坂口健太郎、“学校イチのモテ男”役に共感と恐縮…「がつがつできない」マイペースな恋愛観も明かす モデルプレスインタビュー
2015.09.17 16:00
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俳優の坂口健太郎(24)が、モデルプレスのインタビューに応じた。2013年に今モテるイメケン“塩顔男子”として話題を集め、2014年に俳優デビュー。そして2015年には出演映画の公開ラッシュと、今着実にキャリアを積んでいる。9月19日には、話題の映画『ヒロイン失格』が公開。“塩スマイル”と呼ばれる癒し系の笑顔が印象的な彼が、今作ではヒロインに大胆なアプローチを仕掛ける「学校イチのモテ男」役に挑戦する。
幸田もも子氏の人気コミックを実写映画化した同作。桐谷美玲演じる主人公の女子高生・松崎はとりの七転八倒を赤裸々に描いた“爆笑ロマンチック・コメディ”で、山崎賢人(※「崎」は正式には旧字の立つ崎)演じるはとりの幼なじみの寺坂利太(てらさか・りた)と、坂口演じる弘光廣祐(ひろみつ・こうすけ)が、はとりを巡って胸キュン”必至の三角関係を繰り広げる。
弘光は、学校中の女の子から熱視線を浴びるイケメン。表面上は人懐っこい性格に見えるが、「恋愛なんてただの思い込み」と恋に本気にならない冷めた一面も。坂口は、そんな弘光の性格に「自分と近いなと思う。僕も結構、人と距離をとりがちなので」と共感した。
今回のインタビューでは、役を通して彼の素顔に接近。「学校イチのモテ男」役への本音や学生時代のエピソード、さらには今後の目標までたっぷりと語ってもらった。
坂口:普通の少女漫画のラブストーリーというよりは、コメディ要素も多いので、「面白そうだな」というが最初の印象でした。高校生の女の子が普通は隠したいような黒い部分も正直に描いているし、もちろんラブもあるし、いろいろな要素が詰まっているなと思いました。
― 今回、桐谷さん、山崎さんとは初共演かと思いますが、お2人の印象を教えてください。
坂口:美玲ちゃんとはショーですれ違ったことがあるくらいで、お話したことがなかったんです。でも、普段見ていたイメージからは、あのはとりの100%飛ばしているキャラクターと美玲ちゃんが結びつかなくて。キャスターのイメージがあったので、想像がつかなかったんですよ。でも、実際に現場で接してみると、全く違って、はとりのイメージの方が本当の美玲ちゃんには近い気がしました。賢人は、利太の一見クールだけど、実はイタズラ好きなイメージとぴったり。思っていたまんまでした。メイクルームの座布団の下にブーブークッションを置いて、いたずらしてくることも。「坂口くんメイク早くしなくていいんですか?」って明らかにバレバレなんです(笑)。
― 楽しそうな現場ですね!その、ブーブークッションには…?
坂口:座りました(笑)。「わー!!」ってオーバーリアクションして。賢人は楽しくて、憎めないやつです。
坂口:監督とクランクインの前に話したときに、弘光は人との間に壁を作る性格とおっしゃっていて、そこは近いなと思いました。愛想よく軽いってイメージがあるけど、実はすごく優しくて賢い男の子。僕も人と距離をとるところがあるし、本当に仲良くならないとなかなか自分を出せなくて、そういう部分が似てるなと。あと、愛想が良かったりイケメンって言われている人だと、最初にそこから入っちゃうんですよね。僕もモデルという職業柄、はじめましての段階でプラスイメージから入っていただくことが多くて。ありがたい反面、ギャップを出すのが難しいなって思います。もちろん普段の僕は、弘光のようなキザな台詞は言わないですよ(笑)。
― なるほど(笑)、そういった部分に共感しながら。実際の坂口さんの高校生時代と比べてみると?
坂口:通っていた学校には、弘光みたいに歩いているだけでキャーキャー言われている人はいなかったですね。僕自身は、バレーボールをやっていたんですけど、バレーボールってモテないんですよ(笑)。野球とかサッカーとかバスケットとかはすごいモテるんですけど、バレーボールはユニフォームなのかな?部活のせいにするわけじゃないですけど…。特にうちの学校は顕著で、バスケ部とかほかの部活は女の子のマネージャーが2、3人いるのに、うちのマネージャーは誰よりもガタイのいい、丸坊主の男の子でした。
― てっきりモテモテの学生生活を送っていたのかと…意外です!今では、モテるイケメン“塩顔男子”の代表に。
坂口:不思議だなって感じます。高校の頃、バレンタインとかもらうことはあったんですけど、弘光のような感じではないですし。だから、正直「学校一のイケメン役」っていうのが、「僕でいいのかな?」って感覚はありました。やっぱりみんなの中に理想の弘光がいると思うので、ちょっと考えました。もし、弘光みたいに普段からすごいモテていたら「じゃあ俺がやるよ!」ってことになるかもしれないですけど……いや、ならないか(笑)。
― (笑)。「学校一のイケメン役」という肩書に、戸惑いもあったということですが、役作りはどのようにされたのでしょうか?
