SUPER☆GiRLS前島亜美、知的障がいの少女熱演「不安でいっぱいでした」 女優・表現者として目指す先は…
アイドルグループ・SUPER☆GiRLSの前島亜美(19)が出演する舞台『幸福な職場~ここにはしあわせがつまっている~』が26日~29日、世田谷パブリックシアターで上演される。今作で前島が演じるのは知的障がいを持つ少女・吉岡聡美役。ゲネプロ後、モデルプレスのインタビューに応じ、今作への思いやひとりの女優としての目標を語った。
SUPER☆GiRLSのリーダーをつとめると共に、女優として個人活動にもまい進する前島。これまでミュージカル「デスノート The Musical」(八神粧裕役)、舞台「クジラの子らは砂上に歌う」(リコス役)、TBSゴールデンSP「釣り刑事」シリーズ(滝川真里奈役)などに出演。
今作に挑むにあたり、前島が大切にしたのは、聡美が知的障がい者である前に、ひとりの少女であるということ。笑って泣いて、恋をして…まっすぐな心に、周囲が動かされていく。その温かな物語、前島の全身全霊の演技が、これからたくさんの観客の心に“何か”を残していく。
【インタビュー】ひとりの表現者として、目指す先
― ゲネプロを終えて、いよいよ本番です。前島:ゲネプロは本当に緊張しました。舞台経験が他の皆さんと比べると本当に少ないのですが、私は本当に演劇というものが大好きで、この作品も本当に大好きなので、この作品の魅力をちゃんと届けたいという責任感からくる緊張です。不安やマイナスなものは一切なくて、ただ本番が楽しみという気持ちで臨んだゲネプロだったので、自分として得られるものはたくさんありました。本番でもしっかり届けていきたいと思っております。
― 知的障がいを持つ難しい役どころですが、稽古を振り返っていかがでしたか?
前島:今回、中度の知的障がいと自閉症を持っている中学生の女の子の役なのですが、初めて聞いた時はあまりにもボンヤリしているというか、「どういう風にしたらいいんだろう」という漠然なイメージしかなく、不安でいっぱいでした。稽古が始まる前、私だけ事前稽古をきたむらさんに設けていただいたのですが、きたむらさんがこの作品を長く手がける中で、知的障がいを持つ方々に向き合ってきた色々なお話を聞いたり、私自身もモデルとなった方とお会いして。そこで抱いた一番の感想は、「そんなに変わらないんだな」ということでした。知的障がいを抱えていても、その人の人生であることに変わりはないし、今回は「働きたい」という幸せを求めたり、夢があったり、恋をしたり、ひとりの人生として描かれているものがたくさんあるので、そういったところを変に意識せず、お届けできたらと思っています。
― 今、お仕事をしていて一番“しあわせ”を感じる瞬間は?
前島:グループ活動でも個人でも同じように感じるのですが、全ては私たち表舞台に立つ人間だけではなく、本当にたくさんのスタッフの方々が関わっているということ。みんなの想いが固まったものを届けて、それを見た方に何かが届いた瞬間はすごく嬉しいし、幸せだなと感じます。自分を通して、何かを届けられるような表現者になりたいと思います。
― 2017年の目標をお聞かせください。
前島:個人的には今年成人を迎えるので、「ハタチか…!」って思っています(笑)。ひとつの区切りでもありますし、グループもそうですが、こうして個人で本当に素敵な演劇作品に携われるのが嬉しくて、私の夢でもあるので、これからも演劇を通して様々なものを発信できるような人になれるように、頑張っていきたいと思います。
― モデルプレス読者に“夢を叶える秘訣”をアドバイスお願いします。
前島:私はめちゃくちゃ緊張しいで、小心者なので、尊敬している方を目の前にすると全然しゃべれなかったり、チャレンジしたいなと思ってもなかなか勇気が出なかったりして。きっとそういう場面って、皆さんにもあるんじゃないかな?と思います。例えばオーディションに応募することだったり、一歩踏み出すことってめちゃくちゃ勇気がいると思うんですけど、私は何回も「あの時、ああしていればよかった」と後悔してきたので、まずは勇気を振り絞って一歩踏み出してほしいです。私も「もういいや!」と吹っ切って、勇気を出して先輩に話しかけて色々なお話をさせていただくと、得られるものが本当にたくさんありました。この現場でもそうだったので、一歩踏み出すことで得られるものがあるということをお伝えしたいですね。
(modelpress編集部)
舞台『幸福な職場~ここにはしあわせがつまっている~』
公演日時:2017年1月26日(木)~29日(日)劇場:世田谷パブリックシアター
出演:安西慎太郎/松田凌/前島亜美(SUPER☆GiRLS)/谷口賢志/馬渕英里何/中嶋しゅう
<あらすじ>
昭和34年。のちに「世界のホームラン王」になる王貞治がプロ野球人生をスタートさせ、東京オリンピックに向けて新幹線事業が着工された年。ニッポンが高度経済成長期のほんの入口にさしかかった、そんな時代…東京都大田区にある町工場でホントにあったお話をベースに脚色した物語。
大森泰弘(28)は、法科の名門・中央大学法学部を卒業後、父親が病に倒れたため、急遽、通産官僚の道を諦め、「蒲田理化学工業」の専務として働いていた。この工場では、黒板で使うチョークを作っている。先代が倒れたからだとはいえ、突然、若造が自分の上司になることを快く思わない久我省一(38)。製造業には開発部が必要だからと、大森の肝いりで理系学部から引き抜かれたものの、なかなか開発部を設置してくれず、単調な現場作業に飽き飽きしてきた原田亮輔(24)など…工場内には、緊張感とたるんだ空気が共存していた。始業前の整理整頓を任されていた原田だったが「片付けが苦手だから」とうそぶいて、片付けようとしない。その様子を誰も咎めないという雰囲気だった。そんなある日、近所の養護学校の教師/佐々木友枝(32)が訪ねてきた。「来春、うちの学校を卒業する生徒を雇っていただけないでしょうか」。そして、とうとう口を付いたのが「あくまでも職業体験、実習ですよ」という言葉だった。それはつまり、生徒の受け入れを意味していた…。工場で働くことになった精神薄弱者(=現在の知的障害者)吉岡聡美と彼女を取り巻く人々が織りなす人情劇に、「幸せとは…?」「働くとは…?」を優しく問う、心にあたたかい感動ストーリー。
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