chayが気づいた“幸せ”―崖っぷちも経験、負けず嫌いな性格「不可能が可能になる瞬間があった」
約半年ぶりの新曲『それでしあわせ』を5月25日にリリースしたchay(25)。専属モデルを務める『CanCam』では最新(7月)号で表紙を飾るなど、同誌を代表する一人になるまで成長した。ブレイクのきっかけの一つでもある「テラスハウス」からすでに2年の月日が流れ、彼女自身もようやく自分のペースを掴んできたよう。その中で生まれたのが今作。一人の女性としてひと回り大きくなった“chay”がいま思うこととは―――?
“幸せ”をテーマに作詞
8thシングル『それでしあわせ』は“幸せ”をテーマにしたポジティブソングで、フジテレビ系ドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』(毎週木曜 後10:00)の主題歌。これまで等身大の恋愛をテーマにした楽曲を書くことが多かった彼女が、今作では“幸せ”という壮大なテーマに挑戦した。「今回の詞を書くにあたって、まずドラマの原作と台本を読ませていただき、自分の思いを綴る他に、結婚した友だちや出産した友だち、はたまた夢を追い続けている友だち、仕事にがむしゃらに向かっている友だちに会って『何に幸せを感じる?』と聞く会を開きました。それは私自身、幸せの価値観は、月日を重ねていくと共に、いろいろな経験、たくさんの人との出会いを通して変わっていくものだと思ったからです。環境の違う友だちから話を聞く中で、共通していたのは“些細なこと”に幸せを感じているということ。子どもが笑っただけで幸せとか、上司に褒められて幸せとか。また、ドラマのタイトルには“結婚”という言葉が入っていますが、“幸せ=結婚”だけにフィーチャーしないよう、男女、年齢問わず響くような歌にしようと心がけました」。
“幸せ”への変化
「些細なことに幸せを感じる」というのは、デビューして以降、めまぐるしい生活を送ってきた彼女の“今”の心境とも重なった。「数年前までは夢をがむしゃらに追う日々だったので、夢を叶えることだけが幸せだと思っていました。がむしゃらが故に、余裕もなくて視野も狭くて…“幸せ”って大きなものとして捉えていたので、気づけないこともとても多かったです。でも最近は、色々な人と出会って色々なことを経験して、どんどん“幸せ”に対する考え方や価値観が変わってきました。今まで当たり前だと思っていた何気ない瞬間や、プライスレスなものに対して“幸せ”って思えるようになりました。例えば愛犬の小次郎くん(トイプードル)が、どんなに疲れて帰ってきても、どんなに悲しいことや悔しいことがあっても、いつも変わらず出迎えてくれることが本当に幸せ。その愛くるしい姿を見ているだけで『小次郎がいればもうこれだけでいい~』ってなります(笑)」。今だから書けた歌詞
昨年は月9ドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』の主題歌を担当。『あなたに恋をしてみました』は結婚式でも使われる彼女の代表曲となった。さかのぼれば「テラスハウス」にレギュラー出演し、立て続けに『CanCam』の専属モデルに抜てき、そして月9の主題歌…デビュー時からシンデレラストーリーを歩んできたように見えるが、はじめはCDも売れず、鳴かず飛ばずの日々…まさに“崖っぷち”まで追い込まれていた。「マイナス思考な部分もあるので(笑)悩みは今でも尽きないですが、『テラスハウス』に出演している頃なんて特に目の前のことに必死で、些細なことに幸せを感じる余裕がなかったです。今作の歌詞にある“空が青ければ それでしあわせ”は今だからこそ書けた詞だと思います」。chayの結婚観
今作ではあえて“結婚”を全面に押し出さなかったが、彼女自身「結婚に興味はあります」と微笑む。「今はとにかく歌っていることが幸せなので、あまり結婚というものに真剣に向き合ったことはないです。でも結婚しても歌っていたい。そこはブレないので、それを応援してくれる人と結婚できたらいいなって思います」と願望を明かした。結婚を経ればそれまで思いつかなかった表現も生まれるかもしれない。「歌詞を書く時はその瞬間を大切にしています。例えば『nineteen』という曲は、18歳でも20歳でもなくて、19歳の時にしか書けなかった曲です。今回も“幸せ”に対して価値観が変わってきたタイミングでこの曲を書くことができたのは一つの奇跡。結婚、夫婦、子ども、家族、自分がその時にいる状況はきっと曲に反映されていくので、そういう意味では結婚もとても楽しみです」。夢を叶える秘訣
もともと華やかな見た目からは想像もできないほど「負けず嫌い」な彼女。チャンスを確実に掴み、どん底から這い上がってきた。そのルーツの一つにギターがあり、それは夢を叶える秘訣にも通ずるという。「よくファンの方にも『ギターってどうやったら上手くなるんですか?』って聞かれるんですけど、ギターって本当に弾き続けることが大事で、できなくてもとにかく触ってとにかくやり続けることが必要なんです。ギターを始めた頃は何もわからなくて。通っていた塾では『今日までにこれを弾けるようにならないと帰れない』とか『明日までにこれを弾けるようにしないと怒られる』とか思う事がありました。でも諦めずに何回も同じフレーズを弾き続けていると、ある時、ふと簡単に弾ける時があって、不可能が可能になる瞬間があったんです。指が痛くなって、何時間、何百回もやっているので本当に辛いんですけど、それを乗り越えた先に達成感とか喜びが待っているんです。努力って如実に結果に表れるので、ありきたりかもしれませんが、やっぱり諦めずに続けることは大切だと思います」。(modelpress編集部)
chay(チャイ)プロフィール
1990年10月23日生まれ、東京都出身。幼少の頃から歌手を目指し、小学生の頃から曲を作り始める。大学に入学すると、路上ライブを重ねるなど、本格的に音楽活動を開始。2012年10月『はじめての気持ち』でCDデビュー。現在は、女性ファッション誌『CanCam』の専属モデルとしても活動する。http://chay.jp/もっと詳しくみる
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