有村架純、もしも時間を戻せるなら…後悔がチラリ?<インタビュー>
女優の有村架純(23)がインタビューに応じた。漫画家・三部けいによる、映像化オファーが50件以上殺到したミステリーコミックを実写映画化した「僕だけがいない街」(3月19日公開)でヒロイン役を演じた彼女は、作品にまつわるエピソードや主演の藤原竜也の印象を語った。
有村架純が語る作品の魅力
― 「マンガ大賞」3年連続ノミネート、「このマンガがすごい!」3年連続ランクインをはじめ話題になっている原作ですが、原作は知っていましたか?また、出演が決まったときの感想を聞かせてください。有村:出演が決まってから原作を読ませていただきました。どんどん物語に引き込まれていきましたし、読みながら心に残る気持ちが切なかったり、この気持ちを大切にしたいって思ったり、そういう瞬間がたくさん訪れた作品です。また、原作に忠実な台本だったので、原作を読んだときに感じたものが変わらず台本を読んだときにもありました。原作と台本、両方を読んだうえで、愛梨というキャラクターは映画のなかでどんな存在としていなくてはならないのかを考えました。
― 原作と台本を読んで引き込まれたというその面白さのなかには、ミステリーとしての面白さやリバイバルの面白さも含まれると思います。それについてはどんな感想を持ったのでしょうか?
有村:タイムトラベル的な作品は決して多くはないと思いますが、私自身は過去に2回、タイムリープ的な作品に出させてもらっています。これまでは、外見は変わらずにそのままタイムリープする設定。でもこの映画の場合は、中身(年齢や記憶)はそのまま。外見はタイムリープ先の外見になる不思議な設定なので(タイムリープするのは悟だけれど)、新鮮な気持ちでした。そんな非現実的なところもあって、サスペンスのなかには親近感もあって、とても面白いなと思いました。
有村架純が演じたヒロイン像
― 原作と台本を読んだときに「大切にしたい」と思ったことが愛梨役に反映されていると思いますが、愛梨はどんな女性ですか?有村:愛梨は人の心にすっと入り込む、生まれ持った能力のある女の子だと捉えています。そんな愛梨が興味を持った悟さんに対しては、愛梨自身も寂しさや孤独を感じていて、悟さんにもそれと同じものを感じた、だから興味を持ったのではないかと。「この人を知りたい!」とは思っていても、決して「(相手の心に)入り込んでやろう!」ということではなく、「彼はいったいどういう人なんだろう」という、知りたいという好奇心です。演じるときも、そういうことに気をつけながら演じていました。
― 愛梨役、とてもぴったりでした。ぴったりだったということは、有村さんも相手の心にすっと入る能力の持ち主なのではないでしょうか?
有村:そうであったら嬉しいですね(笑)。愛梨を演じるために必要だったのは、とにかく“悟さんのことを知りたい”という気持ち。撮影中はずっと悟さんのことを考えていました。あとは、愛梨らしい言動が私にはないものだったので、表現方法が難しくて…。監督と話し合いながら作っていきました。
― 有村さんが考える“愛梨らしさ”とは?
有村:たとえば、悟さんの心の壁を切る(崩す)行動。自分の気持ちを体で表現すること、チョキチョキとかは普段の私は絶対にやらないけれど、愛梨は普通にできてしまう。それが彼女の魅力だと思うんです。もちろん、形だけならいくらでもできるけれど、お芝居としては気持ちがついていかないと成立しない。試行錯誤しながら演じていました。
初共演・藤原竜也の印象
― 悟役の藤原竜也さんとの初共演はいかがでしたか?有村:頼りがいがあって、紳士的で、現場を引っぱっていってくれる方でした。いつも現場を盛り上げてくれるんですが、監督の「よーいスタート!」の声がかかると、自然と切り替わって、集中力と持続力、瞬間的に出てくるエネルギーに圧倒されました。
― 愛梨は悟のことを知りたいというお話も出ましたが、それは藤原さんへの興味にも繋がっているのでしょうか?
有村:そうですね、間違いなく。藤原さんの演じる悟さんの存在が愛梨にとってはとても大切だと感じていたので、悟さん(藤原さん)のために一生懸命になりたいという思いは撮影を重ねるほどに大きく膨らんでいきました。物語上で悟さんが過去を変えたことで時間軸が変わり、未来での愛梨との関係が知らない関係になって駅ですれ違うシーンがあるんです。悟さんが「愛梨…」って名前をぽそりと言うんですけど、愛梨は彼のことを知らない設定なので通り過ぎてしまう。自分が映っていないカットの悟さんのシーンをモニターで見ていたら、何だかものすごく胸が痛くなって、キュンとなって。藤原さんの「愛梨」とつぶやく声のトーンや表情に心を動かされたんです。愛梨にとって悟さんは本当に大切な存在なんだなって、役を通して感じた瞬間でした。
― 有村さんから見た悟の魅力を教えてください。
有村:過去に同級生を助けられなかった、という後悔から生まれた正義感もあると思うんですけど、悟さんはもともと正義感のある人。悟さんが周りの人を動かしている、そこに惹かれます。
リバイバルできるなら?
― もしも自由にリバイバルできるとしたら、いつどこに巻き戻して、何をしたいですか?有村:中学時代に戻ってみたいですね。ほかの年代も楽しかったけれど、中学生って大人の世界も垣間見られるけど、それでもまだ何も考えなくていい年代だと思うんですね。そういう意味で中学時代(笑)。戻れたとしたら、ちゃんと英語を勉強したい。仕事で活かしたいというのもありますし、海外に行ったときに困らないようになりたいんです。中学時代にもっと勉強しておけば良かったって思います(苦笑)。
― 撮影をふり返ってみて、一番印象に残っているシーンはどこですか?
有村:病室のシーンです。愛梨ってこういう女の子なんだよというのを表現できたシーンでもあるので。悟さんと会話をしたのも病室のシーンが最初。これからこの2人は何かが始まるんだなっていう瞬間でもある。あのシーンは大好きです。
― 完成した映画を観て、改めてどんなことを感じましたか?
有村:すごく美しかったです。原作や台本を読んだときと同じように、映画を観ながらも、観た後も、心に残る作品でした。悲しいことも描かれていますが、決して嫌な余韻ではなくて、この人たちが壊れてほしくない、傷ついてほしくない、守ってあげたいと、すごく心を動かされました。観ている人もきっとそんな気持ちになってもらえるはず。ミステリーというと難しいのかなって思う人もいるかもしれないけれど、誰もが理解できる話になっているので、子どもから大人まで幅広い方に観てほしいです。
― ありがとうございました。
有村架純(ありむら・かすみ)プロフィール
生年月日:1993年2月13日出身地:兵庫県
身長:160cm
血液型:B型
2010年「ハガネの女」(テレビ朝日系)でドラマ初出演。その後は、「SPEC」(2010年、TBS系)、「11人もいる!」(2011年、テレビ朝日系)など数々の作品に出演し、2013年放送のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で、小泉今日子の若かりし頃を演じブレイク。2015年には映画「ストロボ・エッジ」、主演映画「ビリギャル」など話題作に多数出演。2016年は「アイアムアヒーロー」「夏美のホタル」などの出演作がある。
(modelpress編集部)
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