モデルプレスのインタビューに応じた、田中芽衣(C)モデルプレス

田中芽衣、憧れラブストーリーでキスシーンに初挑戦も「笑っちゃった」…理由は?<モデルプレスインタビュー>

2018.10.12 21:00

10月12日からフジテレビ系にてスタート(地上波)するFODオリジナルドラマ「こんな未来は聞いてない!!」(毎週金曜よる24時55分~(変更あり)/全10話)にモデルの田中芽衣(たなかめい/18)が出演。モデルプレスは、今回キーパーソンに大抜擢された田中に撮影の様子や意気込みを聞いた。

  

こんな未来は聞いてない!!

田中芽衣「こんな未来は聞いてない!!」撮影現場メイキングカット(提供写真)
同作は2015年~2018年に少女まんが誌「ベツコミ」(小学館)で掲載された八寿子氏の同名作品を原作とするラブコメディ。

田中芽衣「こんな未来は聞いてない!!」撮影現場メイキングカット(提供写真)
主人公の佳代(田辺桃子)の前に、ある日突然未来から30歳の私(通称アラサー)が登場。アラサーは、恋心を抱いている幼なじみの真之介(岐洲匠)が別の人と結婚してしまう事や、佳代が30歳になっても独身だという衝撃の事実を宣告。そこから佳代は、一度は諦めた真之介への気持ちと改めて向き合い、真之介を振り向かせて幸せな結婚をする未来に変えるために、恋愛や勉強に奮闘する物語となっている。

田中芽衣「こんな未来は聞いてない!!」撮影現場メイキングカット(提供写真)
田中が演じるのは、真之介の未来の結婚相手だという櫛田陽。聖人君主のような性格であり佳代のライバルとなる。

田中芽衣、憧れのラブストーリーでキスシーンにも初挑戦

田中芽衣(C)モデルプレス
田中芽衣(C)モデルプレス
― まずは出演が決定した時の感想から教えて下さい。

田中:キュンキュンする恋愛ものや青春ものを一度はやってみたいと、ずっと思っていたので、すごく楽しみでした。

― 役はオーディションで決まったそうですね。手応えはあったんですか?

田中:全く無かったです!とにかく楽しんで挑んだので「これで落ちたら仕方ない」と思っていました。でも、のちのち現場で、スタッフさんや監督さん、プロデューサーさんから「あの時、絶対に芽衣ちゃんを使いたいって思ったんだよね」と聞いて、とても嬉しかったです。

― それは嬉しい言葉ですね。出演が決まってご家族も喜んだんじゃないですか?

田中:そうですね。プライベートな事なんですが、おじいちゃんが最近体調を崩していて、私が頑張っている姿を見るのが生きがいだ、と言ってくれていて。撮影は大変な時もありますが、おじいちゃんやファンの方に喜んでもらえるかなって思うと楽しくなります。最近は毎日、必死に頑張って楽しんで1日を終えられるので、すごく充実しています。

田中芽衣&岐洲匠「こんな未来は聞いてない!!」撮影現場メイキングカット(提供写真)
― 実際に、憧れのラブストーリーに挑戦してみてどうですか?

田中:男性の方と恋愛的な絡みがあるお芝居を今までした事が無かったので、新鮮です。出来上がりを見た時もキュンキュンしましたし、撮影中も「このシーン良かったよね」と言い合う事が多くて、すごく楽しいです。

― 予告ではキスシーンもありましたが、緊張しましたか?

田中:全く緊張しなかったです!ただ、初挑戦のキスシーンがクランクインした初日だったので「まさかの初日か!」と驚きました。しかも私からキスをするシーン…。「ええ!?どうしよう」と思ったんですけど、岐洲君や監督と撮影ギリギリまでいっぱい話して、なんとか撮り終えました。でも初対面だったからこそ、新鮮なピュア感が出て良かったのかなと今では思います。

実は母にキスシーンがあることを言ってなかったんですけど、予告の動画を送ったら「え!?キスシーンあるの!すごいね~!」って、キャーキャーしてくれました(笑)。

― そうなんですね(笑)。岐洲さんは初対面ということですが、共演してみていかがでしたか?

