モデルプレスのインタビューに応じた小林由依(C)モデルプレス

欅坂46小林由依「レコ大」「紅白」センター裏話「泣いてしまって…」平手友梨奈との関係性に変化も<モデルプレスインタビュー>

2019.03.14 07:00

1st写真集『感情の構図』を3月13日に発売した、欅坂46小林由依(こばやし・ゆい/19)のモデルプレスインタビュー。後編では昨年末、平手友梨奈の代わりに「第60回 輝く!日本レコード大賞」「第69回 NHK紅白歌合戦」でセンターを務めたことを振り返ってもらった。「もっと曲を理解して、どこにいても責任感を持ってパフォーマンスしたい」「グループを引っ張っていける存在、グループの雰囲気を盛り上げる存在になれたら」…それをきっかけに生まれた気持ちの変化とは―――――。

  

小林由依“センター”裏話「みんなの力を借りたい、助けてほしい」

小林由依(C)モデルプレス
― 少し前のお話になりますが、当時、怪我で一部活動を休止していた平手さんに代わり「レコ大」「紅白」でセンターを務めたことが大きな反響を呼びました。最初にお話を聞いた時はどのように思いましたか?

小林:とにかく「やらなくちゃ」という感じでした。「アンビバレント」のフロントメンバーが年末の番組でセンターを交代してやっていく形で、私は一番最後。なので気持ちに整理はついていましたが、鈴本(美愉)とか他のメンバーがやっているのを見るうちに、私も曲の雰囲気を壊さないで自分の「アンビバレント」を表現しなくては、と次第に焦りを感じていました。

― 「レコ大」では、披露する前に涙を流した、というお話を小池美波さんがしていました。

小林:そうですね。「レコ大」「紅白」と2日続けてだったんですけど、その前の日に、メンバーみんなの前で自分の気持ちを話した時、極まって泣いてしまって。ただそこでみんなに伝えられたことでちょっとスッキリしました。

― どのようなお話をしたんですか?

小林由依(C)モデルプレス
小林:私はまだ自分のことや振り付けで精一杯、できないことも多いから、周りが見えなくて迷惑をかけちゃうかもしれない。だからみんなの力を借りたい、助けてほしい、というような話をしました。

― そんな裏話があったんですね。その時、メンバーはどのような反応をしていましたか?

小林:齋藤冬優花だったり菅井友香だったりが「一人じゃないし、私たちがいるから、大丈夫だよ」って言ってくれて。佐藤詩織はすごい長いメールをくれましたね。本当にメンバーに助けられました。

― 「レコ大」と「紅白」でセンターを務めることで小林さんに対する世間の関心は確実に高まりました。

小林:年が明けてからのお仕事では、必ず「レコ大」や「紅白」のお話をしてくださったので、影響力のある番組で自分がセンターに立ったんだなと実感するようになりました。やっている時はそんなことはあまり考えなかったです。

小林由依(C)モデルプレス

小林由依の変化、成長「どこにいても責任感を持ってパフォーマンスしたい」

― 平手さんの代わりにセンターを他のメンバーが務めていく中で、グループに何か変化のようなものはありましたか?

小林:センターに立った子の責任感も強くなったし、みんながセンターに立った子を支えるという責任感も強くなったので、絆はより強固なものになったと思います。一人はみんなのために、みんなは一人のために、みたいな。

小林由依(C)モデルプレス
― 小林さんだけにフィーチャーすると、どんな変化や成長がありましたか?

小林:そうですね、センターに立たないと分からなかったことがたくさんありました。センターの大変さ、プレッシャー、重み、やっぱりそれはセンターをやってみないと分からなくて。平手ってずっとこういう気持ちでやっていたんだなっていうのが今回分かって、これからどうやって支えていけばいいんだろうってすごく考えさせられました。

― 小林さんの中で答えは出ましたか?

小林:まだふわっとしているし答えはないのかもしれないけど、自分ももっと曲を理解して、どこにいても責任感を持ってパフォーマンスしたいなとは思いました。

小林由依の決意「グループを引っ張っていける存在、グループの雰囲気を盛り上げる存在になれたら」

小林由依(C)モデルプレス
― その経験を経た上での新曲「黒い羊」はいかがでしたか?

小林:曲について考える時間がすごく多くなりました。あとはグループに対しても。グループのために自分ができることをもっと見つけないといけないし、これからはグループを引っ張っていける存在、グループの雰囲気を盛り上げる存在になれたらなって考えながら取り組んでいました。でもそれは私だけではなくてメンバーも。一人ひとりがこの曲と向き合う時間が長かったように思います。

― 小林さんがグループを引っ張っていける存在、グループの雰囲気を盛り上げる存在になったら、もっと欅坂46に勢いがつきそうです。

小林:これまではみんなが向き合いながらちょっとずつ進んできた感じで。先頭に立って引っ張るっていう感じの子がグループに多いわけではないんです。その時その時の熱量もやっぱり個人差がある。でも平手はグループに対しても曲に対しても強いものを持っているので、私が平手くらいまでみんなを巻き込めるような立場になれたらいいなって思います。

小林由依(C)モデルプレス
― 素敵です、楽しみです!平手さんとはグループや曲についてよく話すんですか?

小林:話します。それこそ私が年末をきっかけに考え方がすごく変わったので、そういう機会は以前よりかなり増えました。

小林由依の夢「性格上、諦めることが好きじゃない」

小林由依(C)モデルプレス
小林由依(C)モデルプレス
― 今後、欅坂46としての活動を振り返った時、2018年の年末は大きなターニングポイントになりそうですね。今の目標や叶えたいことなどはありますか?

小林:個人としてはお芝居はもっと挑戦してみたいです。これまでもやりたいって思っていたんですけど、その気持ちを発信はしてこなかった。でもそれじゃダメだなって最近思って。

― 言葉にすると、それが叶いやすくなるとも言いますしね。小林さんはもし夢を諦めそうになった時、どのように自分を奮い立たせますか?

小林:奮い立たせるというか、私の場合、性格上、諦めることが好きじゃないです。悔しい思いがあればあるほど、頑張ろうって思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

小林由依(C)モデルプレス

小林由依 1st写真集『感情の構図』

小林由依1st写真集『感情の構図』通常版/撮影:鈴木心(画像提供:KADOKAWA)
今作はロンドンをはじめ、イギリス各地で撮影。10代ラストの誕生日を迎えたほか、初めての水着ショット&初めてのランジェリーショットにも挑戦するなど、小林にとって記念碑的な作品に仕上がった。

小林由依1st写真集『感情の構図』Amazon限定カバー/撮影:鈴木心(画像提供:KADOKAWA)
小林由依1st写真集『感情の構図』Loppi・HMV限定カバー/撮影:鈴木心(画像提供:KADOKAWA)

小林由依(こばやし・ゆい)プロフィール

1999年10月23日生まれ、埼玉県出身。身長162cm。

小林由依(C)モデルプレス
2015年8月、欅坂46の1期生オーディションに合格。2016年4月シングル「サイレントマジョリティー」でデビュー。特技はギター、サックスの演奏。2018年の「第69回NHK紅白歌合戦」では「ガラスを割れ!」で欅坂46のセンターを務めた。女性ファッション誌「with」の専属モデル。ニックネームは「ゆいぽん」。てんびん座、血液型はA型。

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