モデルプレスのインタビューに応じた高山一実 (C)モデルプレス

乃木坂46高山一実、-5kg成功の水着&ランジェリーカットは「女性にも見て欲しい」理想の“卒業”…ファンに“期待してしまうこと”とは<写真集「独白」モデルプレスインタビュー>

2019.03.10 14:00

2月26日に2nd写真集『高山一実写真集 独白』(徳間書店)を発売した乃木坂46高山一実(たかやまかずみ/25)に、モデルプレスがインタビュー。写真集撮影での思い出や水着&ランジェリー撮影について、小説家デビュー作の『トラペジウム』(KADOKAWA)や“言葉”について思うことなど、丁寧に、たっぷりと語ってくれた。

  

高山一実、念願のフィンランドで撮影

『高山一実写真集 独白』TSUTAYA限定カバー版(撮影:嶌村吉祥丸)
― 2nd写真集の発売、おめでとうございます。今回の舞台はフィンランドのヘルシンキということで、初ソロ写真集『恋かもしれない』(2016)の時に言っていた念願の海外での撮影でしたね。いかがでしたか?

高山:本当に楽しくて、夢が叶って嬉しかったです!『恋かもしれない』は千葉県で撮影したのですが、フィンランド全体の雰囲気や人の穏やかさが、千葉県に似ていてびっくりしました。とにかく穏やか!言葉が通じなくても、皆さん目を合わせて微笑んでくれました。

― 初のソロ写真集のタイトルは『恋かもしれない』、今回は『独白』ということで、約3年経って、タイトルから見てもグッと大人になったことを感じさせられます。

高山:そうですね。2nd写真集の発売が発表された時に「写真集ならではのメッセージを受け取って欲しい」とコメントしたのですが、私的には、こう思ってほしいからこういう表情をするということは一切なかった。その場で感じたことを、写真に写していただいたので、タイトル通り「独り言」「モノローグ」だなと思います。

高山一実、思い出の撮影は?

高山一実 (C)モデルプレス
― 写真集の公式Instagramで「初めて見るヘルシンキの風景に常に心を奪われていた」というエピソードが掲載されていましたが、1番心に残った景色はなんでしたか?

高山:ポルヴォーという街の景色です。ヘルシンキから1時間くらい車で行ったところにある街なのですが、とにかく印象に残っていて、ずっとポルヴォーにいたいなと思いました。唯一、時間が足りないと思った場所です。

― 建物もカラフルでとても可愛いですね。

高山:女の子はみんな好きだと思います!家具屋さんやチョコ屋さん、カフェなど、どのお店も可愛くて、フィンランドに来て良かったと思いました。カラフルな建物がたくさんある場所の反対側が住宅街になっていたのですが、私はこの景色が忘れられないです。この素敵な景色を見るだけでも、フィンランドに行く価値があるなと感じました。

高山一実/『高山一実写真集 独白』(徳間書店)撮影:嶌村吉祥丸
― 思い出に残った撮影はありましたか?

高山:んー…もう全部かな~!フィンランドの人は、冬でも湖に入って、その後にサウナに入って温まるらしいのですが、私もプールに入りました。撮影に行った時期が9月で、日本でいうと秋くらいの気候だったのですが、水がとにかく冷たい!

― 秋にプールは寒いですね!プールでの撮影は大変でしたか?

高山:大変でした~(笑)。私も震えていたのですが、カメラマンさんも震えていたから、みんなで協力してカメラマンさんの震えを止めて…もう本当に面白かったです(笑)。でも、サウナに入ると温まるので、フィンランドの人たちは、こうして免疫力をつけているんだろうなと思いました。フィンランド体験ができて良かったです。

そのおかげなのか、撮影が終わった後、すぐに乃木坂46版ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」の9月公演があったのですが、すごく健康な状態で臨めました。あと、フィンランドに行く前は口内炎がたくさんあったのですが、フィンランドに行ったらすぐに治りました(笑)!

― フィンランド効果ですね!

高山:フィンランド効果(笑)!それと撮影ではないのですが、フィンランドは海鮮が美味しい。写真集の公式Instagramにも、フィンランドで食べたものを載せているのですが、まだまだ載せたい写真がたくさんあるくらい、本当に全部美味しかったです。

― その中でも特にお気に入りになった料理はありましたか?

高山:サーモンです!写真集の撮影中も、毎日サーモンばかり食べていました(笑)。調理方法もいろいろあって、サーモンスープ、スモークサーモン…とにかく海鮮が美味しかったです!

高山一実、体重5kg減 水着&ランジェリーカットは「女性にも見て欲しい」

高山一実 (C)モデルプレス
― 水着やランジェリーカット、バスローブ1枚の大胆なカットもありましたが、撮影時は緊張しましたか?

高山:やはり恥ずかしかったです。前回の写真集の時は、ポーズなどをキメ込んだカットだったのですが、今回は本当にそのままの姿を写していただきました。

― 撮影に向けて、トレーニングやダイエットなど準備はしましたか?

高山:ダイエットして5kgくらい体重を落としました!ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」が控えていた時期ということもあって、とにかく炭水化物は食べなかったです。撮影前の1週間くらいは、クレンズジュースを飲んだり、せん切りキャベツを塩でもんで数日発酵させた“乳酸キャベツ”をたくさん食べたり。食事以外では、汗をかくのが好きなので、サウナに入ったり、毎日家のお風呂に浸かったりしていました。それに私は腕にすごく肉がつきやすいので、全体のバランスを良くするために整体にも行きましたね。

― すごい努力です。写真集を拝見させていただいて、すごくスタイルが綺麗だなと思いました。女性に見てほしいカットはありますか?

