モデルプレスのインタビューに応じたMAKIDAI(C)モデルプレス

EXILE MAKIDAI、リハビリ完了・ダンス披露で完全復活 交通事故後の変化明かす「最初に浮かんだのは…」<モデルプレスインタビュー後編>

2017.08.10 19:31

EXILE MAKIDAIがDJ MAKIDAI名義でVERBAL・DJ DARUMAととも結成したクリエイティブ・ユニット・PKCZ(R)が、8月2日に初のアルバム『360°ChamberZ』をリリース。モデルプレスでは、リリースを記念し、MAKIDAIにインタビューを行った。

  

インタビュー後編

PKCZ(R)/(提供写真)
音のChamberから、あらゆるDANCE MUSICをMIXした『360°ChamberZ』。LDH JAPANからは、EXILE THE SECOND・三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE・GENERATIONS from EXILE TRIBEを始め、海を越えてMETHOD MAN(Wu-Tang Clan)・Afrojack等レジェンド達も参戦。総勢13組の豪華アーティストによる夢の共演が実現した。

1999年、後にEXILEとなるJ Soul Brothersとしてデビューし、2015年にパフォーマーを卒業。その後は、2014年に結成したPKCZ(R)として活動の幅を広げている。

PKCZ(R)アルバム『360°ChamberZ』(8月2日リリース)ジャケット写真(提供画像)
制作の裏側はもちろん、後輩への想いを語ってもらった<前編>。今回は、2016年12月、全治2~3ヵ月の重傷を負った交通事故からの復活、そして“夢”について語ってもらった。

リハビリ完了、ダンス披露で完全復活

MAKIDAI(C)モデルプレス
― 昨年末の交通事故から7ヶ月が過ぎましたが、お身体の具合はいかがですか?

MAKIDAI:もう大丈夫です。今は筋トレも始めました。リハビリから筋トレに完全に変わったんです。

― 切り替わったのは最近でしょうか?

MAKIDAI:「EX SHOW」(7月2日)でダンスをしたんですけど、それに向けて。DJはやっていたんですけど、あんなに踊ったのは、事故以来初でした。骨は全部くっついているんですけど、使ってなかった部分は固くなっていました。踊ってみて気が付きました。

― 久々にステージで踊った感想は?

MAKIDAI:僕らが“JBダンス”って呼んでいる、初代J Soul BrothersのときからずっとやってきたダンスをEXPGの生徒と一緒に踊ったんです。あれだけ盛大に送り出してもらったので、そんなにすぐやるものでもないなと考えていたんですが、このタイミングならありなんじゃないかなと。どうなるかは、本番やってみないとと分からなかったですけど、パフォーマーをやっていた頃に比べると動ける範囲とかは変わっていました。でも、まっちゃん(松本利夫)とうっさん(EXILE USA)とダンスレッスンをしてくれてたbobbyさんと一緒に踊れて、めっちゃくちゃ楽しかったです。ほかにも昔からお世話になってる方々が集まってくださって、それが何より最高でした。

― 忘れられない復活ステージですね。

MAKIDAI:自分にああいうことがあったからかは分からないんですけど、皆すごく優しくて。そのステージでは、PKCZ(R)のDJ MAKIDAIとしても出れたので、本当の意味での復活でした。

事故後の変化

MAKIDAI(C)モデルプレス
― 気持ちの面で、事故後変化はありましたか?

MAKIDAI:正直、本当に生きていけるか分からない状態だったので、最初に浮かんだのは「親に電話したいな」ってことでした。後悔したくないし迷惑もかけたくないし、1日起きて寝るまで、全力で精一杯生きていきたいと思いました。その中で、少しでも人に喜んでもらえることをしたいなって考えていたので、誰かの嬉しそうな顔を見ると「良かった」って思ってました。

― 誰かのために、という気持ちが強かったということですか?

