おのののか“トレードマーク”に対する本音「戸惑いを感じた時期もあった」「バラエティに臨むスイッチ」――芸能活動4年を回顧(C)モデルプレス

おのののか“トレードマーク”に対する本音「戸惑いを感じた時期もあった」「バラエティに臨むスイッチ」――芸能活動4年を回顧

2016.07.17 21:00

日本テレビ系連続ドラマ『そして、誰もいなくなった』(毎週日曜 後10:30 ※初回のみ後10:00より30分拡大)にレギュラー出演する、おのののか(24)。バラエティタレントやグラビアモデルといったイメージの強い彼女だが、2014年に『ホワイト・ラボ~警視庁特別科学捜査班~』(TBS系)で女優デビュー、その後も映画『呪怨‐ザ・ファイナル‐』(2015年)では物語のカギを握る重要な役どころを演じ、最近ではNHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』にも出演するなど、コンスタントに役者の仕事を行っている。モデルプレスは様々なフィールドで活躍する彼女にインタビューを実施。ドラマや演技のこと、さらにデビュー当時や自身の成長について、そして“トレードマーク”に対する本音も語ってもらった。

  

「すごく優しかった」藤原竜也さん、現場でのエピソードは?

モデルプレスのインタビューに応じた、おのののか(C)モデルプレス
― 『そして、誰もいなくなった』が記念すべきドラマ初レギュラーの作品になりました。同ドラマは、容姿端麗、頭脳明晰、家族や友人、恋人にも恵まれ、順風満帆な人生を送っていた藤堂新一(藤原竜也)の人生がある日、突如現れた偽者に丸ごと乗っ取られ、“最高に最悪な”ドン底へ落ちていく、完全オリジナル脚本の本格サスペンス作品。オファーを受けた時はどんなお気持ちでしたか?

おの:今までレギュラーでドラマに出たことはなかったですし、少しずつお芝居が楽しくなってきていたので、率直に嬉しかったです。私が演じるのは主人公、藤堂新一の母親、万紀子さん(黒木瞳)が住む介護マンションに常勤しているヘルパー、西野弥生。優しくておっとりしているけど、勘は鋭いっていうキャラクターです。ドラマは誰が善で誰が悪か、誰にもわからないストーリー展開なので、監督からは「台本を読んで思ったまま演じればいいよ」と言われていて、それを意識しています。

― 主演の藤原竜也さん、共演するシーンの多い黒木瞳さんとは何かお話されましたか?

おの:藤原さんは本当に気さくな方。優しくしてくださるのでとても助けられています。黒木さんは一番共演するシーンが多いものの、話しかけられることはないかなって思っていたんですけど、私の出ていた番組を「見たよ」とか、「ののって響き可愛いよね」とか(笑)いろいろと話しかけてくださいました。

演技では“おのののか”のイメージから脱却したい!

― 女優として初めて出演したのが『ホワイト・ラボ~警視庁特別科学捜査班~』。そこから約2年の月日が経ちましたが、演技のお仕事には慣れてきましたか?

おの:まだ全然やっているうちに入っていないと思っていて…。本当にわからないことだらけ…。でもセリフは何度も何度も繰り返し練習しています。相手との掛け合いの時は、相手の言葉を携帯で録音して、自分が喋るところは空けてからまた相手の言葉を録音してっていうのを作って、一人で聞きながら自分が話し始める感覚も掴むようにしています。もう本当に必死です(苦笑い)。ドラマはもともと好きでしたが、いざ自分が演じるとなると見方も変わって、普通に歩くシーンだったり、話している時の手の位置だったり、意外とそういう何気ない仕草が現場でわからなくなるので、意識して見るようになりました。

