モデルプレスのインタビューに応じた佐野勇斗(C)モデルプレス

佐野勇斗が答える“恋のお悩み”6つ「人を好きになることは、絶対誰にでもあると思う」<「青夏」インタビュー後編>

2018.07.31 07:00

南波あつこ氏の人気少女漫画を実写化した映画『青夏 君に恋した30日』(8月1日公開)で女優の葵わかなとともにW主演を務める佐野勇斗(さの・はやと/20)が、読者から募集したお悩みに答える相談企画。後編は多く寄せられた恋のお悩みに答えます。

  

Q1.男子が女子に求める外せないポイント

現在、女子校に通っている高校3年生の女子です。6年の歳月を掛け、順調に女子力が下がる所まで下がりました。来年から始まる大学生活に不安しかありません。佐野くんの思う、女性に求める「これだけは」というポイントを教えて下さい。よろしくお願い致します(泣)(あおい・10代)

恋のお悩み相談、スタートです(C)モデルプレス
佐野:“6年の歳月をかけ順調に”落ちちゃったか(笑)。でも、なんだろうな?僕は礼儀かな。これは女性というか彼女に求める条件。僕ほかのことあんまり求めないと思うんですけど、これだけは。周りの人にちゃんと気を使えるか、自分のことばっかり考えていないかとかは見ますね。

― 彼だけじゃなくてその周りの人にも優しくできているか、とか。

佐野:そうですね。本当にさりげないところを見ています。だから好きな人といるときだけ態度が変わるとかはちょっと嫌ですね。あとは結構ボーイッシュな子が好きなので、女性らしい感じじゃなくてもいいです。例えばあぐらかいて座るのもそんなに嫌じゃないし、くしゃみが「ばくしょん!」って感じでも好きだし、ご飯をめっちゃ食べるのも好きです。

― 飾らないタイプの方が好きなんですね。

佐野:それです!飾らないタイプが好きです、僕。

― じゃあ女の子らしくなくても、そういう礼儀がちゃんとしていれば好きになる?

佐野:うん。人間的にちゃんとしているなと感じたら好きになると思います。

皆さんの甘酸っぱいお悩みにキュンキュンしてしまう佐野さん(C)モデルプレス
― では、佐野さんのような方もいらっしゃるよということで、女子力は…

佐野:下がってもいいです。僕は下がっても好きです(笑)。

― 佐野さんがそうおっしゃるならきっともう解決です(笑)。

【佐野勇斗が出した結論】
~大事なのは女子力よりも人間としての礼儀だぞ~

Q2.彼ともっと連絡をとりたいのに…

付き合って1年になる彼がいるのですが、彼はLINEや電話が苦手で中々連絡をしてくれません。付き合っているのに、月に1回しかLINEもしません。電話なんてもってのほかです。彼のことを分かってあげたいのですが…正直さみしいです。佐野さんは、彼女にもっと連絡ほしいとわがまま言われたら困りますか?(ゆう・20代)

佐野:うーん。正直僕も全然マメなタイプじゃないので…。でも本当に本気で好きな人だったら、月に1回しかLINEしないとかちょっと寂しいかもしれないですね。

― ゆうさんと彼がどのくらいの頻度で会っているのかにもよりますけど、その状態で1年。学校で毎日会えるとかではない場合、なかなか…。

佐野:なかなかですよね。お互い仕事で都合があわなくてあんまり会えないとかだったら、それはちょっと嫌かも。もし毎日会えているなら、そんなにLINEすることもないんじゃない?とも思いますけど、それでも例えばデートのあとに「気をつけて帰ってね」ぐらいのLINEはほしいですよね。

― あったら嬉しいですね。じゃあ「もっと連絡してほしい」と伝えるべき?

佐野:僕は…ちょっと嫌かも(小声)。

― おっと(笑)。なら、「連絡してもいい?」と言われるのはどうですか?

連絡の頻度問題…(C)モデルプレス
佐野:それはいいです。「そっちから連絡してよ」と言われるのはちょっとプレッシャーが…。

― では、彼女からの連絡に対しては返しますか?

佐野:はい(控えめ)。

― ちょっと言わせた感がありますけど(笑)。

佐野:(笑)。でもきっと彼女になら返すと思います!

