活躍必至の若手女優・葵わかな、初主演で感じたこと “苦渋の選択”経て芽生えた思い モデルプレスインタビュー
2016.03.21 07:00
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女優の葵わかな(17)がモデルプレスのインタビューに応じた。3月23日、30日にBS朝日にて放送されるスペシャルドラマ「女優堕ち」では初主演を経験。活躍期待の若手女優として注目を集める彼女に、初めて主演を張った感想や、17歳のその素顔に迫った。
スペシャルドラマ「女優堕ち」は、女優を目指して家を飛び出した少女が、幾多の挫折を乗り越えながら真の女優に目覚め、親子の絆を取り戻していく物語。森口瑤子とW主演で、現在と過去がクロスして描かれるパラレルワールドを軸にストーリーが展開される。葵は森口とともに、一世を風靡する大女優・清嶋ルイを演じる。二人で世代の違うルイを演じ分け、女優として生きるルイという女性を作り上げた。
葵:「まさか」というくらいに、驚きが大きかったです。でも、あまり気負いせず「女優の役をやるんだ」という心持ちでしたね。とはいっても、主演ということで、衣装合わせの回数も多く、作品の中で着用した衣装もこれまでで一番多かったです。撮影日数も多く、大変でしたが「主演ってすごいことなんだ」と感じました。
― 座長ということで、緊張はありましたか?
葵:主演の人は、座長と呼ばれるだけあって、現場の雰囲気を盛り上げる役割も担います。自分の中で何ができるかを考えたとき、キャストの中で私が一番若いこともあったので、現場をどうこうするのではなく、これまでどおり、真摯に役に向き合おうと思ったんです。その雰囲気が伝わればと、精一杯演じました。
― 等身大で初主演に向き合い、リラックスして臨めたようですね。
葵:はい、気負わずに。森口さんとW主演ということも、心強かったです。森口さんと同じ役を演じたこともリラックスできた要因で、あまり気張らずに撮影できました。
葵:時間軸が異なる同じキャラクターを演じたため、お会いしたのは2回くらいで共演シーンも少しほどでしたが、宝塚観劇が好きという共通点があり、宝塚の話題で盛り上がりました。同年代の周りの友人に、宝塚が好きな子がいないのでとても新鮮で…。これまでも一人で劇場に行っていたんです。濃い宝塚トークができてとても楽しかったです!
― 共通の趣味をきっかけに、打ち解けられたようですね。
葵:はい!好きなジェンヌさんも一緒で、今度一緒にその方のディナーショーに行きましょうと誘っていただきました!
― ほか、共演者の方とのエピソードや刺激を受けたことがあれば教えてください。
葵:マネージャー役の渡辺真起子さんが、現場の雰囲気を盛り立てている姿はすごいなぁと感銘を受けました。とても明るい方で、相談に乗っていただいたこともあります。作品の中では、27歳のルイも演じたのですが、ルイの変化をどう表現するかや大人の仕草についてアドバイスいただきました!
葵:17歳の今の私にはない、落ち着きや余裕な感じが出てくるのかなと想像しながら演じました。仕草にも色気があると思い、「色気のある仕草」とネットで調べたことも(笑)。上目遣いや髪のかきあげ方、脚を組むことなどを参考にしました(笑)。自分で台本に書き込んで、27歳の女性像を作り上げていきました。
― 女優役というところでは、共感することも多かったのではないでしょうか?
葵:そうですね。お芝居の楽しさなど思うツボが一緒だったり、考え方が似ていたりしました。性格でいうとルイは野心家で体育会系といった感じなので、そこはあまり似ていないかな。ただ、女優として考えることは似ていたので演じやすかったです。
葵:新生活を始める大学1年生といったイメージで、設定と実年齢が近いため、ひとり暮らしをしてみたいなと夢が膨らみます。新生活を始める方の目にふれるかと思うので、前向きな雰囲気を感じ取ってほしいです。
― 昨年は事務所の先輩である小松菜奈さんが務められましたが、バトンを受け継ぐにあたり、プレッシャーはありますか?
