モデルプレスのインタビューに応じた(左から)川口春奈、山崎賢人(C)モデルプレス

川口春奈&山崎賢人コンビが“ふわっと”いい感じ ツッコミ炸裂!?だけど「みんな好きになっちゃう」 モデルプレスインタビュー

2017.02.13 17:00

“ふわっと”――川口春奈山崎賢人(※「崎」は正式には「たつさき」)のインタビュー中に何度か、ふたりの口から出てきた言葉。W主演の映画『一週間フレンズ。』(2月18日公開)で初共演し、人見知りだという川口も「打ち解けるのが早かったです」と振り返るふたりの間には、どこか“ふわっと”心地の良い空気が漂っていた。すっかり息の合ったおしゃべりの中では、川口のツッコミが炸裂!?笑いの絶えないやり取りに、名コンビ誕生の予感。

  
葉月抹茶氏のベストセラーコミックを実写映画化。一週間で友達の記憶を失くしてしまう女子高生・藤宮香織(川口)と、そのクラスメートの長谷祐樹(山崎)が、すれ違いながらも距離を縮めていく青春ラブストーリー。

フラットに、ふわっとね。

祐樹(山崎賢人)の想いは香織(川口春奈)に届くのか…?(C)2017 葉月抹茶/スクウェアエニックス・映画「一週間フレンズ。」製作委員会
記憶障害で心を閉ざしてしまう難役に挑んだ川口は「香織はあるトラウマを抱えて記憶がなくなってしまう役ですが、それを除くと本当にピュアで優しい心を持った女の子です。普通にどこにでもいるような女の子なんだけど、痛みを抱えているという弱さもあるし、共感というよりも、香織の気持ちをわかってあげたい、そう思える役だったと思います」と話す。

そんな香織に「友達になりたい」と想いを伝え続ける天真爛漫な少年・祐樹を演じた山崎は、役どころについて「すごく真っ直ぐで、裏表がなくて、ピュアで、諦めない心を持った、優しい……あれ、箇条書きみたいになっちゃった(笑)。けど間違ってないよね?」と照れ笑い。川口が「間違ってないよ!」とアシストしながら「長谷くんは、心がきれいですよね。なんでも吸収しちゃうというか、よどんでいないというか。それは長谷くんだけじゃなくて、この作品の登場人物全員に共通することだと思います」と付け加えた。

メイキングショット(C)2017 葉月抹茶/スクウェアエニックス・映画「一週間フレンズ。」製作委員会
また、山崎が「役作りをガチガチに固めず、フラットな感じで現場に入らせてもらいました。春奈ちゃんとも今回が初めてだったので、自然と仲良くなりたいという意味でも。祐樹の行動に対して、どういうリアクションが来るんだろう?というのを楽しみにしながらやっていました」と振り返ると、川口も「私もそうでした。あまり考え込みすぎず、作り込みすぎず。今回に限らず、現場に入ってからの感覚を大切にしています」と続け、「フラットに。ふわっとね」(山崎)、「ふわっと」(川口)とうなずく。

お互いの印象は…

共演する前の互いの印象について聞くと、川口が「キラキラ!イケメン!」との即答で笑いを誘いながら「今回はいわゆる“イケメン”の役ではないけれど、キラキラしたお芝居をされている姿が本当に長谷くんにしか見えなくて。山崎さんにしかできない役だと思いましたし、それに自分もすごく助けられて、引き出してもらった部分があるので、役者さんとしてもすごく大好きです」と賛辞を送る。

一方、川口に対して「同い年だけどカッコよさもある、すっきりしたイメージ」を抱いていたという山崎。なぜかといえば「『ヤンキー君とメガネちゃん』(※川口が2010年に出演したドラマ)を見たんだけど、竹刀とか持っていたでしょう?あれがすごく好きだったんだけど、正直、あのイメージが強くて(笑)」と明かし、それを聞いた川口は「ヤンキーのイメージ!?なかなかないなぁ、それ(笑)」とビックリ。山崎は「それで、強くてサッパリしたイメージがあったんですけど、今回はすごく柔らかい」と“振り幅”を目の当たりにし、その中で「過去のトラウマを抱えながらも、祐樹に言われたことをリアルに受け止めて、反応してくれる感じがすごく良いなと思いました」と川口の演技に刺激を受けていた。

