山中章子アナ“5つの法則”ヘアメイク・ファッション・会話術…「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載<女子アナの“素”っぴん>
2018.03.01 17:00
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「フジテレビ×モデルプレス」女性アナウンサー連載『女子アナの“素”っぴん』―――― Vol.7~8は2009年入社の山中章子(やまなかあやこ・32)アナウンサー。
「才色兼備」と呼ばれる彼女たちも1人の女性。テレビ画面から離れたところでは、失敗して泣いていたり、悔しくて眠れなかったり、自分の居場所に悩んでいたり…。それでも気持ちを落ち着かせて、どうしたら視聴者に楽しんでもらえるのか、不快感を与えないのか、きちんと物事を伝えられるのか、そんなことを考えながら必死に努力をしている。本連載ではテレビには映らない女性アナの“素”(=等身大の姿)を2本のインタビューで見せていく。前編はこれまでのアナウンサー人生を振り返りながらターニングポイントに迫るもの、後編は彼女たちが大切にする「5つの法則」をメイク・ファッション・体調管理といったキーワードから問う。
お仕事について語った前編(Vol.7)に引き続き、後編(Vol.8)では私生活も含めた山中アナの“素”っぴんをお届けする。山中アナは2009年に入社、約半年後には人気番組『アナ★バン!』の2代目おねえさんに起用された。2012年からは『情報プレゼンター とくダネ!』のプレゼンター(月曜~水曜)に就任。ほか『新・週刊フジテレビ批評』(土)、『めざましどようび』(土)などを担当する。
山中アナ:ありません(笑)。私のメイク時間は5分~10分ほど。メイクの方法がよくわからなくて技術もないので速くて…(苦笑い)。化粧水と乳液で整えてから、下地とファンデーションをパパッと塗って、お粉を乗せたらベースは完成。その後はアイシャドウ、リップ、マスカラくらいです。テレビに出てもおかしくないようなメイクと髪になっていればいい、という感じですね。正直、メイクにかける時間があるなら、その分、資料を読み込んだり勉強する時間に当てたいので「今日はリップにポイント!」なんてしている時間がないんです(笑)。
― とはいえ、そのパパッとする中にも実はテクニックがあるのでは?
山中アナ:どうなんでしょう?ただ、アナウンサー試験を受けたときに考えたのは、テレビカメラを通すので、少し濃い目がいいのかなと。ただ永島(優美アナ※Vol.5~6に登場)の後に言うのもなんですが(笑)、私の顔って鼻は低いのに掘りは深いみたいなんです。なので化粧をし過ぎると派手に見えてしまうこともあって、アナウンサーになってからは少し薄めにしました。正直、流行りのメイクも分からないですし、あまり意識してこなかったので、もう本当にお恥ずかしい限りのお話しかできません(笑)。
― (笑)。でもチークは華やかな感じですよね。
山中アナ:1回、チークを忘れて『とくダネ!』に出たことがあって、コメンテーターの山崎秀鴎先生から「章子ちゃん、今日チーク忘れてるわよ」とメールをいただいたことがありました。それ以降、チークだけは忘れないように気を付けるようになりました。
― アイテムは同じものを変わらず使用していますか?
山中アナ:ブランドに対して特にこだわりがなくて。アイラインやマスカラは、落ちないようにウォータープルーフタイプを使う、華やかに見せるためにちょっとラメがあるチークを使う、といったこだわりくらいでしょうか。
― 年齢を重ねていく中でメイクは変わってきましたか?
山中アナ:メイクは変わらないですが、保湿を全力でするようになりました。湿度を常に求めています。化粧水と乳液をたっぷり使いますし、帰宅後はすぐにメイクを落とします。「酔って帰ってメイクしたまま寝てしまった!」なんてことは一切ありません。そこは徹底しています。
― プライベートメイクも変わらないですか?
山中アナ:さらに薄くなります。眉毛は、眉と眉の間が繋がるくらいしっかり生えているのでいつも地眉に少し書き足すくらいですが、面倒なときはマスカラも塗らないですし。ファンデーションも気が向いたら塗る程度です。すっぴんで過ごして良い日は、ずっとすっぴんです(笑)。アナウンサーは、すっぴんで出社して、番組の前に化粧をするんですが、肌の調子が悪いときは会社でメイクを落として帰ることもあります(笑)。ただ、すごく日焼けしやすいタイプなので、日焼け対策は怠りません。UVケアができる下地を冬でもしっかり塗ります。
山中アナ:今日の衣装はスタイリストさんと話し合いをした上で決めました。これまでみんなワンピースで似たような雰囲気だったので「これは一石を投じる必要がある」と感じてこの服を選びました(笑)。
― なるほど(笑)。
山中アナ:いくつか種類がある中で、1番写真映りが良さそうな色合いを選んで。今日も『とくダネ!』があったのですが、派手な花柄ファッションだったからか、皆さんに「今日どうしたの?」と聞かれて、そのたびに「今日モデルプレスさんの取材があるんです」と説明して回っていました(笑)。
― このような派手な色味の服は普段から好きですか?
