モデルプレスのインタビューに応じたTAKAHIRO、登坂広臣(C)モデルプレス

EXILE TAKAHIRO&三代目JSB登坂広臣“雨宮兄弟”人気を実感 相思相愛の「2人だから出来ること」 モデルプレスインタビュー

2016.10.06 18:00

総合エンタテインメント・プロジェクト「HiGH&LOW」の劇場版第2弾「HiGH&LOW THE RED RAIN」(10月8日公開)で兄弟役を演じるEXILE TAKAHIRO(31)、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの登坂広臣(29)が、モデルプレスのインタビューに応じた。

  

「HiGH&LOW」“雨宮兄弟”を描く

「HiGH&LOW THE RED RAIN」場面カット(C)2016「HiGH&LOW」製作委員会
映画「HiGH&LOW THE MOVIE」に続き、「HiGH&LOW」の劇場版第2弾である今作は、次男・雅貴(TAKAHIRO)、三男・広斗(登坂)、長男・尊龍(斎藤工)の「雨宮兄弟」がメイン。突如姿を消した長男・尊龍の「もうひとつの顔」、最大の敵・九龍グループの真相に迫っていく物語。

TAKAHIRO、登坂はドラマ版(シーズン1は2015年10月期に放送、シーズン2は2016年4月期に放送)から出演し、長男・斎藤は今作からの参加となる。

「HiGH&LOW THE RED RAIN」場面カット(C)2016「HiGH&LOW」製作委員会
いつも無邪気に弟を笑わせる次男・雅貴(TAKAHIRO)、感情を顔に出すことのない三男・広斗(登坂)。トレードマークの革ジャンを着て、バイクを乗りこなす姿は、シリーズ開始直後よりファンの間で反響を呼び、映画「HiGH&LOW THE MOVIE」公開初日、彼らにスポットを当てた作品の制作が発表された際には、大きな話題を集めた。

「HiGH&LOW THE RED RAIN」では、大掛かりな海外ロケも実施。壮大なスケールの中、これまで深く描かれてこなかった2人と長男の秘密が明かされていく。

“雨宮兄弟”の人気を実感「期待をすごく感じる」

― “雨宮兄弟”は、ドラマ、映画第1弾から熱狂的な人気を集めていますが、ご自身では反響を感じていますか?

TAKAHIRO:自分で言うのもおこがましいんですが、期待していただいているなという熱はすごく感じています。ドラマや「HiGH&LOW THE MOVIE」では、登場シーンもそんなに多くなく謎に包まれた兄弟だったので、皆さん「雨宮兄弟って何者なんだ!?」と感じていると思うんです。それが今回明らかになるので、期待値も上がっている分、いい意味でのプレッシャーも感じながら。僕自身も台本を読んで、「ここはこういうことだったんだ!」という発見もあったので、楽しみにしていてほしいです。

登坂:劇場版第2弾と同時に、長男役の斎藤工さんも発表され、その反響は特に感じました。「期待していただいていたんだな」と改めて思いましたし、いい作品にしたいなという気合いも入りました。「HiGH&LOW THE MOVIE」とは、違う世界観を描きたいという想いもあったので、そこはスタッフの方々と色々相談させていただきながら進めました。

TAKAHIRO:ドラマの頃は、「雨宮兄弟のイメージは死神」と指示がありやってきたので、基本的には表情もなく、冷酷で強い部分を全面に出して演じていたんです。雅貴を演じている僕が言うとあまり説得力がないかもしれませんが……(笑)。今回はそれぞれのキャラクターをどっぷり見せられる仕上がりになっています。ストーリー性もありますし、感情的なシーンも多く出てきます。現場では、結構ふざけていることも多かったんですけど(笑)、大事なシーンのときは、静かに集中していました。

「めちゃくちゃ大変」な海外ロケ…刺激的な現場を振り返る

― 泣ける物語でした。あとは、絵のタッチなど、前作とは全く違うテイストで。

登坂:そうなんです。質感や撮り方、背景など技術的な部分も、前作とはまったく違うんです。海外ロケもさせていただいたので、海外ならではの画作りで壮大なスケールで描かれています。

TAKAHIRO:海外だと、日本のように環境に慣れているわけではないのでスムーズにはいかないことも多く、正直大変でした。雨降らしのシーンでは、機材のトラブルがあったりもして、待ち時間が6、7時間くらいあったり…。

登坂:大変でしたね(笑)。

TAKAHIRO:施設が整っているというわけではなかったので、それが泥臭さとして映画に反映されればいいなと思いながら。そんな中で、感情的な芝居をするという大変さもありましたね。でも大変なのは僕らだけではなくて、工さんや演者の方々、スタッフの方々も全員同じこと。近くで大先輩の俳優の方々の姿勢を見せていただき、学ぶことが本当に多かったです。刺激に溢れた現場でした。

