安田顕(C)モデルプレス

安田顕、幼少期の思い出・夢を叶える秘訣を語る<モデルプレスインタビュー>

2019.03.07 17:00

昨年10月よりフジテレビでスタートした子ども番組「じゃじゃじゃじゃ~ン!」(毎週土曜あさ4時52分~5時22分)。朝起きたら謎の生物になってしまった2人の子ども“じゃじゃじゃ”くんと“じゃ~ン”ちゃんが、同じくロボットになってしまった人工知能の“AIさん”(謎の男)と一緒に旅をしながら、様々なキャラクターやコンテンツと出会って成長し、元の姿を取り戻す姿を描く、というストーリーだが、3月2日・9日放送回では、「AIさん(謎の男)の正体ではないか」とにわかに注目を集めている俳優の安田顕がゲストとして登場。モデルプレスでは安田にインタビューを行い、2週にわたる“安田顕スペシャル”の見どころ、そして“謎の男”の真相について直撃した。

  

「ウゴウゴ・ルーガ」を継承する新子ども番組「じゃじゃじゃじゃ~ン!」

AIさん、“じゃじゃじゃ”くん、“じゃ~ン”ちゃん/「じゃじゃじゃじゃ~ン!」より(C)フジテレビ
かつて同局で放送され人気を博した「ウゴウゴ・ルーガ」(1992年10月~1994年3月)の立ち上げメンバーも企画に携わる同番組。

宇宙一難しいクレーンゲームに挑戦する「クレーンゲーマーつかみ」、放送時間である4時52分の実際の場所を切り取る「4時52分の社会科見学」、“顔はマジなのに体が雑”ゆえにかっこいい体を探している「からだざつお」など、子どもたちの感性に訴えかける新しくも面白い多種多様なショートコンテンツは、子どもだけでなく、大人も楽しめると好評だ。

2日放送の“安田顕スペシャル”第1弾では、安田が各コーナーに“がっつり”出演。もはや、AIさん(謎の男)とは無関係とは思えないが…。

“安田顕スペシャル”の裏側

「からだざつお」/「じゃじゃじゃじゃ~ン!」より(C)フジテレビ
― “安田顕スペシャル”第1弾を受け、ネット上では「午前5時の安田顕祭り」ということで盛り上がっておりました。ご本人のところには反響は届いていますか?

安田:今のところ…。なんですがここから徐々に届いてきたら嬉しいなという感じです。

― 今日は「だいなしむかしばなし」が「やすだけんかるた」に変更されるなど、たくさんのコーナーに出演されていましたが、安田さんの方からご提案されたんですか?

安田:いやいやいや。僕はなんにも考えてないです。いろんなものとコラボしてみたいとは提案させていただきましたけど、全部作家さんたちの発案です。

― なるほど。それで各コーナーをジャックするようなあの形になったんですね(笑)。

安田:そうそう。もうちょっとバラバラとたまーに出るような感じなのかなと思ってたら、一気にバッと出してくれて。ありがたいですね。

「巨大コロッケあらわる」/「じゃじゃじゃじゃ~ン!」より(C)フジテレビ
― “安田顕スペシャル”で特に気に入っているポイントを教えて下さい。

安田:ポイントか~。色々な方の発想で好きに料理していただけたということが一番嬉しいですけど、やっぱり「巨大コロッケ現る」は参加できた楽しさがありました(笑)。「ただ、上を見て叫んでください!何パターンかください」って言われて撮影してね。あれ面白かったなあ。

― 撮影は特に手こずることもなくですか?

安田:やればそれでOKなんですよ。正解はないんです(笑)。

― ほかに参加してみたいコーナーはありますか?

安田:「4時52分の社会科見学」は出てみたいですね。あそこを横切ってみたい。

ー 安田さんがメインじゃなくていいんですか?

安田:うーん。横切りたいかな。

AIさんとは誰なのか!?安田顕に聞いてみた

安田顕(C)モデルプレス
― これまで子ども番組に出演されたことはありましたか?

安田:ないですね。

― ご家族や周囲の方の反応はどうでしたか?

安田:喜んでくれてましたよ。

― 子ども番組に出演されるイメージってありましたか?

安田:ないですね。「子ども大好きで~す!」って感じを押し出すタイプじゃないんですよ、僕って。でも今回、「それでいい」と言われまして。とはいえ、やっぱり自然と好きになってきますけどね。

― じゃじゃじゃくんとじゃ~ンちゃん、とても可愛いですよね。安田さんはあのくらいの年の頃、どんなお子さんでしたか?