山中アナ:はい、原色は好きですね。『とくダネ!』のスタジオは薄いベージュや白、薄い水色といった淡い色が多い。なのでそういった柔らかい色の服を着ると、背景に馴染んでしまって、首だけが浮いて見えてしまうんです。それもあってはっきりした色のものを着ることが多いですね。ただしニュースは別です。ニュースの場合は完全にシンプルな服を着ます。白、ベージュ、グレー、紺、薄い黄色や水色…。ド派手なピンクや赤は着ないで、イヤリングも揺れないタイプをお願いすることが多いです。
― ではプライベートのファッションはいかがでしょうか?
山中アナ:プライベートでは、テイストが一つに定まっておらず、いろいろな服を着ます。ジーンズにパーカーを合わせることもありますし(笑)。今日、穿いてきたスカートは母のものなんです。我が家は、母も妹も祖母も、服の貸し借りをすることが多くて。祖母が亡くなった後、祖母が昔着ていた服をもらって着ているものもありますね。昔の服と今の服をアレンジして着ています。ブランドにこだわりはありません。
― 今日着てきた服は白でしたが、色の好みはありますか?
山中アナ:白やグレー、ベージュ、紺…いわゆるオーソドックスな色が多いです。あまりにも派手すぎると着ている印象が周りの人に強く残ってしまい、着回ししにくいかなと。ただ、気づいたら家のクローゼットがほとんど紺色になってしまって(笑)。ちょっと寂しかったので、この間、淡いピンク色のセーターを買いました。
― ではデートの日などに着る“勝負服”はどのような感じですか?
山中アナ:昔、ムートンブーツを履いて会社に行ったら、男性社員から「それは男ウケしない」と言われたことがあるので、ムートンは男性ウケが悪いのかなと思いました(笑)。それでも、履きますけどね。ただその他はあまり意識していないですね。男性ウケということは、人類の半分にしかウケないということ。それよりも全人類に愛される服の方が良いと思うので、私は万人受けの方を意識しています(笑)。
ただ、もちろん華やかな場で着たい服などはあります。今日は会食があるから、ちょっと可愛らしいワンピースを着ようとか、食べ放題だからウエストがゴムの服にしようとか(笑)。(高橋)真麻さんが昔、「今日はいっぱい食べたいからゴム(の服)で来た!」と言っていて。私はそれまでそういうときはワンピース派だったのですが、たくさん食べる日には、ゴムという手があったか、と学びました(笑)。
山中アナ:食生活と睡眠にこだわっています。
― では、まず睡眠からお伺いしたいです。
山中アナ:とにかくたくさん寝ることが万病を解決すると思っています。吹き出物ができようが、頭が痛かろうが、お腹が痛かろうが、寝ればなんとかなる!とにかく睡眠をとることが大事だと思うので、普段から早く寝るようにしています。今だいたい4時過ぎに起きているので、特に疲れた日は夜8時には寝ますし、最低でも5~6時間は寝ないとダメ。睡眠時間が少ないと、パフォーマンスが落ちるので、ある程度は寝るように心がけてます。
― それはアナウンサーになる前からですか?
山中アナ:そうです。母も父も早く寝るタイプだったので、私も寝ることは良いことだと思っていて。もちろん仕事の都合上、睡眠時間を確保できないときもあるので、そこはいかに時短できるか、常に頭を使っています。毎日、やることリストを書いていて、例えば洗濯、風呂掃除、床掃除、買い物…みたいな。全部書き出して、完了したら線を引いていく。文字化することによって、しなくてはいけないことが分かりますし、うっかり忘れてしまうことも減ります。そのロスタイムって一つひとつは小さな時間でも、積み重なると長時間になるじゃないですか。そういう無駄な時間をなるべく削って、睡眠時間の確保に努めています。
― では、食生活にはどんなこだわりがありますか?
