<石原さとみ「高嶺の花」インタビュー前編>「こんなに泣く役柄は今までにない」葛藤の撮影、香里奈との“心地いい”関係とは
女優の石原さとみ(31)が主演をつとめる日本テレビ系水曜ドラマ『高嶺の花』(毎週水曜よる10時~)が、残すところいよいよ2話となった。『101回目のプロポーズ』などで知られる野島伸司氏が脚本を手がけた同作は、石原演じる名門華道家・月島ももと、銀杏BOYZの峯田和伸演じる商店街の自転車店主・風間直人が偶然出会い、まさかの運命の恋に落ちていく様を描いた“怒涛のラブストーリー”。モデルプレスでは石原にインタビューを行い、後半戦の鍵を握る女優の香里奈(34)や俳優の大貫勇輔(30)との関係性、「新たな挑戦」と決意を持って挑んだ同作への思いなどを前後編にわたってお届けする。
『高嶺の花』これまでの展開
華道の名門「月島流」本家の長女で天才華道家。才能、美貌、家柄…全てを持ち合わせた月島ももは、婚約者の二股と式当日の結婚破談というまさかの事態により、手に入れられるはずだった永遠の愛を失い、男性不信に。自我を崩壊しかけたももを救ったのは平凡な自転車店主・風間直人(通称:ぷーさん)との出会い。誠実で穏やかな直人に惹かれていく一方で、華道家として必要な“もう一人の自分”を失ってしまう。自信を喪失したももは、妹・ななとの次期家元争いにも破れ、再び精神を壊し情緒不安定になり、華道界の名門・神宮流の次期家元候補・兵馬(大貫勇輔)に抱かれることで“もう一人の自分”を取り戻そうとしたが、意識を失う。そこに直人が駆けつけ、お互いの気持ちを確かめ合う―という展開が描かれた。
石原さとみ「こんなに泣く役柄は今までにない」
感情の起伏が激しく、ときに常人には理解しがたい言動で周囲を振り回すもも。一見全てを手にした“高嶺の花”の高飛車発言に思われるが、本来はとても繊細で義理深く、傷つきやすい女性。強さと弱さが共存するももというキャラクターを演じる難しさは、想像に難くない。「こんなに泣く役柄は今までにないかもしれません。映画なら撮影は1ヶ月で終わるし、2時間ドラマなら2週間で終わる。でも、連ドラにすると10時間分になるので3ヶ月になります。3話を撮影していた頃かな?精神的にも追い込まれていたのか、5年ぶりくらいに体調を崩してしまって。ももは感情が振り切っている子なので、誰かに救ってもらおう、頼ろうっていうのが一切できないつもりになって、撮影は自分との戦いですね」
石原は、ももとは真逆の気遣いの人だ。率先して場を盛り上げ、記者の意図を汲み取り、最も心情に近い言葉を懸命に探して答えようとしてくれる。そんな彼女は、ももの生き方をどのように感じ、演じてきたのだろうか。
「正直あまり共感はできません。私は思いやりを持って生きたいと思うので。昔はもものように『私の悪いところも全部をさらけ出すから、あなたもさらけ出して』みたいな関係性を求めたこともありましたけど、大人になって、やっぱり距離感も大事だし、気を遣いあうことも思いやることも大事なんだということがよくわかる。だから、ももは生きていて疲れるだろうなと。そういう意味では、自分では歩めない人生を演じられるということはありがたいなと思います」
石原さとみ、香里奈・大貫勇輔の印象は?
後半に入り、新庄千秋役の香里奈や神宮兵馬役の大貫が加わり、物語は新たな展開を迎えている。「自分との戦い」という現場で、2人の存在は大きな刺激になっているようだ。「大貫さんと香里奈さんが本当に素晴らしいんです。途中から作品に参加するのはとても大変ですし、受け入れる側としてもその気持ちはとてもよくわかる。でも、香里奈さんも大貫さんもすごく準備して撮影に臨まれていることが伝わってきました。
香里奈さんと演技でご一緒するのは初めて。9話からは共演のシーンも多いんですが、野島さんに『香里奈とさとみちゃんは絶対合うと思うよ』って言われていたんですよ。本当にその通りまんまとはまって、『好き』って(笑)。似てると言ったら本当に失礼ですけど、会話のテンポ感やノリが似ている気がして、一緒にいて心地がいい。話していて刺激にもなるし、ワクワクする方です。演技の上でも、香里奈さんは以前にも野島さんと一緒にやられているので、野島さんの台本をすごく理解した上で台詞を喋ってくださっているから、何をやっても受け止めてくれる。最初から共演できていたらよかったのに、とすごく思いました(笑)。そんなふうに思える方が来てくださるなんて、とてもありがたいなと思います。
大貫さんは前もって現場にも見学に来てくださって、『この台詞はどういう意味なのか、お話がしたい。勉強がしたい』と言ってくださって、私とプロデューサーさんと3人で台本片手にずっと話し合いました。クランクインしてからも完璧だし、スキのない美しさが“兵馬様”そのもの。どこを切り取っても兵馬様なんです。大貫さんご本人も佇まいがすごく美しい方なんですよ」
残り2話。ついにももと直人の恋の行方、ももの出生の秘密、月島流の家元争い…様々な問題が一気に動き出していく。
「9話に『素直になりたい』というシーンがあるんですが、これって女の子あるあるですよね。素直になれない、だからこそ素直になりたい。すごくわかるなあ、苦しいなあと思いながら演じました。9話はようやくラブストーリーです。ももが父親と血が繋がってないことを知るんですが、その苦しみや悲しさが恋愛模様と絡んでもっと苦しく切なく描かれています」
※後編は9月12日配信予定。(modelpress編集部)
石原さとみ プロフィール
1986年12月24日、東京都出身。2002年ホリプロタレントスカウトキャラバン、グランプリを受賞し、「わたしのグランパ」(03)で映画デビュー。NHK朝の連続テレビ小説「てるてる家族」のヒロインを演じて人気は全国区に。近年の出演作は映画「風に立つライオン」「進撃の巨人」(15)、「シン・ゴジラ」(16)、「忍びの国」(17)、ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(16/日本テレビ)など。2018年は、主演ドラマ「アンナチュラル」(TBS系)が放送されたほか、主演舞台「密やかな結晶」を上演。『高嶺の花』第9話あらすじ
次期家元を決める「俎上」でなな(芳根京子)に敗れ、すべてを失ったもも(石原さとみ)。一方ななは、市松(小日向文世)の票で勝ったものの、自分がももより優れているとは思えない。ななが市松に選んでくれた理由を尋ねると、市松は、ももが実の娘ではないことを明かした。そんな中、京都神宮流の次の家元を決める「俎上」が龍一(千葉雄大)と兵馬(大貫勇輔)で行われる。龍一は、密かに過半数の票を固めていた。しかし、月島から市松でなくももとななが出席したことで、票が読めなくなる。もし、ルリ子(戸田菜穂)との密会を見せつけて以来のななが投票するなら……?
直人(峯田和伸)は千秋(香里奈)との交流を深める。千秋は直人の優しさに惹かれ始めていた。そしてももは、龍一から自分の出生の秘密を聞かされる。あの「俎上」は、実子のななを家元にしたい市松による出来レースだった!?衝撃の事実に直面したももは激しく動揺し……。
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