― 女優としても活躍する菜々緒さんに憧れて、現在の事務所に所属したそうですね。

おの:はい。まだ“おのののか”のイメージに近い役をいただくことが多いですが、菜々緒さんのように違った一面を見せられるような、それこそ悪女とか、そういう喜怒哀楽が激しい役もやれたらいいなって思います。でもお芝居のお仕事以外を疎かにしたくないとも思っていて、撮影期間中はどうしてもバラエティのお仕事が減ってしまいますが、その時は逆にバラエティに出ることが新鮮で、よりいっそう楽しいなって思えるんです。少ないからこそいつもより頑張ろうって気合いが入ります。

“トレードマーク”はバラエティへのスイッチ!約4年の芸能活動を回顧

― 芸能活動を開始して約4年、当初からバラエティ番組などでは物怖じしない性格が印象的ですが、振り返ってみていかがですか?

おの:全然そんなことない…最初の頃はテレビで見ていた人たちが話している中にポンっていきなり入って、もちろん視聴者の方も共演している方も私のことを全然知らないので、何を話せばいいのか、どのタイミングで話せばいいのか、本当にわからなくて、その場にいることが怖かったです。でもそれから一緒にお仕事をする方が増えて、何度もご一緒させていただくうちに、少しずつ自然に言葉が出るようになっていきました。今ではロケが本当に楽しくて、旅が好きなので、旅番組とかもっとしたいです!お酒を飲みながらみんなで楽しく話すんです(笑)。

あと毎日お団子(ヘア)にするのに戸惑いを感じた時期もありました!(笑)最近は「まぁいっか」と思うようになりましたけど。それにドラマやファッションショー、グラビアとかでは髪を下ろせるので、そういう意味でも良いバランスが取れていて、今ではお団子がバラエティに臨むスイッチのような役割になっていますね(笑)。このお仕事はできる限り、ずっと続けていきたいです。

(modelpress編集部)

おのののか(Ono・Nonoka)プロフィール

生年月日:1991年12月13日/出身地:東京都/血液型:A型/身長:169cm/サイズ:B83 W59 H85

過去、東京ドームでビール売り子のアルバイトをしており、売り子販売の最高売上数を記録。その後2013年にグラビアイドルとしてデビューすると、たちまち人気を博しグラビア界を席巻。現在では、数多くのバラエティ番組にも出演し、明るい笑顔と軽快なトークで人気を集めている。

第1話あらすじ

藤堂新一(藤原竜也)は、ネット上に拡散した画像などのデータを消去することができる画期的なソフト「ミス・イレイズ」を開発した優秀な研究者だ。結婚を決めた恋人・倉元早苗(二階堂ふみ)を母・万紀子(黒木瞳)に紹介し終えたばかりで、すべてが順風満帆だった――。そんなある日、会社から突然「お前は藤堂新一を名乗って潜り込んだ偽物ではないか?」とあらぬ疑いをかけられる。

会社では、国民一人一人に割り振られた13桁の“パーソナル・ナンバー”の登録が義務付けられており、そのナンバーの持ち主が数日前、婦女暴行事件で逮捕された同姓同名の男・藤堂新一という全く赤の他人のものだと告げられ、新一は身元不明の存在として自宅謹慎を命じられてしまう。総務省に勤める大学時代の友人・小山内保(玉山鉄二)に相談した新一は、自分の存在を証明できるデータがどこにも存在しないことを知らされる。

この不可解な事件の手がかりを探すため、大学時代を過ごした場所であり、ニセ「新一」が拘束されているという新潟へ向かった新一は、友人の長崎はるか(ミムラ)、斉藤博史(今野浩喜)らの協力で、自分がパーソナル・ナンバーを乗っ取られる「なりすまし」の被害にあっているのだと知る。そして新一は自ら開発した「ミス・イレイズ」でニセの「新一」の本名とデータを、ネット上で探し当てることに成功。

自分がなりすましの被害にあっているという動かぬ証拠を手に入れた新一は、新潟を後にし、バーテンダー日下瑛治(伊野尾慧)が経営する行きつけのバーで小山内と祝杯をあげる。だが、この先にはまだまだ恐ろしい事態が彼を待ち受けていることを誰も知る由も無かった――。

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