葵:スチール撮影のとき、昨年の小松さんのパンフレットなどを見させていただきました。小松さんはスタイリッシュでモードな雰囲気がある、とてもおしゃれな方。私には、大学生らしさがないのかなと悩んだこともありましたが、参考に勉強させていただきました。
葵:漢方を飲んでいます。すごくまずいんですけど(笑)、慣れたら意外と飲みやすく、体がぽかぽかします。それから食事のバランスにも気をつけています。頭を使いすぎたときは「卵を食べよう」とタンパク質を摂ったり、甘いものが無性に食べたくなったときはカルシウムが足りないサインなので煮干しを食べたりとか(笑)。
― とても詳しいんですね!
葵:ありがとうございます(笑)。それから、タンパク質が不足しがちの人が多いそうなのですが、1日に自分の手のひらくらいの大きさのお肉を食べることが求められるといわれています。私も意識していますが、毎日だとなかなか難しいのでプロテインを飲んで補っています。食べるもので体は作られるので、食事には気をつけています。
― オフの日はどのようにお過ごしですか?
葵:アニメやマンガが好きで、録り溜めたアニメを見たり、大人買いしたマンガを読んだりしています。長年連載している作品のほうが好きなものが多いかも。少年マンガも好きで、最近は「ハイキュー!!」がお気に入りです。アニメは「けいおん!」をきっかけに好きになって、今期も「僕だけがいない街」や「無彩限のファントム・ワールド」などを見ています。小説を読むのも好きで、休みの日は家で過ごすことのほうが多いです。
葵:中学生の頃、大切なCMの撮影とテストが被ってしまったんです。テストを休んで撮影に行くか、それともテストを受けるか…。悩んだ結果、撮影を選んだのですが、このとき自分の中でやりたいことが見えて、優先順位がはっきりしたんです。もちろん勉強も大切ですが、将来やりたいことが明確になって、このまま仕事を続けていきたいと思ったんです。高校はお仕事がしやすい学校に進学して、今も学業とお仕事を両立させています。CM撮影かテストか…。悩みましたが、お仕事への思いを気づかせてくれました。
― なるほど。苦渋の選択だったかと思います。
葵:去年は初めて役と自分がハマったという感覚を味わうことができました。これまで、いろんな役をやらせていただいてきましたが、台本を読んだだけで涙が出てきて、役がすっと入ってくるというか掴まれた感覚があって…。自分の中で手応えがあったというか、お芝居が本当に楽しいと思えたんです。女優として恥じないようなお芝居をしていきたいと思ったきっかけになりました。
葵:歌や宝塚が好きなので、舞台やミュージカルに挑戦してみたいです。それから、声を使うお仕事にも興味があります。ドラマや映画についても、物語やキャラクターの数だけ、違う自分になれるのでいろんな役に出会って、お芝居をしていきたいという気持ちでいっぱいです。
― 最後に、葵さんが思う夢を叶える秘訣をお聞かせください。
葵:口に出すことだと思います。以前、声優さんのラジオを聴いて「ラジオをやってみたい」と思ったんです。その夢を口にしていたら、ラジオのお仕事をいただくことができ、本当に叶いました。願って叶うこともありますが、自分で発信してやりたいという思いを口にすることが大切だと思います。
― ありがとうございました。
「お芝居が楽しい」と声を弾ませる葵は、この先も着実にステップアップし、大きな舞台を踏んでいくことが期待される。また、インタビューでの健康や趣味を熱く語る姿からは、17歳の素顔ものぞかせた。そんな彼女のまっすぐな眼差しでハキハキと話す姿勢は、早くも女優としての器の大きさを感じさせる。この先も「女優堕ち」のルイのように、有名女優の道を歩んでいくはずだ。(modelpress編集部)
血液型:A型
出身地:神奈川県
趣味:歌うこと、宝塚観劇
小学5年生のときに原宿でスカウトされて、芸能界入り。2009年に「霧島の天然水」CMによりデビュー。現在オンエア中のケイ・オプティコム「mineo(マイネオ)」、NHK「フレッシャーズキャンペーン2016」、「アート引越センター」、「地盤ネット」などのCMや、読売テレビ・日本テレビ「マネーの天使~あなたのお金、取り戻します!」に菅原円役にて出演中。3月23日、30日放送のBS朝日スペシャルドラマ「女優堕ち」では初主演を務める。
主演を初経験 座長としての姿勢
― スペシャルドラマ「女優堕ち」の主演、おめでとうございます。初めての主演ということでしたが、いかがでしたか?葵:「まさか」というくらいに、驚きが大きかったです。でも、あまり気負いせず「女優の役をやるんだ」という心持ちでしたね。とはいっても、主演ということで、衣装合わせの回数も多く、作品の中で着用した衣装もこれまでで一番多かったです。撮影日数も多く、大変でしたが「主演ってすごいことなんだ」と感じました。
― 座長ということで、緊張はありましたか?