山中アナ:外食が多いので、家で食べられるときは全部自炊をしています。外食だと野菜を食べる機会がどうしても少なくなってしまうので、野菜を摂ることも意識しますね。安いときにキノコやニンジンなど、いっぱい野菜を買って、下ごしらえして、全部冷凍しておくんです。それで食べたいときに、冷凍しておいた野菜を大量にお味噌汁やスープに投入しています。
あとは雑穀米がすごく好きなので、雑穀米のご飯と、納豆と、干物と…。家では質素倹約料理を心がけて、食生活でもオンとオフをしっかりつけるようにしています。外食のときは美味しいものをいっぱい食べたいので、それ以外の食事できちんと調整したくて。
― なるほど。運動面ではなにかしていますか?
山中アナ:スクワットをしています。母がスクワットを毎日していたら、マッサージ師さんに「お尻が垂れていなくて綺麗ですね」と言われた、と武勇伝を聞かされたので(笑)。私はここでも時短を意識して、髪の毛を乾かしながら洗面所でスクワットをしています。
山中アナ:人の話を聞くときは相手の目を絶対に見ること。そして自分が話すときは比較的ゆっくりと話すこと。私が早口ということもありますが、やはりゆっくりと話した方が聞いてもらえると思うんです。特に強調したい部分や大事な話は、なるべくゆっくり話すようにしています。あとは笑顔を絶やさないこと。例え言葉が通じなくても笑顔があれば、大抵のことはうまくいくはずです。
チャリティの取材でマダガスカルとトーゴに行きましたが、現地の人と言葉は通じなかったけど、まずは笑顔で挨拶。その後、相手の目を見てじっくり話を聞いていたら、心が通じたと思う瞬間がありました。今年はまもなくロヒンギャの取材でバングラデシュ・コックスバザールの難民キャンプに行きますが、子どもたちの心に寄り添えるように、しっかり目を見て話を聞きたいと思っています。
― 姿勢もずっと美しいですが、意識されていますか?
山中アナ:そうですね。ダンスをやっていたので、ある程度ピンと立っていられますが、もともとすごく猫背なんです。なので意識はします。よく上を向いてスッと立つように言われますが、このとき鎖骨に光を当てるイメージで立つと、綺麗に見えるので、気を付けるようにしています。
山中アナ:私は読書です。できるだけ本を読もうとしています。ただ、本を買っても、買うだけで満足してしまって、結局全然読めていないということがあったので、最近は図書館も利用するようになりました。図書館なら2週間という返却期限が決まってるので、それまでに読まなきゃ、となりますから。どうしても今すぐ読みたい本は買いますが、1~2週間に1回くらいの頻度で図書館に行っています。
― 最近読んだ本で印象的だった本はありますか?
山中アナ:最近は『Unfinished Business: Women Men Work Family』という働き方改革の話が面白かったですが、小説も好きですし、時事問題系の本も好きなので、ジャンル問わず読みます。プレゼンする側として、自分の知識のなさを恥ずかしく思うことが多くて。自分が生まれる前の話などは、新聞を読んでも分からないんですよね。今の状況は分かっても、そもそもが分からないとダメだなと。30歳を過ぎて本格的に勉強したいと思ったので、気になったものはなんでも手に取って読み漁っています。
山中アナ:椿原さんは『アナ★バン!』や『スーパーニュース』、『めざにゅ~』など、いろいろな番組でご一緒しましたが、とても面倒見がよく、気遣いのできる、素敵な先輩です。実は同い年ですが、憧れの存在でもあります!つばきさんの笑い声、大好きです!