坂口:少女漫画を読みました。弘光のイメージは三者三様でいろいろあると思ったので、別の作品からもかっこいい男とはこういう感じだってことを学びたくて。真似するというよりは、引き出しを増やすという感覚でいました。
― まさに、少女漫画のような憧れが詰まっていました。坂口さんの弘光にキュンキュンする女性が続出すると思います。
坂口:僕はどうしても自分が映ってると、客観的に普通の映画みたいに観れないので、よかったです!「どういう風に映ってるんだろう?」「本当に弘光がかっこよく映ってるかな?」っていうのが、心配だったので。
坂口:美玲ちゃんと子どもたちと撮影した公園のシーンです。すごく寒い日だったんですけど、子どもたちと遊んで楽しく撮影できました。それに、あのシーンでは弘光の気持ちが少し動くんです。それが分かりやすく描かれているところも好きです。
― “壁ドン”も連発されていましたね。
坂口:“壁ドン”はコメディ要素のある映画だったから、まだ大丈夫でした(笑)。撮影の前に、“壁ドン”ってどうやるんだろうって思って調べたんです。そしたら、本当に“壁ドン”されたい女の子は3割程度だって。賢人が“壁ドン王子”なので、どうやるのかって聞いたりしてたんですが、“壁ドン”って怖がらせちゃって逆効果な気もするんですよね。僕、すごいドンドンしてましたし(笑)。
― 弘光のようなアプローチの方法はあまり共感できないですか?
坂口:僕はあまり距離が近いのはできないですね。いきなり肌に触れるってなかなか…。弘光は割りとすぐにデートに誘ってグイグイいきますが、僕は誘ってもそこからはゆっくりかもしれない。
― 逆に、山崎さんが演じた利太は、なかなか素直に気持ちを伝えられないタイプですが、その恋愛観には?
坂口:利太のどっちつかず感は、あんまり好きじゃなかったです。なので、どちらかで言うと、弘光の方が共感できました。利太のように嫉妬を丸出しにするってこともできないし、もし僕が同じように三角関係になったら、身を引いてしまうと思います。あんまりがつがつできないですから…。まぁ、一番がつがつしてたのは、はとりなんですが(笑)。
坂口:普段の僕は、あまり構え過ぎずにいるタイプです。
― それが「夢を叶える秘訣」でしょうか?
坂口:そうですね。がっついていくこともときには大事だと思うんですが、わりと「ゆるくゆるく」というスタンスでいるので、そういう根本的な部分は変わらないです。
― では、最後になりますが、そんな坂口さんの夢を教えてください。
坂口:夢というより、目標として今思っているのは、いつか主演を演じてみたいということです。前は何番手でも意識していなかったんですが、主演の方を近くで見るようになってから、興味が湧いてきました。すごく大変だとは思いますが、その分面白そうだなって最近感じるようになったので、今の目標はそこです。
― ありがとうございました。
注目されているという実感はありながらも、「名前を覚えていただいているなと感じることは増えましたが、僕自身はあまり変わってないです。僕がいきなり『俺、役者だから』って言い始めたら、少し気持ち悪いじゃないですか(笑)」と、本人は至って冷静だ。その“変わらなさ”も、また魅力。「今モテるイケメン」と呼ばれようと、「学校イチのモテ男」役に抜擢されようと、ブレない芯がある。まさに進化途中の坂口健太郎――これからもまだまだ、階段を駆け上っていく。(modelpress編集部)
キャスト:桐谷美玲、山崎賢人、坂口健太郎
福田彩乃 我妻三輪子 高橋メアリージュン/中尾彬(特別出演)/柳沢慎吾(特別出演)/六角精児(特別出演)/濱田マリ 竹内 力
原作:幸田もも子「ヒロイン失格」(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:英勉
主題歌:西野カナ「トリセツ」(ソニー・ミュージックレーベルズ/SMEレコーズ)
配給:ワーナー・ブラザース映画(C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会(C)幸田もも子/集英社
弘光は、学校中の女の子から熱視線を浴びるイケメン。表面上は人懐っこい性格に見えるが、「恋愛なんてただの思い込み」と恋に本気にならない冷めた一面も。坂口は、そんな弘光の性格に「自分と近いなと思う。僕も結構、人と距離をとりがちなので」と共感した。
今回のインタビューでは、役を通して彼の素顔に接近。「学校イチのモテ男」役への本音や学生時代のエピソード、さらには今後の目標までたっぷりと語ってもらった。
