GENERATIONS片寄涼太「俺でいいのかな?」“リアル王子”が映画の世界へ…3年ぶり俳優活動で見せた“本当は不器用な素顔”<モデルプレスインタビュー>
2017.04.10 18:00
views
GENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太(22)が、モデルプレスのインタビューに応じた。女優の土屋太鳳が主演を務める映画「兄に愛されすぎて困ってます」(6月30日公開)で、スクリーンデビューを果たす片寄。GENERATIONSのボーカルとして活躍する傍ら、2014年にドラマ「GTO」(関西テレビ・フジテレビ系)で演技初挑戦。出演発表時には大きな反響が寄せられるなど、“俳優・片寄涼太”へのファンの期待は高い。今回のインタビューでは、約3年ぶりとなった俳優活動のこと、役に関する恋愛観のこと、そしてこれからのこと…今の心境を語ってもらった。
実写化がハマる“リアル王子”映画初出演
映画「兄に愛されすぎて困ってます」は、小学館「Sho-Comi」にて連載中の夜神里奈作・同名少女マンガを、実写映画化。いつも自分のことを第一に想ってくれて、守ってくれるオトナな年上イケメン“兄系イケメンズ”たちが次々と登場する、甘く切なく少しキケンな“愛されすぎラブストーリー”。4月12日(毎週水曜深夜、日本テレビ)よりテレビドラマ版が放送されることも決定している。
告白12連敗中の恋に恋する女子高生・橘せとか役を主演の土屋、実は誰よりも妹想いのヤンキー系ツンデレイケメン兄・橘はるか役を片寄、初恋の相手の“毒舌なセレブ研修医”芹川高嶺役を俳優の千葉雄大。
子犬系の甘いルックス、身長180cmの小顔でスラリとしたスタイル…実写化がハマる“リアル王子”片寄が、初のラブストーリーに挑む。
「なんでこの子なんだろう?」からスタートした企画
― 今作が映画初出演。オファーを受けたときの心境を教えてください。片寄:まず、「俺でいいのかな?」って思いました。ほとんどお芝居の経験がなかったので、それが1番最初の印象です。脚本家さんやプロデューサーさんに、自分がどういう人間か知ってもらうために1度お会いしたんですけど、そのときも同じことを思いましたし、(脚本の)松田(裕子)さんも「なんでこの子なんだろう?」って思ったって話を後から聞きました。
― それが2016年の…?
片寄:4月くらいかな?ドラマもやるってことが決まっていたので、映画とドラマ同時に撮って。リハーサルをクランクイン前に、1ヶ月半くらいやりました。監督やプロデューサーさんが、はるかを理解してから現場に入れるようにって環境を用意してくださったんです。そのとき、「スタッフの方々の気持ちに応えたい。応えるしかない」って気持ちに変わりました。
「無残」なリハーサル…「本当にいい経験」
― 実際、リハーサルはいかがでしたか?片寄:無残でした…。結構見られないくらいダメダメで、ひどかったと思います(笑)。それでも、スタッフの方々は応援してくださって支えてくださって、本当にいい経験をさせていただきました。
― 人気漫画原作というのも、難しいところだったのでは?
片寄:そうですね。でも、非現実的になりすぎないように、というのは気をつけていました。はるかは、すごく不器用で人の心を持っているキャラクターなので、男性に共感してもらえるような人間ぽさが出せたらなと。
― キャラクターに共感はできましたか?
片寄:僕も結構スマートっぽいって言われるんですけど、不器用な方なので共感できました。あと、短気なところも。
― 意外です!
片寄:そうなんですよ、誰も信じてくれないんです(笑)。メンバーは知ってるので、「こいつ不器用だな」って思ってると思います。
― 身近な人にだけ見せる姿が…。はるかはとても一途ですが、恋愛観はいかがでしたか?
片寄:そこもスマートっぽく見られがちなんですけど、それも一緒です。ヤキモチとか嫉妬は愛情の裏返しというか、器用か不器用かで表現が違うだけなので。まあ…せとかは、なかなか大変な妹でしたよ(笑)。世話はかかるし、恋愛下手だし…兄ってはるかみたいな気持ちになるんですかね?
― いや、はるかのような兄はなかなかいないと思います(笑)。
片寄:僕に妹がいないから、色々理想を想像できたのかな?鬱陶しくも「嫌よ嫌よも好きのうち」というか、「こんな兄妹いいな」って関係が描けたらなと思っていました。実際に妹がいないから、面白かったです。
土屋太鳳から刺激、俳優業への意欲
― 土屋太鳳さんの印象は?片寄:同じ年なんですよね。ただ、お芝居の経験は彼女が格段にあるので、最初の本読みで「すごい!」と思ったのをよく覚えています。それは、千葉さんもだったんですけど、1ヶ月半自分がリハーサルしてきたことは「何だったんだろう?」って思うくらい、言葉では言い表せられない凄さを感じました。周りのスタッフさんを含め、一流の方々の中に今足を踏み入れてるんだって、身が引き締まりました。
― 俳優デビューが2014年の「GTO」ということですが、その頃からお芝居はずっと続けていたいと思っていましたか?
