モデルプレスのインタビューに応じた小室哲哉/ロンドンのスタジオにて

小室哲哉、ロンドンスタジオの様子は?オフショットも公開<モデルプレスインタビュー前編>

2016.02.02 20:09

1月下旬、渡英した音楽プロデューサーでglobe小室哲哉。「Remode 1」「#globe20th -SPECIAL COVER BEST-」に続くglobe20周年第3弾プロダクトの制作をロンドンのスタジオにて開始。小室は、渡英中、スタジオや街中の写真を公開するとともにモデルプレスのインタビューにも応じてくれた。

  

ロンドンは「生活リズムを作る感じが合ってる」

― ロンドンでのレコーディングは順調に進んでいますか?どのような雰囲気で行われているのかお聞かせください。

小室:TM NETWORK、globeと自分が参加したグループのアニバーサリーの2年間が終わりが近づいてるせいか、昔の曲に戻らず新しいフェーズに入りつつあります。この4年くらいは「Re」が多かったですから(笑)。ロンドンの気候は良くないですけど、スタジオなど制作にこもるにはいいですよ。一年中気候が変わらないマイアミやロスに比べると、生活リズムを作る感じが合ってるかもしれないですね。

― 以前、ロンドンのスタジオの隣で、アクスウェル+セバスチャン・イングロッソがいたといったエピソードがありましたが、今回はロンドンでほかのミュージシャンの方と出会いましたか?

小室:インコグニートのメンバーがいましたね。いまイギリスには人(アーティスト)が少ないのかな?イギリスだけじゃなくて、海外に行くのが当たり前で、少なくともヨーロッパに出ようとしたら20カ国くらいは簡単にすぐ回れてうらやましいよね。プロモーションでツアー回ろうとしたらまず20カ国だもんね。サッカーのユーロ予選(欧州選手権)の参加国を見ればわかるよね(笑)。エンジニアのDave Fordはずっとロンドンに住んでいて、今回も遊びに来てくれたよ。カイリー・ミノーグとかやってて、シンコー・ミュージックからソロブックが出てるんだけど、Vis‐Ageというタイトルで、その頃からの友達ですね。音楽の仕事で最初に行ったのはNYだったのですが、自分が音楽的影響を受けたのがすべてブリティッシュロックで、アメリカで大ヒットしたけど、本当はみんなイギリス人、みたいな。アンドルー・ロイド・ウェバー(代表作は「キャッツ」「オペラ座の怪人」など)を尊敬してたしね。

― 今回はアーティスト写真も撮影されるそうですが、どのようなアーティスト写真になりそうですか?なぜ、今回は撮影しようと思ったのですか?

小室:振り返れば最初のソロがロンドンだったんですよね。大きな屋敷にあるメイズ(ブッシュで作った迷路)で撮ってるんですよね。迷うと恐いですよ(笑)。あの時はシーラ・ロックという女性が撮ってくれました。すごい有名な方ですよ。そういう意味ではBACK TO BASICですね、発想としては。ロンドンの独特な色、空気感ですよね。海外ドラマの「24」も今回少し色や雰囲気がちがいましたよね?

ロンドンの街中オフショットを公開

【コヴェント・ガーデン】
小室哲哉/ロンドンのコヴェント・ガーデンより
「歌番組で『Seven Days War』を生中継してもらった場所です。Covent Gardenの広場です。88年だったかな。高速ネット回線なんてない時代ですから贅沢ですよね(笑)」

【楽器街】
小室哲哉/ロンドンの楽器街より
「デンマーク・ストリートは昔から楽器屋さんが並んでいて、音楽の香りのする散歩が出来きます(笑)」

ロンドンスタジオから生中継も実施

ロンドンのスタジオにてピアノを弾く小室哲哉
1月25日にはロンドンの音楽スタジオから生中継を実施。外でのアーティスト写真撮影を終えた小室がスタジオに到着する姿からスタート。続けてスタジオ内のピアノの前に座りアーティスト写真撮影が続行。即興でピアノを奏でる姿も生配信された。

コントロールルームに戻るとMacとRoland JD-XAのおなじみの小室セットの前へ。KEIKOボーカルによる「Self Control」が流れる中、フレーズを生み出し、音を重ね、リズムを叩く小室の集中した制作風景が約5時間半に渡りノンストップで生配信された。

モデルプレスインタビュー後編では、ロンドンの街中を歩いているオフショットをさらに公開。お気に入りのスポットなどについても語ってくれたので、お楽しみに!(modelpress編集部)

小室哲哉(こむろてつや)プロフィール

生年月日:1958年11月27日
出身地:東京都

音楽家、音楽プロデューサー、作詞家、作曲家、編曲家、キーボーディスト、シンセサイザープログラマー、ミキシングエンジニア、DJなど幅広く活躍。83年、宇都宮隆、木根尚登とTM NETWORK(のちのTMN)を結成、84年「金曜日のライオン」でデビュー。同ユニットのリーダーとして、その音楽的才能を開花させる。86年、渡辺美里への提供曲「My Revolution」がヒットし作曲家として注目を浴びる。87年、TM NETWORK「GET WILD」が大ヒットし一躍人気ユニットに。93年にtrfを手がけたことがきっかけで、一気にプロデューサーとしてブレイク。以後、篠原涼子、安室奈美恵、華原朋美、H Jungle With t、今年デビュー20周年を迎えるglobeなど、自身が手がけたアーティストが次々にミリオンヒット。2010年からは作曲家としての活動を再開。AAA、森進一、北乃きい、超新星、SMAP、浜崎あゆみなど幅広いアーティストに楽曲を提供している。

globe(グローブ)プロフィール

新人女性オーディションで選ばれたボーカル・KEIKO、フランス人の父親と日本人の母親を持つ日仏ハーフのラッパー・MARC PANTHER、TMNプロジェクト終了後、数々のプロデュースワークを手掛けてきた音楽プロデューサー・小室哲哉が自らメンバーとして参加するユニット。

1995年8月9日、シングル「Feel Like dance」でデビュー。1997年3月、日本初の4大ドームでのコンサートツアーを成功させる。1998年3月31日に3rdアルバム「Love again」をリリース、アルバム3タイトルでの売上が1,000万枚を突破、デビューから史上最短記録を作る。年末には「wanna Be A Dreammaker」が日本レコード大賞を受賞する。
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