東海No.1キャバ嬢・エンリケが愛される理由 「叩かれることも覚悟」現役引退後の活動・ブレない信念に迫る<モデルプレスインタビュー>
2019.03.10 07:00
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名古屋の錦三丁目・アールズカフェに週7日・年間360日出勤を続ける現役東海ナンバーワンキャバクラ嬢の“エンリケ”こと小川えり(おがわ・えり/31)。親しみやすいキャラクターが支持を集め、毎日全国から沢山のファンがお店を訪れている彼女は2018年、様々な話題で世間を驚かせた。皇族や各国の大使のほか、各省庁から推薦を受けた人たちが招待される「桜を見る会」にキャバ嬢では初めて招かれ、バースデーイベントは前年を大きく上回る3日で2億5千万円という売り上げを達成…そして先月12日、自身のSNSで「1番いい最高の状態での引き際を決断しました。最後まで自分のプライドを守ります」と今年11月をもって現役を引退することを発表。モデルプレスのインタビューに応じ、メディア露出が増えた2018年を振り返って、そして引退後について、現在の心境を語ってくれた。
エンリケは、昨年6月に発売した初の著書で6万部突破のベストセラー『日本一売り上げるキャバ嬢の指名され続ける力』(KADOKAWA)の反響を受け、3月4日に新刊『日本一売り上げるキャバ嬢の億稼ぐ技術』(KADOKAWA)を発売。「キャバ嬢引退の決意」についても、さらに詳しく同書では語られている。
小川:通知表みたいな、成績が表れる場所ですね。なので、そこに重点を置いて1年間頑張ります。
― 昨年は、どういったイベントにしようと思って準備してきましたか?
小川:売り上げが落ちるのは絶対嫌だから「去年を超えたい」と思ったときに、叩かれることも覚悟して新しいことをしていこうと思いました。
― 3日間開催してみて印象に残ったことは何ですか?
小川:1人も怒って帰られたお客様がいなかったことです。その日は私以外(キャバ嬢は)入れないので、全員私のお客様なんですけれど、例えば7時からラストまでいても、10秒もつけなかった席もあるんです。だけど皆さん優しくて、お金というよりも人の優しさに触れた誕生日でした。もちろん私が席につけないということは理解した上で、純粋にお祝いをしに来てくれていたお客様もいらしたと思います。「(お酒を)おろして」とお願いするでもなく、常に笑顔でいることを心がけていました。
小川:オンラインでのタワーは初めてだったので、結構勇気がいりました。絶対叩かれるのは分かっていたので弁護士さんに何回か相談して、法的にも問題がないように念入りに調べて実施したんですけれど、発表したときはやっぱり叩かれましたね。だけど1人ひとりにちゃんとメッセージを書いてノベルティを郵送して、アフターケアもしっかりしたので、終わった後は一切クレームはありませんでした。
― イベントに来られない方からのお祝いの気持ちも実感できたのでは?やってよかったと思いましたか?
小川:やってよかったです。「行きたいけれど行かれない。でもエンリケさんのインスタを見て元気とか勇気をもらっているので感謝したい」という方たちがいることを改めて実感できました。
― 被災地に寄付したのはどういった思いから?
小川:もともと人の役に立ちたいという思いがあったんですけれど、寄付とか支援をしていると自分から言うのは嫌で、最初は言いたくなかったんです。でも、最後にやっぱりどういうふうにお金を使ったかを明らかにする必要もあるかなと思って公表しました。目先の売り上げとか本の印税とかもぶっちゃけどうでも良くて、1人でも多くの方の役に立ってくれればいいという純粋な思いでしています。
※「誕生日イベントに行けかれないけどお祝いしたい」というフォロワーさんからの提案により、SNSのフォロワーさんや当日来られない方たちの“振り込み金”でシャンパンタワーを企画。シャンパンタワーには代金を払った方の名前を掲載するという名目で、ひと口1万円からの振込を募った。ネット上では賛否両論が寄せられたが、最終的に700万円以上が集まり、金額の一部を被災地に寄付した。
小川:招待されたことがニュースになって、すごく取材がいっぱい入ったんです。だけどあまり注目されすぎてもお客様を含め色んな方に迷惑をかけると思ったので、全部お断りしました。
― 2018年は沢山テレビに出演されていました。
小川:テレビに出たくてこの仕事をしているわけではないので、特別意識はしていなくて「(オファーが)いつの間にかきているな」という感覚でした。夜の仕事は絶対に休みたくないので、夜の時間帯に収録があったら全部お断りしていましたね。
― 知名度が上がったことへの実感はありますか?