片寄:機会があれば、チャンスがあれば、と。今は、とにかく自分の幅を広げたいです。苦労も山盛りにして、色々なことにチャレンジして、自分が本当にやりたいことを見つけられたらと、今回の現場を経験して思いました。「お芝居って面白いな」って思ったし、すごく楽しくて、やりがいも感じていました。
― LDHには、俳優として活躍されている先輩が数多くいらっしゃいますが、何かお話はされましたか?
片寄:撮影期間中、ちょうどドームツアー「HiGH&LOW THE LIVE」をやっていて、その現場でAKIRAさんとか、岩さん(岩田剛典)とかが「どう?」って聞いてくださったりして、少し会話をしました。AKIRAさんは、「GTO」のときに主演している姿を近くで見させていただいていたんですが、改めて今回太鳳ちゃんが主演として引っ張っていく姿を見て、「すごいことなんだな」と思いました。当時とは、自分の立場も違って、現場で感じるものが色々ありました。
夢を叶える秘訣
― 片寄さんが考える「夢を叶える秘訣」やアドバイスを教えてください。片寄:そうですね…かっこいいこと言いそうですけど、いいですか?
― ぜひ!
片寄:ハードル上げちゃった(笑)。自分もまだ夢が叶ったわけではないんですけど、感謝の気持ちを忘れないことだと思います。夢は1人で叶えられるものではないと思いますし、家族や周りの方々が支えて、助けてくださっているからこそ、少しずつ叶っていくものだと思うので、その気持ちだけは絶対に忘れないでいてほしいなと思います。
― 片寄さん自身も、その気持を胸に。
片寄:周りに応援してもらえるかどうかで、状況が変わってくると思うんです。昔、MAKI(=MAKIDAI)さんにも「しんどいときこそ、1番近くの人に気を遣え」「『疲れてないですか?』って声をかけるとか、感謝の気持ちを伝えるとか、しんどいときにこそ大事」って言われたことがあるんですけど、その話を聞いたときに「MAKIさんすごいな」って感じたんです。あんなに風に活躍されている方が、そんなこと言うんだって思って、感動して「俺もそうしよう」って思いました。
― 素敵なメッセージです。ありがとうございました。
(modelpress編集部)
片寄涼太(かたよせ・りょうた)プロフィール
1994年8月29日生まれ、大阪府出身。2010年に行われた「VOCAL BATTLE AUDITION 2 ~夢を持った若者達へ~」への参加をきっかけにGENERATIONS from EXILE TRIBEの候補生に選ばれ、2012年正式メンバーに決定。同年11月21日、シングル「BRAVE IT OUT」でメジャーデビューを果たす。俳優デビューは2014年7月期連続ドラマ「GTO」(関西テレビ)。6月30日公開の映画「兄に愛されすぎて困ってます」が映画初出演。映画「兄に愛されすぎて困ってます」(6月30日公開)
監督:河合勇人脚本:松田裕子
原作:夜神里奈「兄に愛されすぎて困ってます」(小学館「Sho-Comi」連載中)
出演:土屋太鳳、片寄涼太 (GENERATIONS from EXILE TRIBE)、千葉雄大 、草川拓弥(超特急)、杉野遥亮 ほか
ドラマ「兄に愛されすぎて困ってます」
4月12日(水)より、毎週水曜24:59~ 日本テレビにて放送(初回は25:09~)※札幌テレビ、ミヤギテレビ、静岡第一テレビ、中京テレビ、読売テレビ、広島テレビ、福岡放送でも放送。
<ストーリー>
告白12連敗中で全くモテない女子高生・橘せとか(土屋太鳳)は、恋に恋するちょっと恋愛体質な女の子。そんなせとかをずっと見守ってきたのは、ヤンキー系でクールだけど実は誰より妹想いなイケメン兄・橘はるか(片寄涼太)。2人は血がつながっていない兄妹だけど、その事実を知っているのは兄のはるかだけ。
そんな中、せとかの同級生で癒し系ヘタレ男子な国光(杉野遥亮)の兄であり初恋の相手、超毒舌なセレブ研修医・芹川高嶺(千葉雄大)が数年ぶりに現れて、せとかに急接近!
さらに、いつも甘い言葉でせとかをお姫様扱いしてくれる年上の先輩・美丘千秋(草川拓弥)まで現れ、突如訪れた人生初のモテキにせとかは戸惑いを隠せず…!?
【Not Sponsored 記事】