石原さとみ「すごく悩んだ」前を向く気持ちを告白 櫻井、亀梨、小山との共演に期待感<24時間テレビ インタビュー>
日本テレビ系「24時間テレビ40 告白 ~勇気を出して伝えよう~」(8月26日、27日放送)のチャリティーパーソナリティーを務める女優の石原さとみ(30)が、モデルプレスのインタビューに応じた。
悩んで決めた「24時間テレビ」出演
放送40回の節目を迎えた今年のテーマは、原点に帰る「告白」。様々な困難に立ち向かい、その思いを勇気をもって伝える人たちにスポットをあて、明日への希望と勇気を届ける。メインパーソナリティーは嵐の櫻井翔、KAT-TUNの亀梨和也、NEWSの小山慶一郎、総合司会は羽鳥慎一と水卜麻美同局アナウンサーが務める。
出演オファーを受けた当初、「すごく悩んだ」という石原だが、本番を約1ヶ月後(※インタビューは7月下旬に実施)に控えた心境を尋ねると「すごく前向きです」と微笑んだ。
「オファーをいただいてからはプライベートでも障がいのある方にお会いしたり、企画を通して出会った方とも繋がっていて、プライベートと仕事の境目がない感じです。生放送ですし、中途半端にやったら中途半端な温度感が全部伝わってしまうと思うんですよね。だからこそ、やるからにはスケジュールも含めてそこに費やす時間と気持ちを持たなきゃと思いました。仕事以外の時間でどれだけ吸収できるかということが多分一番大きいなと思ったので、スケジュールも調整していただいて。私にとって本番がゴールではなく、その後も続くものにしたい。友達を増やすため、人の心を知る良いきっかけをもらったと思っています」。
「はじめてのおつかい」で出会った友達
並々ならぬ覚悟を持って、充実した日々を過ごしていることがうかがえる言葉だった。そんな石原が番組を通じて友達になったのが、目の不自由な同い年の女性・知可(はるか)さんだ。知可さんは徐々に視野が狭くなる難病を患っており、高校生の頃から徐々に視力が低下し、現在は視野の端にかろうじて見える部分が残っている程度。目が見えなくなっていく中、ご主人と協力して子育てに奮闘している。
今回、目の不自由な母をサポートするため、小学校に入学した長男に代わり、4歳の長女・ゆのちゃんが“はじめてのおつかい”に出ることに。石原はおつかいの経験を通して成長していくゆのちゃん、そして知可さんの姿を見届けた。
知可さんとはすっかり打ち解け、現在もボイスメッセージで連絡を取り合っているという石原。スタッフにも驚かれるほどの早さで仲良くなっていったそうで、「私達が何度も会って今の関係性を築いたのに、さとみちゃんは会って数時間で友達になっていて驚いたみたいなことを言ってくださって。その言葉も嬉しかったですし、でもそれははるちゃん(知可さん)が気を許せるような現場を作ってくださったスタッフさんのおかげです」と周囲への感謝も忘れない。
知可さんとは「性格が似ている」といい、「向上心があって好奇心旺盛なところとか、ツッコミ方とか(笑)。声のトーンとか喋るスピードとか、なんかすごく似ていて」と不思議そうに話し、「意志を持って本番に向けて準備していて、でもそれがゴールじゃないというのも私と同じなんです」と共感する。
「私の中の“友達”の定義は、どれだけ相手のことを理解しているか。長い時間一緒にいても上辺だけの理解だけだったら、それは“友達”と呼べるのかなって。たった1時間でも相手の本音や心の奥の部分にふれる深い話ができれば、私は友達になれると思っています。だからこそ、相手のことを知らないと友達にはなれないし、私のことも知ってもらわなきゃいけない。以前は障がいのある人とどうやって接したらいいのかわからなかったんですけど、それはその人のことを知らないから。はるちゃんとも話してみたら、意外と同じ悩みを持っていたり、共通点も多かったんです。相手の心の奥を知るために踏み出す“勇気”が大事なんだなと思いましたし、今回の経験のおかげでその最初の壁を超えるのがすごく早くなりました」。
目標のひとつだった“友達を作ること”を叶え、「自慢の友達の頑張りを見てもらえたら嬉しい」と視聴者に呼びかけた。
メインパーソナリティーとの交流は?チャリTシャツの着こなしにも注目
また、メインパーソナリティーを務める櫻井、亀梨とは今回が初タッグ。小山とは過去にドラマで共演しており、「一番安心できる人」だという。「3人の中で唯一私のことも知ってるし、私も小山さんを20代の頃から知っているので」とその理由を明かし、「なにかあったら頼ろうと思います(笑)」と茶目っ気たっぷりに笑い、「櫻井さんも小山さんも亀梨さんも、『NEWS ZERO』や『news every.』、『Going!』で積み重ねてきた関係性や取材歴が今回活かされると思うと、楽しみですよね。楽しみというか、この皆さんでこの番組だから、より伝わりやすいものになるのかなと」と期待を寄せた。
同番組のトレードマークであるチャリTシャツの着こなしにもこだわっている。「本番では全種類着れたらいいなと思っていますが、ここまで派手な色のTシャツは持っていないので結構難易度が高くて…。なかなか全身は映らないかもしれないですけど、ほんのちょっとでも見えたらいいなと思ってます(笑)」とスタイリストとコーディネートを模索中。画面を華やかにする石原の衣装チェンジにも注目だ。
妥協はしない モチベーションはどこから来る?
番組への取り組み方、そして衣装の着こなしにいたるまで、一切の努力を惜しまない。そのモチベーションの高さはどこから来ているのだろうか。「知識欲かな。知らないことを知れる喜びを多分誰よりも感じやすいんだと思います。今回の『24時間テレビ』も、取り組んだものに嘘がなければ私は自分のためにもなるし、見ている方にもそれが伝わると思うんです。せっかくの機会なので、自分のプライベートでの生き方を変えられるぐらい豊かなものにしたい」。
最後に“夢を叶える秘訣”を聞いてみると、「どの世界も理不尽なことってあると思うんですけど、でも真面目な人ほど残る。そう思いたい(笑)」という答えが返ってきた。
「努力って得てして実らない時もあるかもしれない。だけど、“真面目に賢く生きる”と夢は掴める気がする。なぜなら、がむしゃらな努力ではないから。賢くなるためにはやっぱり情報を入れなきゃいけないし、知識を増やさなきゃいけない。現実を知らなきゃいけない。それと同時になにかを怠ったり、なにかを踏み外したりせず真面目に取り組んでいれば、私はそれが一番近道な気がしますね」。
まさにそれを体現している石原が、すべてを懸けてのぞんだ「24時間テレビ」。きっと画面から感じるものがあるだろう。(modelpress編集部)
石原さとみ(いしはら・さとみ)プロフィール
1986年12月24日、東京都出身。2002年ホリプロタレントスカウトキャラバン、グランプリを受賞し、「わたしのグランパ」(03)で映画デビュー。NHK朝の連続テレビ小説「てるてる家族」のヒロインを演じて人気は全国区に。近年の出演作は映画「風に立つライオン」「進撃の巨人」(15)、「シン・ゴジラ」(16)、「忍びの国」(17)、ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(16/日本テレビ)など。9月1日には6年ぶりの写真集「encourage」(宝島社)を発売する。あわせて読みたい
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