川栄李奈「NGはない」話題の濃厚ラブシーン挑戦の心境 “憑依型女優”高評価の裏で感じる危機感とは<僕たちがやりました>
2017.08.22 21:00
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川栄李奈(かわえいりな/22)が話題だ。俳優・窪田正孝が主演を務めるドラマ『僕たちがやりました』(関西テレビ・フジテレビ系/毎週火曜よる9:00~)にて巨乳の“エロかわ系”女子・今宵を演じる彼女は過激なシーンにも体当たりで挑み、放送のたびに注目を集める。これまでのイメージとは違う役柄に向かい、高評価を得る彼女だが「1、2年で消えるってずっと思っていて…」と意外な言葉を口にする。女優・川栄李奈がいま思うこととは――?
同作は人生“そこそこ”で生きていければいいと思っている主人公・トビオ(窪田正孝)たちが、ある日突然、“爆破事件の容疑者”に。イマドキの若者たちが、事件をきっかけに初めて生きることに必死になり、右往左往しながらも成長していく様を描く青春逃亡サスペンスとなっている。
今宵はトビオの股間を触ったり、伊佐美と激しいキスを繰り広げたり…と刺激的なシーンも多く、それを受けネット上では「今宵がエロすぎる」と毎週話題を集めている。
そうした声に対し川栄へ本音を尋ねると「ありがたいですが、自分ではあまりエロいとは思わないです。お芝居している時には、恥ずかしさも緊張もありません」ときっぱり。しかし役を離れるとまた違うようで「素の自分に戻った時はやっぱり恥ずかしいです。家で見ている時はすごく恥ずかしい(笑)」といたずらっぽく笑った。
また今回、川栄がラブシーンを演じた相手は恋人の伊佐美、そして童貞のトビオといった異なるタイプの2人だったが、それぞれのキャラクターに合わせて演じ分ける様に驚いた人も少なくないだろう。視聴者の予想を超えるシーンの連続に、こちらが「NGはないのか?」と心配にもなるが、本人は「私の中ではNGはないです。それでドラマがよりよくなっていくのなら、そして求められるのなら、貪欲に挑戦していきたいです」とあっけらかん。その潔さから大物女優の片鱗をかいま見ることもできた。
今回に限らず、NHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(2016年)でのしっかり者の富江や、映画『デスノート Light up the NEW world』での思想を持たず無差別殺人を行う超危険人物・さくら、などこれまでもイメージと異なる役を演じてきた川栄。どんな役にも自然になれる“憑依型の女優”との声も多いが、本人は「いやいやいやいや、とんでもない」と首を振る。
「あまり何も考えていないんです。作り込むのが好きではないので、役をガッツリ固めていくこともしないですし。今宵も、現場に行って演じたらこうなって…。でも見た目で言えば、女子感をすごく出すようにしています。肌の露出もそうですが、中高生の男の子が想像する“いい女”“エロい女の子”といったイメージに合うように(笑)。あとは明るい女の子なので、テンションの上げ方や声の出し方を家で練習していますね。今回、今宵を演じるにあたって『ふんわり見せて下さい』と監督から言われていたので、地声は低いのですが、頑張って高くしたりスピードを遅くしたり意識して演じています。この前、友達が『声がうざくて逆に良い』といってくれたんです!そこは頑張っていたので、褒めてもらえて嬉しかったですね」。
今年の夏は『下北沢ダイハード』(第2話/テレビ東京系)、『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2017』(「コール」/フジテレビ系)などに出演。今後も映画『亜人』(2017年9月30日公開)、『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』(2018年公開予定)、『嘘を愛する女』(2018年公開予定)など出演作が続々と控える。
しかし川栄はこの状況を「お仕事をたくさん頂けるようになって嬉しいです。『色々な役に挑戦したい』とずっと言っていたので、本当に今の環境はありがたいです」と謙虚に捉えているだけでなく「実は1、2年で消えるってずっと自分で思っていて…。常にそれを意識して、その時の全力を出せるように生きています」と“危機感”さえ口にする。「私、特に何の取り柄も持っていないんです。でも女優さんは世の中にたくさんいますから、私はそのうち消えるんだろうなって。そう思いながら仕事をすると、常にベストな芝居を出来ると思っています」と真っ直ぐ語った。
「本当に色々な役をやらせて頂いたことで、自分の中で前よりも役への想像が膨らみました。自分が演技に納得しても結局は見て下さる方の受け取り方次第なので、よく分からない(笑)。だから反響などは気にしないようにしています」。
「そもそも歌やダンスが得意ではなく苦手意識もあったので、AKB48にいた頃は、正直楽しめない時もありました。毎日すごく忙しくて余裕がない時期も正直あって…。でもその中で自分のやりたいことをちゃんと考えたんです。色々なことを考えた上で、お芝居が好きでお芝居がやりたい、という気持ちが強いことに気づき、女優として生きることを決めました」と当時の決意を回顧。「AKB48を卒業して『とと姉ちゃん』に出させてもらったのは大きかったですね。この作品でイメージも変えられたと思いますし、共演者の方々が本当に素敵な方ばかりで本当の家族のように接してくれたので、自分もすごく多くのことを学べました」。
