新美有加アナ“5つの法則”ヘアメイク・ファッション・会話術…【「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載】
2018.11.01 17:00
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「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載『女子アナの“素”っぴん』―――― Vol.23~24は2015年入社の新美有加(にいみゆか・26)アナウンサー。
「才色兼備」と呼ばれる彼女たちも1人の女性。テレビ画面から離れたところでは、失敗して泣いていたり、悔しくて眠れなかったり、自分の居場所に悩んでいたり…。それでも気持ちを落ち着かせて、どうしたら視聴者に楽しんでもらえるのか、不快感を与えないのか、きちんと物事を伝えられるのか、そんなことを考えながら必死に努力をしている。本連載ではテレビには映らない女性アナの“素”(=等身大の姿)を2本のインタビューで見せていく。前編はこれまでのアナウンサー人生を振り返りながらターニングポイントに迫るもの、後編は彼女たちが大切にする「5つの法則」をメイク・ファッション・体調管理といったキーワードから問う。
――――お仕事について語った前編(Vol.23)に引き続き、後編(Vol.24)では私生活も含めた新美アナの“素”っぴんをお届けする。
新美アナ:今日はどこまで持ってきたらいいのか分からなくて、たくさん持ってきました(笑)。化粧下地は家に置いてきたのに、仕上げに使う化粧水まで持ってきてしまって…。
― 仕上げに化粧水を使っているんですか?
新美アナ:実際は化粧水というより、メイクをキープするためのミストです。取材に1日出ると化粧直しができないこともあるので、終わった後にシュッシュッとかけています。
― なるほど。
新美アナ:でも普段から荷物が多くて(笑)。無くて困るのが怖いので、全部持っています。会社にはメイク室があって、そこで色々と貸していただけるんですけど、私はほぼ借りないですね。
― それだけこだわりがあるんですね。
新美アナ:入社した当時は全くこだわっていなくて。ですが、色々な方から「地味だ」とご指摘いただき…(苦笑い)。「表に出る人」として気を使わなくてはいけないんだということに気づき、最低限はちゃんとしようと思いました。そこから色々と研究するようになったと思います。
― 1番のポイントはどこですか?
新美アナ:ポイントは目元です。はっきりとした顔立ちではないのと、よく顔がむくんで目元がパンパンに腫れるので「眠そうに見える」と言われることが多くて。そのため目と眉の距離を近くすることを意識しています。具体的には眉を実際よりも少し下にあるように書いて、まつげを根元からしっかりあげて、奥二重なのでアイシャドウを少し大きめに塗ります。イメージは渡辺直美さんのメイク。もちろんステージメイク風なのであそこまで大きめに塗るわけではありませんが、わりとしっかり書いています。今は、以前よりもちゃんと目が開いているメイクができるようになったと思います。
あとは涙袋にすごくこだわっています。やっぱり目元が印象的な女優さんや俳優さんは絶対に涙袋がしっかりあるんです。目を眩しそうに細めると、涙袋がぷっくりしてくるので、それに合わせてアイシャドウを塗って、その下の部分にもうっすら影を入れてぼかします。
― なるほど。アイシャドウのカラーはいかがですか?
新美アナ:日によって変えます。画面に出る時はどうしても茶色系が多くなりますけど、番組によってボルドーやオレンジ系、青系もたまに使います。
― 今日のリップも秋色ですね。
新美アナ:最近ハマっているんです。元々ヌーディな色は顔がぼんやりしすぎるので似合わないということもあるのですが、リップはキャビンアテンダントの方々のメイクを参考にしています。というのも、うろ覚えなのですが、「非常時に周りの人が口元だけを見て判断できるようにしっかりとした赤色をつけている」という話を聞いたことがあって。同じくアナウンサーの仕事も口元が大事だと思うので、はっきりとしたカラーを選んでいます。
― 研究の成果なんですね。
新美アナ:フジテレビ女性アナウンサーのカレンダーをプロデュースし始めたことも大きな要因です。プロデュースする人がダサいと思われては元も子もないので、ちゃんと気をつけようと思いました。とはいえ、私なんてまだまだですが…。
新美アナ:昔からスタイリストさんが色々と選んで下さっていて、そこから実際に着るものを試着していくのは変わらないのですが、最近はいわゆる世間が思う女子アナらしい服装、というものが似合わないんだねという結論に行き着いて(笑)。似合わない服を着て違和感を与えるより、似合うものを着た方が良いんじゃないか、という方向になりました。
― 選びやすいカラーはありますか?