高山:全部です!衣装もランジェリーもすべて可愛い!グレーのランジェリーは、レースが繊細ですごくお気に入り。水着も、バンドゥタイプがおしゃれだなと思います。部屋着も実は結構セクシーなので、ディテールや着こなし方を、ぜひ女性にも見て欲しいです。

私はこれまでファッション系のお仕事をあまりしたことがないし、乃木坂46のメンバーにおしゃれな子がいるので「服が好き」と言いづらくて…。でも、この写真集の撮影をきっかけに、服が好きになりました。写真集には、私服も載っているんですよ~!1ページ目の服やリュック、カメラも私物です。女友達に見せるのも全然恥ずかしくないので、自分で写真集を買って配ろうと思います(笑)。

高山一実、“言葉”に思うこと

高山一実 (C)モデルプレス
― 25歳を迎えたタイミングでは、写真集の公式Instagramに「言葉に悩み、言葉に助けられた1年間でしたがフィンランドで過ごした5日間だけは言葉を必要としませんでした」とおっしゃっていました。24歳の1年を振り返って1番「言葉に助けられた」と思った瞬間を教えてください。

高山:んー…。言葉だけではなくて、演劇を見て登場人物に心が揺さぶられたり、何気なくメンバーと楽屋で話したりするのも、楽しくて助けられています。あとは、小説『トラペジウム』で、時間をかけて書いた文章を編集者さんに提出して、その後に感想が返ってきたことも「書いて良かったな」と思えたので、去年はエピソードが挙げられないくらい、本当に言葉によって「生きていて良かったな」とたくさん思いました。とにかくみんな優しい言葉をかけてくださって…もし、自分の周りの人やメンバーが嫌な人だったら、とっくに仕事を辞めているはずなんですけれど、本当にみんな良い人。周りの人が私にしてくれたことを、自分もしていきたいと思えるから、小説も書けたんだなと思います。

高山一実「トラペジウム」主人公に共通する思い

高山一実 (C)モデルプレス
― 小説『トラペジウム』の累計発行部数20万部突破(※3月10日時点)、おめでとうございます。

高山:ありがとうございます!これまでも大きな仕事をたくさんさせていただきましたが、小説の発売は、また違った反響を感じました。

― 私も拝見させていただいたのですが、小説の中で「理想を描くことと期待することは違う。理想は1人で描くもので、期待は他者に向けてするもの」という一文がとても心に残りました。

高山:ありがとうございます。私も「理想は1人で描くもので、期待は他者に向けてするもの」だと思っているので、普段思っていることを小説の主人公・東に含んで書いたんです。

― この主人公のように、アイドル、そして小説家という夢を叶えた高山さんが現在描いている理想と、心のどこかで期待してしまうことをそれぞれ教えて欲しいです。

高山:んー、描いている理想は…。今パッと出てくる答えは、西野七瀬ちゃんが卒業した時の言葉であったように、「もうやりきって、楽しく乃木坂46を卒業すること」ですね。私は今乃木坂46を辞めたとしても絶対に悔いが残ると思うので、現実的じゃなくても、なーちゃん(西野)のように満足のいく形で楽しく活動を終えられるのは、本当に理想だなと思います。

なーちゃんの卒業コンサートでは、4期生のパフォーマンスを見て、人の頑張りは、人の心を動かすんだとも思いました。でも同時に、4期生の眩しさを自分の目で見てしまったので、この子たちの頑張りほど、自分は頑張れないんじゃないかなと思っちゃって…。なので、「もうアイドル満足です。楽しかった。やれること全部できた」と言って卒業するのが、理想です。

心のどこかで期待してしまうことは、びっくりするくらいの人が私のファンになってくれること。例えば、ライブ会場に行ったら高山のファンのタオルがいっぱいあるとか。あんまり体験したことはないですけれど、魅力的なメンバーがいる中で「自分のファンになって」というのは、心のどこかで期待していることなのかな。

― ありがとうございました。

高山一実 (C)モデルプレス
美容やメイクなどに迫ったインタビューは後日配信予定。お楽しみに!(modelpress編集部)


高山一実、2nd写真集「高山一実写真集 独白」

通常版帯ありカバー/『高山一実写真集 独白』(徳間書店)撮影:嶌村吉祥丸
『高山一実写真集 独白』セブンネットショッピング限定カバー版(撮影:嶌村吉祥丸)
今回の写真集の主な舞台となったのは、フィンランドのヘルシンキ。図書館を探検し、トラム(路面電車)ではしゃぎ、老夫婦とバーで盛り上がり、清謐(せいひつ)な大聖堂に佇み…高山の素顔が満載。旅はヘルシンキから古都ポルヴォー、そして森と湖の街ハメーンリンナへと続いていく中で、魅力が詰め込まれた一冊となっている。

高山一実(たかやま・かずみ)プロフィール

高山一実 (C)モデルプレス
1994年2月8日生まれ、千葉県南房総市出身。2011年8月、乃木坂46第一期メンバーオーディションに合格。16年4月より雑誌『ダ・ヴィンチ』にて小説『トラペジウム』の連載を開始。同年9月、ファースト写真集『恋かもしれない』を刊行。2018年11月、小説『トラペジウム』で小説家デビューした。
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