――――椿原アナの前編(Vol.9)は3月16日に配信予定。
(modelpress編集部)
<担当番組>
情報プレゼンター とくダネ!(月~水)
新・週刊フジテレビ批評(土)
めざましどようび(土)ニュース
スピーク Weekend(土)
CS ゲームセンターCX ナレーション
出演アナウンサー:内田嶺衣奈、海老原優香、小澤陽子、久慈暁子、久代萌美、鈴木唯、竹内友佳、堤礼実、椿原慶子、永尾亜子、永島優美、新美有加、松村未央、三上真奈、三田友梨佳、宮澤智、宮司愛海、山崎夕貴、山中章子(五十音順)
仕様:A3変型判(縦425mm×横30mm)
発売日:2017年9月29日
お仕事について語った前編(Vol.7)に引き続き、後編(Vol.8)では私生活も含めた山中アナの“素”っぴんをお届けする。山中アナは2009年に入社、約半年後には人気番組『アナ★バン!』の2代目おねえさんに起用された。2012年からは『情報プレゼンター とくダネ!』のプレゼンター(月曜~水曜)に就任。ほか『新・週刊フジテレビ批評』(土)、『めざましどようび』(土)などを担当する。
<1>山中アナ“ヘアメイク”
― アナウンサーとして意識しているメイクはありますか?山中アナ:ありません(笑)。私のメイク時間は5分~10分ほど。メイクの方法がよくわからなくて技術もないので速くて…(苦笑い)。化粧水と乳液で整えてから、下地とファンデーションをパパッと塗って、お粉を乗せたらベースは完成。その後はアイシャドウ、リップ、マスカラくらいです。テレビに出てもおかしくないようなメイクと髪になっていればいい、という感じですね。正直、メイクにかける時間があるなら、その分、資料を読み込んだり勉強する時間に当てたいので「今日はリップにポイント!」なんてしている時間がないんです(笑)。
― とはいえ、そのパパッとする中にも実はテクニックがあるのでは?
山中アナ:どうなんでしょう?ただ、アナウンサー試験を受けたときに考えたのは、テレビカメラを通すので、少し濃い目がいいのかなと。ただ永島(優美アナ※Vol.5~6に登場)の後に言うのもなんですが(笑)、私の顔って鼻は低いのに掘りは深いみたいなんです。なので化粧をし過ぎると派手に見えてしまうこともあって、アナウンサーになってからは少し薄めにしました。正直、流行りのメイクも分からないですし、あまり意識してこなかったので、もう本当にお恥ずかしい限りのお話しかできません(笑)。
― (笑)。でもチークは華やかな感じですよね。
山中アナ:1回、チークを忘れて『とくダネ!』に出たことがあって、コメンテーターの山崎秀鴎先生から「章子ちゃん、今日チーク忘れてるわよ」とメールをいただいたことがありました。それ以降、チークだけは忘れないように気を付けるようになりました。
― アイテムは同じものを変わらず使用していますか?
山中アナ:ブランドに対して特にこだわりがなくて。アイラインやマスカラは、落ちないようにウォータープルーフタイプを使う、華やかに見せるためにちょっとラメがあるチークを使う、といったこだわりくらいでしょうか。
― 年齢を重ねていく中でメイクは変わってきましたか?
山中アナ:メイクは変わらないですが、保湿を全力でするようになりました。湿度を常に求めています。化粧水と乳液をたっぷり使いますし、帰宅後はすぐにメイクを落とします。「酔って帰ってメイクしたまま寝てしまった!」なんてことは一切ありません。そこは徹底しています。
― プライベートメイクも変わらないですか?
山中アナ:さらに薄くなります。眉毛は、眉と眉の間が繋がるくらいしっかり生えているのでいつも地眉に少し書き足すくらいですが、面倒なときはマスカラも塗らないですし。ファンデーションも気が向いたら塗る程度です。すっぴんで過ごして良い日は、ずっとすっぴんです(笑)。アナウンサーは、すっぴんで出社して、番組の前に化粧をするんですが、肌の調子が悪いときは会社でメイクを落として帰ることもあります(笑)。ただ、すごく日焼けしやすいタイプなので、日焼け対策は怠りません。UVケアができる下地を冬でもしっかり塗ります。
<2>山中アナ“ファッション”
― この連載も山中さんで4人目なのですが、1番華やかな衣装です。山中アナ:今日の衣装はスタイリストさんと話し合いをした上で決めました。これまでみんなワンピースで似たような雰囲気だったので「これは一石を投じる必要がある」と感じてこの服を選びました(笑)。
― なるほど(笑)。
山中アナ:いくつか種類がある中で、1番写真映りが良さそうな色合いを選んで。今日も『とくダネ!』があったのですが、派手な花柄ファッションだったからか、皆さんに「今日どうしたの?」と聞かれて、そのたびに「今日モデルプレスさんの取材があるんです」と説明して回っていました(笑)。
― このような派手な色味の服は普段から好きですか?
山中アナ:はい、原色は好きですね。『とくダネ!』のスタジオは薄いベージュや白、薄い水色といった淡い色が多い。なのでそういった柔らかい色の服を着ると、背景に馴染んでしまって、首だけが浮いて見えてしまうんです。それもあってはっきりした色のものを着ることが多いですね。ただしニュースは別です。ニュースの場合は完全にシンプルな服を着ます。白、ベージュ、グレー、紺、薄い黄色や水色…。ド派手なピンクや赤は着ないで、イヤリングも揺れないタイプをお願いすることが多いです。
― ではプライベートのファッションはいかがでしょうか?
