劇団EXILE佐藤寛太、女子の憧れ“入江くん”役にプレッシャー 「イタキス」主演で5kg減「これをチャンスにしたい」 モデルプレスインタビュー

「イタキス」初の映画化

2015年1月、半年間の研修期間を経て劇団EXILEに正式加入。デビュー後、初めて出演した作品は舞台「Tomorrow Never Dies ～やってこない明日はない～」（2015年2月～3月）。その後、2015年10月よりシリーズがスタートした「HiGH＆LOW」にてドラマ・映画デビューを果たした。

そして、映画「イタキス」へ。同作は、万年落ちこぼれクラスのおバカ女子高生・相原琴子が超絶イケメンかつ、IQ200の天才・入江直樹に告白しフラれるが、ある事件をきっかけに家族ぐるみの共同生活を始めるというストーリー。勉強は大の苦手、ドジでおバカだけど友達思いのポジティブガール琴子役を新星、美沙玲奈がつとめ、入江と琴子の同級生を山口乃々華（E-girls）、大倉士門、灯敦生が演じる。

すでに、PART2「キャンパス編」（2017年1月）、PART3「プロポーズ編」（2017年春）の公開が決定しており、漫画では発表しなかったプロットも含めて脚本化されている。

クールで笑顔を見せない“入江くん”。端正な顔立ちに181cmの長身、キャスト発表時には役のイメージに「ぴったり」「ハマってる」と反響も呼んだが、実際の彼は「入江直樹とは真反対」だという。その素顔、抜てきの心境、今後のこと…インタビューではたっぷりと語ってもらった。

～佐藤寛太インタビュー～

俳優デビューからもうすぐ2年

来年の1月で加入して丸2年。環境も色々変わったし、最近、一人暮らしも始めたんですよ。前まで寮だったんですけど、ハタチの節目に。部屋も自分で探して、色んな場所を回って決めました。

すごいですよ、僕！50件以上内見しました。「不動産より、そこの地域の物件に詳しい」って不動産の方に言われるくらい（笑）。手続きも自分でして、大人になりました。羽ばたきました。

一人暮らしをするようになってからは、自炊するようになったんです。前は寮母さんがいらっしゃったので、不自由なく食べれたんですけど、1人だとそうはいかなくて。今は、朝は大体シリアルかサンドイッチかお茶漬け。お昼は現場のお弁当とかを食べて、夜は3パターンくらいを繰り返し。カットされた野菜のサラダと、お肉か蕎麦かパスタか。男の料理です。この間なんて、パスタ茹でたのはいいけど、具材がなくてお茶漬けかけて食べました（笑）。和風パスタみたいになって意外に美味しかったです。一人暮らしをするようになって、色んな発見があります。

“入江くん”になるために約5kgのダイエット

「食」はすごく大事にしているんですが、「イタキス」の撮影中は体重を落としたくて、少し食事を抜いていたんです。漫画を読んだときに、入江直樹ってシャープなイメージだったので、とりあえず外見は近づけたいなと。誰が見ても「あっ直樹だ」って思ってもらえるようにと思って、自分の判断で4～5kgほどダイエットしました。

結果、痩せたのは痩せたんです。でも、やっぱり食事抜いて運動もしてたから、案の定、体調を崩してしまい…。やっぱり「食」は、大事だなと実感しました。身体が第一だし、風邪をひいたらダメなんで。

抜てきの喜び、プレッシャー、葛藤

「イタキス」のことはもちろん知っていたので、決まったときは素直に「うわっ」って驚きが大きかったです。少女漫画は昔から好きだったんですけど、まさか自分がその主人公をやる日が来るとは思ってなくて。単純に嬉しかった。だから、主演の作品をやらせていただくプレッシャーより、入江直樹を演じるってプレッシャーのことの方が大きくて、もう役のことで頭がいっぱいでした。

素の僕は、おしゃべりなので、全くキャラクターが違うんです。入江直樹は全く喋らないし、笑わない。色も白いし、IQ200だし、違うところなんか挙げだしたらキリがないです（笑）。どっちかっていうと（ライバル役の）金之助寄りです。笑いを取りに行きたいタイプで、真逆です。当たり前なんですけど、笑ったらNGになってしまうので、撮影でもその葛藤がありました。

「これをチャンスにしたい」

決まったときは、劇団EXILEに入って半年くらいで、歴代の入江直樹の中でも最年少。オーラも足りていないんじゃないかって、経験のない自分への不安も感じていました。アジアで人気の作品だし、日本では過去に2回ドラマ化もされている。絶対に前作のイメージが残っているだろうから、比べるなって方が無理だと思うんです。頭で分かっていても、そこへのプレッシャーはやっぱりあります。

でも、主演ってなかなかできることじゃないし、これがきっかけになればとも思っています。「イタキス」はPart3まで続きますが、ほかにも色んな役をやってみたいんです。仮面ライダーのようなヒーローもの、「脳男」で染谷将太さんが演じていた「明らかにヤバそう」な役とか。これをチャンスにしたいという気持ちが強いです。

佐藤寛太が語った“夢を叶える秘訣”

実は、デビュー前、LDHが主催するオーディションに2度落選した過去を持つ佐藤。2014年「劇団EXILEオーディション」、3度目となるチャレンジで、夢への切符を手にした。

「チャンスって、いつ巡ってくるか分からないものだと思うんです。だから、『あ、ヤバい！準備してない』ってならないように、日頃から常に自分を高めているべきだなと。いざチャンスが巡ってきても、自分がそこで慌てふためくようなことにはなりたくないし、夢を叶えるためには、挑戦し続けるっていう姿勢が必要なんじゃないかなと思います」。

自身の人生を振り返り、語ってくれた“夢を叶える秘訣”。「色んな作品に出たいし、とにかく色んなことを勉強したいんです」と瞳が輝く。その原動力は――？「とにかく好きなんです。動機は、“好き”ってことだけです」。（modelpress編集部）

佐藤寛太（さとう・かんた）プロフィール

1996年6月16日生まれ。福岡県出身。身長181cm。2015年1月、劇団EXILEに正式加入し俳優として活動を開始。劇団EXILEの舞台をはじめ、「HiGH＆LOW」シリーズなどに出演。

映画「イタズラなKiss THE MOVIE～ハイスクール編～」

キャスト：佐藤寛太（劇団EXILE）、美沙玲奈、山口乃々華（E-girls）、大倉士門、灯敦生、石塚英彦、石田ひかり、陣内孝則
原作：多田かおる
監督・脚本：溝口稔

＜ストーリー＞
ある日突然、家族ぐるみの共同生活が始まった！？

高校3年生、万年落ちこぼれクラスのおバカ女子高生・相原琴子(美沙玲奈)は、入学式の時に一目惚れした超絶イケメンかつIQ200の天才・入江直樹(佐藤寛太)へ2年越しの想いを告白。

こっぴどくフラれるが、ある事件をきっかけになんと一つ屋根の下で家族ぐるみの共同生活が始まった！入江と琴子の恋の行方はいかに…？