新美アナ:顔色が綺麗に見えるものを選んでいます。今日はギリギリですね(笑)。「めざましどようび」のスタジオは、すごく明るいので、このくらい暗くても色が飛んで、画面を通すとちょうど良いんです。あとは色々なニュースがあるので、赤などは避けるようにしています。
― 私服はどういう雰囲気ですか?
新美アナ:仕事で着るのがこういう感じなので、その反動なのか、すごくカジュアルな服が多いです。Tシャツにワイドパンツ、スニーカーとか。通勤も黒い大きなリュックを背負って、キャップとかをかぶっているので、綺麗めなワンピースはあまりないですね。
― では、デートや女子会の時はどういう服装ですか?
新美アナ:そういう日はちゃんとします。「楽しみにしてきました」というのを格好で表そうと思っているので。逆に変に期待をさせたくないな、という場合はデニムなどを履きます。
特に気を付けているのは足元です。スニーカーで行かない(笑)。あとは、どんな雰囲気のお店に行くか分からない飲み会もありますよね?そういう雰囲気が分からない時は、どこに行っても大丈夫なようにサンダルをやめて、ちょっとヒールがあるものにしたり、服も奇抜なものを避けたり。本当にTPOによって全然着る服が違うので、ものすごくたくさん洋服を持っています(笑)。
― どのぐらいあるんですか?
新美アナ:何パターンか人に一通り貸せるくらいですかね。最近は取材も私服で行くことが多いのですが、レッドカーペットに行く時は、ドレスっぽい服で行かなきゃいけないですし、CM発表会などで相手がすごくキレイな格好で来てくださる時は、合わせてきちんとした服を着なきゃいけない、取材次第では、いわゆるオフィス服らしいジャケットにパンツ。でも自分が着たい服はすごいカジュアル(笑)、ということでとにかく量はあります。断捨離したいなと思っているところなのですが…。
― 最近買ったお気に入りのアイテムを教えて下さい。
新美アナ:私、ファストファッションも好きなんです。2~3000円ぐらいのブラウスに2~3000円ぐらいのワイドパンツとか。全身でも1万円いかない感じのコーディネートになることもあります。最近は紺のワイドパンツを買いました。カジュアルだけどハリがあってシワになりにくい素材が気に入っています。身長が高いので、ワイドパンツは体型にもあっている気がして好きです。ベーシックなデザインのものこそ高見えするものを選ぼうと、ちょっと目利きを頑張って買い物をしています(笑)
新美アナ:昔から、頭痛持ちですし花粉症もあって、体調を崩しやすいタイプなので、とにかく暇を見つけては寝ます。声が出にくい時も寝ると治りますし、体調不良は睡眠不足から来ると思っているので、何か異変を感じたらたっぷり寝るようにしています。あとは冷えも健康の大敵なので、危ないと思ったら温かいお風呂に浸かっていたわるようにしますね。
でも一番は気を使わない日を作ること。仕事をしていても友達といても、外にいると色々なことに気を使うじゃないですか。だからこそ、あえて「今日は何もしない日」を作ります。何にも誰にも気を使わず、自分だけに気を使う日。これが体調管理のポイントかもしれないです。
― スタイルキープの秘訣は何かありますか?
新美アナ:私、3キロずつとか、1年でのべ10kgぐらい増減したこともありますし、夏になると痩せて冬になると肥えるので、学生の頃はそうでもなかったのですが、最近は一年の体重の増減は激しい方。実は今日もモデルプレスさんの撮影に合わせて食事管理をして、脚やお腹周りを落としてきました。でも普段は、体重を落としすぎると、体調が悪くなることもあるので、やりすぎないようにしています。
― どういう食事管理をされたんですか?
新美アナ:腹八分でやめることと、夜遅い食事では、〆の麺やご飯をやめるとか、消化の良いものにするとか。食べることが好きなので、昼をしっかり食べて夜は少なくするなど帳尻を合わせたり、お米の代わりにお豆腐を食べたり、デザートや好きなポテトチップスをやめたり、無理のない範囲でやりました。
― 運動はしますか?