山中アナ:プライベートでは、テイストが一つに定まっておらず、いろいろな服を着ます。ジーンズにパーカーを合わせることもありますし(笑)。今日、穿いてきたスカートは母のものなんです。我が家は、母も妹も祖母も、服の貸し借りをすることが多くて。祖母が亡くなった後、祖母が昔着ていた服をもらって着ているものもありますね。昔の服と今の服をアレンジして着ています。ブランドにこだわりはありません。
― 今日着てきた服は白でしたが、色の好みはありますか?
山中アナ:白やグレー、ベージュ、紺…いわゆるオーソドックスな色が多いです。あまりにも派手すぎると着ている印象が周りの人に強く残ってしまい、着回ししにくいかなと。ただ、気づいたら家のクローゼットがほとんど紺色になってしまって(笑)。ちょっと寂しかったので、この間、淡いピンク色のセーターを買いました。
― ではデートの日などに着る“勝負服”はどのような感じですか?
山中アナ:昔、ムートンブーツを履いて会社に行ったら、男性社員から「それは男ウケしない」と言われたことがあるので、ムートンは男性ウケが悪いのかなと思いました(笑)。それでも、履きますけどね。ただその他はあまり意識していないですね。男性ウケということは、人類の半分にしかウケないということ。それよりも全人類に愛される服の方が良いと思うので、私は万人受けの方を意識しています(笑)。
ただ、もちろん華やかな場で着たい服などはあります。今日は会食があるから、ちょっと可愛らしいワンピースを着ようとか、食べ放題だからウエストがゴムの服にしようとか(笑)。(高橋)真麻さんが昔、「今日はいっぱい食べたいからゴム(の服)で来た!」と言っていて。私はそれまでそういうときはワンピース派だったのですが、たくさん食べる日には、ゴムという手があったか、と学びました(笑)。
<3>山中アナ“体調管理”
― 不規則な生活になりがちだと思うのですが、どのように体調を管理していますか?山中アナ:食生活と睡眠にこだわっています。
― では、まず睡眠からお伺いしたいです。
山中アナ:とにかくたくさん寝ることが万病を解決すると思っています。吹き出物ができようが、頭が痛かろうが、お腹が痛かろうが、寝ればなんとかなる!とにかく睡眠をとることが大事だと思うので、普段から早く寝るようにしています。今だいたい4時過ぎに起きているので、特に疲れた日は夜8時には寝ますし、最低でも5~6時間は寝ないとダメ。睡眠時間が少ないと、パフォーマンスが落ちるので、ある程度は寝るように心がけてます。
― それはアナウンサーになる前からですか?
山中アナ:そうです。母も父も早く寝るタイプだったので、私も寝ることは良いことだと思っていて。もちろん仕事の都合上、睡眠時間を確保できないときもあるので、そこはいかに時短できるか、常に頭を使っています。毎日、やることリストを書いていて、例えば洗濯、風呂掃除、床掃除、買い物…みたいな。全部書き出して、完了したら線を引いていく。文字化することによって、しなくてはいけないことが分かりますし、うっかり忘れてしまうことも減ります。そのロスタイムって一つひとつは小さな時間でも、積み重なると長時間になるじゃないですか。そういう無駄な時間をなるべく削って、睡眠時間の確保に努めています。
― では、食生活にはどんなこだわりがありますか?
山中アナ:外食が多いので、家で食べられるときは全部自炊をしています。外食だと野菜を食べる機会がどうしても少なくなってしまうので、野菜を摂ることも意識しますね。安いときにキノコやニンジンなど、いっぱい野菜を買って、下ごしらえして、全部冷凍しておくんです。それで食べたいときに、冷凍しておいた野菜を大量にお味噌汁やスープに投入しています。
あとは雑穀米がすごく好きなので、雑穀米のご飯と、納豆と、干物と…。家では質素倹約料理を心がけて、食生活でもオンとオフをしっかりつけるようにしています。外食のときは美味しいものをいっぱい食べたいので、それ以外の食事できちんと調整したくて。
― なるほど。運動面ではなにかしていますか?
