<DOBERMAN INFINITY結成3周年インタビューVol.1>緊迫の会議室、KAZUKI加入の決め手、5人初顔合わせ…“1年目”を語る
2017.02.11 18:00
views
KUBO-C、GS、P-CHO、SWAY、KAZUKIからなる5人組ヒップホップユニット・DOBERMAN INFINITYが6月24日、結成3周年を迎える。5月13日、5月14日には、幕張メッセ国際展示場ホールにて3周年特別記念公演「iii -three-」を開催することが決定。モデルプレスでは、デビュー3周年に向け、彼らにインタビューを実施。2014年、2015年、2016年と3回に渡って振り返ってもらったインタビューの中から、今回はVol.1<2014年>をお届け。
目次
デビュー3周年へ
長くHIP HOPシーンで活動してきたKUBO-C、GS、P-CHOという3人のラッパーに、劇団EXILEのメンバーで野替愁平名義で俳優としても活躍するラッパーSWAY、LDH主催のオーディション「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 4 ~夢を持った若者達へ~」のファイナリストであるヴォーカル・KAZUKIが加入し、DOBERMAN INFINITYとして2014年に始動。これまでに、シングルを4枚、配信シングルを2曲、オリジナルアルバムを2枚、ミニアルバムを1枚リリース。現在は、昨年11月にリリースした2ndアルバム「TERMINAL」を引っさげ、初のアリーナツアー「DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2017 “TERMINAL”」を開催中と、精力的に活動している。
2014年のDOBERMAN INFINITY
6月24日:結成8月27日:シングル「INFINITY」配信
11月19日:1stミニアルバム「#PRLG」リリース
当時のインタビュー紹介
<11月>1.DOBERMAN INFINITY、新体制で再スタート 結成から14年…メンバー加入にかけた想い「探してた人物に会えた」
https://mdpr.jp/music/1445358
<12月>
2.新生DOBERMAN INFINITY、EXILE・三代目JSBらと次々コラボ…14年目の“今”に迫る
https://mdpr.jp/music/1451245
デビュー1年目を振り返って/インタビュー
<モデルプレス初インタビューは2014年11月>― (※1のインタビューを見ながら)こちらが、初めてインタビューさせていただいたときの記事です。
P-CHO:これ会場は代々木(第一体育館)でしたっけ?
GS:KAZUKIがまだ前で手を組んでるってことは、それだけ謙虚なときやんな(笑)。
KUBO-C:今とかすごいもんな(笑)。
― 2014年の11月、TGC(東京ガールズコレクション)にご出演した際、バックステージで初めてインタビューさせていただきました。KAZUKIさんがポーズについて、皆さんにアドバイスをもらっていたのをよく覚えています。
KAZUKI:色んな方に言われていましたからね。「もうちょっとあれしてください」「こうしてください」「ポーズがちょっと…」とか…(苦笑)。
KUBO-C:こうやって見てると、思い出しますよね。
P-CHO:懐かしい。まだ「INFINITY」と「99」くらいしかやってなかった時期ですね。
― 5人体制になり再始動したばかりの頃ですね。
KUBO-C:KAZUKIとSWAYに入ってもらって、やるしかないと思ってたときですね。ただ、周りから言ってもらうことも、プラスのことしかなかったですし、楽しみしかなかった気がします。
<再始動当時ファンの反応は?KAZUKI加入の決め手は?>
― ファンの方の反応はいかがでしたか?
GS:本当に色んなメッセージやご意見があったんですけど、1日でも早く、その声が喜びに変わるように、認めてもらえるようにってことだけを考えていました。
― SWAYさんとKAZUKIさんのほかに候補者はいましたか?
GS:最初、僕ら3人(KUBO-C、GS、P-CHO)で話しているときには、女性ボーカルも面白いかなってアイデアが出てました。
KUBO-C:ガラッと変えるためには、面白いことするためには、どうしたらいいのか…。
P-CHO:オーディション(※「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 4 ~夢を持った若者達へ~」)の前だったので。ほかにも、バンド構成ってアイデアがありましたね。
KAZUKI:そうなんですか!?僕、初めて聞きました。
KUBO-C:そうそう。でも、オーディションが始まって、それを見に行くってなったときには、その2つのアイデアはなくなってたけどな。
GS:男性にしようってことになって、元々LDHにいたSWAYには声かけようって固まって。「あと1人ボーカルほしいな」って、オーディションを見せてもらいました。
― オーディションは一次審査からすべてを?
KUBO-C:最初から最後まで全部です。地方も回って。
KAZUKI:最初からいらっしゃいましたよね。
― KAZUKIさんのことは、最初から印象に残っていましたか?