小川:そうですね、テレビを観て来て下さったお客様も多かったので、今まで分からなかったんですけれど「テレビってすごいな」と思いました。モデルプレスさんも取り上げて下さって、LINEニュースとかに載ったときの影響力にも驚きました。
― 知名度が上がったぶん、色々な声があると思うんですが、先程もおっしゃっていたように批判の声もありましたか?
小川:シャンパンタワーは「飲まないのにそういうことをすること自体が非常識」と結構叩かれましたね。あとは「下品」とか「ブスなのに何で売れているの?」とかそういうことはよく言われるので、誹謗中傷は慣れています。顔面については「親に文句言ってくれ」っていう(笑)。でも、「枕(営業)」とかは言われないので、逆に「何でそこは言わないんだ!」と思います(笑)。
小川:皆と同じじゃつまらないし、結局、人と違うことしたほうが頭1つ抜けるんですよね。ぶりっ子キャラはいくらでもいるけれど、変わったことをしている人はあまりいないから、叩かれるけど好いてくれる方も多い。素の自分が一番ですよね。
― 毎日Instagramのストーリーでお客様を紹介されていますが、女性のほうが本当に多い印象です。
小川:今までは、OLさんとかの普通の女の子が自分のお金でキャバ嬢に会いに行くということはなかったと思うんです。それが親子でとか、それこそ全国、海外からも会いに来て下さる方もいらして。
― 女性の方もお金を貯めていらっしゃるんですか?
小川:そうなんです。“エンリケ=シャンパン”のイメージで、「エンリケさんに会いに行くんだったらシャンパンをおろしたいけれど、お金がないから」と言って、月にいくらか“エンリケ貯金”してくれて。
― “エンリケ貯金”(笑)。
小川:勝手に作っちゃった(笑)。
― 女性客はどのくらいの割合なんですか?
小川:えー、どうなんだろう?しっかりと統計を取ったことがないので体感なんですけれど、7:3とか6:4(男:女)くらいかな。
― 一般的に見るとすごく多い方ですよね。
小川:多いと思います。会いに来てくれた女の子は、軽く5000人は超えていますね。5、6年前から1日に3、4組以上来てくれるようになって最近はもっと多いので、それ以上いると思います。
― 8月には「KANSAI COLLECTION 2018 AUTUMN & WINTER」(関西コレクション)に、全国のトップキャバ嬢が集結し、ランウェイを歩かれました。
小川:「エンリケさん!」って歓声が誰よりも上がった実感があって、嬉しかったです。
小川:同業者からは「この本を読んで実際に売り上げが上がった」、「指名が増えた」、「シャンパンがおりるようになった」といった反響をいただきました。同業者じゃなくても男性にも女性にも幅広く、経営者の方も、ビジネス書として読んで下さったようで、「参考になった」「勉強になった」とメモを取ってくれている方も多かったです。そういう反応と同時に、「基本的なことだけれど、継続することがすごい」という反応がすごく多かったので、その部分をもっと掘り下げて内容を濃くしたいと思って2冊目を出版することになりました。
― 今までにはなかったファンの方も増えましたか?
小川:もちろん。今まで全く私のことを知らなかったけれど、本屋さんで私の本が目に留まって買って下さってお店に来てくださった方もいます。
― 今作はどんな内容になりましたか?
小川:どうやったら売り上げが上がるのかとか、どういう気遣いをしているかとか、さらに詳しく書いています。あとは今まで公開していなかった恋愛のことや、お金の使い方、仕事のことだけではなく、プライベートにも触れています。
お金を稼ぐためにこの仕事を選んだんですけれど、最終的にはそこじゃなかった、という考えに今は行き着いたことも。顔は変えられるけれど内面は簡単に変えられないし、結局、人間力が一番大事になってくると思って、そういう部分も読んで欲しいですね。
― どんな方に読んで欲しいですか?
小川:もちろん1冊目を読んだ方もですが、悩んでいる方にもこの本を読んで、勇気や元気をもらって欲しいです。これを実践して少しでも多くの方の役に立って、稼いで、ハッピーになっていただけたらそれが一番うれしいです。
― 恋愛のことやプライベートにも触れた理由は?
