モデルプレスのインタビューに応じたちゃんもも◎ (C)モデルプレス

テラハ初期メンバーちゃんもも◎、 “両親の死”がもたらした人生観 最近の整形事情も明かす<モデルプレスインタビュー>

2018.11.18 15:00

人気リアリティーショー『テラスハウス』の初期メンバーで、現在アイドルグループ『バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI』のメンバーとしても活動しているちゃんもも◎が、9月27日に初の小説『刺激を求める脳』(KADOKAWA)を出版し、小説家としてデビューを果たした。2014年に発売した自叙伝(竹内桃子名義)『イマドキ、明日が満たされるなんてありえない。だから、リスカの痕ダケ整形したら死ねると思ってた。』(ワニブックス)で、極貧の幼少期、自殺未遂、醜形恐怖、整形中毒…といった壮絶な半生を赤裸々に告白した彼女の2作目は、若手人気俳優の佐藤幸正というキャラクターを中心に芸能界を舞台に展開される完全フィクションのサスペンス小説。2012年10月にフジテレビ系で放送された記念すべきテラスハウス初回から、“作家志望”を公言してきた彼女の夢が叶った。モデルプレスでは、インタビューを実施し、処女小説が完成するまでの苦労のほか、タレント・アイドル・作家として活躍の幅を広げる彼女に今後の展望などを聞いた。

  

ちゃんもも◎、処女小説は芸能界を舞台にしたサスペンス

― 小説発売おめでとうございます。どんな内容の小説になっていますか?

ちゃんもも◎:東京とか芸能界をファンタジックに悪い意味でめちゃくちゃに描いたサスペンス小説です。一般人ですごく顔が可愛くて有名な俳優と付き合うことができる女の子や、枕営業でのし上がった女優さんとか、こういう人って実際にいるのかな?いないのかな?都市伝説かな?みたいな人物が出てくるので、そういう芸能界の裏側の想像をするのが好きな人にオススメしたいです。

ちゃんもも◎著「刺激を求める脳」(KADOKAWA)
― 自伝の出版から小説を出すことになった経緯を教えて下さい。

ちゃんもも◎:元々テラスハウスで“作家志望”と言っていたときに目指していたのは小説家ではなく、コラムやエッセイを書く作家の方だったんです。フィクションを書く予定はずっとなかったんですけど、自伝を読んでくれた方が「フィクションを書いてみませんか?」と声をかけてくれて、「できるかどうかは分からないんですけど、書いてみるので、もしそれが気に入ってもらえたら」と出版が決まっていない状態で書き始めたのが始まりです。完成してから「ダ・ヴィンチニュース」で連載させてもらって出版の運びとなりました。

ちゃんもも◎、題材を芸能界にした理由

― 今回の題材は元々書きたい題材だったんでしょうか?

ちゃんもも◎:最初は物語の全貌よりも先に「手紙を出したい」とか「独白形式にしたい」とか、そういう形の部分から入っていって物語はあとから付いてきた感じなので、元々こういうストーリーにしようとかっちり決まっていたわけではありません。ただ、この小説ではわゆる“クズ”が沢山出てくるんですけど、人間のピュアな部分とか人を許す優しさを描きたいと思っていました。誰しも決して人には見せていない頭の中のナレーションというか考えていることがあると思っていて、それは決して悪いことではなくてその中でどうやって生きていくかだったり、自分の純粋な欲求とか野望ってなんなのか、そういう部分に目が向けられる小説にしたかったので、結果として人が失踪したり死んだりするドロドロした内容にはなっているんですけど、全員悪人ではないということを示したかったです。

― 確かに複数の人物の独白形式というのが、人物像が良い意味ではっきりしすぎないで、ある種曖昧なまま、最後まで読み進んでいくのが新鮮な感じでした。

ちゃんもも◎:1回読んでも「ん?」という感じかなと私も思うんですけど、何回か読んで気になるところとか、気になる人のところだけ読んで楽しんでもらえたらと思います。

ちゃんもも◎、小説執筆に苦節2年「壁にぶち当たりました」

― 小説を最後まで書き上げるまでは、やはり苦労があったのでしょうか?