P-CHO:真っ白な服着て、オリジナルソング歌ってた。
GS:髭も生えてて。
P-CHO:「週刊EXILE」(TBS系、毎週月曜日深夜1時28分から)でオーディションの様子が紹介されてて、毎週目立ってた子とか注目の子が数名ピックアップされてたんですよ。KAZUKIは印象に残ってたので、テレビで紹介されてるのを観て「おーいた!」ってなりました。
KUBO-C:やっぱりインパクト強い人が残るので、自分の頭に残ってる人も少ないんです。その中の1人がKAZUKIでした。
― 最終的にKAZUKIさんに決定した経緯は?
GS:最後、KAZUKIとあと3人くらいに絞られてきたんです。会社の方にも相談させていただいて、客観的に「DOBERMANに合ってるのは誰だ?」ってご意見をいただいたんです。そうやって模索しながら、一番理想的な人材はKAZUKIだとなりました。
P-CHO:ファイナリストのオーディションが事務所であって、最後の最後、1人ずつスピーチをしたんですよ。そこで一言意気込みを語ってもらったとき、KAZUKIは「夢を叶えるためなら何でもやります!」って。そのワードも結構大きかったです。
KAZUKI:します!何でもします!
GS:しそうやな~(笑)。
P-CHO:それが本当に俺らにもHIROさんにも刺さったんです。「『何でもやります』って言っちゃうのやばいね」って話をしました。そのときの歌もすごく良くて。確かCOLORの「FIND YOU」やんな?
GS:感情がこもってたな。
<“緊迫の会議室”で加入決定>
― その一言が決め手に。皆さんの中では、ボーカルは1人と決めていたんですか?それとも、6人、7人体制ということも…?
GS:5人体制にしたいっていう思いがあったので、SWAYが加入するって決まった時点であと1人という感覚でした。5人体制にしたいって言うのも、DOBERMAN INC(※DOBERMAN INFINITYの前身)だったときの4人体制のイメージを変えたいってところからなんです。5人になれば、パッと見の印象もかなり違うので、最低が2人で考えていました。
― KAZUKIさんは初めて加入のお話を聞いたとき、いかがでしたか?実はこう思ってた…とか?
KAZUKI:結構聞かれるんですけど(笑)、あのときの言葉に嘘は1つもなかったです。ただ、不安の要素は思った以上にデカかったですね。最終審査でTHE RAMPEGEとして名前が呼ばれなかった時点で、何も分からなくて想像できなくて、その後声を掛けられて別の部屋で加入のお話を聞いたんですけど、整理する時間もなかったので「えーーー!!!」って感じでした。
KUBO-C:発表のときもTHE RAMPAGEの3人は新グループのヴォーカルとして呼ばれて、KAZUKIは「別プロジェクトで」だけやったから(笑)。
KAZUKI:そうなんですよね!会議室に入って知ったので、もしかしたら「LDHの社員です」とか言われるのかな…とか(笑)。
KUBO-C:まあ、想像できひんよな。
― 何を告げられても、「やるぞ!」と言う意気込みで。
KAZUKI:そうですね。あっ「グラビアやってください」とかだとダメですけど…(笑)
一同:(笑)
P-CHO:「もしかしたらソロかも」とか思ったんちゃうん?
KAZUKI:いや、ソロではないと思ってました!
P-CHO:その間ってほんま10分位やったもんな(笑)。会議室で会って、「ずっと見てました」「どうも」って初めて話したな。
― 事前のヒアリングもなく加入がその場で決定。
GS:もう賭けです。人間性もオーディションを通してからしか分からなかったので、本当に合うかどうか心配はしていましたね。結局最後は人間性が大事になってくるので、ファイナリストの中では23歳って大人だったことも、選んだ大きな要因でした。
KAZUKI:絶対やるっていう覚悟はあったんですけど、まさかHIPHOPグループのヴォーカルになれるとは思ってなかったんです。自分の中ではめちゃくちゃ理想だし、大大大先輩と一緒にやらせていただけるなんて、こんなに嬉しいことがあっていいのかと。
<5人の初顔合わせで目標決まる>
― その後、5人での初顔合わせ。
SWAY:KAZUKIが決まって、お三方が「SWAYに合わせたいやつだいるんだよね」って話になって。居酒屋さんかな?