山中アナ:スクワットをしています。母がスクワットを毎日していたら、マッサージ師さんに「お尻が垂れていなくて綺麗ですね」と言われた、と武勇伝を聞かされたので(笑)。私はここでも時短を意識して、髪の毛を乾かしながら洗面所でスクワットをしています。
<4>山中アナ“会話術”
― 芸能人やスポーツ選手など、インタビューをすることも多いですが、人と話すとき、どのようなことを大切にしていますか?山中アナ:人の話を聞くときは相手の目を絶対に見ること。そして自分が話すときは比較的ゆっくりと話すこと。私が早口ということもありますが、やはりゆっくりと話した方が聞いてもらえると思うんです。特に強調したい部分や大事な話は、なるべくゆっくり話すようにしています。あとは笑顔を絶やさないこと。例え言葉が通じなくても笑顔があれば、大抵のことはうまくいくはずです。
チャリティの取材でマダガスカルとトーゴに行きましたが、現地の人と言葉は通じなかったけど、まずは笑顔で挨拶。その後、相手の目を見てじっくり話を聞いていたら、心が通じたと思う瞬間がありました。今年はまもなくロヒンギャの取材でバングラデシュ・コックスバザールの難民キャンプに行きますが、子どもたちの心に寄り添えるように、しっかり目を見て話を聞きたいと思っています。
― 姿勢もずっと美しいですが、意識されていますか?
山中アナ:そうですね。ダンスをやっていたので、ある程度ピンと立っていられますが、もともとすごく猫背なんです。なので意識はします。よく上を向いてスッと立つように言われますが、このとき鎖骨に光を当てるイメージで立つと、綺麗に見えるので、気を付けるようにしています。
<5>山中アナ“○○オタク”
― 山中さんはズバリ、なにオタクですか?山中アナ:私は読書です。できるだけ本を読もうとしています。ただ、本を買っても、買うだけで満足してしまって、結局全然読めていないということがあったので、最近は図書館も利用するようになりました。図書館なら2週間という返却期限が決まってるので、それまでに読まなきゃ、となりますから。どうしても今すぐ読みたい本は買いますが、1~2週間に1回くらいの頻度で図書館に行っています。
― 最近読んだ本で印象的だった本はありますか?
山中アナ:最近は『Unfinished Business: Women Men Work Family』という働き方改革の話が面白かったですが、小説も好きですし、時事問題系の本も好きなので、ジャンル問わず読みます。プレゼンする側として、自分の知識のなさを恥ずかしく思うことが多くて。自分が生まれる前の話などは、新聞を読んでも分からないんですよね。今の状況は分かっても、そもそもが分からないとダメだなと。30歳を過ぎて本格的に勉強したいと思ったので、気になったものはなんでも手に取って読み漁っています。
山中アナが明かす椿原アナの“素”っぴん
― 山中さんから連載のバトンを引き継ぐ5人目のアナウンサーは2008年入社の椿原慶子(つばきはらけいこ・32)アナです。山中アナ:椿原さんは『アナ★バン!』や『スーパーニュース』、『めざにゅ~』など、いろいろな番組でご一緒しましたが、とても面倒見がよく、気遣いのできる、素敵な先輩です。実は同い年ですが、憧れの存在でもあります!つばきさんの笑い声、大好きです!
――――椿原アナの前編(Vol.9)は3月16日に配信予定。
(modelpress編集部)
山中章子(やまなか・あやこ)プロフィール
生年月日:1986年1月20日/出身地:愛知県/出身大学:津田塾大学/血液型:B型/入社年:2009年/趣味:競技ダンス 読書 映画鑑賞 ショッピング<担当番組>
情報プレゼンター とくダネ!(月~水)
新・週刊フジテレビ批評(土)
めざましどようび(土)ニュース
スピーク Weekend(土)
CS ゲームセンターCX ナレーション
「フジテレビ女性アナウンサーカレンダー2018 Colorfuldays」概要
月ごとに「色」を設定した彩り豊かな作品。新美有加アナや若手男性アナたちが完全プロデュースし、普段見ることができない表情や衣装に身を包んだ19人の女性アナウンサーたちが登場する。出演アナウンサー:内田嶺衣奈、海老原優香、小澤陽子、久慈暁子、久代萌美、鈴木唯、竹内友佳、堤礼実、椿原慶子、永尾亜子、永島優美、新美有加、松村未央、三上真奈、三田友梨佳、宮澤智、宮司愛海、山崎夕貴、山中章子(五十音順)
仕様:A3変型判(縦425mm×横30mm)
発売日:2017年9月29日
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