悪役演技が話題!劇団EXILE鈴木伸之「自分を消して」挑んだ新境地…イメージの裏側を探る モデルプレスインタビュー
劇団EXILEの鈴木伸之(23)が、モデルプレスのインタビューに応じた。2014年、連続ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」(TBS系)で演じたヒール役が話題となり、一気に知名度を上げた鈴木は、連続ドラマ「水球ヤンキース」(2014年7月期、フジテレビ系)、大河ドラマ「花燃ゆ」(2015年)、映画「ストレイヤーズ・クロニクル」(2015年)など、数々の話題作に出演。5月28日には、出演映画「オオカミ少女と黒王子」が公開と、爽やかなルックスと舞台から学んだ演技力で、幅広く活躍している。今回演じるのは、学年で1、2を争うモテ男。少女漫画原作の恋愛映画に初めて挑む。
歌手志望から俳優の道へ…“悪役”好演で知名度アップ「心は痛んでる」
元々、歌手志望だった鈴木は2010年、LDH主催の「VOCAL BATTLE AUDITION 2」に参加。結果は、2次審査で落選。しかし、同年行われた「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し、劇団EXILEのメンバーになった。最近は「ルーズヴェルト・ゲーム」「水球ヤンキース」と“悪役”的な役柄が続いていたが、今回もまた“裏のある”役どころ。「いじわるな役、続きましたね。役柄のイメージを強く持たれている方も多いかもしれません。台詞で嫌なこというから、心は痛んでいます…(笑)」と語るときの笑顔は、役柄のイメージとは真逆でチャーミング。今後さらなる活躍が期待される若手俳優のひとり“鈴木伸之”の素顔とは一体…?
二階堂ふみと渋谷デート「なかなかできる経験じゃない」
― 少女漫画原作の恋愛映画は初めてということですが、撮影の感想を教えてください。鈴木:緊張もあったんですが、楽しくやらせていただきました。男っぽい役柄が多かったので、前髪を下ろすなど自分的にも新鮮でした。あとは、原作のある役なので、漫画、アニメ、台本を見て、どうやって作っていこうかなって考えました。実写化したときに大げさになり過ぎないように、自然にっていうのは、廣木(隆一)監督と相談させていただきました。
― 同世代が多い現場だったかと思いますが、雰囲気はいかがでしたか?
鈴木:山崎くんとは「水球ヤンキース」以来、2度目の共演で、待ち時間に2人で歌ってました。あと、二階堂さんとは初共演だったのですが、フランクに話していました。よく1人で行きつけのバーに飲みに行くみたいで、その話を聞いたり。
― 一緒に歌を!仲良し!
鈴木:僕は秦基博さんとか歌って、山崎くんはバンド系とか。それから、お互いの台詞とか言い合って、笑ったりもしていましたね。同世代ばかりで楽しい現場だけど、みなさん若いときからお仕事をされている方ばかりだったので、締めるところはしっかり締まった現場ですごく好きでした。
― 撮影で、1番印象に残っているエピソードは何ですか?
鈴木:クランクインしたばかりの頃、二階堂さんと渋谷のキャットストリートでデートするというシーンがあったんですが、それはすごく印象に残っています。ほぼ初めましての状態でしたが、二階堂さんはオンとオフがしっかりしているので、本当にデートしているようなシーンが撮れました。あんな街中をデート、しかも二階堂さんとなんて、なかなかできる経験じゃないので(笑)。
学校のモテ男役!「共感はできない」
― なるほど(笑)。恋愛作品ならではの疑似体験ですね。役柄的には、「ルーズヴェルト・ゲーム」「水球ヤンキース」に続いて“悪役”というか…とても強烈な個性がありますよね。鈴木:確かにそうですね(笑)。すごくモテるという設定だし、山崎くんが演じる恭也を利用するずる賢いところとか、共感はできないですけど、漫画には「こういうやついる!」ってタイプのキャラクターだと思います。「こんなこと言わないよな」っていうような台詞も、役になりきって自分を消して心から言ってみました。
― やはり、共感できる役柄ではないと。
鈴木:友達の気に入っている子にちょっかい出すとか、望の恋愛観も分からなかったです。僕は友情を選ぶタイプだし、誰かが気になってるって聞いた時点でなしになります。
― でも、モテるところには共感できたんじゃ…?
