生田斗真も絶賛「日本映画界が広瀬すずを求める理由が分かる」 プロデューサーが明かす現場での2人<映画「先生!」インタビュー>
俳優の生田斗真と女優の広瀬すずが初めて共演する映画『先生!』(10月28日公開)。モデルプレスでは、昨年11月、千葉県にある高校にて行われた撮影を取材し、濱名一哉プロデューサーにインタビューを実施した。
人気漫画「先生!」実写化
本作は、累計発行部数570万部突破、1996年から2003年まで別冊マーガレット(集英社)で長期連載したコミック「先生!」(作・河原和音氏)を『陽だまりの彼女』『ホットロード』『僕は明日、昨日のきみとデートする』と立て続けにヒット作を手がける、三木孝浩氏が実写映画化。テーマは「教師と生徒の純愛」。大人と子ども、教師と生徒、本音と建前、様々な思いが交錯する中、不器用で純粋すぎる2人の“じれったい恋”が描かれる。『僕等がいた』以来、約5年ぶりに王道恋愛映画に出演する生田は、主人公の教師・伊藤貢作役。そして、今回が本格恋愛映画初挑戦となる広瀬は、伊藤に人生初めての恋をしてしまう島田響を演じる。
濱名一哉プロデューサーインタビュー
― 生田斗真さんの伊藤先生はいかがでしょうか?濱名氏:“ぶっきらぼうな先生”という設定ですが、原作通りのメガネ姿の感じや、“ぶっきらぼう”な部分については、生田さんも監督と色々話をして役作りをしていました。。広瀬さんとも何度もリハーサルを重ねて撮影に臨んでいるので、とても良い関係性が出来上がっていると思います。元々生田さん自身が、兄貴分というか、座長気質な一面がある方なので、先生役にすごく向いているなと思います。皆を引っ張って行くタイプですね。
― 生田さんは「僕等がいた」以来、5年ぶりの恋愛映画ということで。多くの女性が、今作のような生田さんを待っていたのではないかと思います。
濱名氏:生田さんが30代になってからこういう役は初めてですよね。周りのスタッフには女性も多いので、「あの仕草がカッコいい」と盛り上がっていると、生田さんと監督は苦笑いして、「分かった、やる」っていってくれて、本当に本番でやってくれたりしたことも。
―『グラスホッパー』でも眼鏡をかけたキャラクターを演じられていましたが、また全然雰囲気が違って。
濱名氏:『グラスホッパー』でも教師役だったので、あのイメージかなと話していたんです。あの時は少し臆病なキャラクターだったかと思うのですが、伊藤先生は、ぶっきらぼうな中にもカッコよさがあります。細かい仕草など、生田さん本人の計算というよりは、周りの意見を取り入れながら作り上げられている気がします。
生田斗真「日本映画界が広瀬すずを求める理由が分かる」
― 広瀬すずさんは本作でショートカットになり、話題になりましたよね。濱名氏:実は生田さんも髪を切ってます。半年以上舞台に出ていたので、「映画が久しぶりな感じがする」と言っていました(笑)。三木孝浩監督に対する安心感もあるようですし、「久々のラブストーリーだね」と。『僕等がいた』から本作の間に、ラブストーリー以外の映画に数多く出演されているので、久々に普通に恋愛している感じが、とても楽しいようです。
生田さんは、一昨日現場入りした時にも広瀬さんのことをとても褒めていて、「日本映画界が広瀬すずを求める理由が分かる」と言っていました。リハーサルを何度か重ねている中で、体力があるというだけではなく、どういう風にお芝居を作ってきているか、気持ちでお芝居している方というのは、本人同士が一番分かるのではないかと思います。
― 「ちはやふる」「四月は君の嘘」など、少女漫画原作の作品が続いていますが、その辺りについてはいかがですか?
濱名氏:広瀬さんにとって、本格的な恋愛映画は今回が初めてになります。響はこれまでのキャラクターとも被っていないですし、あまりリスクは感じません。
少女漫画の実写化が多いのはなぜ?
― 昨今、少女漫画の実写化が多いのはなぜだと思われますか?濱名氏:映画を観る人たちが10年前と変わったなと思います。10年前は映画館のメインターゲットは20代~30代女性でしたが、恐らく今の映画館を支えているのは、10代の女性だと思います。その人たちに向けて映画を作るという動きに変わってきているのではないかなと。一方で、テレビで流行るドラマなどは、割とエッジが効いたものが多くなってきていて、「高校生同士の恋愛ドラマ」は数が少なくなっています。今のティーンの子たちは、テレビで見たいものが少なくなっているんじゃないかと感じています。
2000年生まれの人たちが今ちょうどティーンですからね。邦画がヒットするのが当たり前の世の中で育ってきた子たちが大人になったなと思います。『世界の中心で愛をさけぶ』が大ヒットしたのが2004年ですし、邦画がヒットするという認識が広まった気がします。嬉しいことですね。ワーナーの邦画が活性化したのも、ここ10年くらい。邦画が面白いんだということを洋画会社も言っている、ということですから(笑)。
― 原作は少し前のものになりますが、魅力や映画化する上で意識した点を教えてください。
濱名氏:硬派で魅力的な男性キャラクターは、本作ならではの魅力のひとつ。女性に優しい男性があんまり出てこないんです。本質的には優しいんですが、昔気質の男性が描かれているところが、かえって魅力になっていると思います。女の子も、最近の漫画ではオシャレだったり美人であることが前提の主人公がすごく多いですが、響はヒロインでありながら割と地味な女の子だったりするので(笑)。「今の子たちが読んでいて、今の子たちが見ている映画は何本も作ってきたけれど、本作はちょっと世代がずれている」と三木監督も仰っていましたが、本当に物語に大きな魅力があると思います。だからこそストレートに描かないと、という風に思っています。ですので、単なる「少女コミックの実写化」というよりは、すごくストレートな恋愛ドラマとして楽しめるのではないかなと思います。
― ありがとうございました。
17歳、初めての恋
このほか映画には、響(広瀬)の親友で響が所属する南高弓道部の部長・川合浩介役で竜星涼、響の親友でおなじく南高弓道部員の千草恵役で森川葵、響たちが通う南高と同じ地区の北高弓道部のエース・藤岡勇輔役で健太郎、伊藤の同僚である関矢先生役で中村倫也、伊藤・関矢の同僚・美術教師の中島幸子役で比嘉愛未が出演。
17歳、初めての恋の切なさと苦しさを、“恋愛映画の名手”三木監督が豪華キャストとともに描き出す。(modelpress編集部)
映画『先生!』ストーリー
「自分がその人を好きだって―どうしてみんな、わかるんだろう」高校二年生の島田響は、いまだ初恋さえも未経験。そんな彼女は、ある日、ふとしたきっかけで隣のクラスの担任・伊藤貢作と言葉を交わすようになる。
世界史の教師・伊藤は、ぶっきらぼうだが生徒思いのまじめな教師。居残り課題を手伝ってくれたり、夜道で守ってくれたり…伊藤はいつも響に優しかった。
そんな優しさに触れ、伊藤を“好き”だと自覚した響は、一直線に恋に走りだすが――。
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