― この彼氏さんも、その頻度が多くなってくると面倒になってしまうんでしょうね。

佐野:そうなんですよ。いろんなタイプの人がいると思うので、彼の負担にならない範囲で自分から連絡してみたらいいと思います。

【佐野勇斗が出した結論】
~まずは自分から連絡してもいい?と聞いてみよう~

Q3.恋愛に興味のない彼に意識させたい

今気になっている人がいるんですけど、その人は恋愛に興味ないと言っています。私も今まで好きな人がいたことはあるんですけど、自分からは行けずに後悔したことがあるので、今の恋愛は積極的に行きたいです。どうやったら彼に興味を持ってもらえるでしょうか?(みさと・10代)

佐野:なるほどなぁ。でも、僕もこういうタイプだからこの男の子の気持ちすごいわかる。

― それってほかになにか夢中になっていることがあるとか、そういうことですか?恋愛に興味がないわけではなく。

佐野:僕も今仕事が一番したいことなので、それもあるかもしれないですね。興味がないというか、余裕がない。自分のことでいっぱいいっぱい、みたいな。そういう人も多いと思うので、相手のことをちゃんと見てあげてほしいですね。どんな人でも恋愛に興味全くないってことはないと思うんですよね。

― たしかに。

佐野:人を好きになることは、絶対誰にでもあると思う。たとえば忙しくて今は恋愛に興味ないってことなら、友達として支えて彼にいいなと思ってもらえるようにするとか。もしまだ友達でもないんだったら、まずは毎日話しかけるとか、なにか行動を起こさないことには多分ずっと何も起きないと思うし。

まずはなんで彼は恋愛に興味がないと言っているのか、ちょっとよく見てどんな状況なのか知ることが大事かなと思います。

【佐野勇斗が出した結論】
~彼はどうして恋愛に興味がないのか、理由を探してみよう~

Q4.人を好きになるきっかけ

私は今女子大の1年生なのですが、出会いがないと言う前に好きな人ができません!佐野くんは第一印象や性格などどのタイミングで人を好きになりますか?(kanon・10代)

佐野:これは人ぞれぞれかもしれないんですけど、僕はこれ全部ですね(笑)。

― 全部(笑)?

佐野:ぱっと見て、可愛いと思ったら、まず友達になりたいんです。そこから話してみて自分とあわなかったら、一気に冷めちゃうんですよ。どんなに第一印象でいいなと思っていても。だから、第一印象もよくて、話もあったら好きになる。贅沢(笑)。

― (笑)。

会話のキャッチボール、チェックされてますよ(C)モデルプレス
佐野:あとは一緒にいて楽しいかとかも大きいかもしれないです。だから会話のキャッチボールができるかも大事。向こうが喋っていて僕がツッコミ役だったとして、反対に僕が喋りだしたときに無視じゃないですけど、反応悪いと、あれ?ってなる(笑)。

― ボール、どこいったかな?みたいな。

佐野:あれ、こっちはずっとキャッチャーかな?みたいな(笑)。だからちゃんと会話のキャッチボールができる人は、結構好感度高いですね。つまり仲良くなってからが大事です!

【佐野勇斗が出した結論】
~第一印象よりも仲良くなってからが勝負だ~

Q5.夏の胸キュン仕草が知りたい

私は今高3なのですが全く青春できていません。学生最後の夏を満喫したいです。そこで、夏ならではの女子のきゅんとくる仕草を教えてください!(コルデロファイター・10代)

佐野:そうだなぁ。僕は髪をほどいたり結んだりする動作がめっちゃ好きです。

― そうなんですね。ということはロングヘアの方がタイプ?

佐野:ロングの方が好きですね。あとは“萌え袖”も好きです。王道ですね。あざといと思う人もいると思うんですけど、萌え袖に限らずちょっとビッグサイズな服とか、服に着られているような感じは可愛いなと思います。

― わかります。女子も男子の萌え袖は好きですよ。

佐野:そうなんだ。なんでですか(笑)?

― なんででしょう?なんか可愛いなと思います。あ、お悩みは夏の胸キュン仕草でした。

佐野:そうだそうだ、夏だったわ(笑)。

佐野勇斗、葵わかな(C)2018映画「青夏」製作委員会
― 例えば『青夏』の中で、キュンとした仕草はありましたか?

佐野:仕草じゃないんですけど、おんぶするシーンがあって、あれはなんかよかったです。キュンとしました。夏の胸キュン仕草でおんぶしたいとか、ちょっとおかしいかもしれないですけど(笑)。

― ちょっとおんぶは簡単に真似できないので、もっとハードルの低いものを…。

佐野:そうですよね。なんだろうなぁ。あ、でも急にハグの仕草(ばっと両手を広げる)とかされたらめっちゃキュンとしません?

― 不意打ちはドキッとしますね。

佐野:不意打ちじゃなくてもこれは結構可愛いかもしれない。あ、これ今後もこの質問されたら言おう(笑)。

【佐野勇斗が出した結論】
~髪を結ぶのは鉄板。両手を広げてハグを求めるのも効果あり~

Q6.フラれた悲しみから立ち直りたい

2日前に、1年程付き合っていた大好きな彼氏にフラれちゃいました。その人とは学校も塾も同じで、その人が笑っている声とか、顔とか、笑うツボ、私服とか、天然で変なこと言ってたりする度に胸がきゅってなって、苦しくて泣きそうになります。なんとか前を向きたいです。でもどんなに頑張っても、その人が忘れられなくて、ずっと大好きで、自分だけのものでいてほしいんです。しんどい。人生の先輩!勇斗くん、こんな時どうしたらいいですか?私を救ってください。切実な悩みです。お願いします!!(のりんご・10代)

佐野:2日前、マジか。これはしんどいですね。

― どうしたらいいでしょうか?

