＜超特急インタビュー＞ダンサー参加のレコーディング＆作詞秘話　初の単独公演・さいたまスーパーアリーナへの意気込みも

ダンサーもレコーディングに参加

― 8月8日の8号車の日にリリースするシングル「Jesus」のアピールポイントを教えてください。

タカシ：すごくキャッチーな曲です。初めて聴いてくれた方も一発で覚えてもらえそうな曲に仕上がりました。ダンスチューンなので、キャッチーな歌詞にキャッチーな振りがついているので面白い曲になりました。

タクヤ：ダンスは超特急らしいかっこいいと可愛い、そして面白いを全部ぎゅぎゅっと凝縮しています。

カイ：ドラマの主題歌にもなっているので、ぜひ多くの方に聴いていただきたいですね。ポップで耳にも残りますし、個人的にもすごく好きな曲調です。

― 1枚を通してダンサーの声も一つの魅力なのでは？

タクヤ：最近僕たちダンサーの声を録ることが多くなってきて、タカシと一緒にレコーディングのスタジオに入ることが増えました。レコーディングはすごく面白いです。曲に厚みが出るというか、聴いてくれるファンのみんなも嬉しいんじゃないかなと思います。

ユーキ：“超”超フェス盤に収録される「SAIKOU KOUSHIN」は多分超特急史上一番のガヤなんじゃないかな（笑）。8号車の皆さんと一緒に歌う曲だと思いますし、歌詞もメンバーで作詞しました。超特急愛に溢れる1曲です。表題曲の「Jesus」も僕たちダンサーの声が入っているのですが、新しい超特急のあり方のように思います。8号車の耳にも残りますし、新鮮で嬉しさもあります。ライブでは8号車のみんなも一緒に声を出してくれたら嬉しいです。

ユースケ：ライブでの盛り上がりを考えて僕たちの声が入っています。これからもたくさんのフェスを控えているので、盛り上がれる曲で、ダンサーも声を出していきます。

― ダンサーにとってレコーディングは新鮮かと思いますが、レコーディングで面白かったエピソードなどがあれば教えてください。

タクヤ：早くもいい意味で慣れが出ているかと思います。でもね、ユーキが一番ダメ（笑）。英語読めないし（笑）。

ユーキ：いやいや！読めますよ～！

リョウガ：そして7割くらい声がひっくり返る（笑）。

ユーキ：まぁ、発声はね（苦笑）。でも、自由にやっていいと言われたので、いろんなテンションで録りました。それが1つの形になるのですごく面白い試みです。裏声を出していたりもするので、誰の声か当てるのも楽しいかも！「声違くない？」って人がたくさんいます。

― レコーディングはボーカルのタカシさんが中心になるかと思いますが、ダンサーの方と一緒に参加してみていかがですか？

タカシ：すごく新鮮というか、今までにない光景です。超特急も新体制になり、新たな一歩の1つとしてこうしてダンサーのみんなと一緒にレコーディングに参加できるのは嬉しいですし、やっぱり信頼関係があるので安心します。みんながいてくれるのは頼もしいなと思いますし、自分では出せない面白さやコミカルな部分を引き出してくれます。とくに今回は超特急のそういった魅力が詰まったシングルになりました。

超特急の新曲はドラマ「ヒモメン」の主題歌　超フェステーマ曲は全員で作詞

― 表題曲の「Jesus」はテレビ朝日土曜ナイトドラマ「ヒモメン」の主題歌でもあります。

カイ：これまでにもドラマの主題歌を担当させていただきましたが、この時間帯は初めて。ドラマをきっかけに多くの方に超特急を知っていただければと思います。

― 8月8日・9日に開催する“超”超フェスのテーマ曲「SAIKOU KOUSHIN」はメンバー全員で作詞。初めて作詞に挑戦された方も多いですが、いかがでしたか？どのように作業を進めていったのでしょうか？

ユーキ：今回はもととなったデモの曲を聴いて、それから誰がどのパートを作詞するかを決めて作業にかかりました。“超”超フェスのテーマ曲なので、ライブと誰かを迎え入れるといったテーマでそれぞれが作詞したんです。

― 作詞初めての方は？

カイ・リョウガ・タクヤ・ユーキ：はい！

ユースケ：僕は一度ファンクラブ限定でさせてもらいました。

タカシ：僕もイベントで少し関わったことがありましたが、これほどガッツリは初めてです。

タクヤ：でも、プライベートでならありますよ（笑）

ユーキ：僕も！プライベートでなら（笑）

カイ：それあり？

リョウガ：絶対黒歴史だろ（笑）！ポエムみたいな？

ユーキ：そのときの気持ちをばっと書いて…。

カイ：あとで見たらめっちゃ顔赤くなるやつだ（笑）

― （笑）。今回の作詞の作業で大変だったことはありますか？

タクヤ：デモ音源にメロディだけじゃなくて仮の歌詞も入っていたんです。だから先入観というか、元の歌詞につられてしまい、どうしようという感じでした。

リョウガ：僕が一番手こずったかも。全然歌詞が出てこなくて…。いつまでにそれぞれが考えてくるという締切を決めて、一度全員のを見るということをしたんですけど、その当日になっても全然できていなくて、意味不明な訳のわからないことしか思い浮かばなくて…。難しかったのですが、一度順番に聴いていって、そこからインスピレーションを受けて完成しました。

