TRFのYU-KI、紆余曲折の人生と知られざる苦悩「辞めた方がいいのかな」
TRFのボーカル・YU-KI(48)がモデルプレスのインタビューに応じた。今年23周年目を迎えるTRFは、1993年2月にデビュー。「EZ DO DANCE」(1993年6月)、「寒い夜だから…」(1993年12月)などがヒット、さらに、「survival dAnce ~no no cry more~」(1994年5月)、「BOY MEETS GIRL」(1994年6月)、「CRAZY GONNA CRAZY」(1995年1月)などはミリオンを突破した。そんなTRFのボーカルであるYU-KIは瞬く間にスターへの階段を駆け上った。しかし、華やかな表舞台とは裏腹に知られざる葛藤、苦悩が存在していた。
TRFを辞めたほうが…と思った過去
「TRFを辞めたほうがいいのかなと思ったことはありますよ。TRFが解散するということではなく、自分が抜けたほうがTRFのためなんじゃないかって…」と話すYU-KI。「23年という長い月日をTRFのボーカルとして活動していて、その中で紆余曲折がないわけがないですよね。そんなのあまりにも不自然でしょ?」。TRFとして活動する覚悟
元々はダンサーとして活躍していたが、1992年、ダンスコンテストで音楽プロデューサー・小室哲哉と出会う。これがきっかけでTRFのボーカルとして活動することとなる。ボーカルとして突然デビューすることになったYU-KIの目の前には、大きな壁が次々と立ちはだかっていた。しかし、「大変とか辛いとかではなく、目の前にあること、やるべきことを必死にこなしながら付いていったっていう感じです。精神的なことより、レコーディングで体力をすごく使っていたことを思い出しますね。そもそも本格的に歌ったことがなかったので」と、当時を振り返る。
デビューが決まったアーティストといったら、気持ちの準備も必要だが、YU-KIは「ボーカルという意識をあまり感じていなかったんです」という。「当時は大阪から新幹線で通っていたのですが、東京のスタジオに長時間閉じこもって作業することで、デビューを実感するようになりました」と気持ちの変化を語り、「そして、レコーディングが終わって、リリースできたときにやっと“TRFとしてこれからやっていくんだ”という覚悟ができました」とTRF人生を歩む決意の瞬間を明かした。
TRF人生で1番辛かったこととは
デビュー後すぐに、TRFはブレイク。日本の音楽界を牽引する存在に。しかし、1999年8月に発売されたシングル「HE LIVES IN YOU」を最後に2006年1月に発売されたシングル「Where to begin」までの約6年半、新曲をリリースしていなかった。このとき、TRFを辞めたほうがいいのかなと思ったという。「リリースできないという状況が、とても不安で仕方ありませんでした。だから、舞台や楽器など、新たなジャンルに勇気を出してチャレンジしてみたりもしましたね。歌だけではなく、自分の引き出しを増やそうと思ったんです」と当時の苦悩を告白。そんな壁を乗り越え、約9年が経過した現在、「やっとこういう話が自然と出来るようになったんです」と清々しい笑顔を見せた。
TRFは今年で23周年目を迎える。毎年開催されるa-nationでは、年齢を感じさせないほどに、ステージを走り、踊り、歌っているYU-KI。辛い時があったからこそ、歌うことの楽しさ、歌えることのありがたさを実感できるのだと語ってくれた。
ファッションや美容法も紹介「女性にとってのヒントとなれば嬉しい」
そんなYU-KIは初のスタイルブック「BE NUDE」(講談社)を4月1日に発売。同書では、これら“紆余曲折”のアーティスト人生を振り返るとともに、仕事観、恋愛観、プライベートなど、これまで明かされることのなかったYU-KIの素顔を公開。身体だけでなく心もヌードになっている。「このスタイルブックの内容は本当に濃いものになりました。お話をいただいた時から決めていたのが、リアルな自分を出すということ。今まで、自分のことを話す機会がなかったので、もしかしたら赤裸々だと感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません(笑)」。また、素材やバランス感にこだわっているというプライベートな着こなしを、全て私服で100コーディネートを紹介するほか、「いつかスキンケアラインを作れたらいいなぁと思い、勉強しているんです」という美容についてもたっぷりと語っている。「この本を読んでくださった女性にとって、ファッションの部分でも、美容の部分でも、何かしらヒントとなることがあったら嬉しいなと思っています。誰にも教えたくない美容法なんてないし、逆に、私が使ってみてよかったなと思うアイテムはみんなにも教えたい。だから今回は、私が実際に使っている化粧品やアイテムをたくさん紹介しています。気になるものがあったらいいな…」と目を輝かせた。
「まだまだ夢がある」と宣言するYU-KIが “夢を叶える秘訣”を語る
立て続けにミリオンヒットを飛ばし、アーティストとしてトップを極めたYU-KIでも、まだまだ夢があると話す。そんな彼女に夢を叶える秘訣を聞いてみた。「私の場合、何かやりたいことができると、まずそれを知ることをがんばりますね。あとは、イメージトレーニングかな。私自身、イメージしていたら実現したことがあったんです。だからイメトレって大事かもしれません。でも、やっぱり1番大事なのは、情熱じゃないかな。それがあってこそ、スタート地点に立てると思うので。苦しい時期もあるかもしれませんが、諦めずに続けていれば、その過程もきっと楽しくなると思いますよ」。今までベールに包まれていた素顔をさらけ出したYU-KI。「48年間分の素直な気持ちを話し、ありのままの自分をお見せすることができたと思っています。作業していくうちに、アーティストブックとスタイルブックが一緒になったような仕上がりになりました」と意気込みを語る。そんなYU-KIは美しく優しい輝きを放っていた。(modelpress編集部)
■YU-KI(ユーキ)プロフィール
1966年12月19日生まれ、愛媛県出身。1992年、ダンスコンテストに出場し、小室哲哉と出会う。存在感ある独特の「声」に、シンガ-としての可能性を見い出され、TRFのボーカリストとしてデビュー。そのほか、声優や舞台、作詞作曲など、幅広いジャンルにも挑戦している。
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