ちゃんもも◎:本当に壁にぶち当たりました、自分には才能がないなと本当に思ったし、すごく書き上げるのは辛かったです。2年くらい書いていたんですけど、事務所でマネージャーやスタッフを呼び、プロット会議みたいのを行ったこともあります。1人じゃ考えられなくて、「ここの時系列ってちょっと足りないところありますか?」とか「ここどうなっているの?」とか指摘してもらいました。やっぱり止まっちゃうときは突然来て、何ヶ月か動けなくなりました。色々な登場人物がいよいよ出てきてどう収束させていくかというときに1人1人の登場人物に愛を持ち続けなければいけないからそれが結構しんどくなってきちゃったり。正直記憶にもうないんですけど、事務所で結構泣いていたこともあったらしくて(笑)。本当にテンパっていて、周りの皆さんが「頑張れ」と言ってくれてなんとか書き上げられたので良かったんですけど、内容が差し迫っている部分は私も相当差し迫っていた感じでした。

― どの登場人物も強烈だなと思ったんですけど、自分と重ねているキャラクターはいますか?

ちゃんもも◎:幸正は一番共感しちゃいます。私も幸正も自分に才能があるなんて正直思っていないというか本当に運良く生きていることを自分でちゃんと実感しながら生きているタイプというか、自分自身には意外と欲求が何もない。そういう風にすべてのことを俯瞰してしまうところは幸正に近いかなと思います。

― 女性キャラクターはそれぞれ幸正に強い独占欲や歪んだ愛情を持っていますが、ちゃんもも◎さん自身の恋愛の仕方を投影させている部分はありますか?

ちゃんも◎:この小説を読むと私がそういう人間だと思われそうなんですけど(笑)、キャラクターと実は真逆です(笑)。自分自身の感性があまり人に共感される系の事を求めて生きていなくて、「皆が幸せなら何でもOK!」みたいな感じなので、だから逆に書いているときは、自分じゃない人の気持ちになりきれるのがすごく楽しかったです。

― 作中のモノローグやキャラクターの感情がリアルだったので、意外でした。どうやって想像するのでしょうか?

ちゃんもも◎:普段から深読みというか「今この人こう思っているんじゃないかな?」と頭の中で考えちゃうのが趣味なんです。例えばそれは自分に対してポジティブなこともネガティブなこともあって「今この人と喋っていて私ってつまんないって思われてないかな」とかそういうことも相手に対して想像するんですよ。だから、普段していることの延長線で小説も書いたのでそれが少しでもリアルっぽかったら良いなとは思います。

― 登場人物の美咲は、普通の女子大生でありながらすごく用意周到に幸正に近づきますが、実際に美咲のような女の子は実在すると思いますか?

ちゃんもも◎:そうですね。私の予想ではいると思うし、こんなことって東京ではきっといっぱいあるんじゃないかなと思います。私はそういう子を“最強一般人”と呼んでいます。顔が可愛くてモテまくる一般人って最強だなってやっぱり思うんですよね。どんな事をしても許される。頭の良い子は。この世で人生一番楽しそう(笑)。

― (笑)。そういう女性は周りにいらっしゃいますか?

ちゃんもも◎:私の周りにはいないんですけど、バーとかで見かけて、こういう子なんじゃないかなと想像するんです。芸能人だと同じように可愛くても周りの目を気にしながら遊ばないといけなかったり恋愛も自由じゃなかったりそれぞれ大変なことが沢山あると思うんですけど、一般人だったら関係なく自分が大事にしたいことを楽しめると思うから、端から見ていてすごく楽しそうだなと思ったことがあって。そういう部分では特定の人がモデルではないんですけど、ぼんやりとした事象としてのモデルケースはありますね。

― 自分の実体験と重ねた部分はあるんでしょうか?

ちゃんもも◎:それがないんです。子どもの頃から芸能界や東京に対して色々妄想をしていたんですけど、実際に芸能界に入ってみたら別にドロドロしたことは全然ないし、東京も私と同じように東京以外の場所から集まっている人がほとんどだし、意外と普通というか思ったよりも良くも悪くもファンタジーがないんだなと。なので、実体験とか関係なく私が想像した芸能界とか東京のドロドロを描いて、フィクションになっちゃいました。

ちゃんもも◎、人生の原動力は「可愛くなりたい」

― テラスハウスの出演時から“作家志望”を公言されていて、どんどん夢が叶っていっている印象なんですが、ご自身で実感はありますか?

ちゃんもも◎:そうですね。夢は叶っていっているなと思うんですけど自分に自信が本当になくて。いつか自分で何回も読み返したくなるようなものが書けたときに初めて理想の自分になっていると思うので、形上は叶っているけど、何も自分の実感としては伴っていないというが正直なところです。周りの支えてくれる人や応援してくれている人に、叶えて頂いている夢だと思っているので、早く恩返しというかそういう方のためにも自分自身で夢を叶えられるようになりたいなと思っています。

― 実際に出版されてから周りの反響はいかがですか?

