モデルプレスのインタビューに応じた有安杏果 (C)モデルプレス

<有安杏果インタビュー>新たな出発への決意「4人にとっても誇れる自分でいたい」 交際宣言に込めた思い・ももクロから受け取った“メッセージ”…1年分の胸中を告白

2019.03.25 10:00

昨年1月にももいろクローバーZを卒業し、約8年間のアイドル活動に幕を下ろした有安杏果(24)。あれから1年、ソロアーティスト・写真家として、そして一人の女性として新たなスタートを切った。グループ卒業後、WEBでの初のロングインタビューとなった今回、新たな一歩を踏み出したいまの心境、グループを巣立ってからの1年間のこと、仲間への思い、交際中のパートナーについて、そしてこれからの夢を、モデルプレスにたっぷり語ってくれた。

  
“普通の女の子の生活を送りたい”と、駆け抜けた23年の芸能活動に一つの区切りをつけ、新たな道へ進み出した有安。出演中のサントリー「天然水スパークリングレモン」の“#スイッチしよう”をテーマにしたWEBムービーでは、まさに生き方を“スイッチ”させた彼女のキラキラとした日常が映し出されている。これまでの様々な“スイッチの瞬間”を振り返ってもらいながら、いまの有安杏果に迫るインタビュー――。

有安杏果、活動再開を決断した理由 “普通の女の子”として過ごした1年間を語る

有安杏果 (C)モデルプレス
― 久しぶりに有安さんにお会いできて嬉しいです。この1年はどんな毎日を過ごされてきましたか?

有安:まずやりたいことをリストにバーっと書いて、時間にも縛られず、とにかく自由にやりたいと思ったことをたくさんやりました。たとえば、今日のスカートも自分で作ったんですけど、ミシンを買って裁縫を勉強しました。

― 手作りなんですね。すごい!

有安:家庭科の授業以来のミシンでした(笑)。それから大学を卒業して、また新しく何か勉強してみたいと思っていたので、アロマ検定を取ったり、友達と弾丸でめっちゃ寒い中ジェットコースターを乗りに行ったり(笑)。とくに大学でも勉強していたカメラを持っていろんな場所へ写真を撮りに行くことが多かったです。外にたくさん出て、すごく世界が広がったし、楽しくてあっという間の1年でした。

有安杏果 (C)モデルプレス
有安杏果 (C)モデルプレス
― ステキですね。卒業を発表される時に「普通の女の子の生活をしたい」とおっしゃっていましたが、それを叶えていく1年だったんですね。

有安:そうですね。たとえば今まではインスタやTwitterなどもやっていなかったんですが、ほとんどの女の子がやっていることだと思うので、そういった感覚を感じてみたかったんです。自分はこんなことをしているんだ、こんなものを食べたよっていうのも、普通の女の子としてやってみたいなと思って、去年1年間はSNSをやっていました。

― そういった中で、新たに表現活動をしていきたいという気持ちはいつ頃から湧いてきたんですか?

有安:最初は漠然と、いつか小さなアトリエで個展を開いて、ハンドメイドの小物とかを披露したいなと思っていました。去年お仕事をしていない時も、アーティストのライブを見に行ったり、楽器を触ったりと音楽にはずっと触れていたので、20~30人くらいの小さなライブハウスでライブができたらいいなとは思っていたんです。それで去年の夏頃から、真剣にこれからのことを考え始めて、秋にちょうど1年前の10月、武道館で1人でライブをしたときのことを思い出して、ファンの方からもコメントをたくさんいただいたのもあって、だんだんと「またやりたいな」という思いが大きくなりました。

― そうなんですね。だけど実際に新しいスタートを切るのってすごく勇気がいると思います。決して簡単なことではなかったと思うんですが、決断できたのはどんな思いがあったからなのでしょう?

有安:そうですね。ずっと一緒に頑張ってきた仲間と離れて、自分の決めた道に進もうと決意したときもすごく勇気がいりました。でもそのときにファンの方やメンバーのみんな、周りの方たちから「幸せになってね」という言葉をもらったのが大きくて。だったら一度きりの人生、自分のやりたいことは失敗してでもいいからやったほうがいいと思って、今回の新しい出発も決意できました。

有安杏果 (C)モデルプレス
― 1年前のみなさんからの言葉が背中を押してくれたんですね。

有安:はい。それに、1年間お仕事をせずに本当にフリーの状態で生活していたら、自分のやりたいことってまだまだたくさんあるし、もっともっとレベルアップしたい、成長したいって思ったんです。一人になって自由になると、責任も全部自分に返ってくるので、しっかりしなきゃという気持ちも強くなったんですけど、その分なんだってやろうと思えるようになったし、音楽活動をするなら、とことん死ぬ気で頑張りたいとすごく思うようになりました。

有安杏果、アイドルとして駆け抜けた8年間「4人にとっても誇れる自分でいたい」

有安杏果 (C)モデルプレス
― 改めて有安さんにとって、グループでの8年間というのは、どんな時間でしたか?

