<有村藍里、整形公表後インタビュー>番組で公表した理由「失うものはない」 見た目にコンプレックスを持つ女の子たちに伝えたいこと
2019.03.20 17:00
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今月3日に自身のSNSにて美容整形手術を受けたことを告白した有村藍里(ありむら・あいり/28)。外見だけでなく、内面までも明るく前向きに変わった姿が注目を集め、共感を呼んだ彼女だが、なぜそこまで変わることができたのか?モデルプレスインタビューでは整形を決意した理由、そしてその様子に密着したフジテレビ系ドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では語られなかった、葛藤についても聞いた。
有村藍里、整形決意までの悩みと葛藤
― SNSで整形を告白し、番組でもその様子が放送されましたが、整形を決意するまで、悩みや葛藤もあったと思います。そのことについて教えていただけますか?有村:私は16歳の頃から今までグラビアのお仕事をさせていただいているんですけど、なんとなく写真を見ていても、「何かしっくりこないな」と思っていたんです。自分の顔にコンプレックスがあるけれど、具体的にどこがコンプレックスか分からない。「目をもう少しぱっちりとさせたらいいのかな」とか「唇が薄いから分厚くしてみたいらいいのかな」とか色々メイクで試行錯誤してきたんですけど、イマイチしっくりこない。そんな時、「有村架純の姉」ということが新聞の一面に載ったんです。その時に1番言われたのが顔のことだったんですが、中でも「口元が残念」というのを色々な人に言ってもらって、それで、「私がダメなのは口元だったのか」と気づきました。
元々歯並びは悪かったので、歯列矯正や抜歯、マウスピース矯正など色々やっていたんです。それでも「口元が残念」と言われたので、笑うと歯茎が大きく露出するガミースマイルというのが嫌だったこともあり、歯茎を削る「歯肉形成」という施術を受けました。前歯にセラミックを入れて歯並びを整えて、良くなったんですけど、それでも自分の中ではまだ気になって、口元のことばかり考えるようになってしまったんです。
そこからネットで「口元が気になる」「口元 コンプレックス」と検索するようになって、骨格を変える整形手術があることを知ったんです。色々な整形外科を調べるうちに「整形したい」という思いが募り、やっと昨年の夏頃に決意して、秋に整形しました。
― 昨年の夏頃に決意したとおっしゃっていましたが、決断した1番のきっかけは何ですか?
有村:私の性格的に「やりたいな」と思い始めたら、やらなければ気が済まないんです。「やりたいな」という気持ちのまま今を過ごしていくのは時間が勿体無いし、絶対後悔したくないという思いもあったので、やる以外の選択肢はなかったです。
― 整形を決意した後に家族には報告したんでしょうか?また、どういった反応でしたか?
有村:「やる!」って決めてから家族には報告しました。大賛成ではないけれど、「それであなたが前向きになって、何も気にせず笑えるならそれでいいんじゃないの」と言ってくれました。
有村藍里、ダウンタイム中の心境吐露
― ダウンタイム中のことについてもお伺いしたいです。顔が腫れたり、痛みが伴ったりとダウンタイム中には不安になることも多いかと思いますが、有村さんの場合はどうでしたか?有村:そうですね。術後はあまり体を動かせないということもあって、ベッドの上で過ごすことが多かったんですが、その時は鏡を見る度に「ちゃんと望んでいた通りになるのかな」とたしかに毎日不安でした。ですが、私はアニメやゲームが好きなので、アニメを見たり、ゲームをしたりその時間も楽しんでいました。アニメ「名探偵コナン」は1話から800話まで見ちゃたんです!(笑)
有村藍里、整形告白の理由
― では整形後に、世間に告白した理由について教えてください。有村:整形する前から画像の加工修正やネガティブな考えなど、ありのままの自分も出していたので、そもそも整形に対して隠すことでもないのかな、とは思っていました。それに世間から見れば、私ってもともと“マイナスなイメージ”も多くあったと思うので、整形を告白したところで、失うものもないと思ったんです。何も知られずに消えていくより、せっかくだったら前に出て知ってもらいたい。その上で叩かれるならそれはそれで仕方がないのかなと思うので。以前から「知らずに叩かれるのは悲しい」という思いがあったので、「どうせ転ぶなら前に転ぼう」「ありのままの自分でいこう」という思いで公表しました。
― 整形を告白したことに対して世間から好意的な意見が多かったですが、それに対してはどう思いましたか?