ちゃんもも◎:友達や私の憧れのミュージシャンの方が買ってくれたり、テラスハウスのときから応援してくれていた千秋さんが「これから読むよ」とTwitterに書いてくれたりして、すごく驚いて嬉しかったです。あとは本を出すというのはすごいことで、“作家”っていう見られ方を前よりもされるようになりました。そのことで逆に生意気だなと思われることもあるんですけど私は別に調子に乗ってないし、むしろ辛いぐらいの感じで(笑)、「全然そんなことないんです」とは思いつつも、やっぱりそれだけ大きなことをしたんだなと実感しました。

― ファンの方からの反響はいかがですか?

ちゃんもも◎:皆すごく読んでくれて色んな意見がありますね。小説を普段読まない方も「すぐ読めちゃったよ」とか「もう1回読む」とか言ってくれて、他の人にオススメしてくれたりして、すごく嬉しいです。

― 今後はどういった作品を書いていきたいですか?小説?

ちゃんもも◎:そうですね、小説はたまに(笑)。アイデアは色々あるんですけど、始まりから終わりまで1つの物語にすることに関してはめちゃくちゃ新人というか未熟なので、そこの技術が上がっていけばまた書きたいなと思います。夢としてやっぱり1番はエッセイとかコラムを書けるように、あとまた自伝を出したいので、今人生を頑張っています。

― そうなんですね。次に出すならまた自伝?

ちゃんもも◎:自伝よりも先にエッセイを出したいです。「可愛くなりたい」と思ってテラスハウスのときにプチ整形して、その思いをずっと抱き続けたまま20代後半になったので、「人生の中で一番思い続けたことってなんだろう?」と考えたら圧倒的に「可愛くなりたい」だったんです。この気持ちって私だけじゃなくて色んな人が持っていて頭も心も動かされていると思うので、「可愛くなりたい」のために生きた人生や女の子のこと、「何で可愛くなりたいって思うんだろう?」とかそういう思いをエッセイにできたらいいなと。それが今一番近い夢です。

ちゃんもも◎、人生を楽しむ理由に両親の死が関係していた

― テラスハウスに出たり、「バンドじゃないもん!」に加入されたり、色んなことを同時進行でされている印象なんですが、作家志望はずっと変わらなかったんでしょうか?

ちゃんもも◎:そうですね。上京したときからの一番の目標であり、作家で将来的に1つ生活が成り立ったらいいなと思っているのでこれからも変わらないと思います。

― ちゃんもも◎さんの中で1つに絞らないでやっていくことに対しては何か考えがありますか?

ちゃんもも◎:やりたいことが沢山あって1つに絞れないんです。人生1回しかないから。多分親が生きていたら考えも変わっていたのかなと思うんですけど、自分が将来癌になる可能性が高いと分かっちゃっているので。

― そうなんですか?

ちゃんもも◎:そうなんです。両親2人とも癌で亡くなっていて、お医者さんからも言われていて。治るか治らないかは分からなくて、最悪のパターンを想定して、人生楽しみたいなと。親は私が19歳のときに50代で亡くなっているので、それを考えると私の人生すでに折り返し地点を超えているんです。やった後悔よりはやらなかった後悔の方があとで取り返しつかないんだろうなと思っていて、生きている間に限りなくやりたいと思ったことは何でもやろうと決めています。それが成功するかしないかは意外と興味がなくて、でも人を巻き込んだことに関しては絶対成功させようと思うんですけど、自分としてはやりたいことで生きていけたらそれだけで一番幸せだなと。それ以上のことは何も望んでいないし、何か1つに決めたくないわけではなくて、たまたまいくつもやりたいことがあるから中途半端とかそういう見え方は気にせず(笑)、私はやれることをやればいいかなと思っています。

ちゃんもも◎、最近の整形事情を明かす

― 自伝で壮絶な半生を告白されてから、ご自身の中で変わったことはありますか?