「みんな好きになっちゃう」山崎賢人の素顔

撮影の合間では、得意のものまねを披露する山崎に、川口も“変顔”で応戦するなど、まさに“フレンズ”なふたりの関係が作品に彩りを与えている。

特に印象に残ったシーンについて「香織が部屋で日記を見ているとお母さんが来ちゃって…でも見て…っていうシーンは可愛かった。アルバム?日記?どっちだっけ?」という山崎に、川口がすかさず「曖昧じゃん(笑)」と鋭いツッコミを入れ、爆笑が巻き起こる一幕も。「本当にもう、ふわっとしてるなぁ…!」と思わずお姉さん目線になってしまう川口は、“山崎賢人”という人物を「フレンドリーで、隙だらけ(笑)」と表現。「でもそんなところをみんな好きになっちゃうんだと思います。気づいたら周りに人がいる、そんな感じです」と素顔の魅力を紹介し、「朝に弱いでしょ?それもなんか可愛い。眠そうな感じで現場に来る姿にキュンとしていました(笑)」とも打ち明けていた。

人生は一回きり。当たって砕けろ!

香織が一週間で記憶を失ってしまうことを知っても、「友達になってください!」と声をかけ続ける祐樹。太陽のように明るく、前向きな祐樹が香織の心をほどけさせていく過程は、今まさに困難な壁にぶつかっている人の背中を後押しする。

川口は「長谷くんみたいに人を想える心って、すごく素晴らしいなと思います。私もどんな困難な状況であれ、自分が頑張りたいと思えば周りがどう言おうと頑張っちゃうと思うし、当たって砕けろ!で傷ついたとしても後悔はないかなって」といい、山崎も「僕も一緒です。人生は一回きりだから」。その言葉に、川口も「カッコイイね!」と太鼓判を押していた。(modelpress編集部)

映画『一週間フレンズ。』(2017年2月18日公開)

映画『一週間フレンズ。』(2017年2月18日公開)(C)2017 葉月抹茶/スクウェアエニックス・映画「一週間フレンズ。」製作委員会
原作:葉月抹茶「一週間フレンズ。」
主題歌:スキマスイッチ「奏(かなで) for 一週間フレンズ。」
監督:村上正典
脚本:泉澤陽子
出演:川口春奈山崎賢人、松尾太陽、上杉柊平、高橋春織、上杉柊平、古畑星夏、国生さゆり、甲本雅裕、戸次重幸 ほか
<ストーリー>
高校2年生の長谷祐樹は、初めて会った日から惹かれていた同級生・藤宮香織に、思い切って「友達になってください」と声をかける。が、香織は必死で祐樹を拒む。実は彼女には“友達のことを一週間で忘れてしまう”という記憶障害があった。それでも香織のそばにいたいと願い、毎週月曜日、記憶がリセットされるたびに、香織に会いに行く祐樹。2人は交換日記をはじめて、少しずつ距離を縮めていく。そんなある日、香織の過去を知る転入生が現れて―。

川口春奈(かわぐち・はるな)

川口春奈(C)2017 葉月抹茶/スクウェアエニックス・映画「一週間フレンズ。」製作委員会
1995年生まれ、長崎県出身。07年、雑誌「ニコラ」のモデルとしてデビュー。TVドラマ「東京DOGS」(09/CX)で女優デビュー後、「初恋クロニクル」(10/BSフジ)でドラマ初主演。「桜蘭高校ホスト部」(11/TBS)の劇場版(12/韓哲監督)にて、映画でも初主演を果たす。その他主な出演作に、『絶叫学級』(13/佐藤徹也監督)、『ナゾトキネマ マダム・マーマレードの異常な謎~出題編・解答編~』(13/中村義洋、鶴田法男、上田大樹監督)、『好きっていいなよ。』(14/日向朝子監督)、『幕末高校生』(14/李闘士男監督)、『クリーピー 偽りの隣人』(16/黒沢清監督)、『にがくてあまい』(16/草野翔吾監督)などがある。

山崎賢人(やまざき・けんと)

山崎賢人(C)2017 葉月抹茶/スクウェアエニックス・映画「一週間フレンズ。」製作委員会
1994年生まれ、東京都出身。10年、TVドラマ「熱海の捜査官」(EX)で俳優デビュー。11年『管制塔』(11/三木孝浩監督)で映画主演デビュー後、『アナザー Another』(12/古澤健監督)、『L・DK』(14/川村泰祐監督)などに出演。15年、NHK連続テレビ小説「まれ」でお茶の間でブレイクし、同年『ヒロイン失格』(英勉監督)、『orange―オレンジ―』(橋本光二郎監督)で第39回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。16年の出演作に、『オオカミ少女と黒王子』(廣木隆一監督)、TVドラマ「好きな人がいること」(CX)、『四月は君の嘘』(新城毅彦監督)、『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』(ウシロシンジ、横井健司監督)がある。17年に『斉木楠雄のΨ難』(福田雄一監督)、『氷菓』(安里麻里監督)、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(三池崇史監督)、18年に『羊と鋼の森』(橋本光二郎監督)が控えている。

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