小川:最初は全てビジネスの内容にするつもりだったんですけれど、ファンの皆と作り上げた本にしたくて、Instagramのストーリーで質問を募集してそれを全部スクショして統計して、KADOKAWAさんにお願いしたんです。そしたら意外とお金のことだけじゃなくて私生活のことが知りたいというお声も多くて、「どういう人と付き合うんだろう」とか、「過去を知りたい」とか、「どうしてそんなに肌が綺麗なんですか」とか。そういう細かい質問もあったので、恋愛とか美容にも触れました。
小川:やっぱり人と人との繋がりは大事にしたいから、今の仕事を辞めても今までのことを活かせる仕事がしたいです。女性相手が良いかなと思っています。
― 喋りがお上手なのでタレントさんは?
小川:それは一切視野に入れていないです。興味ないんです(笑)。
― では最後に夢を追うモデルプレス読者に向けて、エンリケさんの“夢を叶える秘訣”を教えて下さい。夢を叶えるために何を大切にされてきましたか?
小川:最後まで諦めないこと。すぐに結果は絶対に出ないので。私の場合も12年くらいかけてここまできました。途中で挫折しそうになったこともあったけれど、結局最後まで諦めない気持ちが一番大事なんじゃないかなと思います。努力しても報われるというわけでもないと思うし、運も誰と出会うかも大事だと思うんですけれど。
― エンリケさんは10年以上続けて、自分が満足したと思える場所にくることができていますか?
小川:満足したら終わりなので、「今満足しているか?」と聞かれたら満足はしていないです。常にライバルは昨日の自分。例えば、ダイエットでも痩せたいと思っても痩せられない人って多いと思うんですよね。でも、どれだけ気持ちがあるかが大事だと思っていて、それが私の場合は「指名ナンバーワンになりたい」という思いでした。毎日毎日強い気持ちで思っていたら、本当に夢って実現すると思います。
― ありがとうございました。
メディア露出が増えた2018年だったが、キャバ嬢という仕事に誇りを持ち、お客様を大事にする姿勢は1ミリもブレていないことがインタビューを通じ伝わってきた。「全てをやりきりました」と潔く引退を決意したところも、彼女らしい。キャバ嬢という肩書きを卒業しても、これからも多くの女性が彼女のライフスタイルに憧れ続けるだろう。(modelpress編集部)
血液型:O型
身長:154cm
名古屋・錦の老舗高級キャバクラ「アールズカフェ」に勤務し、8年間連続東海地区ナンバーワン記録を更新中。日本一ドンペリ(フランスのモエ・エ・シャンドン社が生産する最高級シャンパン『ドン・ペリニヨン』)を飲んでドンペリの会社から表彰されたことでも話題を集めた。
エンリケ、“3日で2億5千万円”売り上げた生誕祭を振り返る
― 昨年のバースデーイベントはモデルプレスでもニュースにさせていただきました。改めてになってしまうんですが、バースデーはキャバ嬢にとってどういった位置づけのイベントなんでしょうか?
小川:通知表みたいな、成績が表れる場所ですね。なので、そこに重点を置いて1年間頑張ります。
― 昨年は、どういったイベントにしようと思って準備してきましたか?
小川:売り上げが落ちるのは絶対嫌だから「去年を超えたい」と思ったときに、叩かれることも覚悟して新しいことをしていこうと思いました。
― 3日間開催してみて印象に残ったことは何ですか?
小川:1人も怒って帰られたお客様がいなかったことです。その日は私以外(キャバ嬢は)入れないので、全員私のお客様なんですけれど、例えば7時からラストまでいても、10秒もつけなかった席もあるんです。だけど皆さん優しくて、お金というよりも人の優しさに触れた誕生日でした。もちろん私が席につけないということは理解した上で、純粋にお祝いをしに来てくれていたお客様もいらしたと思います。「(お酒を)おろして」とお願いするでもなく、常に笑顔でいることを心がけていました。
エンリケ、前代未聞の“振込シャンパンタワー”は「絶対叩かれるのは分かっていた」
― 10月25日には前夜祭として“業界初”振り込み金によるシャンパンタワーイベントを行いました。沢山の反響が寄せられたと思います(※)。
小川:オンラインでのタワーは初めてだったので、結構勇気がいりました。絶対叩かれるのは分かっていたので弁護士さんに何回か相談して、法的にも問題がないように念入りに調べて実施したんですけれど、発表したときはやっぱり叩かれましたね。だけど1人ひとりにちゃんとメッセージを書いてノベルティを郵送して、アフターケアもしっかりしたので、終わった後は一切クレームはありませんでした。
― イベントに来られない方からのお祝いの気持ちも実感できたのでは?やってよかったと思いましたか?
小川:やってよかったです。「行きたいけれど行かれない。でもエンリケさんのインスタを見て元気とか勇気をもらっているので感謝したい」という方たちがいることを改めて実感できました。
― 被災地に寄付したのはどういった思いから?