葵:主演の人は、座長と呼ばれるだけあって、現場の雰囲気を盛り上げる役割も担います。自分の中で何ができるかを考えたとき、キャストの中で私が一番若いこともあったので、現場をどうこうするのではなく、これまでどおり、真摯に役に向き合おうと思ったんです。その雰囲気が伝わればと、精一杯演じました。
― 等身大で初主演に向き合い、リラックスして臨めたようですね。
葵:はい、気負わずに。森口さんとW主演ということも、心強かったです。森口さんと同じ役を演じたこともリラックスできた要因で、あまり気張らずに撮影できました。
大先輩と意気投合
― 森口さんと共演されてみて、思い出に残ったエピソードがあれば教えてください。葵:時間軸が異なる同じキャラクターを演じたため、お会いしたのは2回くらいで共演シーンも少しほどでしたが、宝塚観劇が好きという共通点があり、宝塚の話題で盛り上がりました。同年代の周りの友人に、宝塚が好きな子がいないのでとても新鮮で…。これまでも一人で劇場に行っていたんです。濃い宝塚トークができてとても楽しかったです!
― 共通の趣味をきっかけに、打ち解けられたようですね。
葵:はい!好きなジェンヌさんも一緒で、今度一緒にその方のディナーショーに行きましょうと誘っていただきました!
― ほか、共演者の方とのエピソードや刺激を受けたことがあれば教えてください。
葵:マネージャー役の渡辺真起子さんが、現場の雰囲気を盛り立てている姿はすごいなぁと感銘を受けました。とても明るい方で、相談に乗っていただいたこともあります。作品の中では、27歳のルイも演じたのですが、ルイの変化をどう表現するかや大人の仕草についてアドバイスいただきました!
実年齢より10歳年上の役…“色気のある仕草”を研究
― 27歳というと、実年齢より10歳年上になりますが、難しさはありましたか?葵:17歳の今の私にはない、落ち着きや余裕な感じが出てくるのかなと想像しながら演じました。仕草にも色気があると思い、「色気のある仕草」とネットで調べたことも(笑)。上目遣いや髪のかきあげ方、脚を組むことなどを参考にしました(笑)。自分で台本に書き込んで、27歳の女性像を作り上げていきました。
― 女優役というところでは、共感することも多かったのではないでしょうか?
葵:そうですね。お芝居の楽しさなど思うツボが一緒だったり、考え方が似ていたりしました。性格でいうとルイは野心家で体育会系といった感じなので、そこはあまり似ていないかな。ただ、女優として考えることは似ていたので演じやすかったです。
NHK春の新生活応援キャンペーンのキャラクターに起用
― NHKフレッシャーズキャンペーン2016のキャンペーンキャラクターも務められている葵さん。こちらの活動への意気込みをお願いします!葵:新生活を始める大学1年生といったイメージで、設定と実年齢が近いため、ひとり暮らしをしてみたいなと夢が膨らみます。新生活を始める方の目にふれるかと思うので、前向きな雰囲気を感じ取ってほしいです。
― 昨年は事務所の先輩である小松菜奈さんが務められましたが、バトンを受け継ぐにあたり、プレッシャーはありますか?
葵:スチール撮影のとき、昨年の小松さんのパンフレットなどを見させていただきました。小松さんはスタイリッシュでモードな雰囲気がある、とてもおしゃれな方。私には、大学生らしさがないのかなと悩んだこともありましたが、参考に勉強させていただきました。
オタクな一面も?17歳の等身大の素顔
― 美容やスタイルキープのために、どのようなことをしていますか?葵:漢方を飲んでいます。すごくまずいんですけど(笑)、慣れたら意外と飲みやすく、体がぽかぽかします。それから食事のバランスにも気をつけています。頭を使いすぎたときは「卵を食べよう」とタンパク質を摂ったり、甘いものが無性に食べたくなったときはカルシウムが足りないサインなので煮干しを食べたりとか(笑)。
― とても詳しいんですね!