佐野:でも、1回別れたけどまた付き合うことって多くないですか?だからまだ全然チャンスはあると思うんですけどね。なんでフラれちゃったのかにもよりますけど。

― そうですね。

佐野:なんでフラれたのかを聞けばいいんじゃないですか?…って言おうと思ったんですけど、俺がその彼氏さんだとしたらちょっと困っちゃうかも(苦笑)。

― お話をうかがっていてそんな気がしていました。

佐野:僕、あんまりこういう回りくどいやり方は好きじゃないんですけど、ここは友達伝いに聞いてもらうとか。

― 共通のお友達とかにちょっとさり気なく聞いてきてもらえたらね。

佐野:それでもし圧倒的な理由があるならしょうがないし、さっきの話みたいに、彼が自分のことでいっぱいいっぱいで別れたとかなら、時間をおけば可能性あるじゃないですか。こんなに好きならちょっと彼の状況を探ってみるのもいいと思います。

【佐野勇斗が出した結論】
~そんなに好きならフラレた理由を探ってみよう~

お悩み相談終了 お疲れさまでした!

皆さんたくさんの質問ありがとうございました!(C)モデルプレス
― はい。お疲れさまでした!たくさんの質問に答えていただきましたが、いかがでしたか?

佐野:いやまずこんなに質問してくれて純粋に嬉しかったです。

― これでもかなり抜粋しています。

佐野:そうなんですか?でも僕も20歳になってこんなドキドキの時代を忘れていたので、青春を思い出させてもらえたようで嬉しかったです(笑)。

佐野勇斗『青夏』の見どころ

― では、最後に映画のお話を。見どころを教えてください。

佐野:はい。今回こうして皆さんからたくさんの相談をいただいたんですけど、皆さんいろんなもどかしい気持ちを抱えているじゃないですか。映画でもそういう気持ちが描かれているので、すごく共感してもらえると思うんですよね。男女どっちの立場からでも共感できると思います。

― 本当に皆さんのお悩みと似たシチュエーションがたくさんありますよね。映画を見たら解決するかもしれません(笑)。

佐野:そうですよ、映画見たら解決するかもしれないですよ、本当に!

佐野勇斗、葵わかな(C)2018映画「青夏」製作委員会
― 作品の中では、“運命”という言葉がひとつのキーワードになっています。佐野さんは“運命”を感じる出会いはこれまでありましたか?

佐野:性別関係ないのであれば、M!LKのメンバーとの出会いは僕の中では相当大きいし、“運命”ですね。友達でもない、兄弟でもない、家族でもない、かといって仕事の仲間だけでもない。メンバーって特別な関係なんですよ。なんて言うんだろうな?もう家族よりも多い時間をともにしているから。今後もずっと一緒にいると思うし、メンバーとの出会いは本当に大きいです。

M!LKメンバーとの出会いは“運命”(C)モデルプレス
― こうやって俳優としてグループを離れて活動するときも、メンバーの存在が支えになっている?

佐野:そうですね。家族じゃないんですけど、家族のような温かさがあって安心できます。東京の第二の家族じゃないですけど、帰る場所があるという意味で、安心して僕も俳優業ができているんだと思います。

(modelpress編集部)

佐野勇斗(さの・はやと)プロフィール

生年月日:1998年3月23日
出身地:愛知県
趣味:漫画収集
特技:サッカー、空手(1級)、書道(6段)

2015年に映画『くちびるに歌を』で俳優デビュー。主な出演作にドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」(16/TBS)、「トドメの接吻」(18/日本テレビ)、映画『ミックス。』(17)『ちはやふる -結び-』(18)、『羊と鋼の森』(18)など。2018年は映画『3D彼女 リアルガール』(2018年9月14日公開)、『走れ!T校バスケット部』(2018年11月3日公開)、『凜』(2018年度公開予定)などが控える。ボーカルダンスユニット・M!LK(ミルク)のメンバーとしても活躍。


『青夏 きみに恋した30日』

<ストーリー>
夏休みの間、大自然に囲まれた祖母の家で過ごすことになった都会育ちの女子高生・理緒(葵わかな)は、そこで地元の高校生・吟蔵(佐野勇斗)と出会う。

少しぶっきらぼうだけど実は優しい吟蔵に、理緒は一瞬で恋に落ちる。吟蔵も、まっすぐな理緒西台に惹かれていくが、夏休みが終われば離れ離れになってしまう―。

わかっていても止められない想い。吟蔵の幼なじみで婚約者の万里香(古畑星夏)や、理緒に想いを寄せる祐真(岐洲匠)たちも巻き込み、恋はどんどん加速していく。果たしてこの恋のゆくえはー?

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