新美アナ:運動は本当に嫌いなんです(苦笑い)。それでストレスが溜まるのなら、食事でなんとかしようと思って。ただ歩くことは好きなので、仕事や飲み会が終わって帰宅する時は1駅歩いてから電車に乗ります。歩かないと足の筋肉が衰えますし、血液の循環が悪くなるとむくんでしまうので、気をつけています。
新美アナ:テレビのインタビューだと、編集の都合もあるのでなかなか声に出して相槌を打ちにくいんです。それだからなのか普段もあまり相槌は打たなくて。それでも「聞いています」と伝えるためにも、人と話す時は基本中の基本ですが相手に体を向けて目を見て話します。
あと色々な現場で言われてきて、自分でも気をつけているのは、きちんと相手の話を咀嚼してから会話をすること。ちゃんと聞いて、それを受けて、そこから新しい質問につなげた方が、聞かれる方はスムーズに話が入ってくると思うんです。つい次にしたい質問や話したいことばかり頭に置いてしまうのですが、そうすると目の前の人の話が聞けない気もしていて。
― プライベートでは話す方が多いですか?それとも聞き役ですか?
新美アナ:聞き役の方が多いですね。聞いている方が好きです。もちろん頑張って話さないといけない時は話すのですが、つい喋っちゃいけないことまで喋っちゃう(苦笑い)。
新美アナ:私がオタクを名乗って良いのか不安ですが、エンタメオタクだと思います。昔からテレビが大好きで、映画もライブも好き。会社に入る頃には演劇も観るようになりました。大学生の終わり頃には音楽フェスに初めて行って、なんて楽しいんだ、と衝撃を受けましたし、毎年絶対1シーズン1回ぐらいディズニーリゾートにも行っていました
。
― アナウンス室イチのディズニー好きだと伺いました。
新美アナ:そうですね。私の構成要素の一つといってもいいくらい大好きです。幼い頃からディズニー漬けで、ディズニーキャラクターのように歌ったり、おどけたり、とぼけた子供でした。かわいいものに囲まれる幸せはもちろん、人を楽しませるその細やかなこだわりも好きです。ディズニーはもちろんですが、ディズニーをひっくるめて、エンターテインメントが大好きです。舞台や音楽を観に行って、すごく良いものだった時に、感想を自分の中で消化するために遠回りして帰ることも含めて好き。それくらい余韻が残る作品に出会えた時の人生の喜びみたいなものが好きなんです。「この作品に出会えなかった人生ってなんだったんだろう」と思うくらいガツンと自分の心を揺さぶるものに会えた時は本当に感動しますし、そういった楽しさを伝えられる仕事を今後もしていきたいと思います。
― 最近観た中で面白かった作品は何ですか?
新美アナ:この前、笠井(信輔)アナウンサーと一緒に観させていただいた「サメと泳ぐ」という舞台が面白かったです。ハリウッドの大物映画プロデューサーとアシスタントで脚本家志望の男の子、そして1人の女性との人間模様を描いた作品なんですけど、「サメと泳ぐ」というタイトルの“サメ”とは誰かが分かった瞬間、とても面白くて!
何より私がすごく好きだったのは、クライマックスで3人が対峙するシーン。3人の均衡が崩れるときに主人公がとった行動が「結局どうなったの?」と思わせる演出になっているんですけど、一緒にいた笠井さんとも意見がわかれて!とにかくキャラクターもどこかにくめなくて、舞台セットも無駄がなくて、小さなキャラクターの癖とか演出とか「あれは…」と、語りがいがある感じがすごく良かったです。
これに限らず、意外と重たい作品がすごく好き。「なんで一人で観ちゃったんだろう」と思うくらいの、誰も救われない話でも余韻を味わうのが好きなんです。
とても褒め上手で頼りがいがあるのに、おちゃめなところもあって…先輩なのですが、梅津さんのことは、むしろ姉だと思っています(笑)何とかしてくれそうだと思って、些細なことでも相談してしまいます。普段の姿から、つい二児の母だと忘れがちなのですが…(笑)仕事だけでもやっとな私からすると、家事や育児に加え、テレビに出る人として気に掛けるところも多いはず…本当に恐れ入ります。
――――梅津アナの前編(Vol.25)は11月16日に配信予定。
<担当番組>
めざましどようび
プレミアの巣窟
BSフジニュース(火・土)
入社8年目の竹内友佳と三田友梨佳アナウンサーを筆頭に、後輩アナウンサー全員が参加し、総勢17人が登場。フジテレビアナウンサーをより身近に感じられる内容になった。
仕様:A3変型判(縦425mm×横300mm)/縦型・壁掛けタイプ/オールカラー13ページ
販売場所:全国書店、「フジテレビショップ」ほかで10月1日より販売。
――――お仕事について語った前編(Vol.23)に引き続き、後編(Vol.24)では私生活も含めた新美アナの“素”っぴんをお届けする。
<1>新美アナ“ヘアメイク”
― 新美アナはポーチ2個持ちなんですね!新美アナ:今日はどこまで持ってきたらいいのか分からなくて、たくさん持ってきました(笑)。化粧下地は家に置いてきたのに、仕上げに使う化粧水まで持ってきてしまって…。
― 仕上げに化粧水を使っているんですか?