「私はあまりテンションが高くないので、テンション高い役よりは、ちょっと闇を抱えた役や物静かな役がやりたいです」とまた意外な答え。目標とする女優には「満島(ひかり)さんが好きです」と挙げ「どんな作品でも溶け込めるし、存在感がすごいなって。以前共演させて頂いた時に、オンオフの切り替えがしっかりしていて、素敵だなと思いました。満島さんは撮影が終わったら『いぇーい!』ってテンション上がって、すごくお茶目なんです。『みんなで写真撮るから、何か面白いことして!』と声をかけるなど明るい方なのですが、私は常にあんまりテンションが上がるタイプじゃなくって…(笑)。なんかそういう満島さんのような明るさも出せたらいいな、と思います」と微笑んだ。
「人生のモットーは“生きたいように生きる、楽しく生きる”」。最後に「夢を叶えるために頑張っている人へアドバイスするなら?」と尋ねると「今『女優がやりたい』と言って本当にお芝居をたくさんやらせて頂けて、すごく恵まれた環境にいると思っています。だからやりたいことは、隠さず行動に移したら良いと思います」とエールを送ってくれた。
今宵役を通じ、さらに演技の幅も広がった。その確かな演技力で今後も女優として活躍する姿を楽しみにしたい。
(modelpress編集部)
出身地:神奈川県
2010年、AKB48第11期研究生オーディションに合格。2015年8月にAKB48を卒業。2015年9月、『AZUMI 幕末編』で初舞台初主演。2016年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に出演。ほか2016年は、ドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』『死幣-DEATH CASH-』『こえ恋』など話題作に出演し、女優としての評価を高めた。
現在『僕たちがやりました』に出演中。
川栄李奈、エロかわ女子を熱演中
川栄演じる今宵は、トビオの同級生で逃亡中の伊佐美(間宮祥太朗)と付き合う巨乳で小動物系のエロかわ女子。派手目で可愛いが、掴みどころがなく、ちょっと抜けた女の子だ。今宵はトビオの股間を触ったり、伊佐美と激しいキスを繰り広げたり…と刺激的なシーンも多く、それを受けネット上では「今宵がエロすぎる」と毎週話題を集めている。
そうした声に対し川栄へ本音を尋ねると「ありがたいですが、自分ではあまりエロいとは思わないです。お芝居している時には、恥ずかしさも緊張もありません」ときっぱり。しかし役を離れるとまた違うようで「素の自分に戻った時はやっぱり恥ずかしいです。家で見ている時はすごく恥ずかしい(笑)」といたずらっぽく笑った。
また今回、川栄がラブシーンを演じた相手は恋人の伊佐美、そして童貞のトビオといった異なるタイプの2人だったが、それぞれのキャラクターに合わせて演じ分ける様に驚いた人も少なくないだろう。視聴者の予想を超えるシーンの連続に、こちらが「NGはないのか?」と心配にもなるが、本人は「私の中ではNGはないです。それでドラマがよりよくなっていくのなら、そして求められるのなら、貪欲に挑戦していきたいです」とあっけらかん。その潔さから大物女優の片鱗をかいま見ることもできた。
“憑依型女優”として高評価
いわゆる“可愛い系”の川栄は、キュートな童顔も相まって、どちらかと言うとエロのイメージは無い。そのためキャスト発表時には原作ファンからの「イメージと違う」といった声も少なくなかった。しかし放送が始まるとこれまでの川栄からは想像出来なかった色気を発揮。さらにビッチなだけでなく、実は良い子という今宵のキャラクターも見事に表現している。今回に限らず、NHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(2016年)でのしっかり者の富江や、映画『デスノート Light up the NEW world』での思想を持たず無差別殺人を行う超危険人物・さくら、などこれまでもイメージと異なる役を演じてきた川栄。どんな役にも自然になれる“憑依型の女優”との声も多いが、本人は「いやいやいやいや、とんでもない」と首を振る。
「あまり何も考えていないんです。作り込むのが好きではないので、役をガッツリ固めていくこともしないですし。今宵も、現場に行って演じたらこうなって…。でも見た目で言えば、女子感をすごく出すようにしています。肌の露出もそうですが、中高生の男の子が想像する“いい女”“エロい女の子”といったイメージに合うように(笑)。あとは明るい女の子なので、テンションの上げ方や声の出し方を家で練習していますね。今回、今宵を演じるにあたって『ふんわり見せて下さい』と監督から言われていたので、地声は低いのですが、頑張って高くしたりスピードを遅くしたり意識して演じています。この前、友達が『声がうざくて逆に良い』といってくれたんです!そこは頑張っていたので、褒めてもらえて嬉しかったですね」。
活躍相次ぐ…ブレイクの実感は?
