<欅坂46平手友梨奈「響 -HIBIKI-」インタビュー>北川景子と“月1食事会” 初出演&初主演映画で得たものは?
2019.02.28 14:00
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欅坂46の平手友梨奈(ひらて・ゆりな/17)が、映画初出演にして初主演を飾った「響 -HIBIKI-」。天才的な文才を持ち、文学界や世間の常識を打ち破る現役女子高生小説家・鮎喰響を演じた平手が、モデルプレスなどのインタビューに応じた。「第42回日本アカデミー賞」で新人俳優賞、「第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」で新人賞を受賞した、唯一無二の表現者・平手が語る、映画への思いとは―――。
平手友梨奈、主演作を見て思うことは?
― 3月6日に、初出演にして初主演を飾った映画「響 -HIBIKI-」のBlu-ray&DVDが発売されますが、特典映像に収録されているビジュアルコメンタリーでは、アヤカ・ウィルソンさん、月川翔監督と一緒に、映画を見ながらお話しをされていました。このような形で映画を見て、印象に残ったことや、改めて感じたことはありましたか?平手:ビジュアルコメンタリーの撮影は、監督から「ラフな感じで良いよ」と言われていたので、ホームパーティーみたいな感じで、気張らずにいられました。自分的には「ここは照明でこういう雰囲気にした」とか、監督から裏話を聞けたことが面白かったです。
― 監督から裏話を聞いて、注目して見たシーンはありましたか?
平手:監督が映画を編集している時に、「最後の電車のシーンはCGが大変で、なかなか納得がいかなくてやり直してる」とお話していたので、そのシーンは特に注目して見ていました。あとは、野間口徹さんが演じた記者・矢野浩明を飛び蹴りするシーンが監督のお気に入りシーンだと聞いたことで、ちょっと見方が変わりました。
― 平手さん的には、飛び蹴りのシーンはお気に入りになりましたか?メイキングでは、飛び蹴りのシーンに納得していなかったとおっしゃっておりましたが…。
平手:リハの時の方が飛べてたと思うんですけど、ん~…。確かに納得はいっていないかもしれないけれど、監督がOK出してくれたならそれで良いと思いました。
― 劇中で響がゴスロリ衣装を着るシーンは、平手さんが希望したようですね。
平手:そうです!元々脚本にはなかったんですが、原作にはあるシーンなので、着ないのは違うと思ったので、絶対に着たいと思いました。原作にすごく似ている衣装になっていたと思います。
平手友梨奈、撮影で感じた思い
― 平手さんが出演されていないシーンを見た時に、北川景子さん演じる花井ふみや周りの大人の方々の動きに対して「こんなにいろんなことをして響の作品を届けようとしてくれていたんだとわかって、感動した」とおっしゃっていました。平手さん自身の周囲の環境とリンクして、思うことはありましたか?平手:普段自分は音楽を届けている人間なので、私たち自身だけではなく、スタッフさんや、それに工場でCDを作ってくださっている方など、みんながいないと成り立たないなと、すごく思います。
― ビジュアルコメンタリーでは、アヤカさんが北川さんから「自信持って良いんだよ」と言われて、自分の壁を乗り越えたというお話をされていました。
平手:凛夏(アヤカ・ウィルソン)が思い悩んで涙を流すシーンの撮影が思うようにいかなくて、凜夏が苦しんでいる姿を「大変だな…大丈夫かな」と見ていたんです。最終的には良いものが撮れて、最後に玄関からばーっと出てきた時に、笑顔でハグしてくれたので、自分の中でも「あ~良かった!」と思いました。
― 平手さんご自身も、アヤカさんのように心が救われたり、自分が一歩進むきっかけになったりした言葉はありますか?
平手:いろんな出会いがある中で、たくさんの方に言葉をかけて頂いていて、自分の中に残っています。
平手友梨奈、初出演・初主演映画は「全部が新鮮で、印象的」
― 映画の撮影から、公開、DVD・Blu-rayの発売までの中で、1番印象に残っていることはありますか?平手:映画の世界は初めてだったので、全部が新鮮で、印象的でした。1つの作品を完成させるまでに、すごく長い期間をかけてやるんだな、もうすぐ1年くらい経つなという感想です。
― 初めての経験をした1年間で、変化は実感していますか?
平手:ん~、まだ自分の中ではあまり実感していないです。
― エンディングで流れる平手さんのソロ曲「角を曲がる」もとても大きな反響がありました。歌詞に共感した部分はありましたか?
平手:秋元(康)さんが「平手と響を思って書いた」と言ってくださった曲で、共感するところもあって歌いやすかったです。印象に残っている歌詞は…選べないかな。私は、自分のソロ曲がエンディングに流れることを反対していたのですが、周りの方があの曲を「良い」と言ってくださって良かったです。監督たちの「どうしてもやりたい」という言葉がなければ、やっていなかったと思います。
平手友梨奈、北川景子と月イチご飯会
― アヤカさん、板垣瑞生さんとは、ファッションショーで一緒にランウェイも歩かれていましたが、以来、お会いしていますか?平手:「会いたいね」と話しているのですが、みんなスケジュールがあるので難しい…。予定が合えば、会いたいです。
― 北川さんとは、撮影中すごく仲が良くなって連絡を取り合っていたそうですね。
平手:はい、今も毎日連絡しています(笑)。ふみ(北川)とは、去年から月に1度、ご飯会をしているんです。監督も一緒にいるので、監督とふみの最新情報を聞いたり、私のことを話したり、ご飯のことを話したり…あっという間に時間が過ぎます。
― 月に1度のご飯会が恒例となっているのですね!先ほどから気になっていたのですが、北川さんやアヤカさんのことを、役名で呼んでいるのですか?