ちゃんもも◎:元々リストカットは良くないと思っているんですけど、したことがあるからこそ、公表して伝えられることがあるなと思います。大人になったら損しかしていないけど、それを人に伝えることで、将来的に私はこうやって健康に生きているし、今もうすでにリストカットしちゃったという子に対して少しでも勇気を与えられるかもしれないし、私の話を聞いてやめようかなと思う人もいるかもしれない。整形は元々やったときから周り全員に言うつもりでやっていたので、整形する前も後も、別に周りの人は変わらないですね。

― 元々隠すつもりはなかったんですね。

ちゃんもも◎:「やっと整形するよ-!」とかめちゃくちゃ言っていました。元々がそれなりに可愛くて整形してさらに可愛くなるとかだったら隠すけど、「別に大して変わらないのにそこは隠すんだ」という微妙なプライドはいらないかなと。別に生まれつきじゃなくて構わないし、むしろ整形は努力していることだと思うから、努力を隠す理由がないと思います。

― 以前テレビ番組では“整形依存症”だったと話されていましたが、具体的に依存を克服できたのはいつでしたか?

ちゃんもも◎:可愛くなることに強烈な執着心があるだけで、今はそもそも整形依存じゃなかったという風に思っています(笑)。手段が整形だっただけで、自分を改造しないと気持ちが保てないみたいなことは1mmもなかったので。自分が憧れている女の子像に対して、半分くらいは諦めていて、半分くらい努力の余地だと思っていて、この余地の部分が医療で解決できるなら人生前向きになれるかなと。何が危なくて危なくないかも調べているので整形のことは聞かれたら私なりに答えるくらいのスタンスで出していこうと思っています。

― 最近は全然されていないんですか?

ちゃんもも◎:最後にしたのはいつかな?5月にほっぺたに脂肪溶解注射を打ったのと、涙袋を少し足しました。最初は液が入っておたふくみたいにパンパンになるんですよ。それが吸収されて、脂肪をちょっと軽減してくれます。

― ほっぺたがコンプレックスだったんですか?

ちゃんもも◎:大人になったらなくなると思っていたんですけど、幼稚園のときから輪郭が変わらなくて「マジか」と思って。一番のコンプレックスは顔の形じゃなくて大きさなので、小さくしたいなと思いますけど、もうこれは諦めているんです。骨を切るやつもあるんですけど、引きつったり神経切れたりしちゃうらしくて怖いので、前世の行いが良くなかったのかなと今は受け入れています(笑)。今もルックスにコンプレックスはあるんですけど、織り込み済みというか別にずっとこんな感じだし、すごく嫌な時期もあったんですけど大人になると強制的に年齢で見られることが多くなるから、可愛いとか可愛くないとかそこまで重要じゃなくなってきたなと思います。

― というと?

ちゃんもも◎:大人になってどれくらい自分の見た目にこだわりを持っているかとか、人間性の方でちゃんと評価してもらえることが増えました。色んな悩みを抱えていたけど、それを心の温かさとかこだわりを持つことに変換して人間力に変えたことで、意外とここからの人生で色々取り戻せるのかもって実感することがすごく増えました。

― アイドルのファンの方はルックスに対する考え方が、それまでのファンとは少し違うと思うんですけど、その点はいかがですか?

ちゃんもも◎:私のファンの方は見た目から好きって言ってくれる方もいるけど、どちらかというと人間に対して好きでいてくれる方が多いので、格好見た目は「ご自由にどうぞ」という感じなんです(笑)。

― じゃあ今後も年齢に伴うメンテナンスとかは、続けていかれるんですね。

ちゃんもも◎:全然あると思います。自分に対する実験として、してみなきゃ分からないと思うことで納得できたことも今まであったので、とりあえずどうしても興味があることはやろうと思っています。リフトアップとかもしてみたいし、あとは友達がアヒル口の注射を打っていたのが超可愛くて、結構日本人は似合う子が多いと聞いたので興味があります。

― これからも興味あるものはどんどんやっていこうかなと。

ちゃんもも◎:そうです。神経切れちゃう系とかそんなハードなものは諦めているんですけど、軽いものはやっていこうかなと。化粧品が欲しいのと、同じ感覚です。

ちゃんもも◎、テラスハウス出演は「神様からの贈り物」

― ちょうどこの間、初期のちゃんもも◎さんが出演されていた初期のテラスハウスを見ていたんですが、ちゃんもも◎さんは、最近のシリーズは観られていますか?

ちゃんもも◎:たまに観ています。どの時代のテラスハウスもやっぱりテラスハウスだな、って分かる独特の雰囲気がめっちゃ好きです(笑)。(初期メンバーで現在のシーズンにカムバックした島袋)聖南のことも応援していたし、やっぱり幸せになってほしいと思いますね。

― 改めて今振り返っても、テラスハウスに出演されたのは、1つの経験として意味のあることだったと思われますか?