AKB48在籍中からドラマ『ごめんね青春!』(2014年/TBS系)への出演など女優として活躍し、2015年8月に卒業した後は、舞台『AZUMI 幕末編』(2015年9月)、『あずみ~戦国編』(2016年)を成功させる。今年の夏は『下北沢ダイハード』(第2話/テレビ東京系)、『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2017』(「コール」/フジテレビ系)などに出演。今後も映画『亜人』(2017年9月30日公開)、『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』(2018年公開予定)、『嘘を愛する女』(2018年公開予定)など出演作が続々と控える。
しかし川栄はこの状況を「お仕事をたくさん頂けるようになって嬉しいです。『色々な役に挑戦したい』とずっと言っていたので、本当に今の環境はありがたいです」と謙虚に捉えているだけでなく「実は1、2年で消えるってずっと自分で思っていて…。常にそれを意識して、その時の全力を出せるように生きています」と“危機感”さえ口にする。「私、特に何の取り柄も持っていないんです。でも女優さんは世の中にたくさんいますから、私はそのうち消えるんだろうなって。そう思いながら仕事をすると、常にベストな芝居を出来ると思っています」と真っ直ぐ語った。
「本当に色々な役をやらせて頂いたことで、自分の中で前よりも役への想像が膨らみました。自分が演技に納得しても結局は見て下さる方の受け取り方次第なので、よく分からない(笑)。だから反響などは気にしないようにしています」。
『とと姉ちゃん』が転機に
AKB48時代は“おバカキャラ”としてブレイク。もともとバラエティ番組でも活躍し、若者の間での知名度は高かったが、高畑充希主演の『とと姉ちゃん』で、主要キャストに抜擢されると、女優としてより広い層へ知られるようになっていった。「そもそも歌やダンスが得意ではなく苦手意識もあったので、AKB48にいた頃は、正直楽しめない時もありました。毎日すごく忙しくて余裕がない時期も正直あって…。でもその中で自分のやりたいことをちゃんと考えたんです。色々なことを考えた上で、お芝居が好きでお芝居がやりたい、という気持ちが強いことに気づき、女優として生きることを決めました」と当時の決意を回顧。「AKB48を卒業して『とと姉ちゃん』に出させてもらったのは大きかったですね。この作品でイメージも変えられたと思いますし、共演者の方々が本当に素敵な方ばかりで本当の家族のように接してくれたので、自分もすごく多くのことを学べました」。
今後の目標・憧れ
ではそんな川栄は、女優としてどんな役を待っているのか。「私はあまりテンションが高くないので、テンション高い役よりは、ちょっと闇を抱えた役や物静かな役がやりたいです」とまた意外な答え。目標とする女優には「満島(ひかり)さんが好きです」と挙げ「どんな作品でも溶け込めるし、存在感がすごいなって。以前共演させて頂いた時に、オンオフの切り替えがしっかりしていて、素敵だなと思いました。満島さんは撮影が終わったら『いぇーい!』ってテンション上がって、すごくお茶目なんです。『みんなで写真撮るから、何か面白いことして!』と声をかけるなど明るい方なのですが、私は常にあんまりテンションが上がるタイプじゃなくって…(笑)。なんかそういう満島さんのような明るさも出せたらいいな、と思います」と微笑んだ。
「人生のモットーは“生きたいように生きる、楽しく生きる”」。最後に「夢を叶えるために頑張っている人へアドバイスするなら?」と尋ねると「今『女優がやりたい』と言って本当にお芝居をたくさんやらせて頂けて、すごく恵まれた環境にいると思っています。だからやりたいことは、隠さず行動に移したら良いと思います」とエールを送ってくれた。
女優・川栄李奈に期待
実際に話を聞くと、質問に対して一つ一つ丁寧に答えてくれたが、同時にどこか掴みどころのない、良い意味でふわふわとした印象を受けた。その柔軟さも“憑依型女優”と言われる彼女の魅力なのだろう。今宵役を通じ、さらに演技の幅も広がった。その確かな演技力で今後も女優として活躍する姿を楽しみにしたい。
(modelpress編集部)
川栄李奈(かわえい・りな)プロフィール
生年月日:1995年2月12日出身地:神奈川県
2010年、AKB48第11期研究生オーディションに合格。2015年8月にAKB48を卒業。2015年9月、『AZUMI 幕末編』で初舞台初主演。2016年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に出演。ほか2016年は、ドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』『死幣-DEATH CASH-』『こえ恋』など話題作に出演し、女優としての評価を高めた。
現在『僕たちがやりました』に出演中。
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