田中:そうなんです。私は仲良くなるまで自分から話しかけられない性格なんですが、岐洲君が初日の朝、控室に入った時からとても優しく接して下さったので、やりやすかったです。

― キスシーンがあると聞いた時の率直な感想がお聞きしたいです。

田中:新たな挑戦という意味で楽しそうだな、という気持ちと、初対面なのに成立するのかな、という気持ちが半々でした。演じる櫛田陽ちゃんは悪気のないピュアな所が味だと思っているので、撮影では何も考えず、ただ真之介が好きという気持ちでキスしました。

田中芽衣「こんな未来は聞いてない!!」撮影現場メイキングカット(提供写真)
― 初のキスシーン撮影に恥ずかしさはありましたか?

田中:カメラの前に立つまでは「わ、人いっぱいいる」と思いました(笑)。ですが撮影に入ったら、周りはあまり気にならなくて。でも…笑っちゃったんですよ(笑)。

― 笑っちゃう?

田中:もともとにらめっことか弱くて、人と目を合わせると笑っちゃうんです。このドラマでも目を合わせるシーンが多かったんですけど、岐洲君は普段、白目で私の方を見てくるとか、おかしい顔をしてくるので、ちゃんと見つめなきゃいけないシーンでも、その顔が浮かんできちゃって…(笑)笑いをこらえるのに必死でした。

― なるほど(笑)。今回は恋愛ものですが、役作りの面でこれまでにない苦労はありますか?

田中:今回の役は恋のライバルなので、ピュアな気持ちがないと嫌な役に見えちゃうんです。女子から嫌われそうな要素がある役なので、あざとく聞こえるセリフをいかにピュアに言えるかが勝負だと思っています。じゃないと嫌われちゃう(笑)。そこは結構苦労している所です。

― 芽衣さんとはタイプが少し違う感じ?

田中:そうですね。櫛田ちゃんはサッカー部のマネージャーで、ハキハキとしたしっかり者なので、マイペースな私とは真逆かもしれないです。

田中芽衣、1番の胸キュンシーンは?

田中芽衣(C)モデルプレス
― 1番キュンキュンしたシーンはどこでしたか?

田中:公開告白シーン!櫛田ちゃんが、真之介に一方的にキスした後に「付き合ってるわけじゃないから勘違いしないで」と言うんですね。そしたら生徒が集まっている前で真之介が「片思いじゃないよ。一方的に好きなわけじゃないよ。付き合おう」と告白するシーンがあって!そんな経験ないから、本当にキュンキュンしてしまいました。実際にされたら恥ずかしくてやめてって思っちゃうけど(笑)。

― それは胸キュンですね!撮影は半分ほど終わったそうですが、手応えはありますか?

田中:どんな風に出来上がるんだろう、とは思います。まだ全然お芝居に慣れていなくて、自分がカメラにどう映ってるのか分からないので、モニターをよくチェックするようにしています。見て、自分の事を確認した方が良いと思うので。それで今はなんとなくですが「こんな感じに映ってるのかな」と想像出来るようになってきました。

監督とも「付き合う前と付き合ってる時の差をどう表現しようか」「ピュアな櫛田ちゃんはどこまで触れるのかな?」といった話をよくしています。私が「こんな感じだと思います」と言うと監督もやらせてくれて、それで何か違うともう一回やってみるなど試行錯誤しています。

撮影エピソードもたっぷり「毎日、青春です!」

田中芽衣(C)モデルプレス
田中芽衣(C)モデルプレス
― キャストの皆さん、同世代ですが現場の様子はどうですか?

田中:とても良いです。ファミリーみたいな空気感。お芝居の時は集中してお芝居の話をしますが、休憩時間になったら他愛もない話をたくさんしています。

― 現場で芽衣さんはどんな感じなんですか?

田中:マイペースっぷりを発揮しています(笑)。岐洲君と桃子ちゃんと神尾君と4人でそろったのが、撮影3日目のロケバスの中だったんですが、私はマイペースすぎて「はじめまして。田中芽衣です。おやすみなさい」とすぐに寝てしまって(笑)。皆さんは話しているのに、自分の世界に入っちゃったんです…。でも起きたら皆さん「おはよう~」と受け入れてくれて優しかったです。

― 温かい現場ですね。

田中:この前も現場におにぎりとパンがあって、おにぎりがラスト1個だったんです。それで私が入った時に、ちょうど岐洲君とご飯を選ぶタイミングが一緒になって。「芽衣ちゃん何食べる~?」と聞かれて「おにぎり頂いても良いですか?」と答えた時に、もう岐洲君がおにぎりを食べていて(笑)。そしたら岐洲君が「買ってくる!」って(笑)。「いいよ、いいよ」と言ったのに、近くのコンビニに行って買ってきてくれました。「芽衣様、どうぞ」とふざけていて、めっちゃ面白かったです。