新美アナ:実際は化粧水というより、メイクをキープするためのミストです。取材に1日出ると化粧直しができないこともあるので、終わった後にシュッシュッとかけています。
― なるほど。
新美アナ:でも普段から荷物が多くて(笑)。無くて困るのが怖いので、全部持っています。会社にはメイク室があって、そこで色々と貸していただけるんですけど、私はほぼ借りないですね。
― それだけこだわりがあるんですね。
新美アナ:入社した当時は全くこだわっていなくて。ですが、色々な方から「地味だ」とご指摘いただき…(苦笑い)。「表に出る人」として気を使わなくてはいけないんだということに気づき、最低限はちゃんとしようと思いました。そこから色々と研究するようになったと思います。
― 1番のポイントはどこですか?
新美アナ:ポイントは目元です。はっきりとした顔立ちではないのと、よく顔がむくんで目元がパンパンに腫れるので「眠そうに見える」と言われることが多くて。そのため目と眉の距離を近くすることを意識しています。具体的には眉を実際よりも少し下にあるように書いて、まつげを根元からしっかりあげて、奥二重なのでアイシャドウを少し大きめに塗ります。イメージは渡辺直美さんのメイク。もちろんステージメイク風なのであそこまで大きめに塗るわけではありませんが、わりとしっかり書いています。今は、以前よりもちゃんと目が開いているメイクができるようになったと思います。
あとは涙袋にすごくこだわっています。やっぱり目元が印象的な女優さんや俳優さんは絶対に涙袋がしっかりあるんです。目を眩しそうに細めると、涙袋がぷっくりしてくるので、それに合わせてアイシャドウを塗って、その下の部分にもうっすら影を入れてぼかします。
― なるほど。アイシャドウのカラーはいかがですか?
新美アナ:日によって変えます。画面に出る時はどうしても茶色系が多くなりますけど、番組によってボルドーやオレンジ系、青系もたまに使います。
― 今日のリップも秋色ですね。
新美アナ:最近ハマっているんです。元々ヌーディな色は顔がぼんやりしすぎるので似合わないということもあるのですが、リップはキャビンアテンダントの方々のメイクを参考にしています。というのも、うろ覚えなのですが、「非常時に周りの人が口元だけを見て判断できるようにしっかりとした赤色をつけている」という話を聞いたことがあって。同じくアナウンサーの仕事も口元が大事だと思うので、はっきりとしたカラーを選んでいます。
― 研究の成果なんですね。
新美アナ:フジテレビ女性アナウンサーのカレンダーをプロデュースし始めたことも大きな要因です。プロデュースする人がダサいと思われては元も子もないので、ちゃんと気をつけようと思いました。とはいえ、私なんてまだまだですが…。
<2>新美アナ“ファッション”
― 衣装はどう選んでいるんですか?新美アナ:昔からスタイリストさんが色々と選んで下さっていて、そこから実際に着るものを試着していくのは変わらないのですが、最近はいわゆる世間が思う女子アナらしい服装、というものが似合わないんだねという結論に行き着いて(笑)。似合わない服を着て違和感を与えるより、似合うものを着た方が良いんじゃないか、という方向になりました。
― 選びやすいカラーはありますか?
新美アナ:顔色が綺麗に見えるものを選んでいます。今日はギリギリですね(笑)。「めざましどようび」のスタジオは、すごく明るいので、このくらい暗くても色が飛んで、画面を通すとちょうど良いんです。あとは色々なニュースがあるので、赤などは避けるようにしています。
― 私服はどういう雰囲気ですか?
新美アナ:仕事で着るのがこういう感じなので、その反動なのか、すごくカジュアルな服が多いです。Tシャツにワイドパンツ、スニーカーとか。通勤も黒い大きなリュックを背負って、キャップとかをかぶっているので、綺麗めなワンピースはあまりないですね。
― では、デートや女子会の時はどういう服装ですか?