安田:7歳か。僕ね、小学校1年生のとき、“あいうえおかきくけこ…”の五十音が言えなかったんですよ。途中で詰まっちゃって言えなくて、両親がすごい心配したんですよね。あとは質問ばっかりしていて。あの頃って「どうして醤油を飲んだら身体に悪いの?」とか「どうして息は白いの?」とか、とにかく「なんで?」「どうして?」って聞きたがるじゃないですか。僕も担任の先生にそういうことばっかり聞いてたみたいで、そしたらその先生が「先生も答えたいけどわからないこともあるから、これ読んでごらん」って『理科 なぜ どうして』という本を渡してくれたんです。そこから先生がたくさん本を貸してくれるようになったんですよ。それで本をすごく読むようになってね。本を読んだらもちろん文字も覚えるし、あいうえおどころかいろんな言葉も知ることができた。それで1年生が終わる頃、その先生がクラスのひとりひとりに表彰状をくれたんですよ。“1日も休まなかったで賞”とかね、“あなたはここが素晴らしい”ってことで、私には“本読み上手”という賞をくれたんですね。それがすごい嬉しくて、国語の時間の朗読や本が好きになったという記憶があります。

安田顕(C)モデルプレス
― 素敵な思い出ですね。ここまでお話しをしてきて、安田さんなのかAIさんの中の人なのかわからなくなってしまったんですが…。今後はどういうスタンスでいくのでしょうか?

一同:取り調べみたい(笑)。

― すみません…!

安田:いいんですよ。まあこういう取り調べが続くんであれば、正直面倒ではありますよね(笑)。子供の夢を壊したくないという思いもあるし、クレジットが“謎の男”である限りなんとか引っ張っていこうかなとは思うんですけど…。そもそもどうして“謎の男”で始まってしまったんでしょう(笑)。

― 今後、もしも聞かれたらどう答えましょうか?

安田:…(てんてんてん)です。

― …。重ね重ね答えづらい質問をすみません。

安田:いいんです、いいんです。じゃあ「安田さんですよね!?」って聞いてみてください。

― 安田さんですよね?

安田:そうです。

一同:(大笑い)

― 言ってしまいました…!

安田顕が語る“夢を叶える秘訣”

安田顕(C)モデルプレス
― では最後に、夢を追いかけて頑張っているモデルプレス読者に向けて、安田さんが考える“夢を叶える秘訣”を伺いたいです。安田さんは夢を叶えるためにどんなことを実践してきましたか?

安田:なんだろう…。起きて飯食ってクソして寝る、だな(笑)。

― (笑)。“健全な生活を送る”ということですね。

安田:そうそう。あとはやっぱりいつまで夢中に取り組めているかどうかじゃないでしょうか。夢中に取り組む中で、なんか垢がついちゃったり、色々あるとは思うんだけど、「それでもこれが好きなんだ」という気持ちをいつまで諦めずに持つことができるか、ということなのかなあ。

― 安田さんは夢に向かって頑張っている中で挫折しかけた時、どうやって乗り越えてきましたか?

安田:舞台の時とかもそうなんですけど、稽古中は「寝て起きたらもう舞台の本番終わってないかな~」とか思うし、初日なんか「寝て起きたらもう千秋楽終わっちゃってないかな~」とか思うんですけど、終わるわけがないんですよ。だから、やるしかないと思ってやっていくしかないというか。

― 腹をくくって。

安田:うん。あと僕は結構ネガティブなので、「この人にこう見られてるんじゃないか」とか「この人は僕に対してあんまり好意を持ってないんじゃないか」とかすぐ思っちゃう方なんですよ。だから、ぶつかりあう姿勢でやっていくより、一緒に何かを作りあげていく方が性に合ってるみたい。その上で何かトラブルがあるんだったら、それは一緒に解決していきましょう、と。

― そうやって一緒に頑張る仲間を見つけることも大切ということですね。

安田:そうですね。結局、ひとつ仕事をやるときはもうそうせざるを得ないですから。

― では最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

安田:…見てね!

(modelpress編集部)

安田顕(やすだ・けん)プロフィール

1973年12月8日生まれ、北海道出身。森崎博之、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真と共に演劇ユニット「TEAM NACS」を結成。以後、『俳優 亀岡拓次』(16)など、映画、TVドラマ、舞台と様々なジャンルで活躍する。

現在は、主演を務めた映画『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』が公開中。

『じゃじゃじゃじゃ~ン!』

毎週土曜日午前4:52~5:22放送 フジテレビ(関東ローカル)
FODおよびTVerでの1週間無料配信及び有料配信
CS「フジテレビTWO」にて毎週土曜午前10時30分から放送
【Not Sponsored 記事】

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