MAKIDAI:ああなったからこそ、周りの人たちへのありがたみがより分かったんです。紅白歌合戦もあったので、「パワー送りますね」って言ってパフォーマンスしてくれたことがあったんですけど、胸がアツくなって、改めてこのエネルギーを生める仕事をしてるってすごいなって感じたんですよ。まだ生かされてるってことは使命があるんだろうし、仕事はもちろんきっちりやるけど、それ以上にちょっとでも良いことをしたいって。病室に1人でいるとき、色んな人の顔が浮かんだんですけど、「あの人にもっとこうしておけばよかったな」って思いたくないって強く思ったんです。

あと、スタッフも含めLDHの皆が、大きなフラッグにメッセージを書いてくれたんですけど、それを読んでるとき「この中の1人でもいなかったら、今の自分はいないな」って実感しました。大きなことじゃなくて、小さなことの積み重ねかもしれないけど、その日が一生のお別れになる可能性は誰もが持ってるから、別れ際に「じゃあね、気をつけてね」って気遣えたり、「今日はありがとう」って言えたり、そういう挨拶が大事だなって改めて思いました。

“夢を叶える秘訣”は?

MAKIDAI(C)モデルプレス
― これまで数々の夢を実現させてきたMAKIDAIさんが考える“夢を叶える秘訣”を教えてください。

MAKIDAI:1人で叶えようとしないこと。1人で見る夢はやっぱり1人の夢だし、夢を想像するとそこには登場人物がたくさんいるじゃないですか?それをいっぱい語って、それに見合った活動をしていけば、自然と実っていくのかなと思います。

― それはご自身のキャリアを振り返ってみて実感していることですか?

MAKIDAI:半分冗談みたいに、「ドームでライブできちゃったらどうする?」「100万枚売れちゃったらどうする?」って話してたものが、皆で仕事に打ち込んでいくうちに「あれあれ?」って叶っていったんですよね。それって、メンバーそれぞれが支え合って、スタッフさんが共感してくれて、大きな夢になったから実現できたことだと思うんです。本当に「LOVE+DREAM+HAPPINESS」をシェアしてシェアして。友達の夢も自分の夢だと思っていたら、自然と協力できるし、逆もそうなんです。自分が協力してもらうためにするわけじゃないけど、そういうのは回り回ってくることだから、そのときは大変でも、後でちゃんと返ってくると思います。自分もまだまだこの先があるので秘訣なんて偉そうなことは言えないですけど、本気なら行動も変わってくると思うので、まずは自分が本気になる。本気になれば行動が変わって、行動が変われば、周りや環境が変わって、環境が変われば力もついてきて。その中で出会いや別れもあるだろうし、そうやって脱皮を繰り返しながら、常に大きな矢印を上に向けていれば、大丈夫だと思います。

今の夢を語る

MAKIDAI(C)モデルプレス
― 今の夢は何ですか?

MAKIDAI:PKCZ(R)としては海外のアーティストとコラボレーションもできたし、正直個人の夢ではないです。EXILEの血筋を持ったアーティストが世界で活躍して、満員のスタジアムを埋めて、大歓声を浴びて…っていうことを想像すると感動するし、夢と言ったらそれです。そのためには、自分たちが何かを続けていくことが大事だと思っているので、活動を続けることも夢かもしれません

― 可能性が広がりますね。

MAKIDAI:そうなんです。こうやって考えていれば、幸せ度が上がる。自分が、というだけではなくて、「あの人が」「あれが」って勝手にシェアしてます(笑)。自分に子どもがいなくても、知り合いの話を聞くだけで「可愛いね」って幸せな気持ちになれる。自分がそう思えれば、いいのかなと思います。

― 素敵なメッセージ、ありがとうございました。

(modelpress編集部)

EXILE MAKIDAI(えぐざいる・まきだい)プロフィール

1999年、後にEXILEとなるJ Soul Brothersとしてデビューし、2015年にパフォーマーを卒業。その後は、2014年に結成したPKCZ(R)として活動の幅を広げている。また、2011年4月より日本テレビ系情報番組「ZIP!」で火曜メインパーソナリティを担当。

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