桐谷美玲&山崎賢人の印象は?「いたずらしてくる」
― 最初に台本を読んだときの印象はいかがでしたか?坂口:普通の少女漫画のラブストーリーというよりは、コメディ要素も多いので、「面白そうだな」というが最初の印象でした。高校生の女の子が普通は隠したいような黒い部分も正直に描いているし、もちろんラブもあるし、いろいろな要素が詰まっているなと思いました。
― 今回、桐谷さん、山崎さんとは初共演かと思いますが、お2人の印象を教えてください。
坂口:美玲ちゃんとはショーですれ違ったことがあるくらいで、お話したことがなかったんです。でも、普段見ていたイメージからは、あのはとりの100%飛ばしているキャラクターと美玲ちゃんが結びつかなくて。キャスターのイメージがあったので、想像がつかなかったんですよ。でも、実際に現場で接してみると、全く違って、はとりのイメージの方が本当の美玲ちゃんには近い気がしました。賢人は、利太の一見クールだけど、実はイタズラ好きなイメージとぴったり。思っていたまんまでした。メイクルームの座布団の下にブーブークッションを置いて、いたずらしてくることも。「坂口くんメイク早くしなくていいんですか?」って明らかにバレバレなんです(笑)。
― 楽しそうな現場ですね!その、ブーブークッションには…?
坂口:座りました(笑)。「わー!!」ってオーバーリアクションして。賢人は楽しくて、憎めないやつです。
「学校イチのモテ男」役に本音…共感と恐縮「僕でいいのかな?」 学生時代のエピソードも
― 今回、坂口さんは「学校イチのモテ男」役ということですが、似てるなと思う部分、共感できる部分などはありましたか?坂口:監督とクランクインの前に話したときに、弘光は人との間に壁を作る性格とおっしゃっていて、そこは近いなと思いました。愛想よく軽いってイメージがあるけど、実はすごく優しくて賢い男の子。僕も人と距離をとるところがあるし、本当に仲良くならないとなかなか自分を出せなくて、そういう部分が似てるなと。あと、愛想が良かったりイケメンって言われている人だと、最初にそこから入っちゃうんですよね。僕もモデルという職業柄、はじめましての段階でプラスイメージから入っていただくことが多くて。ありがたい反面、ギャップを出すのが難しいなって思います。もちろん普段の僕は、弘光のようなキザな台詞は言わないですよ(笑)。
― なるほど(笑)、そういった部分に共感しながら。実際の坂口さんの高校生時代と比べてみると?
坂口:通っていた学校には、弘光みたいに歩いているだけでキャーキャー言われている人はいなかったですね。僕自身は、バレーボールをやっていたんですけど、バレーボールってモテないんですよ(笑)。野球とかサッカーとかバスケットとかはすごいモテるんですけど、バレーボールはユニフォームなのかな?部活のせいにするわけじゃないですけど…。特にうちの学校は顕著で、バスケ部とかほかの部活は女の子のマネージャーが2、3人いるのに、うちのマネージャーは誰よりもガタイのいい、丸坊主の男の子でした。
― てっきりモテモテの学生生活を送っていたのかと…意外です!今では、モテるイケメン“塩顔男子”の代表に。
坂口:不思議だなって感じます。高校の頃、バレンタインとかもらうことはあったんですけど、弘光のような感じではないですし。だから、正直「学校一のイケメン役」っていうのが、「僕でいいのかな?」って感覚はありました。やっぱりみんなの中に理想の弘光がいると思うので、ちょっと考えました。もし、弘光みたいに普段からすごいモテていたら「じゃあ俺がやるよ!」ってことになるかもしれないですけど……いや、ならないか(笑)。
― (笑)。「学校一のイケメン役」という肩書に、戸惑いもあったということですが、役作りはどのようにされたのでしょうか?
坂口:少女漫画を読みました。弘光のイメージは三者三様でいろいろあると思ったので、別の作品からもかっこいい男とはこういう感じだってことを学びたくて。真似するというよりは、引き出しを増やすという感覚でいました。
― まさに、少女漫画のような憧れが詰まっていました。坂口さんの弘光にキュンキュンする女性が続出すると思います。
坂口:僕はどうしても自分が映ってると、客観的に普通の映画みたいに観れないので、よかったです!「どういう風に映ってるんだろう?」「本当に弘光がかっこよく映ってるかな?」っていうのが、心配だったので。
恋愛観に迫る「がつがつできない」 恋はスロースタート派?