GS:それはKAZUKIの家が遠かったからダメだった気がする。
SWAY:ってことは、表参道の?最初に僕がスタッフさん通して呼ばれて、改めて加入の話をして、「じゃあ早速もう1人呼ぼう」ってなったんですよね。EXILEさんも三代目も、そこから巣立つ縁起の良いお店なんです。
KUBO-C:ちょっとした験担ぎもありつつの…。
SWAY:そこで初対面して、2軒目行ってHIROさんとかにもお祝いしてもらいましたね。ちょうど、P-CHOさんの誕生日も重なったので一緒に。
P-CHO:そうそう。ワインとシャンパンいただいて、みんなとHIROさんと飲んで。覚えてるわ~。
GS:そこで決まったんだよね。俺たちの目標がアリーナツアーって。
― 初対面の印象は?
SWAY:KAZUKIは背筋がピーンっと(笑)。体育会系で「オッス!」って感じで、「いつまでこのピーンは続くんだろう?」って思ってました(笑)。
KAZUKI:いや~…緊張してました。スタッフの方もたくさんいて、そういう場に行くことが初めてだったので、何が正解か分からなかったです。結局何もしゃべれないし、とにかく「はい!」って言っておこうって、返事してました(笑)。
<デビューから3年…KAZUKI初ドームの感想は?>
― そこから3年です。早かったですか?
KUBO-C:早かったですね。
GS:思っていた以上にすんなりグループに馴染めて、そんなに大変じゃなかったんですよ。元からあったようにすぐDOBERMAN INFINITYになれました。
KUBO-C:KAZUKIは結成して2ヶ月くらいでドーム立ったよな。EXILE TRIBEのツアー(※「EXILE TRIBE PERFECT YEAR LIVE TOUR TOWER OF WISH 2014 ~THE REVOLUTION~」)やったな。夏から年末のかけて。
KAZUKI:緊張で、何も覚えてないです…。
SWAY:KAZUKIはステージ衣装を着るのも初めてで、アクセサリーをリースできるんですけど、太いチェーンのネックレスを嬉しそうに付けたのが可愛くてよく覚えています。普通ライブが終わったらその場で外して返すんですけど、KAZUKIはずっとネックレスをしてたんです。そのまま自分のもののようにホテルに帰って(笑)。
KAZUKI:ありましたね(照)。
SWAY:次の日もリハとかからずっと付けてたんです。めっちゃ可愛いな、面白いなって見てました。
KAZUKI:すべてが初めてで…。野球を見に行ってたドームに自分が立ってるっていうのも不思議でしたし。あとのきは、歌わなかったので良かったですけど、何か役目があったらやばかったと思います。
思い出の場所
★「INFINITY」のMV撮影を行った都内某所のスタジオ★デビュー当時によく通っていた焼肉屋
KUBO-C:KAZUKI人生初のMV撮影やんな。プロになって初の記念すべき1本目。
KAZUKI:できれば観たくないですね(笑)。恥ずかしさの塊っすね。
GS:なかなか観ることないよな。
KAZUKI:番組さんとかでチラって流れたやつとかが目に入るってことはあっても、自分で観返すことはないですね。
GS:こっちの焼肉屋は、僕たちの原点ですね。
SWAY:「INFINITY」ができあがる前に、DOBERMAN INCの兄貴たちがいるところに呼んでもらってました。皆さんでまっこり1本空けたりしましたね。
KUBO-C:KAZUKIのオーディションの前やったな。
GS:KUBOちゃんが発見してくれて。ずっと通ってるな。
KUBO-C:前の前に住んでた家の近くで、色々探してるときに見つけたんやな。1番トータルパフォーマンスが良い。
GS:僕らの中ではご馳走。
P-CHO:もうしょっちゅう行ってた。
KUBO-C:俺ら3人とSWAYと「メンバー1人抜けて、そこを埋めたいっす」とか「なんか一緒にやれたら面白くないですか?」とか、ここから始まったな。
GS:きっかけの場。
KAZUKI:僕、皆さんと一緒に行ったことないんです。
SWAY:あれ?1回行ったのって、番組で?
KAZUKI:それだけですね。ちゃんと行けてないんです。何回か皆で行こうってなったんですけど、ダメで結局1人で行きました。
GS:仕切り直し。
KUBO-C:じゃあ、今日行こか!
※Vol.2<2015年>に続く。
(modelpress編集部)
DOBERMAN INFINITY(ドーベルマン・インフィニティ)プロフィール
2014年6月、DOBERMAN INC として活動して来た、KUBO-C、GS 、P-CHOの3人にSWAY 、KAZUKIが新メンバーとして加入。ユニット名をDOBERMAN INCから『DOBERMAN INFINITY』へ改名し、新たなスタートを切った。2017年5月13日、5月14日には、幕張メッセ国際展示場ホールにて3周年特別記念公演「iii -three-」開催をすることが決定。
【Not Sponsored 記事】