葵:ありがとうございます(笑)。それから、タンパク質が不足しがちの人が多いそうなのですが、1日に自分の手のひらくらいの大きさのお肉を食べることが求められるといわれています。私も意識していますが、毎日だとなかなか難しいのでプロテインを飲んで補っています。食べるもので体は作られるので、食事には気をつけています。
― オフの日はどのようにお過ごしですか?
葵:アニメやマンガが好きで、録り溜めたアニメを見たり、大人買いしたマンガを読んだりしています。長年連載している作品のほうが好きなものが多いかも。少年マンガも好きで、最近は「ハイキュー!!」がお気に入りです。アニメは「けいおん!」をきっかけに好きになって、今期も「僕だけがいない街」や「無彩限のファントム・ワールド」などを見ています。小説を読むのも好きで、休みの日は家で過ごすことのほうが多いです。
女優としての決意
― 小学5年生の頃からご活躍されている葵さん。7年近くのキャリアの中で、転機となった出来事や意識が変わった瞬間があれば教えてください。葵:中学生の頃、大切なCMの撮影とテストが被ってしまったんです。テストを休んで撮影に行くか、それともテストを受けるか…。悩んだ結果、撮影を選んだのですが、このとき自分の中でやりたいことが見えて、優先順位がはっきりしたんです。もちろん勉強も大切ですが、将来やりたいことが明確になって、このまま仕事を続けていきたいと思ったんです。高校はお仕事がしやすい学校に進学して、今も学業とお仕事を両立させています。CM撮影かテストか…。悩みましたが、お仕事への思いを気づかせてくれました。
― なるほど。苦渋の選択だったかと思います。
葵:去年は初めて役と自分がハマったという感覚を味わうことができました。これまで、いろんな役をやらせていただいてきましたが、台本を読んだだけで涙が出てきて、役がすっと入ってくるというか掴まれた感覚があって…。自分の中で手応えがあったというか、お芝居が本当に楽しいと思えたんです。女優として恥じないようなお芝居をしていきたいと思ったきっかけになりました。
これからの夢
― これからが楽しみですね。では、今後チャレンジしてみたいことはありますか?葵:歌や宝塚が好きなので、舞台やミュージカルに挑戦してみたいです。それから、声を使うお仕事にも興味があります。ドラマや映画についても、物語やキャラクターの数だけ、違う自分になれるのでいろんな役に出会って、お芝居をしていきたいという気持ちでいっぱいです。
― 最後に、葵さんが思う夢を叶える秘訣をお聞かせください。
葵:口に出すことだと思います。以前、声優さんのラジオを聴いて「ラジオをやってみたい」と思ったんです。その夢を口にしていたら、ラジオのお仕事をいただくことができ、本当に叶いました。願って叶うこともありますが、自分で発信してやりたいという思いを口にすることが大切だと思います。
― ありがとうございました。
「お芝居が楽しい」と声を弾ませる葵は、この先も着実にステップアップし、大きな舞台を踏んでいくことが期待される。また、インタビューでの健康や趣味を熱く語る姿からは、17歳の素顔ものぞかせた。そんな彼女のまっすぐな眼差しでハキハキと話す姿勢は、早くも女優としての器の大きさを感じさせる。この先も「女優堕ち」のルイのように、有名女優の道を歩んでいくはずだ。(modelpress編集部)
葵わかな(あおい・わかな)プロフィール
生年月日:1998年6月30日(17歳)血液型:A型
出身地:神奈川県
趣味:歌うこと、宝塚観劇
小学5年生のときに原宿でスカウトされて、芸能界入り。2009年に「霧島の天然水」CMによりデビュー。現在オンエア中のケイ・オプティコム「mineo(マイネオ)」、NHK「フレッシャーズキャンペーン2016」、「アート引越センター」、「地盤ネット」などのCMや、読売テレビ・日本テレビ「マネーの天使~あなたのお金、取り戻します!」に菅原円役にて出演中。3月23日、30日放送のBS朝日スペシャルドラマ「女優堕ち」では初主演を務める。
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