“日本一会えるアナウンサー”木村拓也アナの次なる目標「上を向いて歩こう」から得たもの<第34回FNSアナウンス大賞>
2018.03.24 20:10
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「第34回FNSアナウンス大賞」授賞式が16日、東京・台場にあるフジテレビ本社にて開催され、「番組部門」敢闘賞をフジテレビの木村拓也(きむら・たくや)アナウンサーが受賞。モデルプレスは授賞式終了後の木村アナを直撃した。
「FNSアナウンス大賞」とは
フジテレビとFNS系列28局が所属するアナウンサーの中で毎年優秀なアナウンサーに対し与えられる同賞。1985年、FNS系列各局のアナウンサーの資質向上を目的にスタートし、今年で34回目を迎える。今年の大賞はテレビ西日本(TNC)の坂梨公俊アナウンサー。木村アナは「みんなのニュース」内での自身の名物天気コーナー「上を向いて歩こう」での活躍が評価された。木村拓也アナを直撃
― 受賞おめでとうございます!まず感想からお願いします。木村アナ:この「上を向いて歩こう」というコーナーは2年続いていて、実は去年も賞をいただいているんです。ただそのときは、出張で出席できなかったので、初めてこの場に立てて、嬉しい気持ちが大きいです。街のお母さんや、おばあちゃん、子どもたちと作っているコーナーなので、視聴者の皆さんと獲ったと思っています。それに僕は正直、アナウンスメント力が高いと思っていないので、技術というよりは皆さんの温かい空気感で獲れたのだと思います。
― 2年連続受賞に至るまで、どんな努力をなさったのですか?
木村アナ:そこにある1番輝かせたい物、人をどうやって魅力的に伝えていくのか考え、全力で向き合いました。コーナーができてから2年間、チームには「日本一平和なコーナーを作る」という共通した目標があります。では平和とはなにか?子どもたちの笑顔があること、お母さんたちがちょっと料理の手を休めて見ること、などそういったものを意識しながら、1つ1つ壁にぶつかりながらも、形にしていきました。
本当に子どもたちが可愛いんですよ。お年寄りの方も街中で声をかけてくださったり「拓也、今日はなんなの?」と寄ってきてくださったり。全然知らない人なんですけど、勝手に家族のような温かさを感じています。なので本当に、視聴者の皆さんを含めたチームで獲った賞だと思っています。
― 「上を向いて歩こう」チームの熱い絆が伝わります。
木村アナ:大人になってから部活動のように、全力でぶつかってケンカをしたり、大型の企画が終わって涙したりすることって、なかなかないと思うんです。でも全力でぶつかったからこそ、僕のために泣いてくれる人がいて、僕も誰かの行動で泣いたんだと思います。実は去年のトロフィーを「上を向いて歩こう」班のところに飾っているんです。今年もこれからすぐに持って行きます!家には持ち帰らないです(笑)。このコーナーに巡り会えたことが幸せだと思いますし、僕を育ててくれた番組なので、本当に感謝しています。
― 今回、1つ夢を叶えた木村アナですが、夢を叶える秘訣を教えてください。
木村アナ:僕らのチームでは「それ本当に全力ですか?」「本気で向き合っている?」とよく話しています。僕自身も言われたことがあって、それは自分の中で大きかったですね。なので自分でも「本当に全力で向き合えているか」と問いかけています。ガムシャラに走ってきて、人気コーナーに育ってきたと思いますが、そこで終わらず、まだまだ上に向かっていくには、それが秘訣かなと思います。
― なるほど。では今の木村アナの夢はなんでしょうか?
木村アナ:このコーナーは3月末で終わって、僕は報道キャスターとして毎日、現場に出て取材し、修行することになります。ですが、ここでも視聴者の方とどれだけ本気で向き合えるか、どれだけ取材する人に向き合うか、というところが僕の役目だと思うので。「日本一会えるアナウンサー」と自分で言ってきましたが、これからは「日本一、人に向き合うアナウンサー」になれるように頑張ります。現場にあるものをどれだけの熱量を持って伝えられるか、本気で伝えていく、という思いがないと、フジテレビって中途半端だと思われてしまうと思うので、もがきながらやっていきたいです。
― ありがとうございます。
(modelpress編集部)
木村拓也(きむら・たくや)プロフィール
生年月日:1990年8月1日/血液型:AB型/出身地:茨城県、秋田県/趣味:愛犬カイと散歩/特技:人力車の運転<担当番組>
みんなのニュース 天気(月~金)
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第34回FNSアナウンス大賞 審査結果一覧
アナウンス大賞:テレビ西日本 坂梨公俊/ホークス1ダホー!LIVE2017 プロ野球中継(ソフトバンク 対 西武)<新人部門(※キャリア3年目まで)>
アナウンス賞:仙台放送牧広大/春の高校バレー 第70回全日本バレーボール高等学校選手権(宮城県大会「仙台商業 対 東北」)
奨励賞:秋田テレビ 佐藤征潤/AKTみんなのニュース
奨励賞:東海テレビ放送 森夏美/スイッチ!「堂上蜂屋柿」生中継
奨励賞:関西テレビ放送 服部優陽/春の高校バレー(奈良大会男子決勝「添上 対 天理」)
奨励賞:テレビ宮崎 瀬良有里奈/ニュース情報番組 U-doki「うなぎ特集」
奨励賞:鹿児島テレビ放送 美川愛実/ナマ・イキVOICE「これ、みんなとシェアしたい!!」
<番組部門>
アナウンス賞:テレビ宮崎 武田華奈/じゃがじゃがサタデー「うまいの秘密」
敢闘賞:フジテレビジョン 木村拓也/みんなのニュース「上を向いて歩こう」
敢闘賞:鹿児島テレビ放送 庄村奈津美/ナマ・イキVOICE「すぐそこにあるリゾート ナツタビin種子島」
ブロック賞:長野放送 松山航大/土曜はこれダネッ!
ブロック賞:富山テレビ放送 南條早紀/富山いかがde SHOW「釣りたてごはん」
ブロック賞:岡山放送 篠田吉央/みんなのニュース「高齢化する岡山刑務所」
<スポーツ部門>
アナウンス賞:北海道文化放送 中村剛大/2016-17 B1リーグ最終節「レバンガ北海道 対 千葉ジェッツ」
敢闘賞:東海テレビ放送 加藤晃/競馬BEAT第47回高松宮記念
ブロック賞:フジテレビジョン 倉田大誠/みんなのケイバ「G1 天皇賞・秋」
ブロック賞:テレビ新広島 青坂匠/TSS全力応援 Carp中継(広島東洋カープ 対 中日ドラゴンズ)
ブロック賞:テレビ大分 田辺智彦/JAPAN RUGBY TOPLEAGUE 2017-2018 (第5節 キヤノンイーグルス 対 ヤマハ発動機ジュビロ)
<ナレーション部門>
アナウンス賞:フジテレビジョン竹内友佳/坂上忍のどうぶつ珍プレー好プレー大賞
敢闘賞:福井テレビジョン放送 井上愛梨/ママは乳がん「若年性患者たちの今」
敢闘賞:東海テレビ放送 長島弘樹/みんなのニュースOne 「医師が駆ける"移動病院”命の現場へ ドクターカーに密着」
ブロック賞:テレビ静岡北村花絵/道標
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