超特急の2018年後半戦は？

― 2018年も残すところ半分以下。フェスへの出演や、年末にはアリーナツアーもありますが、2018年後半はどのように過ごしたいですか？

カイ：イナズマロックフェスもありますし、a-nationには3回出させていただきます！本当にありがたく、いろんな人の目に触れる機会になりそうです。同時期にドラマもあるので「あ、この曲聴いたことある」となればいいですね。そうして超特急が広まって、年末のアリーナツアー「GOLDEN EPOCH」に繋がればと思います。

ユースケ：まだまだ超特急を広げるために頑張らなきゃいけない時期だと思います。僕たちはまだまだだなと実感しているので。47都道府県、全国開通もまだですし、知名度もまだまだ。なので、もっと超特急が広がる2018年にしたいです。

ユーキ：年末はさいたまスーパーアリーナと大阪城ホールでのアリーナツアーを控えています。規模としては史上最大ですし、どうなるかも、本当に埋まるかもどうかもわからない。だからこそ、もっともっと進化していく姿を見せられたらなと思います。超特急らしく、超特急愛で溢れるようなライブにできればいいですね。

― さいたまスーパーアリーナは超特急の単独公演としては初、そして最大収容数となる会場かと思います。

タクヤ：この前、ブルーノ・マーズがライブしていたところだからね。

ユーキ：そう、観に行ったんだよね。

リョウガ：あそこでやるのか。

タクヤ：すごかったもんな、人の数。

カイ：すごくたくさんの方が12月7日に集まってきてくれるかもしれないって思うとすごく楽しみですね。今はまだ、何をするかなど内容は決まっていませんが、さいたまスーパーアリーナやるんだと思うと感慨深いです。

タクヤ：やっぱり特別感があります。これまでいろんな大きい会場でライブをさせていただき、不安もありますがまた挑戦になるライブだと思います。

リョウガ：今年、2018年の夢として掲げていたのがさいたまスーパーアリーナでのライブです。もちろん、まだライブをして大成功したわけじゃないので叶ったとは言い難いですが、そのスタートラインに立てたことは本当に嬉しいです。新体制になりましたが、今まで持ち続けていた夢は変わらず、東京ドームを目指していきたいと思っていますので、まずは、今年の夢であるさいたまスーパーアリーナ、そして大阪城ホールでのライブを成功させて、最終目標である超特急の夢につなげていきたいですね。

― 今回さいたまスーパーアリーナでの単独公演を経験したら、いっそう東京ドームが近くなるのでは？

リョウガ：そうですね。さいたまスーパーアリーナはこれまでやってきた会場とまた一味違うと思うので、その壁をぶち壊してまた1つ上のランクに行ければと思います。年末のツアー、夏フェス、“超”超フェスと全てが繋がっていけばいいですね。

タカシ：2018年の集大成を年末のアリーナツアーで見せたいと思っています。この1年で何を得て、どう活かすかを全てぶつけたいです。今もいろいろ試行錯誤しているところなのですが、いろんな挑戦をしていけたらいいなと思っています。

― ありがとうございました。

毎度のことながら、和気あいあいと楽しいかけあいを見せてくれる超特急のインタビュー。そんな姿はチームワークの良さ、仲間への信頼の証。新曲「Jesus」と駆け抜けることになるであろう超特急の夏。そして、さいたまスーパーアリーナでのライブを含むアリーナツアーと、超特急の2018年後半戦も、トピックスが目白押しだ。（modelpress編集部）

超特急　プロフィール

メインダンサーのカイ（2号車）、リョウガ（3号車）、 タクヤ（4号車）、ユーキ（5号車）、ユースケ（6号車）とバックボーカルのタカシ（7号車）からなる6人組。2011年12月25日に結成。2012年6月にインディーズデビューシングル「TRAIN」を発表。その後も立て続けにシングルやアルバムをリリース。エンタテイメント性の高いパフォーマンスと、8号車と呼ばれるファンとの一体感ある参加型ライブが話題を呼び、ライブチケットは毎回秒速完売。8月8日にニューシングル「Jesus」をリリース。また、12月7日にはさいたまスーパーアリーナ、12月26日・27日には大阪城ホールでの年末アリーナ公演「BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH」を控えている。