鈴木:いやいや、あんなにモテたことないです!バレンタインとかも、15歳のときお道具箱の中にチョコが入ってて、とても嬉しくて「手紙の返事どうやってしよう」「ホワイトデー何返そう」とか色々考えてたら、実は友達のいたずらだったいう切ないエピソードとかしかないです…(悲)。
転機は2年前
― 昨年は「花燃ゆ」で大河ドラマに初出演されるなど、さらに活躍の幅が広がった印象ですが、自分で考える俳優としての転機はいつですか?鈴木:2年くらい前に2本のCMに出演させていただいたんですが、それは大きかったなと思います。そのあとから、色んなことをやってみたいって思うようになりました。「ルーズヴェルト・ゲーム」とかもそうです。あの作品は元々違う役でオーディションを受けたんですが、結果的に如月役になったんです。それでも、やってみたいって。そこから関係者の方にも見てもらえるようになったので、転機は21歳くらいのときですね。
― 最初は、歌手を目指していたんですよね?
鈴木:そうですね。歌を歌いたいと思ったのが始まりでした。
― そこから、俳優の楽しさに気がついたのも、21歳の頃ですか?
鈴木:それはもう少し前です。1番最初に出演した舞台が2010年だったんですけど、台詞は一言しかなくて。でも、演出家とかメイクさんとか大道具さんとか、全員でひとつのものを作り上げた達成感に感動して、この仕事っていいなって思いました。18歳くらいの頃かな?正直、最初は怒られてばっかりでつまんないなと思っていましたし、お芝居なんてって鼻で笑っているようなタイプだったんですけど、パズルみたいに全員が集まって完成する感覚がすごいなって素直に思えたんです。そこからは、俳優として世間の人に認知されるように、一生懸命頑張っていこうと覚悟が決まりました。
― なるほど。今後の目標や夢、挑戦してみたい役柄はありますか?
鈴木:命に携わる題材のものにチャレンジしてみたいです。レスキューのような人命救助系とか戦争ものとか。ドラマや映画って作り物の世界だけど、その中でも本当のものを伝えられる気がして。あと、夢は自分が映画やドラマの主役をやって、LDHのアーティストの方に主題歌を歌ってもらうことです。偶然そうなったと言えるくらい、個々が確立しているようになれればと思います。
夢を叶える秘訣
― では、最後になりますが、そんな鈴木さんが考える「夢を叶える秘訣」を教えてください。鈴木:僕は17歳のときに歌のオーディションに落ちてしまったんですけど、たまたま声をかけていただいて、今に繋がっています。歌ではなく役者という全く違う分野ではありますが、可能性にかけました。目の前のことを一生懸命やっていれば、全部繋がっていくと思うので、“今”頑張るということが大事だと思います。
― ありがとうございました。
真っ直ぐな強さ
まっすぐで男気のある人。“今っぽい”ルックスとは裏腹に、とても古風なタイプに思えた。最初から最後まで礼儀正しく、謙虚。それを本人に伝えると「全然そんなことないですよ」と笑顔を浮かべる。“当たり前”にそれができるということは強い。真っ直ぐなその姿勢は、彼をまだまだ上に羽ばたかせていく。(modelpress編集部)
鈴木伸之 プロフィール
生年月日:1992年10月14日出身:神奈川県
身長:185cm
血液型:AB型
2010年、「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し俳優として活動を開始。同年、舞台「ろくでなしBLUES」でデビュー。近年の主な出演作は、ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」(2014年、TBS系)、「水球ヤンキース」(2014年、フジテレビ系)、大河ドラマ「花燃ゆ」(2015年)、映画「ストレイヤーズ・クロニクル」(2015年)など。現在放送中の「HiGH&LOW Season2」(日本テレビ系)に出演。ほか、映画「オオカミ少女と黒王子」、「ROAD TO HiGH&LOW」、「HiGH&LOW THE MOVIE」の公開が控える。
映画『オオカミ少女と黒王子』
キャスト:二階堂ふみ 山崎賢人/鈴木伸之 門脇麦 横浜流星 池田エライザ 玉城ティナ 吉沢亮/菜々緒原作:八田鮎子作「オオカミ少女と黒王子」(集英社「別冊マーガレット」連載)
監督:廣木隆一
脚本:まなべゆきこ
高校に入学したばかりの篠原エリカ(二階堂)は、恋愛経験ゼロなのに彼氏とのラブ話を語る“オオカミ少女”。彼氏がいないのでは?と友達に疑われ、街で見かけたイケメンを盗撮し、自分の彼氏として写真を友達に見せてその場をしのごうとする。
ところが、その彼は同じ学校に通う佐田恭也(山崎)だった事が判明。イケメン同級生・佐田に事情を打ち明け、彼氏のフリをすることを承諾してもらえるエリカ。だが実は彼、見た目は王子だが中身は超ドSの“黒王子“だった!契約彼氏の条件は、恭也への“絶対服従”!ウソから始まる恋の行方は?
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