登坂:戦闘サイボーグだった2人の“人間臭さ”が、今作では出ています。感情をむき出しにするシーンは集中して空気作りから現場で考えながらやらせていただいたので、その喜怒哀楽という部分は、注目していただきたいです。

TAKAHIROの溺愛ぶりが炸裂!登坂広臣と相思相愛「2人だから出来ること」

― TAKAHIROさん、登坂さんといえば、公私共に仲が良いことも有名ですよね。特にTAKAHIROさんの溺愛ぶりは…。

TAKAHIRO:それは否めない(笑)。可愛いし、人として魅力的なんです。海外ロケでも公私共に一緒に過ごして役に活かせる絆も深まったし、大変だったけど良い撮影期間を過ごせたと思っています。

― 今回ずっと一緒にいて、発見などはありましたか?

TAKAHIRO:日本で酔っ払った姿とか見ていて全部知っているからな~。違和感が全くなかった。ただ、それをひけらかしているつもりはなかったんですけど、HIROさんがどこから知ってくださったのか、兄弟として配役してくださって。

― 登坂さんから見て、“お兄ちゃん”は?

登坂:昔から本当に可愛がっていただいていたので、「兄弟役で」と聞いたときには特に驚きもなく。EXILE TRIBEが主体となり、様々な俳優の方に出演いただいている「HiGH&LOW」ですが、すべてを見渡しても僕が兄弟役をするなら、TAKAHIROさん以外考えられなかったと思います。もし、ほかのキャスト同士で兄弟役を作るってなっても、いないと思うし、HIROさんも同じように感じていてくださったんだなと。TAKAHIROさんと僕のキャラクターは全然違うし、それが兄弟っぽく見える要因でもあると思うんです。特に形式ばった打ち合わせはなしで撮影をさせていただいたんですけど、それでも自然と兄弟の雰囲気が出せました。この2人だから出来ることだなと思います。

― これ以上ない配役ですね。

TAKAHIRO:兄弟役と聞いたときは、「よく飲みに行ってるのバレてるんだ」と思いました(笑)。

登坂:そうですね(笑)。

TAKAHIRO:HIROさんが「2人、仲良いじゃん」って(笑)。

「すごく肝が座っている」「周りを明るくしてくださった」

― 言わなくてもバレてしまう仲の良さ(笑)。実際、現場で俳優として接したお互いの印象はいかがでしたか?

TAKAHIRO:すごく肝が座っているというか、どんなときでもドシッと構えているイメージがあります。僕は、初の映画で不慣れな現場だし、こう見えて意外と緊張しいなのでそわそわしていたんですけど、登坂がドシッと構えていてくれていたので、自分も落ち着いて臨めました。役では僕が兄貴なんですけど、どちらかというと引っ張ってくれたかなって。安心していられましたし、一言で言うと…頼りました!

登坂:そんな、そんな…全然そんなことないです!

TAKAHIRO:台詞を話しているときの声の出もいいし、アーティストとしてやっていることが活きているんだなとも感じました。すごく刺激をもらいました。

登坂:本当にそんなことないんです…。僕は、現場の空気作りが得意ではないので、その部分でTAKAHIROさんにとても助けていただきました。スタッフの方々も含め、周りを明るくしてくださったのはTAKAHIROさんだし、逆に緊張感のあるシーンはビシっと締めてくださいました。

TAKAHIRO:おちゃらけているときとまじめなときの振り幅。

登坂:いやいや(笑)!空気作りを率先してやってくださったので、すごい頼っていました。ア-ティスとして共演させていただいたことはありましたが、自分たちの本業ではない役者の部分でこうやって共演させていただくことは初めてだったので、最初は「照れくさいかな?」と思っていたんですけど、全くそんなこともなく。やっぱりTAKAHIROさんとだから、出来たことだなと思っています。

TAKAHIRO:多分照れるだろうなって、僕も思っていました。でも、全然大丈夫だった。以前に一緒にCMをやったときは、結構照れたよね?でも今回はそれがなくなっていて、お互い茨の道を歩んできたんだなと(笑)。

登坂:(笑)。僕が三代目としてデビューしてすぐの頃だったから、CM自体がドッキリかと思っていたくらい(笑)。当日まで疑っていて、現場に着いてから「ドッキリじゃない!」って確信したという(笑)。でも、撮影が始まったら、照れちゃって…(笑)。大先輩との共演だし、初のCMだし緊張していました。

TAKAHIRO:あのCMがあったから、良かったよね。今回、最初のシーンまではドキドキしていたけど、始まったら「あれ?大丈夫だ。『HiGH&LOW』いける!」って。

登坂広臣からTAKAHIROに“1つだけお願い”

― お2人の歴史の深さを感じました。もし、登坂さんから、TAKAHIROさんに「ここは直してほしい」と1つお願いするとしたら?