ちゃんもも◎:いや、テラスハウスに出ていなかったら全然違う人生を歩んでいたと思うので、出られたことが本当に神様からの贈り物だったんじゃないかなと思っています。ただ出演して有名になっただけで、終わっていたら全然意味ないと思うんですけど、夢を叶えるために一生懸命になろうと思える、本腰を入れるきっかけになったのがテラスハウスです。それまで中途半端だったことを全部切り離して、作家志望と公言してこれで生きていこうと腹をくくれました。応援してくれる人たちのと出会いもやっぱりテラスハウスがくれたから、マジで感謝しています。

ちゃんもも◎「バンドじゃないもん!」改名で恋バナ解禁

ちゃんもも◎ (C)モデルプレス
― 最後に今後の活動の全体を通して、夢や展望を教えて下さい。

ちゃんもも◎:11月に実は「バンドじゃないもん!」が普通のアイドルグループではなくなって“ポスト・アイドル”という自分たちのオリジナルのジャンルに変わるんです。アイドルと言ってももう大人だし、このメンバーで生きていくことを決めた共同体としてオリジナリティのあるアイドル像を生きていこうと決めて。

― つまり引退や卒業がない?

ちゃんもも◎:はい。グループ名も「バンドじゃないもん!」から「バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI」になるんです(笑)。そこから自分たちの創りたい世界でやるつもりなので、今はその活動に力を入れたいですね。私は個人活動では、恋バナを解禁します。

― というのはポスト・アイドルになるから?

ちゃんもも◎:単純に過去の恋愛経験について、あまりそういう質問はしないで下さいという感じだったのですが、私は作家も頑張りたいし、「可愛くなりたい」の先には「好きな人には好きになってほしい」っていう話も出てくると思うので、ある程度の恋バナを解禁することにしました。具体的に彼氏がいるとかそういう話ではないんですけど、恋愛に対する考え方や過去の恋愛の話はちょいちょいしていこうかなと思っています。

― そうなんですね。楽しみにしています。

ちゃんもも◎:あとは宇宙で使えるナイトウェア専門ブランド「Lola wed.」を起ち上げたんですよ。すっごい可愛いランジェリーとかパジャマを作っているので、それが宇宙初出店できるように頑張っています。

― 宇宙で売る?

ちゃんもも◎:もちろん最初は地球で売るんですけど、今後人間は必ず宇宙に行くと思うので。私宇宙がすごく好きなんです。

― じゃあ月旅行とか。

ちゃんもも◎:そうですね。あの、前澤(友作)社長には私を是非月に連れて行って欲しいと思っています(笑)。宇宙に1回自分で行ってから機能性を確かめたいです。

― クリエイターですもんね。

ちゃんもも◎:はい、そんなことをやりながら楽しく歳をとって大人になっていけたらいいなと。1個特定の展望はないんですけどいつまでも幸せに暮らしましたとさ、という感じに生きていきます(笑)。

― では、夢を追うモデルプレス読者に向けて、ちゃんもも◎さんの夢を叶える秘訣を教えて下さい。

ちゃんもも◎:やっぱり口に出すことだと思います。言うのは恥ずかしいことも沢山あると思うんですけど、日頃から周りの人から受けている恩恵をちゃんと大事にして、人にちゃんと感謝できる人間で、人を助けてあげられる人間であれば、自分が何かしたいとか変わりたいっていうときに必ず誰かが手を取ってくれる仲間になってくれたり、助けてくれたり、大事な言葉をくれたりすると思うので、とにかく絶対叶えたいことは心に決めるために、ガンガン口に出して人に言っていく。で、なおかつ自分という人間が資本として何の仕事をするにも影響を与えるから、とにかく周りの人を絶対全員大事にする。これだけで大丈夫な気がします。あとはもう一生懸命やって、うまくいくときもあればいかないときもあるし、いかなかったら考えてまたやればいいしっていう風にトライアンドエラーで頑張れば楽しいなと思いながら夢を追えるんじゃないかなと思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

ちゃんもも◎プロフィール

1991年6月14日生まれ、神奈川県出身。タレント、作家、歌手。フジテレビ系テレビ番組「テラスハウス」に作家志望の竹内桃子として出演。2014年に「バンドじゃないもん!」に加入し、天照大桃子(あまてらすおおももこ)名義で活動、17年に大桃子サンライズに改名した。
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