新美アナ:そういう日はちゃんとします。「楽しみにしてきました」というのを格好で表そうと思っているので。逆に変に期待をさせたくないな、という場合はデニムなどを履きます。
特に気を付けているのは足元です。スニーカーで行かない(笑)。あとは、どんな雰囲気のお店に行くか分からない飲み会もありますよね?そういう雰囲気が分からない時は、どこに行っても大丈夫なようにサンダルをやめて、ちょっとヒールがあるものにしたり、服も奇抜なものを避けたり。本当にTPOによって全然着る服が違うので、ものすごくたくさん洋服を持っています(笑)。
― どのぐらいあるんですか?
新美アナ:何パターンか人に一通り貸せるくらいですかね。最近は取材も私服で行くことが多いのですが、レッドカーペットに行く時は、ドレスっぽい服で行かなきゃいけないですし、CM発表会などで相手がすごくキレイな格好で来てくださる時は、合わせてきちんとした服を着なきゃいけない、取材次第では、いわゆるオフィス服らしいジャケットにパンツ。でも自分が着たい服はすごいカジュアル(笑)、ということでとにかく量はあります。断捨離したいなと思っているところなのですが…。
― 最近買ったお気に入りのアイテムを教えて下さい。
新美アナ:私、ファストファッションも好きなんです。2~3000円ぐらいのブラウスに2~3000円ぐらいのワイドパンツとか。全身でも1万円いかない感じのコーディネートになることもあります。最近は紺のワイドパンツを買いました。カジュアルだけどハリがあってシワになりにくい素材が気に入っています。身長が高いので、ワイドパンツは体型にもあっている気がして好きです。ベーシックなデザインのものこそ高見えするものを選ぼうと、ちょっと目利きを頑張って買い物をしています(笑)
<3>新美アナ“体調管理”
― 不規則な生活になりがちだと思うのですが、どのように体調を管理していますか?新美アナ:昔から、頭痛持ちですし花粉症もあって、体調を崩しやすいタイプなので、とにかく暇を見つけては寝ます。声が出にくい時も寝ると治りますし、体調不良は睡眠不足から来ると思っているので、何か異変を感じたらたっぷり寝るようにしています。あとは冷えも健康の大敵なので、危ないと思ったら温かいお風呂に浸かっていたわるようにしますね。
でも一番は気を使わない日を作ること。仕事をしていても友達といても、外にいると色々なことに気を使うじゃないですか。だからこそ、あえて「今日は何もしない日」を作ります。何にも誰にも気を使わず、自分だけに気を使う日。これが体調管理のポイントかもしれないです。
― スタイルキープの秘訣は何かありますか?
新美アナ:私、3キロずつとか、1年でのべ10kgぐらい増減したこともありますし、夏になると痩せて冬になると肥えるので、学生の頃はそうでもなかったのですが、最近は一年の体重の増減は激しい方。実は今日もモデルプレスさんの撮影に合わせて食事管理をして、脚やお腹周りを落としてきました。でも普段は、体重を落としすぎると、体調が悪くなることもあるので、やりすぎないようにしています。
― どういう食事管理をされたんですか?
新美アナ:腹八分でやめることと、夜遅い食事では、〆の麺やご飯をやめるとか、消化の良いものにするとか。食べることが好きなので、昼をしっかり食べて夜は少なくするなど帳尻を合わせたり、お米の代わりにお豆腐を食べたり、デザートや好きなポテトチップスをやめたり、無理のない範囲でやりました。
― 運動はしますか?
新美アナ:運動は本当に嫌いなんです(苦笑い)。それでストレスが溜まるのなら、食事でなんとかしようと思って。ただ歩くことは好きなので、仕事や飲み会が終わって帰宅する時は1駅歩いてから電車に乗ります。歩かないと足の筋肉が衰えますし、血液の循環が悪くなるとむくんでしまうので、気をつけています。
<4>新美アナ“会話術”
― 人と話す時、どのようなことを大切にしていますか?新美アナ:テレビのインタビューだと、編集の都合もあるのでなかなか声に出して相槌を打ちにくいんです。それだからなのか普段もあまり相槌は打たなくて。それでも「聞いています」と伝えるためにも、人と話す時は基本中の基本ですが相手に体を向けて目を見て話します。
あと色々な現場で言われてきて、自分でも気をつけているのは、きちんと相手の話を咀嚼してから会話をすること。ちゃんと聞いて、それを受けて、そこから新しい質問につなげた方が、聞かれる方はスムーズに話が入ってくると思うんです。つい次にしたい質問や話したいことばかり頭に置いてしまうのですが、そうすると目の前の人の話が聞けない気もしていて。
― プライベートでは話す方が多いですか?それとも聞き役ですか?
