須藤凜々花(C)モデルプレス

NMB48須藤凜々花、様々な報道を静観「サイコパスでぶっとんでる…」結局どうする?卒業後の入籍&進路を“最終確認”<インタビュー>

2017.08.30 00:18

6月に行われたAKB48の「第9回49thシングル選抜総選挙」の開票イベントにて結婚を電撃発表し、30日の今日、卒業公演をもってグループを卒業する須藤凜々花。モデルプレスではこのほど須藤にインタビューを実施。結婚発表後、真偽不明な様々な報道が飛び交う中、20歳の須藤は何を感じたのか?卒業後は最終的にどうするのか?結局結婚はするのか?疑問を聞いた。

  

今後の進路、入籍について最終確認

ー今後の須藤さんの進路について、いろいろな話が出ています。哲学者になる、ドイツへ行く、タレントになる…など。しかし実は全部つながっていて、哲学者になるために日本の大学を卒業しないとドイツで留学できないため、まずは日本の大学に通ってドイツ留学を目指し、日本で学生をしている間に並行してタレント活動をしていく…という流れはあっていますか?

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須藤:はい。あってます。

ー流れは分かったのですが、誰もが気にしていることとして、結局結婚するのか?というところだと思います。

須藤:結婚は卒業してからということだけで、正直なところいつでもよくて。相手もいつでもいいよという感じで具体的には決まってないんです。焦って婚姻届を出すのではなく、自分たちでちゃんと話して決めようと。

(日取りが)決まってないから誠実さが伝わらないというのはあると思いますが、そういうことじゃないですよっていうか…。

ーここまでのお話(※インタビュー①参照)の流れだと、結婚“するために”辞めるのではないということですからね。でも結婚したら何かしらの形で発表するんですか?

須藤:ちゃんと言わなきゃなとは思います。ファンの方には伝えたいです。

須藤凜々花、飛び交う報道を見て何を感じたか

ー発表後須藤さんについてのいろんな報道を見たと思います。今回の一件でアンチの方も増えましたよね。

須藤:全部コメントは読ませていただいてます。なるほど、という思いです。でも自分はほんとうにダメな人間だと思っているんです。人間として大切な何かが欠如している。

ー私も側面しか見られてなかったので、お話を聞くまで理解できない部分も正直ありました…。

須藤:サイコパスですよね。私が(報道で)書かれてることって。結婚するとかドイツ行くとか…。ぶっとんでる。

ー全てバラバラに報道されたのでブレてる感じになってますが、噛み砕きながらお話させていただくとちゃんと一本筋通ってるなと感じてますよ。

須藤:一本通ったいかれた人間です。一番質が悪い…。

「人生を危険に晒せ」は壮大な伏線だった?

ーそして(須藤と堀内進之介氏との共著『人生を危険にさらせ!』)のタイトルもご自身で体現しましたね。

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須藤:(笑)

ー共著した堀内さんはしばらく須藤さんが人生を危険を晒している状態を見てどう思われたのでしょうか?

須藤:はい。(本の内容を体現したことを)すごく褒められました。わたしが尊敬している先生も褒めてたよって。本に書いてある『割り切れないことから逃げない』というのをちゃんと守ってるじゃんって。

ーなんとも壮大な伏線ですねあの本は。

須藤:伏線(笑)

ー身をもって実証しましたね。

須藤:はい(笑)なので、本を読んでくれたファンの人は結婚を発表してもまだ応援してくれてます。

ー須藤さんのキャラクターを理解していたからこそですね。

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タレント活動では好感度は狙わない?

ー今後タレントとして活動していく上で、アイドルじゃなくなる、NMB48じゃなくなる、ソロになる、既婚者として活動する可能性もある中、芸能界で生き残るための術はありますか?

須藤:術!(笑)そうですね、術はない状態で出ていくんですけど。今回の件で今まで助けてくれた人たちについて改めてすごくわかって、その人たちに恩返しできたらとは思っています。

あまり好感度とか生き延びるとかは考えられなくて、自分は自分でいたいと思っています。

ーありのままで。具体的な目標はありますか?