TAKAHIRO:(即答で)ないと思いますよ。あるわけがない。

登坂:(爆笑)。…車内でおならをするところですね(笑)。広い場所ならいいんですけど、2人で移動している車の中はちょっと…。

TAKAHIRO:密室だからするっていうのもあるよね。

登坂:(爆笑)。でも、本当にそのくらいです。自分にないものを持っている方なので。

― やっぱり仲良し(笑)。では、最後になりますが、今作の見どころとメッセージをお願いします!

TAKAHIRO:「HiGH&LOW」プロジェクトが始まって、色々な物語が続いていく中で、まさかこんなにも早く“雨宮兄弟”がメインの作品が実現するとは思っていなかったので、とても光栄な気持ちです。一方で、期待に応えられるかなという不安がありますが、ドラマから創り上げてきた“阿吽の呼吸”のようなものを観ていただければと思います。

登坂:僕も第2弾が“雨宮兄弟”の物語だと聞いたときは驚いたんですが、第1弾の壮大なスケールと迫力に負けないように頑張りました。TAKAHIROさんとは、普段通りやれば良いものが出来る、ということをお互い分かっていたので、それを映像を通して感じていただきたいです。

― ありがとうございました。

「HiGH&LOW THE RED RAIN」で魅せる新たな一面

「HiGH&LOW THE RED RAIN」場面カット(C)2016「HiGH&LOW」製作委員会
「自然体で出来た」「肩肘張らずにいられた」と、お互いを心から信じて挑んだ2人の関係性は“雨宮兄弟”そのもの。クールな弟を明るい兄が可愛がる…「キャラクターは自然に出来上がっていった」(TAKAHIRO)と語るように、素の自分たちを役に映し出していったのだろう。

「HiGH&LOW THE RED RAIN」では、謎に包まれていた兄弟の秘密が次々と描かれていく。“俳優”として魅せる新たな一面と、“雨宮兄弟”の真実をその目で確かめてほしい。(modelpress編集部)

TAKAHIRO(タカヒロ)プロフィール

生年月日:1984年12月8日
出身地:長崎県
血液型:O型

EXILEヴォーカル。2013年からはEXILE TAKAHIRO名義で、シングルをリリースするなどソロとしても活躍。さらに、2014年、日本テレビ系ドラマ「戦力外捜査官」で俳優としての活動を開始。2015年日本テレビ系「ワイルド・ヒーローズ」では、初の主役を務めた。EXILE 15周年の軌跡を収録したベスト・アルバム『EXTREME BEST』 が好評発売中。

登坂広臣(トサカ・ヒロオミ)プロフィール

生年月日:1987年3月12日
出身地:東京都
血液型:A型

三代目J Soul Brothersのヴォーカル。2014年には初出演&初主演を務めた「ホットロード」で映画デビュー。同作で、第38回日本アカデミー賞、第69回毎日映画コンクール、第39回報知映画賞、第24回日本映画批評家大賞などの各新人俳優賞を獲得。11月11日から、三代目J Soul Brothers全国ドームツアー「三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2016 “METROPOLIZ”」を開催。

映画「HiGH&LOW THE RED RAIN」

「HiGH&LOW THE RED RAIN」(C)2016「HiGH&LOW」製作委員会
企画プロデュース:EXILE HIRO
監督:山口雄大
脚本:松田裕子、牧野圭祐、平沼紀久、渡辺啓
キャスト:TAKAHIRO登坂広臣/斎藤工ほか


いつも無邪気に弟を笑わせる兄・雨宮雅貴(TAKAHIRO)、感情を顔に出すことのない弟・雨宮広斗(登坂広臣)。対照的なふたりだが、目に見えぬ絆で結ばれていた。彼らには心の底から尊敬する長兄・雨宮尊龍(斎藤工)がいる。幼い頃に両親を亡くした三兄弟の絆は固く、尊龍は弟たちに「拳は、大事なもんを守るために使え」と言い聞かせていた。

しかし1年前、尊龍はふたりの前から突如姿を消してしまう。それから弟たちは兄の行方を探し続けていた。

ふたたび巡ってきた両親の命日。尊龍が現れることを期待し、雅貴と広斗は家族の墓を訪れる。だが、そこに現れたのは兄の行方の手がかりを持つ謎の少女・成瀬愛華(吉本実憂)だった。

なぜ尊龍は、雅貴と広斗を残して姿を消したのか?尊龍の行方を追って次々と真実が紐解かれるとき、雨宮兄弟の過去に隠された秘密が明らかとなる。そして三兄弟のたどる運命とは――。
【Not Sponsored 記事】

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