モデルプレスのインタビューに応じた岡本杏理【モデルプレス】

岡本杏理「non-no」加入は「自分との戦い」“決意の髪50cmカット”の裏側を語る モデルプレスインタビュー

2015.04.20 07:00

20日発売の雑誌「non-no」6月号より専属モデルに加入した岡本杏理(20)が、モデルプレスのインタビューに応じた。小学校3年生の頃にスカウトされたことをきっかけに芸能界入りした岡本は、2006年から2009年まで雑誌「ラブベリー」で、2009年2月から2015年3月まで雑誌「Seventeen」で専属モデルとして活躍。今回のインタビューでは、モデルとして着実にキャリアを積む彼女に、これまでの道のりを振り返ってもらった。

  
また、モデルとしてのみならず、連続ドラマ「謎解きはディナーのあとで」(2011年10月期、フジテレビ)、映画「ストロボ・エッジ」(2015年3月14日公開)に出演するなど女優としても活躍。大きな瞳にスラリとしたスタイルが魅力の彼女は、「non-no」加入のタイミングで、トレードマークだったロングヘアを50cmバッサリカット。加入への覚悟を伺わせる大胆なイメージチェンジは、大きな反響を呼んだ。

そんな彼女と同じく、「Seventeen」から「non-no」へ移籍したモデルは、桐谷美玲や大政絢など。このほかにもそうそうたる顔ぶれが名を連ねている。順風満帆に見える岡本のキャリアの裏には、知られざる想いが隠されていた。

6年間過ごした「Seventeen」への想いと「non-no」加入後の覚悟「自分との戦い」

加入への想いを語る/岡本杏理
― 今回「Seventeen」から「non-no」に加入しましたが、まず「Seventeen」を卒業された心境を教えてください。

岡本杏理:14歳から20歳っていう人生の中でも、とても大事な時期を6年間、「Seventeen」さんで過ごせたというのはすごく大きいなと思います。「Seventeen」では、卒業ページを撮影したあと、お世話になったスタッフさんやモデルが集まってくれる卒業セレモニーっていうのがあるんですけど、そのときは意外と涙は出ず、あまり実感もなかったんです。そのあと、みんなが帰って1人で編集部に行かせていただいたんですけど、そのときに色々思い出して、ちょっとうるっときました。とはいっても、実際に卒業したっていうのを実感したのは卒業号が発売されてからなんです。発売した日に「卒業したんだなぁ」ってじわじわと感じました。

― 卒業ページでは、「過去にプレッシャーから泣いてしまったこともある」とおっしゃっていましたが、振り返ってみていかがですか?

岡本:「ラブベリー」から「Seventeen」に移って、現場の空気感の違いっていうのに戸惑ったんです。「Seventeen」に加入したときは最年少だったし、すごくみんなが大人に見えて、それにびっくりしてしまって…。入ったばかりの頃に、専属モデルが全員集まって撮影する現場があったんですけど、そのときの先輩たちのオーラに圧倒されて、別に誰も怖くないし、怒られたわけでもないのに、裏でこっそり泣きました。今でも覚えています。それが気がついたら、年長組になってて、本当に昨日のことのようです。

― そんな裏側があったんですね。「Seventeen」時代には、編集の方に言われて、ダイエットもされたとか?

岡本:はい。「Seventeen」のときって、スタッフさんがいい意味で厳しかったんです。ちょっと体型が変わるときちんと指導してくださいます。でも、「non-no」の編集部さんは、あんまりそう強くは言われないって聞きました。それは「言わなくても分かるでしょ」っていう信頼だと思うし、だからこそ自己管理が大切だなって思っています。

― 卒業のお話しを初めて聞いたときには、どんな気持ちになりましたか?

岡本:実は、1、2年前から卒業のタイミングと卒業後については、スタッフさんと話し合ってきていたんですよ。卒業も加入も、私の気持ちを尊重して時期を選んでくださって…。

― なるほど。岡本さん自身が選んだ道だったんですね。

岡本:私の中でもいろいろ考えました。モデル業は続けたかったので、全く違う雑誌でチャレンジしようかな、という選択肢も。どの雑誌に行っても、がんばらないといけないわけだし、それなら自分のことを知っているスタッフさんがたくさんいる「non-no」がいいなって。安心してお仕事をできる環境があるっていうことに、すごく惹かれました。その環境があれば、ただただがんばるだけだって。

― では、「non-no」での目標は?