新美アナ:聞き役の方が多いですね。聞いている方が好きです。もちろん頑張って話さないといけない時は話すのですが、つい喋っちゃいけないことまで喋っちゃう(苦笑い)。
<5>新美アナ“○○オタク”
― 新美さんはズバリ、何オタクですか?新美アナ:私がオタクを名乗って良いのか不安ですが、エンタメオタクだと思います。昔からテレビが大好きで、映画もライブも好き。会社に入る頃には演劇も観るようになりました。大学生の終わり頃には音楽フェスに初めて行って、なんて楽しいんだ、と衝撃を受けましたし、毎年絶対1シーズン1回ぐらいディズニーリゾートにも行っていました
。
― アナウンス室イチのディズニー好きだと伺いました。
新美アナ:そうですね。私の構成要素の一つといってもいいくらい大好きです。幼い頃からディズニー漬けで、ディズニーキャラクターのように歌ったり、おどけたり、とぼけた子供でした。かわいいものに囲まれる幸せはもちろん、人を楽しませるその細やかなこだわりも好きです。ディズニーはもちろんですが、ディズニーをひっくるめて、エンターテインメントが大好きです。舞台や音楽を観に行って、すごく良いものだった時に、感想を自分の中で消化するために遠回りして帰ることも含めて好き。それくらい余韻が残る作品に出会えた時の人生の喜びみたいなものが好きなんです。「この作品に出会えなかった人生ってなんだったんだろう」と思うくらいガツンと自分の心を揺さぶるものに会えた時は本当に感動しますし、そういった楽しさを伝えられる仕事を今後もしていきたいと思います。
― 最近観た中で面白かった作品は何ですか?
新美アナ:この前、笠井(信輔)アナウンサーと一緒に観させていただいた「サメと泳ぐ」という舞台が面白かったです。ハリウッドの大物映画プロデューサーとアシスタントで脚本家志望の男の子、そして1人の女性との人間模様を描いた作品なんですけど、「サメと泳ぐ」というタイトルの“サメ”とは誰かが分かった瞬間、とても面白くて!
何より私がすごく好きだったのは、クライマックスで3人が対峙するシーン。3人の均衡が崩れるときに主人公がとった行動が「結局どうなったの?」と思わせる演出になっているんですけど、一緒にいた笠井さんとも意見がわかれて!とにかくキャラクターもどこかにくめなくて、舞台セットも無駄がなくて、小さなキャラクターの癖とか演出とか「あれは…」と、語りがいがある感じがすごく良かったです。
これに限らず、意外と重たい作品がすごく好き。「なんで一人で観ちゃったんだろう」と思うくらいの、誰も救われない話でも余韻を味わうのが好きなんです。
新美アナが明かす梅津アナの“素”っぴん
― 新美さんから連載のバトンを引き継ぐ14人目のアナウンサーは、2000年入社の梅津弥英子(うめづやえこ・40)アナです。とても褒め上手で頼りがいがあるのに、おちゃめなところもあって…先輩なのですが、梅津さんのことは、むしろ姉だと思っています(笑)何とかしてくれそうだと思って、些細なことでも相談してしまいます。普段の姿から、つい二児の母だと忘れがちなのですが…(笑)仕事だけでもやっとな私からすると、家事や育児に加え、テレビに出る人として気に掛けるところも多いはず…本当に恐れ入ります。
――――梅津アナの前編(Vol.25)は11月16日に配信予定。
新美有加(にいみ・ゆか)プロフィール
生年月日:1992年4月9日/出身地:東京都/出身大学:上智大学/血液型:A型/入社年:2015年<担当番組>
めざましどようび
プレミアの巣窟
BSフジニュース(火・土)
「フジテレビ女性アナウンサーカレンダー2019-OUR SEASONS-」概要
昨年に続き、新美アナを中心としたフジテレビアナウンサー室が完全プロデュースし、各月の季節感を色濃く反映しながら日常生活の一場面を切り取った写真は、普段テレビには映らないアナウンサーの素顔が盛りだくさん。入社8年目の竹内友佳と三田友梨佳アナウンサーを筆頭に、後輩アナウンサー全員が参加し、総勢17人が登場。フジテレビアナウンサーをより身近に感じられる内容になった。
仕様:A3変型判(縦425mm×横300mm)/縦型・壁掛けタイプ/オールカラー13ページ
販売場所:全国書店、「フジテレビショップ」ほかで10月1日より販売。
【Not Sponsored 記事】