“違和感のあるFlower”で2017年幕開け!メンバーも知らなかった藤井萩花の素顔も明らかに… モデルプレスインタビュー
2017.01.11 08:00
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ボーカル鷲尾伶菜、パフォーマー藤井萩花・重留真波・中島美央・佐藤晴美・坂東希からなる6人組ガールズグループ・Flowerが、モデルプレスのインタビューに応じた。新体制となり再スタートを切った2016年は、初のベストアルバムを発表し、2度目の単独ツアー「Flower Theater 2016~THIS IS Flower~」を開催するなど活躍。その勢いのまま突入した2017年、1月11日には年明け第1弾シングルとなる「モノクロ/カラフル」をリリースする。
目次
新章幕開け!
Flower新章幕開け――そんな印象を受ける「モノクロ」は、「グループ史上最もダンサブル」と言っても過言ではない1曲。切ない恋が終わりをむかえ“もう過去は振り返らない”と強い意志を持った女性を体現したパワフルなナンバーで、圧巻のダンスパフォーマンスも見どころ。一方「カラフル」は、女性を包み込むような優しさを持った男性目線の1曲。「モノクロ」とリンクさせて聴けば、新たな情景が浮かんできそうな、表裏一体の2曲となっている。
新曲の制作秘話はもちろん、2017年の意気込み、作品にちなんだ恋愛観など、たっぷりと語ってもらった今回のインタビュー。メンバーの間でも知られていなかった藤井の意外な一面も飛び出し…?Flowerの新たな扉が開く。
年明け第1弾シングルは「衝撃的」
― 「モノクロ」は、「これが新生Flowerです!」と訴えかけるようなインパクトのある楽曲だと感じました。藤井萩花:衝撃的ですよね。過去にカップリングとして発表した「ラッキー7」という曲があって、それも今までのFlowerにはなかった強い楽曲なんですけど、さらに強いイメージの楽曲となりました。シングルで失恋バラードじゃない曲を出すとは想像をしていませんでした。
坂東希:そうですよね。今やっと、馴染んできたなって思います。
中島美央:Flower=失恋ソングでパフォーマンスというのが、世間の方にも印象付いてきたのかなって思っていたので、新しい楽曲に挑戦したい気持ちはずっとありました。このタイミングで、新たなFlowerを見せられると思うと、すごくワクワクします。
― これまでのシングルを振り返ってみると、鷲尾さんの歌声も違う印象を受けました。
鷲尾伶菜:シングルでは、バラードを中心に出させてもらっていたので、A面という形でこういった曲を歌わせていただくのは、挑戦でもありました。ただ、過去のカップリングではミディアムアップからロック調な楽曲まで歌わせてもらっていたので、初めてという感覚は自分の中ではあまりなかったです。今回パフォーマンス付きで皆さんに見ていただく機会が増えるのかなと思うと楽しみです。
“違和感のあるFlower”で新境地
― Music Videoでは、なり激しいパフォーマンスも。撮影はいかがでしたか?
藤井:自分たちでも良い意味で“違和感のあるFlower”をやっている感覚です。振り付けは、ショーン・エバリストさんというBIG BANGの楽曲の振付や、Justin Bieberのツアーなどで活躍されている海外のコレオグラファーにしていただいて、その場で創り上げていったんですけど、それもすごく新鮮でした。この間、この曲のテレビ収録を初めてして、魅せ方も今までとは違うなと思いました。皆さんにも楽しみにしていてほしいです。
中島:みんなと息がちゃんと合わないとバシッて立ち位置に入れない振り付けなんです。息が合うか合わないか、という部分がすごく重要なパフォーマンスになっているので、かなり話し合って挑みました。
佐藤晴美:パズルみたいですよね。
中島:そう!「ここ入るからね」「ここですれ違うからね」って。
藤井:ちょっとでも遅れると、もう無理だもんね。
佐藤:端から端まで、走ったりしてますよね(笑)。
重留真波:今回、伶菜がすごく踊ってるんですよ。いつもはボーカルの立ち位置があって、そこを中心にパファーマーが動くことが多いのですが、今回は伶菜も歌いながら移動して。その移動が、この楽曲の力強さに繋がっています。いい意味でFlowerらしくないし、それが新しい一面になっているなって思います。すべてが新鮮なのですが、「これもFlowerだな」って思ってもらえたらいいなと思います。
男性目線の1曲…鷲尾伶菜「すごく新鮮」
― まさに新境地。一方で、「カラフル」はとても可愛らしい楽曲ですね。佐藤:優しい楽曲に仕上がってます。
鷲尾:「カラフル」は男性目線で、第一人称が「ボク」なんです。歌っていてすごく新鮮ですし、この優しさで女性目線だったら、甘すぎるのかなって。男性目線で、今までにないくらい優しいメロディーっていうバランスがいいなと思います。
中島:強い女性と、すごく優しい男性の比較みたいなものが「モノクロ/カラフル」になっています。
藤井:男性目線は「さよならアリス」以来。男性にも共感してもらえる楽曲になったので、よりたくさんの方に聴いていただきたいなと思っています。
メンバーの恋愛観は?
