「ルパパト」奥山かずさ、「比べられることも多い」Wヒロイン工藤遥との関係語る 初演技のプレッシャーからたどり着いた境地<モデルプレスインタビュー>
2018.08.03 12:00
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女優・奥山かずさ(おくやま・かずさ/24)の人気が急上昇中だ。テレビ朝日系『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(毎週日曜午前9:30~※以下:ルパパト)で、パトレン3号/明神つかさを演じている奥山。港北警察署一日警察署長としてイベントに出席すればファンが殺到、「週刊ヤングマガジン」33号の表紙で水着を披露すれば“正統派美女”としてネット上に絶賛コメントが続出と、飛ぶ鳥を落とす勢いとはまさにこのこと。モデルプレスのインタビュー後編では、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーen film』(8月4日公開)も控える奥山に、『ルパパト』の話を聞いた。
パトレン3号・奥山かずさに注目
スーパー戦隊シリーズの42作目となる『ルパパト』は、「快盗戦隊ルパンレンジャー」「警察戦隊パトレンジャー」2つのスーパー戦隊がライバルとして登場し物語を展開。同作が女優デビューとなった奥山は、ヒロインの1人・パトレン3号/明神つかさ役。クールビューティなサバサバ系女性警察官で、気が強く、言葉づかいも男っぽいつかさ。ぬいぐるみなど、かわいいものには目がない一面も持ち合わせている。
女優デビュー、奥山かずさはポジティブに変わった
― まずはオーディションのお話から聞かせて頂きたいです。奥山:主に台本を読んで質疑応答など、普通のオーディションとそんなに変わりはないです。ただ、人数がとにかく多いです(笑)。配役的に男性が多いのですが、女の子も多かったです。
― そんな狭き門を通過した時の心境は?
奥山:喜びよりも、信じられないっていう気持ちの方が大きかったです。仙台でちょっとモデル活動していたときには考えられないほどの夢だったので、まさか本当に受かるとは思いませんでした。
― 芸能関係に疎いとおっしゃっていたご家族を含め、受かった時の周囲の反応は?
奥山:最初に母に連絡したのですが、兄が特撮系をよく観ていたので、兄だったらこのスゴさを分かってくれると思ってすぐ連絡しました(笑)。兄はオーディションの時から話しをしていて「何次審査残ったよ」って報告するたびに一緒に喜んでくれてましたし、決まったときも特に言葉にはしてないですけど喜んでくれていたと思います。
お友だちには、情報が発表されてから報告しました。教員になっている友人が多いので、小さい子の先生をしている友だちが「みんなすごいって言っているよ」っていう話を聞くと嬉しいです。
― 通常の放送に加えて映画やイベントなどお忙しいですが、撮影はいかがですか?
奥山:物理的にも精神的にも大変なことはありますけど、それ以上に1日1日が濃くて充実していて楽しいです。
― 今回が女優デビューということに不安はありませんでしたか?
奥山:すごく不安でした。ほかのキャストの方はみんな演技経験があったので「(未経験は)私だけじゃん」っていうプレッシャーも。でも、逆に「みんなからいっぱい吸収しよう」とポジティブに考えて、一緒に成長するというよりも、いいところを盗んでいこうって思うようにしてからは楽しく撮影できています。
Wヒロイン奥山かずさ・工藤遥の関係性
― 奥山さんのインスタを拝見すると、パトレンの3人は仲良しですね。奥山:パトレンジャー3人の撮影が多いので仲いいです。1週間ずっと会ってるときもありますし、ギャーギャー騒がなくても分かり合える関係になっています。
― 普段パトレン1号の結木滉星さん、パトレン2号の横山涼さんとはどんなことを話してるんですか?
奥山:仕事の話はあまりしないです。私が2人に相談して意見をもらうことはあるんですけど、2人は演技の経験もありますし、芸歴も長いのでそんなに相談みたいなことはないです。3人での取材が多くて、そこで演技のことを話すので、普段からはあんまりしないです。
― ヒロイン同士、ルパンイエローの工藤遥さんとは?