小川:もともと人の役に立ちたいという思いがあったんですけれど、寄付とか支援をしていると自分から言うのは嫌で、最初は言いたくなかったんです。でも、最後にやっぱりどういうふうにお金を使ったかを明らかにする必要もあるかなと思って公表しました。目先の売り上げとか本の印税とかもぶっちゃけどうでも良くて、1人でも多くの方の役に立ってくれればいいという純粋な思いでしています。
※「誕生日イベントに行けかれないけどお祝いしたい」というフォロワーさんからの提案により、SNSのフォロワーさんや当日来られない方たちの“振り込み金”でシャンパンタワーを企画。シャンパンタワーには代金を払った方の名前を掲載するという名目で、ひと口1万円からの振込を募った。ネット上では賛否両論が寄せられたが、最終的に700万円以上が集まり、金額の一部を被災地に寄付した。
エンリケ「誹謗中傷は慣れています」
― 「桜を見る会」は、最終的には参加せずに時間をずらして訪れたんですよね。小川:招待されたことがニュースになって、すごく取材がいっぱい入ったんです。だけどあまり注目されすぎてもお客様を含め色んな方に迷惑をかけると思ったので、全部お断りしました。
― 2018年は沢山テレビに出演されていました。
小川:テレビに出たくてこの仕事をしているわけではないので、特別意識はしていなくて「(オファーが)いつの間にかきているな」という感覚でした。夜の仕事は絶対に休みたくないので、夜の時間帯に収録があったら全部お断りしていましたね。
― 知名度が上がったことへの実感はありますか?
小川:そうですね、テレビを観て来て下さったお客様も多かったので、今まで分からなかったんですけれど「テレビってすごいな」と思いました。モデルプレスさんも取り上げて下さって、LINEニュースとかに載ったときの影響力にも驚きました。
― 知名度が上がったぶん、色々な声があると思うんですが、先程もおっしゃっていたように批判の声もありましたか?
小川:シャンパンタワーは「飲まないのにそういうことをすること自体が非常識」と結構叩かれましたね。あとは「下品」とか「ブスなのに何で売れているの?」とかそういうことはよく言われるので、誹謗中傷は慣れています。顔面については「親に文句言ってくれ」っていう(笑)。でも、「枕(営業)」とかは言われないので、逆に「何でそこは言わないんだ!」と思います(笑)。
エンリケ、全国から女性ファンも殺到する人気
― エンリケさんのことを知って、キャバ嬢のイメージが変わった方も沢山いると思うんですけれど、ご自身ではどう思われますか?小川:皆と同じじゃつまらないし、結局、人と違うことしたほうが頭1つ抜けるんですよね。ぶりっ子キャラはいくらでもいるけれど、変わったことをしている人はあまりいないから、叩かれるけど好いてくれる方も多い。素の自分が一番ですよね。
― 毎日Instagramのストーリーでお客様を紹介されていますが、女性のほうが本当に多い印象です。
小川:今までは、OLさんとかの普通の女の子が自分のお金でキャバ嬢に会いに行くということはなかったと思うんです。それが親子でとか、それこそ全国、海外からも会いに来て下さる方もいらして。
― 女性の方もお金を貯めていらっしゃるんですか?
小川:そうなんです。“エンリケ=シャンパン”のイメージで、「エンリケさんに会いに行くんだったらシャンパンをおろしたいけれど、お金がないから」と言って、月にいくらか“エンリケ貯金”してくれて。
― “エンリケ貯金”(笑)。
小川:勝手に作っちゃった(笑)。
― 女性客はどのくらいの割合なんですか?
小川:えー、どうなんだろう?しっかりと統計を取ったことがないので体感なんですけれど、7:3とか6:4(男:女)くらいかな。
― 一般的に見るとすごく多い方ですよね。
小川:多いと思います。会いに来てくれた女の子は、軽く5000人は超えていますね。5、6年前から1日に3、4組以上来てくれるようになって最近はもっと多いので、それ以上いると思います。
― 8月には「KANSAI COLLECTION 2018 AUTUMN & WINTER」(関西コレクション)に、全国のトップキャバ嬢が集結し、ランウェイを歩かれました。
小川:「エンリケさん!」って歓声が誰よりも上がった実感があって、嬉しかったです。
エンリケ、2冊目の著書でこれまでの恋愛にも言及
― 今回、2冊目の著書の出版おめでとうございます。前作でのどういった反響を受け、出版に至ったのでしょうか?小川:同業者からは「この本を読んで実際に売り上げが上がった」、「指名が増えた」、「シャンパンがおりるようになった」といった反響をいただきました。同業者じゃなくても男性にも女性にも幅広く、経営者の方も、ビジネス書として読んで下さったようで、「参考になった」「勉強になった」とメモを取ってくれている方も多かったです。そういう反応と同時に、「基本的なことだけれど、継続することがすごい」という反応がすごく多かったので、その部分をもっと掘り下げて内容を濃くしたいと思って2冊目を出版することになりました。
― 今までにはなかったファンの方も増えましたか?