平手:あ、本当だ!今も役名で呼んでいるかもしれない(笑)。
― 北川さんからはなんて呼ばれているのですか?
平手:「ひぃちゃん」。私は「ふみ」って呼びます。アヤカのことは「凜夏」か「アヤカ」で、その時によって無意識で呼んでいて、アヤカは私の事を「響ちゃん」か「友梨奈ちゃん」。板垣瑞生のことは私は「涼太郎」(笑)。涼太郎も「響」と呼んでいますね。
平手友梨奈、撮影中のリラックス法は?
― 欅坂46メンバーのみなさんも、映画を見て連絡をくれたとおっしゃっていましたね。平手:菅井(友香)、(石森)虹花、(齋藤)冬優花とか、いろんなメンバーが「見たよ」と言ってくれました。
― 映画の撮影期間中は忙しい日々だったと思いますが、実行していたリフレッシュ法はありましたか?
平手:なんだろう…。ご飯を食べていたくらいしかない(笑)。食べたいものを食べている時が、1番リラックスする時なんです。
平手友梨奈にとって、映画「響 -HIBIKI-」とは
― 「第42回日本アカデミー賞」新人俳優賞、「第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」新人賞の受賞おめでとうございます。演技のお仕事で賞をもらったことに対して、どう感じていますか?平手:月川監督や共演者から「おめでとう」と言葉をもらったので、「響 -HIBIKI-」という作品のために、会場に行ってしっかりと賞を頂きたいなと思いました。日本アカデミー賞の授賞式には1度も行ったことがなくて、実際に見たこともないので、想像がついていません。まだどういう感覚なのかわからないです(笑)。
― 今振り返って、女優としてのお仕事はいかがでしたか?
平手:演じているという感覚はなくて、自然体でいられました。
― 自然と「鮎喰響」になっていたんですね。
平手:自分では判断できないですが、周りの方からはそう言って頂けました。
― 初出演・初主演となった映画「響 -HIBIKI-」は、平手さんにとってどのような作品になりましたか?
平手:いろんな人と出会えたことが、映画に出演して1番大きかったことだと思います。
平手友梨奈、自分を奮い立たせる方法は?
― アーティストだけではなく、演技でも新たな魅力を発揮し、常に成長を遂げている平手さん。今、平手さんが思う夢を叶える秘訣や、くじけそうになったり、諦めそうになったりした時に自分を奮い立たせる方法はありますか?平手:えー……。「やるしかない」と思っちゃう(笑)。すごく緊張しいなので、本当にどの現場でも緊張してしまうのですが、結局はやらないと終わりがないですし…。「緊張、緊張」と思っていても、結局は舞台に立たないと終わりはないので、「やるしかない!」と思っちゃいます。
― 最近そう感じた瞬間はありましたか?
平手:全然あります(笑)。昨日も今日も、ずっと緊張しているので(笑)。取材前も、振り入れ前も、ずっと緊張しています。
― 今、目標にしていることはありますか?
平手:本当に今の今だと、無事取材を終わらせること(笑)。先のことより、今のことを考える性格なんです。目標に対する気持ちの入れ方は、人それぞれあると思いますが、私は目の前のことを頑張ります。
― 自分の進むべき道に悩んでいる子に向けてメッセージやエールを送るとしたら、どんな言葉を伝えますか?
平手:自分のやり方を見つけていくこと。私もいろいろ考えた結果、「やるしかない」という答えになったので、様々な方法を試して、自分の道を見つけていくのが1番良いと思います。
― 素晴らしいです。では最後に、映画「響 -HIBIKI-」Blu-ray&DVD発売に向けて、ファンの方にメッセージをお願いします。
平手:映画だけでなく、ビジュアルコメンタリーやメイキングが特典で入っているので、ぜひ「響 -HIBIKI-」が気になった方は、見て頂けたら嬉しいです!
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
平手友梨奈(ひらて・ゆりな)プロフィール
2001年6月25日生まれ。愛知県出身。2015年8月に結成された、秋元康総合プロデュースの女性アイドルグループ「欅坂46」のメンバー。2016年デビューシングル『サイレントマジョリティー』から最新シングル(8作目)『黒い羊』まで、グループの圧倒的センターとして存在。その存在感は中高生を中心に多くの著名人からも支持を集める。映画『響 -HIBIKI-』が映画初出演にして初主演を務め、「第42回日本アカデミー賞」で新人俳優賞、「第31回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」で新人賞を受賞した。映画「響 -HIBIKI-」Blu-ray&DVD/3月6日発売
Blu-ray豪華版:本編Blu-ray+特典DVD1+特典DVD2/3枚組DVD豪華版:本編DVD+特典DVD1+特典DVD2 /3枚組
DVD通常版:本編DVD
<特典DVD1>
・本編ビジュアルコメンタリー
平手友梨奈、アヤカ・ウィルソン、月川翔監督が、「響 -HIBIKI-」を見ながらしゃべりたおすビジュアルコメンタリー!
<特典DVD2>
・メイキングドキュメンタリー
平手友梨奈 映画初出演にして初主演作「響 -HIBIKI-」の撮影現場に密着。
怒涛の撮影の様子や貴重なオフの表情、キャスト&スタッフのインタビューなどで紡ぐドキュメント。
・完成披露舞台挨拶(出演:平手友梨奈、北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、北村有起哉、野間口徹、月川翔監督)
・公開直前イベント 学生限定試写会(出演:平手友梨奈、アヤカ・ウィルソン、板垣瑞生、笠松将)
・初日舞台挨拶(出演:平手友梨奈、北川景子、アヤカ・ウィルソン、高嶋政伸、北村有起哉、板垣瑞生、月川翔監督)
【Not Sponsored 記事】