須藤:もちろん哲学者になることは目標ですが、これまでいろんな業界の人と沢山お仕事させてもらったので、自分の好きなものを高めていけるような存在になりたいです。ラップとか麻雀とかアイドルと絡むだけで叩かれる中、タレントになったら相乗効果を生みながら自分の好きなジャンルをひっぱっていけたらなと。

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すごく適当なことを言っていいですか。“みんなも自分に正直に生きられるんだぞ!”というのを証明したい。

ー今現状そうですもんね。

須藤:めちゃくちゃやってても何とか生きられると…。

ー須藤さんが言うと格言すぎますね。

須藤:適当ですみません…(笑)

須藤凜々花の夢を叶える秘訣

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ー最後に、須藤さんが思う夢を叶える秘訣は?

須藤:自分の夢にどれだけ人を巻き込めるか…。

ー(笑)

須藤:やばい…全部煽りになる。

ーいや、いいと思うんですよ(笑)何も知らない人からしたら本当に煽りに感じますが、これは響きますね。

須藤:私のことを嫌いな人すら「早くドイツ行けよ!」「いつ取るんだよ哲学の博士号!」って松岡修造さんばりに言ってくれてるんですよ。

ーある意味応援…(笑)ポジティブに捉えてるんですね。

須藤:はい!

ーNMB48でも個性的なキャラクターで、今回お話を聞けて改めて“らしいな”という感じです。これからの須藤さんの生き様見届けます。

須藤:ありがとうございます!

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編集後記

アイドルの卒業理由には“恋愛禁止のルールを破ったため”というケースが数多く存在する。

しかし、普段のキャラクターが周囲を驚かせるようなタイプということを理解していながらも、ファンの期待や思いが詰まった選抜総選挙という場で突然結婚発表をした須藤には正直なところ疑問を感じていた。

仮に発表するとしてもあの場では、何もかも隠して適当な理由を付けて「卒業します」で良かったとさえ思う。同じ状態ならば大抵のアイドルがそうしていただろう。

“卒業します”が言えなかったのは、須藤が極一部を除く周囲に何も伝えずに発表を敢行したからこそだが、仕事と恋の選択について悩みに悩んだ須藤があの場で精一杯言えたことは、けじめの“結婚宣言”。それは哲学少女である須藤なりの卒業発表だったことが今回分かった。

結婚発表というとんでもないインパクトだけ残し、様々な報道も飛び交いながら混乱を招いたが、全てはとてもシンプルで、アイドルである須藤が恋をしてしまったことだけにつきる。

ご法度であることを堂々と報告し、発表した場も間違えたかもしれない。ただ、須藤の“発表自体に後悔はない”という考えは間違いではない。ルールを守ることができず、もやもやしながら葛藤があった須藤にはけりをつける必要があったからだ。隠れて交際し続けて発覚してもスルーするアイドルよりよほどましで潔い。

また、結婚“するために”発表したわけではないこともこのインタビューを通してわかったが、“結局いつ結婚するのか?”という疑問に関しては、アイドルをやめてもいいほど好きになった人と過ごすためにアイドルを辞めるというだけで、結婚はあくまでもその延長線上であり、日程がいつであろうが特に外野には関係がないことも感じさせられた。

須藤のことをよく知るファン、須藤といつも一緒にいるNMB48のメンバーらはきっとこのことを理解しているのだと思う。

須藤はこっそり記者に教えてくれたことがあり、過去の著書にも“よく読まなければわからないが、あっと驚かされること”が書かれてあるそうだ。須藤いわく「スタッフすら気がついていない」という。今回の一件に関しても言葉足らずではあったが、それが須藤らしさ。よく噛み砕いて聞けば分かることにしても彼女の哲学的にはそれは野暮だと思う。

8月30日をもってアイドル・須藤凜々花ではなくなるが、須藤の個性的なキャラクターを存分に活かしたタレント活動で爆発しつつ、同時に哲学者・須藤凜々花になる夢を叶えていってほしい。(modelpress編集部)

須藤凜々花 プロフィール

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すとう・りりか。1996年11月23日生まれ。東京都出身。2013年に初めて開催された所属メンバーを決める新たな方法である『AKB48グループ ドラフト会議』において、山本彩が交渉権を獲得し、NMB48に加入。

NMB48のシングル曲「ドリアン少年」ではセンターを務めるなど期待のメンバーだったが、6月に開催されたAKB48選抜総選挙にて電撃結婚発表。また、後日グループ卒業を発表し、30日に行われる卒業公演をもってグループを卒業する。(modelpress編集部)



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