小川:もちろん。今まで全く私のことを知らなかったけれど、本屋さんで私の本が目に留まって買って下さってお店に来てくださった方もいます。
― 今作はどんな内容になりましたか?
小川:どうやったら売り上げが上がるのかとか、どういう気遣いをしているかとか、さらに詳しく書いています。あとは今まで公開していなかった恋愛のことや、お金の使い方、仕事のことだけではなく、プライベートにも触れています。
お金を稼ぐためにこの仕事を選んだんですけれど、最終的にはそこじゃなかった、という考えに今は行き着いたことも。顔は変えられるけれど内面は簡単に変えられないし、結局、人間力が一番大事になってくると思って、そういう部分も読んで欲しいですね。
― どんな方に読んで欲しいですか?
小川:もちろん1冊目を読んだ方もですが、悩んでいる方にもこの本を読んで、勇気や元気をもらって欲しいです。これを実践して少しでも多くの方の役に立って、稼いで、ハッピーになっていただけたらそれが一番うれしいです。
― 恋愛のことやプライベートにも触れた理由は?
小川:最初は全てビジネスの内容にするつもりだったんですけれど、ファンの皆と作り上げた本にしたくて、Instagramのストーリーで質問を募集してそれを全部スクショして統計して、KADOKAWAさんにお願いしたんです。そしたら意外とお金のことだけじゃなくて私生活のことが知りたいというお声も多くて、「どういう人と付き合うんだろう」とか、「過去を知りたい」とか、「どうしてそんなに肌が綺麗なんですか」とか。そういう細かい質問もあったので、恋愛とか美容にも触れました。
エンリケ、キャバ嬢引退後の活動は?
― 11月をもって現役を引退するとのことですが、その後の目標は考えていらっしゃいますか?小川:やっぱり人と人との繋がりは大事にしたいから、今の仕事を辞めても今までのことを活かせる仕事がしたいです。女性相手が良いかなと思っています。
― 喋りがお上手なのでタレントさんは?
小川:それは一切視野に入れていないです。興味ないんです(笑)。
― では最後に夢を追うモデルプレス読者に向けて、エンリケさんの“夢を叶える秘訣”を教えて下さい。夢を叶えるために何を大切にされてきましたか?
小川:最後まで諦めないこと。すぐに結果は絶対に出ないので。私の場合も12年くらいかけてここまできました。途中で挫折しそうになったこともあったけれど、結局最後まで諦めない気持ちが一番大事なんじゃないかなと思います。努力しても報われるというわけでもないと思うし、運も誰と出会うかも大事だと思うんですけれど。
― エンリケさんは10年以上続けて、自分が満足したと思える場所にくることができていますか?
小川:満足したら終わりなので、「今満足しているか?」と聞かれたら満足はしていないです。常にライバルは昨日の自分。例えば、ダイエットでも痩せたいと思っても痩せられない人って多いと思うんですよね。でも、どれだけ気持ちがあるかが大事だと思っていて、それが私の場合は「指名ナンバーワンになりたい」という思いでした。毎日毎日強い気持ちで思っていたら、本当に夢って実現すると思います。
― ありがとうございました。
メディア露出が増えた2018年だったが、キャバ嬢という仕事に誇りを持ち、お客様を大事にする姿勢は1ミリもブレていないことがインタビューを通じ伝わってきた。「全てをやりきりました」と潔く引退を決意したところも、彼女らしい。キャバ嬢という肩書きを卒業しても、これからも多くの女性が彼女のライフスタイルに憧れ続けるだろう。(modelpress編集部)
エンリケ/小川えり(おがわ・えり)プロフィール
生年月日:1987年11月2日血液型:O型
身長:154cm
名古屋・錦の老舗高級キャバクラ「アールズカフェ」に勤務し、8年間連続東海地区ナンバーワン記録を更新中。日本一ドンペリ(フランスのモエ・エ・シャンドン社が生産する最高級シャンパン『ドン・ペリニヨン』)を飲んでドンペリの会社から表彰されたことでも話題を集めた。
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