奥山:撮影が全然一緒にならないですが、でもその距離感がすごく良くて、久々に会うと「ルパンはこうだったよ」とかお互いの近況を報告したり、2人の取材も多いのでその相談をしたり話が止まらない(笑)。
― 「ルパンVSパト」の関係性が、2人の距離感にピッタリだったんですね。
奥山: どぅー(工藤)が6つ下なんですけど、本当にしっかりしているんです。「ルパン」対「パト」になっているので、ヒロイン同士で比べられることも多いんですけど、どぅーが真剣だから私も負けないように頑張ろうって思えて、切磋琢磨できる良いライバルです。
― そんな対立する関係性に変化があるのが『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーen film』だとか。
奥山:テレビ版ではVS感が強いですが、映画はレッド2人と、ほか4人という観たことない構図になっています。レッド同士が腹を割って話すシーンもあって、互いの関係が変わっていくキッカケになっていると思います。
― ズバリ見どころは?
奥山:人間模様もですが、やっぱりスクリーンで観るロボ戦!迫力がすごいです!
奥山かずさ、変身をお願いされたら?
― パトレン3号・つかさになってから半年が経とうとしてますが、街で気づかれることもあるのでは?奥山:1回もないんです…(苦笑)。
― みなさん気づいても、「つかの間の平和な時間を邪魔しちゃいけない」って気遣ってくれてるのでは(笑)?
奥山:パトレン3人で歩いてた時は気づかれたんですけど、私単独で歩いていたら誰も…。あんまり街に出てないっていうのもあるんですけど(笑)。2人が「今日声かけられた」って話をしているのを聞いて良いなって思ってます(笑)。
― もし、子どもたちに変身をお願いされたらどうしましょう?
奥山:「今変身したら大変なことになっちゃうから」って穏便に(笑)。
奥山かずさの目標「ジャングルとか…」
― インタビューも終盤なのですが、これまでお話しさせて頂いてすごくポジティブな印象を受けました。奥山:東京に来てからポジティブになったのかな。上京するキッカケになった『第1回ミス美しい20代コンテスト』を受けている頃から一気に環境が変わったので、ポジティブに思うしかなくなったというか「私なんて…」って嘆いていても世界は変わらないって。こっちに出てきたときは全部が不安で「もうヤダ」って思っていたんですけど、そう思っていても仕方なさすぎるって思ってから吹っ切れたじゃないですけど前に向きになれました。
― 『ルパパト』で女優としての一歩を踏み出しましたが、今後の目標をお聞かせください。
奥山:今はまだつかさ役しかやっていないので、いろんな役に挑戦してみたいです。ほかの役を演じるときに、自分がどうなるのか知りたい。
そして、世界の色々なところに興味があるので、女優はもちろん、リポーターとして知らない土地に行ってみたいです。例えば、やってみたいこととして、探検隊の服を着て、ジャングルとか草が生い茂っているところに行きたいです(笑)。
奥山かずさの「夢を叶える秘訣」
― 最後に、奥山さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。奥山:私は自分がやりたいこと、なりたいモノを見つけたら逆算するようにしています。これは兄に感化されたことで、私も前は「あれやりたいな」「これやりたいな」って口だけだったんですけど、そうしたら兄に「イライラする、いい加減にして」「本当にやりたいんだったら、ちゃんと自分でビジョンを立てて逆算して考えないといけないよ」って言われから自分で考えて逆算するようになりました。逆算するとスモールステップになっていく、それを乗り越えていくミッションじゃないですけど、それが楽しくなっていくと思います。
― もしかすると、ポジティブなのもお兄さんの影響?
奥山:仙台で一緒に暮らしていたんですけど、そこで矯正されたのかな?ウジウジしていると「ムカつく」って言われてました(笑)。
― (笑)。ありがとうございました。
インタビューを通じて感じたのは、前を向くポジティブさ。そして、人柄がにじみ出た柔らかな笑顔も印象的で、カッコよく、美しく、可愛い姿はつかさそのものだった。彼女の言葉を借りるなら、今後違う作品・役に対面した奥山かずさが「どうなるのか知りたい」…そんな求心力は今後益々強くなっていくに違いない。(modelpress編集部)
奥山かずさ(おくやま・かずさ)プロフィール
生年月日:1994年3月10日出身地:青森県
星座:うお座
血液型:B型
趣味:ソフトボール
特技:運動、体を動かすこと
2016年に行われた「第1回ミス美しい20代コンテスト」で準グランプリを獲得。2018年には『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』でヒロインの1人・パトレン3号/明神つかさに抜擢され女優デビューした。
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