― 映画は胸キュンシーンの連続でしたが、ご自身で一番印象に残っているシーンは?坂口:美玲ちゃんと子どもたちと撮影した公園のシーンです。すごく寒い日だったんですけど、子どもたちと遊んで楽しく撮影できました。それに、あのシーンでは弘光の気持ちが少し動くんです。それが分かりやすく描かれているところも好きです。
― “壁ドン”も連発されていましたね。
坂口:“壁ドン”はコメディ要素のある映画だったから、まだ大丈夫でした(笑)。撮影の前に、“壁ドン”ってどうやるんだろうって思って調べたんです。そしたら、本当に“壁ドン”されたい女の子は3割程度だって。賢人が“壁ドン王子”なので、どうやるのかって聞いたりしてたんですが、“壁ドン”って怖がらせちゃって逆効果な気もするんですよね。僕、すごいドンドンしてましたし(笑)。
― 弘光のようなアプローチの方法はあまり共感できないですか?
坂口:僕はあまり距離が近いのはできないですね。いきなり肌に触れるってなかなか…。弘光は割りとすぐにデートに誘ってグイグイいきますが、僕は誘ってもそこからはゆっくりかもしれない。
― 逆に、山崎さんが演じた利太は、なかなか素直に気持ちを伝えられないタイプですが、その恋愛観には?
坂口:利太のどっちつかず感は、あんまり好きじゃなかったです。なので、どちらかで言うと、弘光の方が共感できました。利太のように嫉妬を丸出しにするってこともできないし、もし僕が同じように三角関係になったら、身を引いてしまうと思います。あんまりがつがつできないですから…。まぁ、一番がつがつしてたのは、はとりなんですが(笑)。
「夢を叶える秘訣」を語る
― はとりは、目標に向かって迷うことなくまっしぐらでしたね。坂口さん自身は、目標や夢を叶えるために猪突猛進するタイプですか?坂口:普段の僕は、あまり構え過ぎずにいるタイプです。
― それが「夢を叶える秘訣」でしょうか?
坂口:そうですね。がっついていくこともときには大事だと思うんですが、わりと「ゆるくゆるく」というスタンスでいるので、そういう根本的な部分は変わらないです。
― では、最後になりますが、そんな坂口さんの夢を教えてください。
坂口:夢というより、目標として今思っているのは、いつか主演を演じてみたいということです。前は何番手でも意識していなかったんですが、主演の方を近くで見るようになってから、興味が湧いてきました。すごく大変だとは思いますが、その分面白そうだなって最近感じるようになったので、今の目標はそこです。
― ありがとうございました。
注目されているという実感はありながらも、「名前を覚えていただいているなと感じることは増えましたが、僕自身はあまり変わってないです。僕がいきなり『俺、役者だから』って言い始めたら、少し気持ち悪いじゃないですか(笑)」と、本人は至って冷静だ。その“変わらなさ”も、また魅力。「今モテるイケメン」と呼ばれようと、「学校イチのモテ男」役に抜擢されようと、ブレない芯がある。まさに進化途中の坂口健太郎――これからもまだまだ、階段を駆け上っていく。(modelpress編集部)
坂口健太郎プロフィール
1991年7月11日生まれ。メンズノンノ専属モデル。色白で薄顔なことから“塩顔男子”と呼ばれている。今年、二度目の単独表紙を飾った「MEN’S NON-NO」本誌のモデルはもちろん、2014年に映画「シャンティ・デイズ 365日、幸せな呼吸」で俳優デビュー。2015年はすでに「娚(おとこ)の一生」(2月14日公開)「予告犯」(6月6日公開)「海街diary」(6月13日公開)「at Home」(8月22日公開)が公開となったほか、「ヒロイン失格」(9月19日公開)「俺物語!!」(10月31日公開)の公開が控えている。また、10月期のTBS金曜ドラマ枠「コウノドリ」で連続ドラマデビューを果たす。今年秋には、フォトブック発売予定。映画「ヒロイン失格」
公開日:2015年9月19日キャスト:桐谷美玲、山崎賢人、坂口健太郎
福田彩乃 我妻三輪子 高橋メアリージュン/中尾彬(特別出演)/柳沢慎吾(特別出演)/六角精児(特別出演)/濱田マリ 竹内 力
原作:幸田もも子「ヒロイン失格」(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:英勉
主題歌:西野カナ「トリセツ」(ソニー・ミュージックレーベルズ/SMEレコーズ)
配給:ワーナー・ブラザース映画(C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会(C)幸田もも子/集英社
【Not Sponsored 記事】