― リンクした2曲であると。皆さんは、どちらの恋愛観に共感しますか?坂東:私…結構「モノクロ」な感じかもしれないです。ちょっと強気になっちゃうと言うか。だからこそ、そこを解き放ってくれる「カラフル」のような男性が理想だなと思います。
中島:分かる!世の中の男性に、「女子はこういうことを思ってほしいんだよ」ってことを伝えたいです(笑)。
佐藤:恋愛になると、自分の弱みを見せたくない女性が多い気がします(笑)。
藤井:私もどちらかというと「モノクロ」。包み込まれるより自分が守ってあげたいし、お世話したくなる。
― Flowerには、男前女子がいっぱい!
鷲尾:あっ、私は違いますよ(笑)。理想は「モノクロ」で、現実は「カラフル」。「モノクロ」みたいなことを言える女性ってかっこいいし、素敵だなって憧れますけど、「カラフル」の歌詞みたいに思ってくれる人に出逢いたい(笑)。
佐藤:私は逃げだけど…中間です(笑)。
重留:「カラフル」って最初はいいと思いますけど、やっぱり「モノクロ」かな。好きな人に染まるより、染めちゃいたいって願望はあります。今の女性は「モノクロ」に共感する方が多そう。
坂東:女子は強い!
佐藤:きっとこの価値観を足して2で割れたらいいんだろうなって思いますね。
藤井萩花の意外な一面にメンバーも驚き
― そうやって考えると、面白いシングルですね。藤井:カップリングの「人魚姫 ~五重奏~」もぜひ聴いていただきたいです!これまでも「白雪姫」や「熱帯魚の涙」のオーケストラバージョンがあったんですけど、今回は五重奏で、とても叙情的です。それが良くて、ずっと聴いてます。雨の日に聴くと、物思いにふける事ができます(笑)。
中島:雨の日の萩花って、ちょっと危険(笑)。
重留:萩花って基本、部屋の電気つけない人なんですけど、なぜかイルミネーションだけつけたりして、その中で叙情的な曲を聴くんですよ(笑)。「こんなところで暮らしてて、大丈夫!?」って心配になるような雰囲気(笑)。
藤井:「人魚姫」みたいな曲を聴きながら、自分の中で色んなストーリーを作るのが好きなんです。明るいと集中できないから、暗くして、爆音にして、浸っています。
中島:自分じゃなくて、ほかの人?
藤井:重ねて聴くときとか、最初は自分だけど、それじゃ物足りなくなってくるから、「この子、この先どうなるんだろう?」って色んな女の子のストーリーを想像してる。
坂東:萩花さんってライブの構成決めるとき、グッとくる演出をすぐひらめくじゃないですか?そういう日々の訓練があるからなんですね。
鷲尾・藤井・重留・中島・佐藤:訓練(笑)。
― メンバーで想像することもあるんですか?
藤井:あります。性格がそれぞれ違うから、面白いんですよ。
― ちなみに、一番ストーリーを想像しやすいのは…?
藤井:鷲尾です(笑)。
鷲尾:そうだと思いました(笑)。
藤井:あと、のん(坂東)はピュアだからこそ色んな人生経験をしてほしいなって思って。
坂東:そうだったんですか!?