有村:私に対して色々意見を言っていただいてありがたいと思います。「明るくなった」とか「よく笑うようになった」とか言ってもらって、凄く嬉しいです。
有村藍里の内面の変化「自分らしく生きられるようになった」
― 整形したことで内面的にも変わりましたか?有村:最近はエゴサーチをしていないんです。もちろんTwitterやInstagramなどのコメントは見ていて、いつも元気をもらっているんですが、人の目を気にせずに、自分らしく生きられるようになって、心が軽くなりました。
― 今、少し話していてもそれが伝わります。
有村:前は顔のことを気にしすぎて楽しく生きていなかったんです。怒られてしまうかもしれませんが、収録中もモニターに映る自分の顔がふと気になって「うわ、ブサイク」と思ったり、人と食事する時も「口元気持ち悪くないかな」と気になってしまったり…。人の目を見ることも苦手で内向的でした。笑う時も口元も隠さないと笑えなかったんですけど、今は何も気にせず大笑いできるので、本当に気持ちが楽になりました!
― 番組では「口紅を塗るのが楽しくなった」と嬉し涙を流していましたよね。他にも楽しくなったことや嬉しく思ったことはありますか?
有村:毎朝顔を洗って鏡を見た瞬間から「もう口元が出ていない!」って嬉しいです。それに今は自分の写真を大幅に加工や修正をすることがなくなりました。美肌にするくらい(笑)。これも自分でも嬉しいことの1つです。
有村藍里、さらなる整形の可能性は?
― 整形した今の自分のルックスには満足していますか?有村:満足はしていないです。でもこれからもっとメイクを研究したり、ファッション研究をしたり、色々な髪型にも挑戦してみたい。顔を出すヘアスタイルに苦手意識があって、髪で顔を隠していたんですけど、今後はアップヘアもやってみたいです。整形してからも「1mmでも可愛くなりたい」という気持ちは変わりません。
― 今後、整形する可能性はあるのでしょうか?
有村:今のところはもうないです。整形してモチベーションが上がったので、ヘアメイクやファッションをもっと色々頑張りたいと思っています。
― お仕事でも挑戦してみたいことはありますか?
有村:今までTwitterでヘアアレンジの方法などを公開していて、それが好評だったので、これからもファッションやヘアメイクについて発信していけるようなお仕事がしたいと思っています。ファッション誌の仕事もしてみたい。あと、舞台「THE PLAN9 芝居座~其の参~『無人島に何か一つ持っていくとしたら何持ってく?』」も控えているので、新しい自分として何も気にせず、お芝居に挑みたいなと思っています。
有村藍里「今、本当に幸せ」笑顔で伝える思い
― 同じように見た目にコンプレックスを持つ女の子へのアドバイスを送るとしたら、何を伝えますか?有村:「変わりたいのに変われない」という思いを持っている方には、「『変わりたい』と思い始めた時から、変われているんだよ」ということを言いたいです。「可愛くなりたい」って思っている女の子はみんな「可愛い」と思うんです。
― では最後にコンプレックスが解消されて、外見的にも内面的にも明るく前向きに変った今、伝えたいことを教えてください。
有村:とにかく言えることは今、本当に幸せです!それしか無いです(笑)。
― ありがとうございました。
有村藍里へ寄せられた世間の共感と希望
以前はバラエティ番組などで、「自分の全部が嫌になる」「気配を消したい」などの想いを吐露していた有村。しかし、この日インタビューに応じた彼女は見違えるほど明るく、前向きになっていた。心無い声をぶつけられた辛いはずの過去さえも、自分のコンプレックスに気づくきっかけだったと話す彼女は、コンプレックスを払拭し、自分が自分を好きになるために美容整形手術を受けた。そして、いつだってありのままの姿を表に出し、人間らしいネガティブな闇も自分の一部だと受け入れて話してきた彼女にとって、整形を告白したことはごく自然なことだったのだろう。だからこそ、明るく笑うようになった彼女の姿は同じようにコンプレックスに悩み、苦しむ人の共感を呼び、「人は変われるのだ」という希望を抱かせたのかもしれない。撮影中も色々な表情を見せてくれた彼女はとても幸せそうで、とても魅力的だった。これからますます活躍の幅を広げるであろう、彼女の姿を楽しみにしたい。(modelpress編集部)
有村藍里(ありむら・あいり)プロフィール
1990年8月18日生まれ、兵庫県出身。2006年16歳で芸能界デビュー。2017年3月30日に旧芸名の新井ゆうこから本名の有村藍里へ改名し、2017年5月、初の写真集「i」(講談社)を発売。その後も飾らないキャラクターでバラエティ番組などに数多く出演。同年にはフェイクドキュメントドラマ「プロデューサーK」(共同テレビ)でヒロインも務め、今年は「Bの戦場」で銀幕デビューを飾るなど、活躍の幅を広げている。
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