― 優しい!芽衣様って呼ばれてるんですか?(笑)

田中:冗談ですよ?でも「芽衣様が寝ちゃう!」とかいじられるし、私も皆をいじるし、本当に仲が良いです。

あとは、岐洲君がバレーボール部だったらしくて、サッカーをした事がないんですって。だから現場でリフティングの練習をしているんですよ。それでこの前、第1話を見ていたらサッカーのシーンがあったんですけど、すごく上手く見えてて!皆で見ながら「めっちゃ上手く撮れてる!!いいね」と盛り上がりました。

田中芽衣&岐洲匠「こんな未来は聞いてない!!」撮影現場メイキングカット(提供写真)
― 主演の田辺さんとは劇中ではライバル役ですが、現場ではいかがですか?

田中:桃子ちゃんともすごく話すし、仲良しなんですけど、佳代ちゃんと櫛田ちゃんは仲の良さが伝わるシーンがないんです…。なので伝わらないのが悔しい(笑)!昨日の撮影でも皆がナチュラルハイになって、ちゅうえいさんのものまねをやっていました。それで私がふざけて「面白くない!はい、もう1回やって!」と回したり(笑)。とにかく仲良しです。

― 本当に「芽衣様」じゃないですか(笑)。以前「青春したい」とおっしゃっていましたが、青春してますね!

田中:毎日、青春です!海の近くでこんなに温かいチームでお仕事ができる事に、とても感謝しています。撮影前は「海ってベタベタするな」とか「日焼けしそうだな」とか色々と考えていましたが、今はそれどころじゃないくらい楽しいです。ただ、お芝居する時も休憩時間も全力で楽しんでいるので、帰りは皆疲れ切っています(苦笑い)。

田中芽衣、女優業への思いが強まる

田中芽衣(C)モデルプレス
― 今回は今までと少し系統の違う作品ですが、女優業への思いは変わりましたか?

田中:女優という仕事に対して、もっと挑戦してみたいという気持ちもありつつ、楽しめるかなという不安もあって。分からない事だらけなので、自信がなさすぎるんです。でも今回こうして飛び込んでみたら本当に楽しくて、もっとやってみたい、という思いが強くなりました。
   
― 今回のドラマは自信に繋がりましたか?

田中:自信に繋がったかは分からないですが、楽しむ事は大事だと思いました。今回は本当に環境に恵まれていたので、手探りではありましたが、それも楽しく感じられています。

― なるほど。今回は学園ラブコメでしたが、次に演じるとしたらどんな作品に挑戦したいですか?

田中:映画に出たいです!でも、どういう作品に出たいとかはあえてあんまり考えないようにしています。と言うのも、以前、ドラマの仕事を頂いた時にモデルのお仕事に集中する事ができなくなってしまった時があって…。私は両方を上手くやろうと頑張っていたんですけど、結果的に考えすぎて上手くいかなかったんです。

なので今は、頂いたお仕事を楽しむ、これだけを意識しています。目標を立てて詰め過ぎちゃうと、上手くいかない事もあるので、あえて次の日の仕事の事は考えない!その日をまず楽しんで、ひとつ終わったら次の仕事に向き合うようにしています。

田中芽衣「こんな未来は聞いてない!!」撮影現場メイキングカット(提供写真)
― では最後にドラマの見どころを教えて下さい。

田中:きっと私達世代の青春ってこんな感じだろうと思うんですけど、どこか漫画チックだし、良い意味で現実にはなさそうなシチュエーションにキュンキュンします。

個人的には佳代ちゃんと真之介の小さい時のシーンが本当に可愛くて胸キュン!私が出ていない場面でもたくさんキュンキュンが溢れているので、これを観てキラキラした恋愛をして下さい!

― 楽しみです!ありがとうございました。

田中芽衣(C)モデルプレス
(modelpress編集部)

田中芽衣(たなかめい)プロフィール

田中芽衣(C)モデルプレス
2000年1月28日生まれ、熊本県出身の18歳。ティーンファッション誌のモデル時代から同世代を中心に熱く支持され、現在は「JELLY」(ぶんか社)の専属モデル、「mini」(宝島社)「LARME」(徳間書店)のレギュラーモデルとして活躍。テレビドラマをはじめ、第71回カンヌ国際映画祭のショートフィルムマーケットに出品された『七年目の化石』(浅沼直也監督)にも主演し、活動の幅を広げている。

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