藤井:頭の中でね(笑)。いつか、この想像を形にして、作品にしたいって思っているんです。写真を自分で撮って、曲と合わせてアートにして。ここ1年くらいで、そういう願望も広がりました。
― ぜひ見てみたい!皆さんは、藤井さんがこういう想像をしているって知っていましたか?
鷲尾・重留・中島・佐藤・坂東:(口々に)初めて知りました。
藤井:一緒に車で移動してるときとか、隣でそれ考えているときある(笑)。
鷲尾・重留・中島・佐藤・坂東:えーーー!!!
― 初耳(笑)。それだけ、想像が膨らむ楽曲ということですね。
鷲尾:作詞を担当してくださっている小竹正人さんの作る歌詞は、メロディーの1番悲しいところで、じわじわくる歌詞を持ってくるので、そこが1番の泣きポイントになるんです。重ねすぎない辛さがあって、意外とさっぱりしてるというか。「人魚姫」だと、Bメロがそうです。流れ的には、もっと悲しいワードが入ってそうな場所ですけど、そうじゃなく、レコーディングのときもそれを意識して、1番悲しい歌詞の部分はさっぱり歌ったり、何気ないところを1番悲しそうに歌ったりしました。
藤井:五重奏になると、原曲の「人魚姫」より、もっと壮大で異世界な感じに聴こえるのかなって思っていたのですが、よりリアルになっているのです。現実とリンクしやすいように聴こえるし、だからこそ、自分と重ね合わせやすくなっているのかなと思います。
2017年の意気込みを語る
― この3曲で2017年、新たなスタートを切る皆さんですが、ぜひ今年の目標を教えてください。鷲尾:2016年はたくさんツアーを回らせてもらったり、個々でも色んなプロジェクトが始まったり、E-girlsとしてもFlowerとしても、たくさんの変化があった1年だったので、2017年はそれを一つ一つ大切にして、かたちに変えていきたいな思っています。丁寧に物事に取り組んでいけば、どの仕事にも後悔が残らないようにできるだろうし。夢に向かうために、何をしたらいいのかということを今一度考えて実行できる年にしたいなと思います。
重留:2016年は、E-girlsもFlowerもベストアルバムをリリースすることができたのですが、それが1番大きな節目だったかなって思います。今年は、出したものをより濃くしていきたいですし、それでもっと自分たちを好きになってほしいです。これまでのことを無駄にしないよう、「モノクロ/カラフル」で今までとは違うFlowerを見せていきたいです。
坂東:去年はライブ、ライブ、ライブ…と、1回も立ち止まることがなく、目の前にある課題に向けて必死に取り組んできた1年でした。自分たちがパフォーマンスする意味とか、根本的なことを考えさせられるような…。2017年は「モノクロ」で新しい道を開ける気がするので、さらに新しいことを発信していけるよう、自分からアンテナ張って、1年を過ごしたいなって思います。
中島:Flowerとしても「モノクロ」というテイストの違った曲ができあがったり、E-girlsとしてもアルバムでポップとクールの両方を発信できたり、去年から今年にかけては挑戦的な時期を過ごす事ができたかなと思っています。だからこそ、2017年は新しい自分をもっと見せていきたいです。
藤井:2016年は、E-girlsとしてもFlowerとしてもライブをして、新しいプロジェクトも始まって、初めて挑戦することが色々とありました。個人的には、22歳になって、改めて「20歳越えてるんだ」って実感した年になって、自分の将来についてより考えた1年でした。その中で自分のできること、やっていきたいことを考えて、皆さんのおかげで叶えることができた目標もあって。まだまだ叶えたい夢もありますし、2017年は2016年に吸収したものを自分の力にして、出していける1年になればいいなと思います。
佐藤:今年は、グループ、そして個人、どちらとも、新たなことにチャレンジしていく挑戦の年にしたいです!そして、プライベートもより充実するよう、今しか味わえない事を大切に、1日1日を過ごしていきたいと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
Flowerプロフィール
2010年に結成。翌年「Still」でメジャーデビュー。2015年に現在の6人体制となり新しくスタート。2016年9月14日には初のベストアルバム「THIS IS Flower THIS IS BEST」リリース、10月からは2度目の単独LIVE TOUR「Flower Theater 2016~THIS IS Flower~」を開催。2017年は、1月11日にシングル「モノクロ/カラフル」をリリースする。E-girlsとしても活躍中。
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