボーカル兼パフォーマーとして活躍しながら、ソロとしても精力的に活動するEXILE SHOKICHI(33)。3月14日に自身作詞作曲のバラード「君に会うために僕は生まれてきたんだ」を、4月17日に夏を先取りする軽快なナンバー「サイケデリックロマンス feat.SALU」を配信、5月15日には2ndソロアルバム「1114」をリリース。アルバムタイトル「1114」の意味は、2016年4月27日にリリースした前作「THE FUTURE」から、今作のリリース日までの日数。1114日の間、さらなる力を蓄えてきたSHOKICHIは、6月29日から、同作を引っさげ、念願の自身初単独アリーナツアー「EXILE SHOKICHI LIVE TOUR 2019“UNDERDOGG”」を開催する。モデルプレスでは今回、リリース&アリーナツアーの開催を記念し、インタビューを実施。モデルプレス読者から「SHOKICHIに聞きたい質問」を事前に募集し、本人に直接答えてもらった。今回は読者質問<Q1~Q5>の回答と、配信シングル「君に会うために僕は生まれてきたんだ」「サイケデリックロマンス feat.SALU」への思いを語ったVol.1。

  

Q1.レコーディング中に、これは欠かせない!これがあるとやる気が出る!というマストアイテムはありますか?

EXILE SHOKICHI(C)モデルプレス
SHOKICHI:鼻うがいをする塩は用意してあります。あとは、TETSUYAさんプロデュースのAMAZING COFFEEも。曲作りするときには、コーヒーが欠かせないです。曲を作っていると、何かを飲みたくなるんですけど、コーヒーが一番合う気がして。レコーディング最中は飲まないんですけど、曲作りのときは飲んでます。

― では、レコーディング中のこだわりは?

SHOKICHI:ブースに1回入ったら、出なくなりました。昔は結構出たり入ったりしてたんです。でも、最近は1曲録り終わるまで出ないです。集中力が続かなくなってきたというか(笑)、一気に集中して作り上げるスタイルになりました。短い時間でバーっとやっちゃえ!って。

― いつ頃から生まれた変化ですか?

SHOKICHI:ここ1年位です。ソロワークからそうなっていった気がします。一気に録るので、終わったら結構クラっとくるくらい疲れてます。僕の場合は曲を作りながら録ることも多いので、録り終えてブースから出てきたら、曲がガラッと変わってることも多いです。

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― 今回のアルバムの中だと、「この曲はブースの中で変わったな」と思う楽曲はありますか?

SHOKICHI:「プラトニック・ラブ」とか「白夜」は変わりました。ハーモニーは全部ブースの中で作ったんですけど、最近は音楽的なハモリをやめようと思って考えました。マニアックな話になりますが(笑)、メロディがぶつかるというか、アドリブチックなハーモニーにハマっていて、特にそれを意識したのがこの2曲です。ブースに入ったときの気分でハモリも決めるので、録る日によってかなり違うので体調も左右しますね。「白夜」とかは面白いハモリになってると思います。

― “その瞬間”にしか生まれない作品なんですね。

SHOKICHI:そうなんですよね。自分のコンディションによって全く違うものができる。それは、どっちに転んでも違うものを楽しめる曲作りができるようになったってことでもあるんです。キャリアを重ねたからだし、昔は曲作りの前は緊張してたのが今はどんな状況で入っても、絶対いい曲ができる自信が持てるようになりました。

Q2.ソロ活動をスタートした頃と今現在を比べて、SHOKICHIさんご自身が変わった部分はありますか?

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SHOKICHI:今の曲作りの話もそうなんですけど、やっぱりそれってクリエイターとのコミュニケーションによるところが大きいと思うんです。1人で曲を作ることは少ないですし、信頼関係というか、プロデューサーチームと一緒になって制作していく。前よりコミュニケーションがとれるようになったのは、いい変化だと思っています。それはキャリアを積んだということだし、「絶対こっちの方がいい」「あっちがいい」って、自分のイメージがスムーズに出てきて、周りからの意見もすっと受け入れられるようになりました。アドリブというか、その日の感覚を楽しめるようになったのは、やっぱりキャリアに裏付けされた自信だと思います。

― その変化というのは周りから指摘されることがありますか?

SHOKICHI:自分で気づきます。自分に自信がなかったときは曲の変化が怖くて、決断力もなかったんです。「これでいいかな?」「こっちがいいかな?」って迷いがあって。でも、今は昔より迷いが減って、迷っても人に聞くとか。それは、前作から今作のアルバムまでの1114日間で養われたものだと思います。

― 前作から今作の間、大きな変化が。

SHOKICHI:ソロとして作品をリリースして色々なことを学びました。その間に、EXILE THE SECONDの曲をプロデュースしたというのも大きかったです。グループの曲を作るって責任重大ですし、グループからも、また学ばせてもらいました。ソロ活動がグループ活動に活かせればいいなと思いますし、その逆でもいいスパイラルを作っていきたいです。

Q3.「君に会うために僕は生まれてきたんだ」はストレートなラブソングですが、ラブソングは実体験から作りますか?それともすべて想像ですか?

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SHOKICHI:全部が実体験ではないです。どこかで感じたもの、どこかで見たものを繋いで、よりドラマチックに作り上げています。フィクションの小説を書いているイメージです。本当はご飯1杯なんだけど、そこにどこかからもらったおかずを足して、豪華な丼を作る…みたいな。

― ということは、ベースはSHOKICHIさんの中にあるもので作られている?