岡本:「Seventeen」に入ったときは、早く先輩たちに追いつきたいなとか、早く自分が環境に慣れたいなという気持ちだったんですけど、「Seventeen」での6年間でお仕事に対する欲がでてきたのか、「non-no」では追いつきたいというよりも、引っ張っていく存在になりたいって気持ちの方が大きいです。先輩もたくさんいらっしゃいますし、「non-no」の読者さんの中には私のことを知らない人もたくさんいると思うので、偉そうに聞こえるかもしれませんが、「non-no」にとってどれだけの存在になれるかっていうのが、今後の自分との戦いだと思っています。

決意の50cmバッサリカット&20歳の節目を語る

決意の50cmカットで大胆イメチェン/岡本杏理
― その決意が、ロングヘアを50cmカットしたヘアチェンジですね。

岡本:そうなんです!「Seventeen」から「non-no」に移って、やっぱり何か変えたいなって。自分が20歳っていう節目の年であることも重なって、マネージャーさんとかと相談して、髪切るのはどうかってことになったんです。そしたら「non-no」さんでも企画を組んでくださって、それが加入号で特集になっています。すべてが、髪を切ることから始まりました。髪を切るって誰にとっても大きいことだから、本当に心機一転です。

― 以前とはまた違ったイメージで素敵です。

岡本:ありがとうございます。周りには、本当にびっくりされました。街で私を見かけたファンの方から、「髪が短いから違うよ」「あれは杏理ちゃんじゃないよ」って言われて(笑)。イメージがなさすぎるみたい(笑)。

― (笑)。ロングヘアが定着していましたもんね。

岡本:私、デビューした9歳のときは髪がすごく短かったんです。だから、そのときに戻ったような、全部リセットされたような気分です。

― 髪を切って、変わったことは?

岡本:ピアスとか、華奢なネックレスが見えやすくなったので、アクセサリーが変わりました。あと、目をナチュラルにすると、若く見えるし、今までとは違った役柄もできるかなって思っています。髪が長いときは、ずっと制服が似合わないって言われてたんで(笑)。

― 女優としても、また違った顔が見れそうですね。演技面でチャレンジしてみたいことは何ですか?

岡本:「染まらない人」になりたいんです。「この役はやっぱり、岡本杏理にしかできない」「岡本杏理でいきたい」と言っていただけるような、お芝居ができるようになることが、女優としての目標です。あとは、「よくこれ、事務所OKでしたね」って言われるような役をやりたいです。やってよかったな、と思えるような役をやりたくてウズウズしています!ナチュラルな作品とかにもチャレンジしたいし、20歳になったので、役の幅は広がったのかなと思います。

― 20歳はとても、大きな節目ですよね。

岡本:本当にそれを実感しています。実は、誕生日を迎えるまでは、20歳になっても、変わらないと思っていたんです。でも実際は、すごく変わりました。みんなに「20歳になったら絶対変わるよ」って言われてたんですけど、その意味が分かった気がします。

― ぜひ、具体的なエピソードを教えてください。

岡本:お酒を飲めるというだけで、ご飯に行く回数が多くなりますし、そういう意味で広がりました。未成年のときはそういった場所は避けていたので。でも、20歳になってからは、今までお世話になった人たちやスタッフさんたちともよくご飯に行くようになりました。そこで「なんであの役は私だったんですか?」とか、そういうお話をできるようになったのが新鮮です。大人になったんだなって感じました。

「夢を叶える秘訣」を語る

夢を叶える秘訣は?/岡本杏理
― まさに、人生のひとつのターニングポイントを迎えているという状態ですね。そんな岡本さんから、モデルプレス読者に「夢を叶える秘訣」とアドバイスをいただけますか?

岡本:私もまだまだだと思ってるし、すごく途中なんですが…追求することが大事かなと思います。この仕事ってゴールがないってみなさん言われますし、満足することって本当に少ないんです。振り返ってみたときに、まだまだできたなって思うこともたくさんありますし。そういうことが少なくなるように、常に最大限の努力をして、追求していくことを忘れないでいようと思っています。

― 最後になりますが、これからの意気込みとファンの方へのメッセージをお願いします。

岡本:環境が変わって、今からがまた新たなスタートだと思っています。自分でも日々いろんな雑誌を見て「モデルとは」というところをイチから勉強をしている最中です。「Seventeen」を卒業したというのは私自身すごく忘れないですし、そこで学んだことを出しつつ、「non-no」らしさも出せるようにしていきたいなと。やっぱり、加入に合わせて髪の毛を切ったということは、すごく大きいので、ぜひそういうところも注目してください。

― ありがとうございました。

「20歳っていうと、よく驚かれるんです」という言葉通り、大人びた雰囲気と落ち着いた佇まいが印象的だった岡本。自身が歩んでいく道、そこには確かに彼女の意志がある。誰かに手を引かれて道を進むのではなく、自分の目で確かめて、判断して、まっすぐに歩んでいく。輝いているのは美しい外見だけではない。内面から発せられるパワーがあってこそだ。そんな彼女が、「non-no」加入でどんな顔を見せてくれるのか期待がかかる。(modelpress編集部)

岡本杏理(おかもと・あんり)プロフィール

岡本杏理
生年月日:1994年7月1日 
出身地:東京都 
血液型:A型 
身長:167㎝ 

2006年から2009年にかけて雑誌「ラブベリー」で専属モデルとして活躍。2009年2月号で雑誌「Seventeen」デビューし、2015年4月号をもって卒業。2015年4月発売の「non-no」6月号より、同誌専属モデルとして加入した。

また、女優としては2008年8月BS-TBSドラマ「東京少女」で連続ドラマ初主演。2009年にはTBS系「小公女セイラ」で地上波連続ドラマ初出演を果たす。以後、ドラマ「ケータイ刑事 銭形結」、ドラマ「謎解きはディナーのあとで」、映画「男子高校生の日常」など数多くの作品に出演している。
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