有安:やっぱり5人でしかできなかったことがたくさんあって、1人じゃ絶対にできないことも5人だからできていたんだなと。そう思うと、本当にメンバー4人にすごく感謝しているし、スタッフさんたちや、応援してくれていたファンの方にも本当にありがたいな、感謝だなと日々思っています。

グループを卒業して離れたからこそ、すごい環境にいたんだなと改めて思う部分もあるし、5人でいろんな景色を見ることができて本当に幸せだったなと思います。あの時の5人でしかきっと見られなかったものもたくさんある。ちょうど学生時代にグループの活動をしていたのもあって、本当に私にとって青春です。

有安杏果 (C)モデルプレス
― 1月に有安さんが新しい活動をスタートすると発表した時に、ももクロのみなさんが公式サイトで「仕事じゃないお知らせ」として、「これからのストーリー お互い頑張ろうね」というメッセージを発信していました。きっと有安さんへのメッセージだったんじゃないかなと、グッとくるものがあったんですが、有安さんはどう受け止めていらっしゃいますか?

有安:すごく嬉しかったです。事前にあの日に発表するということはグループに伝えていたんですけど、それに対してああいった形でメッセージをもらえるとは思っていなかったので、びっくりしました。私はいつもSNSの更新時間を、誕生日にかけて“3時15分”にしているんですけど、ももクロがメッセージをあげてくれた時間が5時17分で。もしかしたら私が今まで時間にこだわっていたから、みんなも結成日の5月17日にあわせた時間にしてくれたのかもなと勝手に思って(笑)、嬉しく感じています。

― きっとそうだと思います!

有安:そのメッセージを貰ったからこそ、本当に頑張らないといけないなと思いました。そうじゃないと4人にも失礼だし、胸を張れない。私がももクロとして活動した時間はこれから先も変わることはないので、4人にとっても誇れる自分でいたい、そのためにも頑張らないと、とあのメッセージをもらったときに思いました。

有安杏果 (C)モデルプレス

有安杏果が目指すもの

― これからの音楽活動や写真活動を通して、どんなことを伝えていきたいですか?

有安:日々いろいろなニュースを見ていても、毎日が楽しいことばかりじゃないなと思うんです。むしろ辛いことのほうがもしかしたら多いかもしれないなと。そんな時に、少しでもみんなが明日を楽しみにできる、明日頑張ろうと思えるようなものを、いろいろな活動を通して表現して、少しでもみんなの生きるパワーになれたらなと思っています。

有安杏果 (C)モデルプレス
― 個人事務所を立ち上げてのスタートとなりましたが、どんな思いがあってその選択をしたのでしょう?

有安:今後の活動に対して、もちろん不安が一切ないというわけではないんです。ちゃんとしたものが作れるかな?とか、人に伝わるものがちゃんと出来るかなとか…。だけど“ダメだったらやり直す”を繰り返して、自分の納得したものができるときってすごく達成感があると思うんです。だから、自分のペースで、自分の信じることをやっていきたいと思った時に、個人事務所という形が自分には一番合っているんじゃないかなと思いました。そのほうが自分らしくいられるんじゃないかなと思って決断しました。

有安杏果が思う“恋愛” 交際宣言への思いとは

有安杏果 (C)モデルプレス
― 自分らしい、新しい表現という部分では、交際を公表されたのも、自分を表現することの一つだったんじゃないかと思います。

有安:そうですね。もちろんびっくりされた方もたくさんいると思うんですけど、私は今、結婚を前提にお付き合いをさせていただいている方がいて、その方に個人事務所の責任者として私の活動をサポートしていただいています。

― お相手はどんな方ですか?