SHOKICHI:はい。ベースや感覚は僕で、実体験がそのままってことはないですね。より装飾するので。今はまだ想像でラブストーリーを描ける曲数なんです。制作した曲の数でいうと100曲いかないくらいなので、自分の中からベースを出していける。でも、ここから先は外からインプットしていかないとダメになっていくかもしれないです。ネタがなくなってくる頃なので、ここから先は未体験ゾーンです(笑)。

― これまで曲作りの中で、「ネタがない!」と困ったことはなかったですか?

SHOKICHI:あ~たまにありますね(笑)。歌詞は相当悩みます。僕は母音と子音、韻を踏ませたり、自分の声の鳴りを考えたり、メロディが歌いたがる歌詞の付け方ってあるので、それに逆らいたくなくて。ものすっごく細かい作業ですし、メロディが言いたがらないことは絶対言いたくないんです。だから、メロディと会話しながらメイクセンスしています。その上で、歌詞がドラマチックじゃないとダメ、キャッチーじゃないとダメ、難しすぎてもダメ、色々考えています。

― 1曲どのくらいで完成するものなのでしょうか?

SHOKICHI:でも、1日くらいでできちゃいます。

― 先程の作業を1日で!すごい集中力です…

SHOKICHI:昔は1週間とかかかってたんですよ。でも今はコツを掴んでいて、自分がどうやったらスイッチが入るとか、集中力が増すとか、全部分かっているので、自分自身をコントロールできるんです。さっきの質問に戻っちゃいますが、そこも変わった部分かもしれないです。

Q4.SHOKICHIさんが初めて作詞作曲をされた「Everlasting Song」で「僕らはどれくらいの理想を叶えられるのだろう」という歌詞がありますが、今まで描いていた理想はどのくらい叶いましたか?

EXILE SHOKICHI(C)モデルプレス
SHOKICHI:理想は形を変えて叶ったことが多いかもしれないです。現実と理想の間には色んな誤差があるので、理想通りとはいかないですけど、それでもへこたれず、諦めず、最初に思い描いていた形とは違っていても夢を叶えて行こうと頑張ってきました。

― その誤差に苦しむ瞬間はありましたか?

SHOKICHI:ありますよ。曲をリリースして、「もっと刺さる予定だったな」とか「もっと広まってくれると思ったのにな」とか。でも、逆に「この曲は意外と盛り上がるんだ」とか「みんなこういうのが好きなんだな」とか、逆の発見もあって、常に自分の音楽の必要性と需要性を考えています。自分発信で皆に刺さらなかったら虚しいですし、皆が喜んでくれる音楽を作りたいです。

― SHOKICHIさんは現在33歳ですが、20代の頃に描いていた30代の理想の自分にはなれていますか?

SHOKICHI:そういう部分で言うと全然ダメです(笑)。僕は常に理想を持っているタイプで、イメージするのは得意な方なんです。イメージしていた30代の自分は、もっといい感じでした(笑)。勝負の世界なので、結果は常に求められますし、音楽を続けていくってそういうことなので、そこは現実と向き合いシビアにとらえています。今は理想と違うからこそ、足りないものを見つけて、そこを補っていけるようにと切り替えています。色んな意味で必要とされるアーティストになりたいです。

Q5.いつも夢に向かってストイックなSHOKICHIさんに元気をもらっています!夢を実現させるためには何が一番大事だと思いますか?ぜひアドバイスをください!

SHOKICHI:目標への進み方を明確にすることが大切だと思っています。しっかり備えて、惜しみない努力をできた人が夢を掴めるんじゃないかなと思います。

― 質問にもありましたが、ご自身でもストイックだなと感じますか?

SHOKICHI:ストイックというより戦略家だなと思います。すごく緻密な計算をするんですよ。さっきの歌詞の話もそうですし、ひとつひとつ考えて考えて作り上げていきます。

★Vol.2へ続く。

EXILE SHOKICHI、新曲「君に会うために僕は生まれてきたんだ」&「サイケデリックロマンス feat.SALU」への思い


4月17日配信リリースの「サイケデリックロマンス feat.SALU」は、これから訪れる夏にぴったりの1曲。2ヶ月連続配信リリースの第1弾、「君に会うために僕は生まれてきたんだ」(3月14日配信)とはガラリとイメージをかえ、SHOKICHIの多彩さを印象付ける。

EXILE SHOKICHI、3月14日配信リリース「君に会うために僕は生まれてきたんだ」(画像提供:所属事務所)
EXILE SHOKICHI、4月17日配信リリース「サイケデリックロマンス feat.SALU」(画像提供:所属事務所)
「『君に会うために僕は生まれてきたんだ』は、今までの中で最もストレートな歌詞の内容になっています。比喩を使ったり、韻を踏んだり、技術的なものは一切使っていないシンプルなバラードになればいいなという思いのもと制作しました。『サイケデリックロマンス』は、サマーチューンになっています。この夏、この曲と一緒に駆け抜けていけたらと思っています」。

(modelpress編集部)

EXILE SHOKICHI プロフィール

EXILE SHOKICHI(C)モデルプレス
1985年10月3日生まれ。EXILEEXILE THE SECONDのボーカル兼パフォーマーとして活躍。2006年、EXILEの新ヴォーカリストオーディション「EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ASIAN DREAM~」に参加したことをきっかけに、2007年新生J Soul Brothersメンバーとして始動。2009年にはEXILEに加入した。

2014年6月シングル「BACK TO THE FUTURE」でソロデビュー。2018年5月23日に5thシングル「Underdog」をリリース。2018年、レーベル機能を持つプロジェクト「KOMA DOGG」を始動させた。
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