有安:その方はお医者さんで、私は花粉症がひどいのでそのケアをしていただいたり、風邪や喉のケアといった部分でサポートをしてもらっています。精神科・心療内科の診察は受けていません。グループをやめてから共通の趣味のカメラを通じて一緒に行動することが多くなって、去年の3月からお付き合いをさせてもらっています。そのときからいつかみなさんにお伝えしたいなと思っていたですけど、ちょうど春のライブが決まったので、本当は24日のライブでみなさんに発表したかったんですが、なかなか世の中うまくいかなくて…(笑)。だけど自分から伝えたいと思ったので、SNSでの発表になってしまったんですが、お伝えさせていただきました。

有安杏果 (C)モデルプレス
― そうだったんですね。とても幸せそうなオーラが伝わってきます。やっぱり素敵な恋愛は日々の力になりますよね。

有安:そうですね(笑)。いままでアイドルではあったんですけど、普通の女の子として去年1年間過ごして、今も普通の女の子の部分もあるので、恋愛もみんなと同じように自然なもの。モデルプレスの読者の方とも恋愛トークをしたいなと思っています。

有安杏果が語る“夢を叶える秘訣”

有安杏果 (C)モデルプレス
― 人生をスイッチさせて、新しい夢へ向け進み始めた有安さんが思う“夢を叶える秘訣”を教えてください。

有安:何があっても諦めずに、負けないでやり続けることだと信じています。それが正解かどうか自分自身でもわからないんですけど、この世で一番大切な才能は何か聞かれたら、努力する才能だなと思っているんです。

― 努力する才能。

有安:自分の決めたことにブレずに向き合い続けたら夢は叶うんじゃないかなと。いま私もそれを信じて頑張っている途中です。

― いまの有安さんの目標や夢を教えてください。

有安:小さいことからでもいいですか?まず、タピオカが大好きなので、台湾にタピオカを飲みに行きたいっていうのが1つ(笑)。

― 笑。

有安:それから10年後とかでもいいのでタピオカ屋さんをやりたいです。

有安杏果 (C)モデルプレス
― インスタでもタピオカをアップされていましたね。

有安:そうなんです。好きすぎて家でも作ってるんです。お店の味に少しでも寄せたくて、お店で作ってるところをめっちゃ見たりもして。お店の方が炊飯器でタピオカを作っていたので、私も家の炊飯器で作りました。めっちゃ極めてます(笑)。

有安杏果 (C)モデルプレス
― いつか叶うときが来るかもしれませんね!

有安:大きな夢は、やっぱりみんなが頑張ろうと思えたり、少しでもみんなの希望になれたり、明日の楽しみになれるように、表現者として発信していくこと。まずは「サクライブ」がそのスタートです。もちろん不安もあるんですが、自分がやりたいとお願いして実現したものなので、絶対に観に来てくれた方、関わってくれた方みんなが「よかったね」と思える時間を作りたいですし、私自身も楽しみたいと思っています。

― ありがとうございました。

有安杏果 (C)モデルプレス
■『#スイッチしよう』 有安杏果編 by サントリー 天然水スパークリングレモン

有安杏果、1年ぶりにファンと対面「サクライブ」で笑顔届ける

「有安杏果 サクライブ 2019 ~Another story~」東京公演
そして24日、ついに「有安杏果 サクライブ 2019 ~Another story~」が、東京・EXシアター六本木にて幕を開けた。

「有安杏果 サクライブ 2019 ~Another story~」東京公演
約1年ぶりにステージに立ち、ファンと対面した有安は、これまでの思いを乗せてパフォーマンス。

“みんなの希望に、明日の活力になる存在になりたい”――彼女が語っていた思いは、確かにファンに届いたはずだ。有安杏果の新たな夢がいま、スタートした。

「有安杏果 サクライブ 2019 ~Another story~」東京公演
(modelpress編集部)

有安杏果(ありやす・ももか)プロフィール

1995年3月15日生まれ、埼玉県出身。0歳のときに芸能界デビューし、2009年よりアイドル活動をスタート。2018年3月にグループを卒業し、2019年1月に個人事務所「アプリコット」を立ち上げ、音楽家・写真家として再出発。サントリー「天然水スパークリングレモン」のWEBムービーに出演している。3月24日にライブ「サクライブ2019~Another story~」東京公演を行い、3月27日には大阪公演を控える。

有安杏果オフィシャルHP:https://www.ariyasumomoka.jp
有安杏果オフィシャルファンクラブ『スマイルーム315』:https://fc.ariyasumomoka.jp
【Not Sponsored 記事】

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